勉強会はどんな場所で開催しているの?
Webエンジニア向け勉強会を探す前に
Webエンジニアのどのような勉強をしたいか?
さて、あなたは「勉強会」というと、どういった物を想像なさいますか? 学生時代に仲の良い友達同士で教科書を広げあい、テスト対策に励んだあの瞬間でしょうか。
エンジニアの勉強会には、参加者同士で教えあったり情報交換をしたりしてスキルアップを目指す集まりもあれば、主催者が講師となりひとつのテーマについて語る講義形式のものもあります。
「もくもく会」といって、同じ分野に興味がある者同士集まるけれど、参加者は各自「黙々と」作業をするのが基本で参加者同士の会話時間は少なめ……という一風変わった勉強会もあります。こちらについては自主学習の時間を強制的に作るという目的が強いかもしれませんね。
自分の理解を深めたい言語の勉強会にとりあえず参加してみたい。他の会社で活躍しているエンジニアの考え方や技術、新しいものに触れてみたい。
そんなふうに考える方は、交流会の色が強い勉強会が適しています。このテーマは面白そう! これは絶対に聞いてみたい! というものがあるならば講義形式の勉強会を選ぶのが良いでしょう。
とはいえAmazonやGoogleといった有名企業が実施する講義形式の勉強会にいきなり参加するには敷居も高く感じますし、何より参加したところで難しく感じてしまいます。
初心者にもやさしい勉強会もたくさん開催されているので、まずはそういった初心者歓迎の勉強会から参加されることをおすすめします。
「でも私の住んでいる地域は田舎だから、そんな勉強会なんて開催しないよ……」とガッカリする方もいらっしゃるかもしれませんが、地方でも勉強会は開催されています。
自分の住んでいる地域での開催はなくとも、隣県の主要都市まで足を伸ばせば参加できる可能性は十分あります。またビデオチャットで会場と繋いで学べる勉強会もあるので、参加したいけど交通費がイタイなあ……という方にもチャンスはありますよ。
参加してメリットはあるか?
勉強会に参加して感じられるメリットは、
- エンジニアの世界での自分のレベルを把握できるようになる
- エンジニアという仕事やプログラミング技術の固定概念を、良い意味で破壊できる
- 社外でエンジニアの友達ができ、勉強会の外でも交流する機会を得られる
- 社内で解決することが難しい事案に当たってしまった時、外の人に相談することができる
- 社外のエンジニアから転職のお誘いをもらえることがある
といったものです。
普段、会社にこもりきりでプログラミングと向き合っていると、その会社の伝統やクセが自分に定着してしまいます。
勉強会に参加して、社外のエンジニアと会話することで、自社にはない効率的な方法や新しい技術に触れられたり、「そんなやり方があるんだ!」という発見があったりします。
社内では「自分は底辺エンジニアだ……」と感じている人も社外に出ると「あれ、自分って意外とイケてるかも?」と感じられることがあります。逆に「自分はできるエンジニア!」という自負がある人も社外での交流を通して「自分もまだまだ成長しないといけないなあ」と考えなおすこともあるでしょう。
また、社内ではまだ誰も触れていない新しい技術を身に付けたい時は、初めてプログラミングを学んだ時と同様に、ネットで調べたり本を読んだりといった方法で勉強しなければなりません。
独学でつまづいてしまった時に勉強会に参加すれば、他の参加者に教えてもらえてあっさり解決してしまったり、より分かりやすい教材を教えてもらうこともできます。
勉強会で親しくなったエンジニアがいれば単純に友達になれて楽しいだけでなく、そこから新しい人脈が広がったり、果てには今より良い条件の会社に転職することだって出来るかもしれません。
技術革新が目覚ましく、立ち止まってなどいられないWebエンジニアの世界。
その荒波に飲まれてしまうことなく戦い抜いて行くには、恐れずに社外に足を運んで成長し続けて行くことはとても大切なことです。
Webエンジニア勉強会が探せる!おすすめのサイト3選
connpass
ITエンジニア向けの勉強会支援プラットフォームです。言語、地域、開催規模など様々なカテゴリで検索ができ、初心者や学生向けの勉強会もたくさん掲載されています。
過去の勉強会で使用された資料が無料公開されている場合もあるため、どの主催者の勉強会に参加しようか迷った際の指標にもなりますね。受講料無料の勉強会も多いため、勉強会ビギナーはまず無料のものを探してみましょう。
TwitterやFacebookと連携すると、登録ユーザーが開催する勉強会情報をconnpassから通知が来る仕組みも大変便利です。
TECH PLAY
勉強会に限らず、テクノロジーに関する様々なイベントの情報が掲載されています。気になっているタグや開催地域を設定しておくと、新着情報をメールでお知らせしてくれる機能が便利です。
初心者向け、女性限定といった勉強会もあるため、勉強会参加が初めての方にも安心です。勉強会と名の付くものはもちろん、エンジニア同士の交流会情報も豊富なため、先にこちらで慣れてみるのも手ですね。
平日夜開催のものが豊富なため、仕事を定時で切り上げて、習い事に行く感覚で始めてみてはいかがでしょうか?
「laravel 勉強会」などと検索すると、主催者や参加予定者のツイートが見つかります。
過去の勉強会に参加したユーザーの生の声もたくさん転がっているため、Twitterで評判の良い勉強会に次回開催予定がないか確認してみたり、ツイートしているユーザーを辿っていき面白そうな勉強会だなと感じたら参加してみたりするのも良いでしょう。
また、良い勉強会の主催団体やコミュニティが見つかったらフォローすることで継続的に勉強会の情報収集ができます。自分で勉強会を探して行くのはもちろん大切ですが、情報が勝手に入ってくる状態が一番良いのは言わずもがな。
お馴染みのSNSを有効活用して、勉強会情報をキャッチしてしまいましょう。
まとめ
Webエンジニアの世界に「完璧な人」はいません。
目覚ましい技術革新の続くWeb業界では、どんなに一つの言語に詳しくなろうとも、その言語は近い将来に廃れて新しい物に取って代わられていきます。
その中でも勉強をし続け成長を諦めない人は、完璧にはなれずとも、素晴らしい技術を持ち、周りから尊敬されるエンジニアにはなれます。Webの世界で生き残るのは厳しいことです。働きながら学び続ける、そのために余暇の時間を犠牲にすることもあるでしょう。
でもプログラミングが好き、仕事が好き、という気持ちがあれば、それがガソリンになりますよね。その「好き」の気持ちに火をつけて、是非勉強会に参加してみてくださいね。