numpy学習本おすすめ6選【入門者〜上級者までレベル別に紹介】


numpyの使い方をマスターしたい…!
自分のレベルに合ったわかりやすい書籍がないかな…?

近年、そのわかりやすさと運用性から採用する企業が増えているPythonの習得が必須になりつつあります。Pythonの実装にはnumpyを使用することが多く、効果的に使えば格段にパフォーマンスが上がります

numpyについて学習したくてもnumpy単体の本は少なく、Pythonの一部として紹介されていることがほとんどですよね。また、内容の難易度もタイトルや表紙だけでは判別がつかずどの本を読むか悩むところです。

今回は、数多のPython学習書籍からnumpy学習に使える本を初心者、中級者、上級者と難易度を分けてレベルごとにおすすめしていきます。

これから独学でnumpyを勉強してみたい方や、すでに開発していてさらなるスキルアップを目指す方は参考にしてみてください。

目次

numpyってどんなもの?初心者向けの本はこれ!

Pythonで動かして学ぶ!あたらしい深層学習の教科書 機械学習の基本から深層学習まで

編集部コメント

Pythonの基本の説明から始まり、実際に簡単な練習問題をこなしながら理解を深められる一冊です。numpyの基本の使い方から解説されている章があるため、自然な流れの中でnumpyの使い方を覚えることができます。

丁寧な解説を読みつつ実装ししながら学べるため、実践的なnumpyの使い方をマスターできますね。

おすすめポイント
  • Pythonの基礎構文からNumpyなどのライブラリまで使って学ぶ練習帳

  • 機械学習の幅広い分野を解説している

  • サンプルソースが丁寧でわかりやすい

 

Pythonデータサイエンスハンドブック ―Jupyter、NumPy、pandas、Matplotlib、scikit-learnを使ったデータ分析、機械学習

編集部コメント

Pythonプログラミングに使用するライブラリの使い方に特化した本で、numpyの解説のボリュームが大きいところが魅力の一冊です。

コードだけでなく.ipynb形式のサンプルファイルも公開されていて、実装例としてわかりやすく自分で色々触って確認しながらじっくり学習できるところがおすすめです。「numpyでこんなこともできるんだ!」と、独学でも十分に楽しみながらマスターできるでしょう。

おすすめポイント
  • Pythonの有名なライブラリを解説した一冊

  • Numpyの解説ボリュームが多く、サンプルソースも豊富

  • ソースコードを動かして、Numpyでできることを実感できる

 

基本のその先を知りたい!中級者向け

科学技術計算のためのPython入門 ――開発基礎、必須ライブラリ、高速化

編集部コメント

タイトルには「入門」とありますが、全くの初心者でなく他の言語を経験したことがあるくらいの理解度は必要になります。

Pythonの基礎は分かっていて、その上で科学技術計算の理解を深めたい方にぴったりです。計算の高速化にどのようにnumpyを使えば効果的かを学ぶことができるでしょう。

また、numpyはもちろんですがその他のライブラリについても項目ごとにまとめてあるので、常に手元に置いておき、わからないことがあったらすぐに調べるというお守り的な使い方もできる良書です。

おすすめポイント
  • プログラミング経験のある方が科学計算技術を学ぶときにおすすめの一冊

  • ライブラリの使い方だけではなく、注意点・デバッグ方法なども解説している

  • 計算を高速化するための使い方など、より効果的なライブラリの使い方を紹介している

  • 科学技術計算系のライブラリのリファレンスとしても利用できる

 

東京大学のデータサイエンティスト育成講座

編集部コメント

Pythonを使ってできることが幅広く紹介されていて、概念~実践までを一通り網羅できる学習本です。その分、初心者にわかりやすく説明されているという感じではないため、微積,線形代数,確率統計などの基礎知識があると読みやすいと感じました。

NumpyとScipyを使った科学計算について1章まるごと解説してあるのが魅力的で、本の最後には総合演習問題がついています。勉強の成果をチェックして、間違ったところは読み直してやりなおすドリルのような使い方ができます。

おすすめポイント
  • Pythonの概念から実践まで網羅的にまとまった一冊

  • Numpyを使った科学計算を詳しく解説している

  • 巻末に総合演習問題が付いているので、理解度をチェックできる

 

踏み込んだ内容を求める上級者におすすめ2冊!

[第2版]Python 機械学習プログラミング 達人データサイエンティストによる理論と実践 (impress top gear)

編集部コメント

機械学習の理論を学びながらPythonの実装まで、実践的な内容の一冊です。理系学生なら抵抗なく読み進められるくらいのレベルで書かれていますが、全く機械学習の予備知識がない方が読むのは難しいと感じました。

numpyなどのライブラリを多用した実装例が数多く紹介されているため、独学や業務内で実装しているけれどなにかいい手法がないだろうかと悩んでいる場合には、便利に使えるヒント集のような一冊になるでしょう。

おすすめポイント
  • 機械学習の理論からPythonのプログラミングまで実践に応用できる内容を解説した一冊

  • 機械学習に必要な数学的知識がないと難しい分、実践で活かせる内容になっている

  • 機械学習で必要な作業を網羅的に実践的な内容で解説している

 

ハイパフォーマンスPython

編集部コメント

Pythonで実装したコードをより高速化するための技法を紹介しているので、当然numpyの実践的な使い方も書かれています。

Pythonで実装するうえでnumpyに計算をさせて処理を高速化することは知っているが、あまり手法を知らないという開発者には目から鱗が落ちるような内容でしょう。高速化するための裏技のようなノウハウも紹介されていて、読んでおけばエンジニアとして一目置かれる存在になれそうです。

おすすめポイント
  • Pythonのソースコードをより高速で処理するために必要な技法を紹介した一冊

  • Numpyの実践的な使い方を紹介している

  • Numpyに限らずPythonのライブラリの処理を高速化するノウハウが詰まっている

 

まとめ

numpy学習に使える厳選6冊をご紹介しました。

  • 初心者はPythonの基礎からnumpyとは何かまで、丁寧に説明されている本
  • 中級者はnumpyの具体的な使用例をたくさん読んで実践できる本
  • 上級者はnumpyを使ってさらに計算スピードを上げる手法を学べる本

numpyを使ってやりたいことや自分のレベルに合わせた本を読むことで効果的に学習できます。

また、初心者もおすすめした本を上級者向けまで読むころには、頼りがいのあるエンジニアに成長できることでしょう。numpyマスターを目指すためにまずはおすすめの1冊、読んでみましょう!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

目次