初心者からWebエンジニアは目指せるの……?
独学でWebエンジニアになるにはどうすれば良いの?
今回はそんなお悩みを抱えている方のために、プログラミング初心者からWebエンジニアになるのは難しいのか?といった疑問にお答えしていきます。
エンジニア職は他の業態と比べて平均年収が高く、同時に成長産業でもあるので近年特に注目されている職業の一つです。またスキルを磨けば磨くほど実績がわかりやすく付いてくるので、成長志向が高い20代前半の若い方からも人気が高いんですね。
とはいったものの、Webエンジニアを目指す上での学習の仕方やスキルの上げ方を工夫するだけで、難易度が大きく変わってきます。
この記事の内容を読むことで、しっかり前提知識を身につけてください。
Webエンジニアの仕事内容とは?
まずはじめに、Webエンジニアの仕事内容について解説していきます。
Webエンジニアの仕事は主に、SE(システムエンジニア)が用意した仕様書を元にしてWebアプリケーション開発やWebサービスのシステム構築をしていく仕事です。つまり、お客様の要望に対して実際にプログラミング言語を打ち込んでいく仕事ですね。
また、Webエンジニアにはフロントエンドとバックエンドというものが存在します。
フロントエンドは私たちが普段インターネットのサービスを利用するときにみている画面を作っているのに対して、バックエンドは我々ネットユーザーが普段意識していないデータベースの管理やサーバーの構築を行なっているんです。
ひとえにWebエンジニアといっても、各々のスキルにあった専門分野を磨いていくわけですね。
Webエンジニアが難しい理由とは?
普段何気なく使用するスマートフォンやPCがインターネットに繋がり、便利なサービスを享受できるのもWebエンジニアの開発があってこそです。
しかしそういったサービスを作る側には、様々なスキルや知識を詰め込む必要があるんですね。
そこでここからは、Webエンジニアはどうして難しいのか? といった点について解説していきます。Webエンジニアに必要なスキルや知識の概要を説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
Web開発の知識が必要
Webエンジニアを目指すためには、Web開発の知識が必要です。
Web開発というのは、Webサイトの機能面を開発することです。つまり、動きのあるサイトを作り上げるために必要な作業ですね。例えば「問い合わせフォーム」や「検索エンジン」をイメージしていただけるとわかりやすいでしょう。
何かを入力したりクリックするとインターネットに繋がって返答してくれますよね。これらの機能を作り出すのに必要なのが、Web開発の知識です。
というのも、WebエンジニアはそういったWebサービスを作ったり、システムを構築する仕事です。なので、それ相応の開発スキルが必要になってきます。
そして、そういったWeb開発をするためには「私たちのPCがどうしてインターネットに繋がるのかといった仕組みの知識」や、「実際に開発するために必要なプログラミング言語の取得」が必要になってきます。
こういった点は普段の生活から意識して使用しませんよね。なので、これらを一から学ぶのは相当な時間と労力が必要となってくるのです。
Web開発言語以外にもHTML・CSSの知識も必須
上記の説明で、Web開発に必要なプログラミング言語の取得の必要性を述べましたが、それと重ねてHTMLやCSSの知識やスキルが必要となってきます。
HTMLやCSSというのは、Webサイトの見た目を作っていく言語です。HTMLでサイトに表示するテキストやレイアウトを整え、CSSでサイトの装飾を施していくといったイメージです。
これらを用いてWebサイトの見た目を制作した後に、先ほど説明したWeb開発の言語を埋め込んで行きます。そういった手順を踏むことで、我々が普段使用する便利なWebサイトが出来上がっているんですね。
なので、そもそもHTMLやCSSを理解しなければ、動きをつけることができません。Web開発言語と同時にそういった面の学習も必要です。
データベースやサーバーの知識が必要
また、Webエンジニアはデータベースやサーバーの知識が必要です。
データベースというのはその名の通り、データの集合体から必要な情報を見つけたり取り出しやすくしたものです。
そしてその取り出したデータを必要な人に届けるのがサーバーの役割となってきます。
Webエンジニアはこういったデータベースを用いて情報を取り出し、実際にお客様に届けるまでの仕組みを構築する仕事でもあります。なので必然的にこれらの知識が必要になってくるんですね。
Webエンジニアには幅広い知見が求められる、ということがお分りいただけたでしょうか?
Webエンジニアになるのは難しい?
さて、ここまでWebエンジニアという業種の難しさを解説していきましたが、ここからは実際にWebエンジニアを目指すことが難しいのか? といった点について解説していきます。
上述したように、Webエンジニアにおいて必要なスキルは多種多様です。Webサービスやシステム面全般の知識を理解しなくてはいけません。では、そういった知識やスキルを取得すれば誰でも目指すことができるのでしょうか?
結論からいうと、
知識やスキルがあれば比較的目指しやすい職種です。
というのも、Webエンジニアに限らずIT業界の人材は全般的に不足しており、需要が今後もさらに拡大していきます。またこういったITスキルは非常に汎用性が高いため、どの会社に就職しても活用できる絶対的なものだからです。
それではここからは具体的に、なぜ目指しやすいのかといった点や、どういった手順で目指せば良いのかを説明していきますね。
Web系に特化した言語は初心者向けが多い
まずはじめに申し上げたいのは、Web系の開発言語は初心者向けが多いということです。例えば、PHPやRubyといった開発言語は文法がわかりやすいのでおすすめです。
というのも、全く何もない状態でWeb開発をしよう! と思ったら、膨大な量の演算を独力で行わなければなりません。しかしそれらは人間の能力では到底実行するこのできない量の計算です。
そこで、プログラミング言語によってそれらを簡略化し、人間でも実行できるようにするのですね。
つまり、そもそもプログラミング言語は誰もがコンピュータに指示することのできるように、簡略化された言語なのです。その中でも、Web系の開発言語は非常に汎用性が高い為、多くの人が利用できるような簡単な記述となっております。
というわけで、Web系開発言語の習得は難しくありません。基本的に誰でも勉強すれば理解できるような内容になっています。なので、PHPやRubyを未経験から学んでいくのは十分可能でしょう。
しかし、上述したように様々な周辺知識が必要となってくるので、勉強するべき範囲は広いです。これらを網羅的に学ぶ意識がある方は、簡単に目指していけるでしょう。
クラウドソーシングの単発案件などでスキルを上げると良い
さて、実際に目指していくためにすべきことは何でしょうか?
最初のうちはprogateやドットインストールといった独学用のWebサービスを活用して最低限のスキルを身につけると良いでしょう。これらを活用することでWeb系開発言語の基礎の基礎を学ぶことができます。
それと同時に、Webサーバーやデータベースに関する書籍で勉強することで周辺知識を身につ蹴ましょう。初めは覚えることが多くて大変ですが、いかにして基礎という土台を作るかによって今後の成長速度が変わってきますよ。
これらを通じてある程度スキルがついてきたら、実際にクラウドソーシングサイトに登録して単発案件を受けましょう。プログラミングは習うより慣れろです。ひたすら数をこなして感覚を掴んでみてください。
具体的には「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサイトが初心者の方に人気です。
この辺りのサイトで数をこなしていくうちに段々と要領がわかってくるはずです。初めのうちは膨大な時間がかかってしまいますが、スキルが上がると同時に時短にも繋がっていきます。
何よりも自分でサービスやアプリを開発するという経験が必要です。特に初めのうちは能動的に動いていきましょう。
未経験からWebエンジニアになるにはどうすれば良いか
ここまでWebエンジニアになるために必要なスキルや目指し方を説明してきました。それでは実際に未経験からWebエンジニアになるにはどうすれば良いのでしょうか?
そのためには、
- 未経験からWebエンジニアになるまでの道筋を理解すること
- きちんとしたステップで学習していくこと
が必要です。
そのための方法や動き方を『未経験でもWEBエンジニアになれる3つの方法と学習のステップ』の記事で解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
Webエンジニアを目指すためには、多くの周辺知識を学びながらも実際に開発するという経験を積んでいかなくてはいけません。
しかし、Web系の開発言語は比較的初心者向けのものが多く、誰でも目指しやすい業種でもあります。
たとえ未経験でも、正しいステップと勉強法を理解しながら実際に行動していけば、きっとWebエンジニアになれるでしょう。
この記事をきっかけに少しでも多くの人がWebエンジニアを目指していただければ幸いです。