Pythonを扱えるフリーランスに興味がある。
Pythonとはどんなものか知りたい。
近年Pythonというプログラミング言語が注目を集めています。しかし、他のプログラミング言語に比べるとエンジニアの数はまだまだ少ないと言えるでしょう。
そのためPythonのエンジニアの需要はとても高くなっていますので、フリーランスで働きたいと思う方や、もともとフリーランスの方もPythonを学ぶことが増えています。
そこで気になるのはPythonエンジニアとしてフリーランスで働くことができるのか、ということではないでしょうか?
そこでここではPythonを扱うフリーランスのエンジニアの現状や将来性についてご紹介していきます。ぜひご参考になさってください。
Pythonフリーランスエンジニアの状況
Pythonはまだエンジニアの数が少ないために需要が高くなっていますが、他のプログラミング言語に比べるとメジャーであるとは言えません。
そのため他の言語のエンジニアに比べると数が少なく、現在は売り手市場傾傾向にあります。案件の単価もビッグデータ案件が多いため、他の言語に比べて高単価に設定されている案件が多くあります。
そのため、フリーランスのエンジニアとして働くのであれば、PythonだけではなくJavaやJavaScript、Cなど一般的にメジャーなプログラミング言語の仕事もできるようにしておくほうが安定して収入を得ることができます。
Pythonフリーランスの案件数
Pythonの案件はJavaScriptやCなど他のプログラミング言語に比べて案件数が少ないのが現状です。その原因はまだまだ日本においてPythonの認知度が低いことが考えられます。
しかし、今後需要が更に高まり、案件数が増えていくとされています。
フリーランスで仕事を得る方法として挙げられるのは、
- 知り合いからの紹介
- クラウドソーシング
- フリーランス専門の案件
などがあります。
仕事を安定的に得るためにも、さまざまなところから仕事を得られるようにいくつかのフリーランス専門の求人サイトに登録するなどしておくことをおすすめします。
Pythonの案件はエンジニアでチームを組んで行うものが多いです。フリーランスエンジニアとしてクライアントの企業で働くのではなく、在宅勤務のみで働きたいと考えているのであれば仕事を得ることは難しいでしょう。
Pythonフリーランスの年収
ではPythonのフリーランスエンジニアはどのくらいの年収を得られるのでしょうか?
Pythonの案件は平均単価としては月60~80万円ほどで、場合によっては100万円を超えるものも存在します。この単価は他のプログラミング言語の案件と比べるとトップクラスの単価であるといえます。
平均年収は約900万円であるとされていますが、経験やスキルがなければそもそも仕事を受注できない可能性もあるので年収が大きく変わってきます。
Pythonは他のプログラミング言語に比べて専門性の高い案件が多いので、Pythonの実績を作るようにしましょう。
Pythonフリーランス将来性
Pythonは世界中の大きなプロジェクトで頻繁に採用されてきている事から、日本でも今後認知度が高まり需要が更に高まることが考えられます。近年日本でもPythonが必要になる開発分野がどんどん伸びてきているためです。
もし日本でPythonの仕事があまり見つからなくても、海外に拠点を構えてフリーランスとして仕事をする、といった選択肢もあります。
どのみち今後さまざまな世界とやりとりすることが多くなると考えられている言語なので、英語も同時に勉強しておいたほうがベターです。
Pythonはフリーランスエンジニア向きの言語なのか?
海外ではGoogleやYouTube、Dropboxなど世界的に有名な企業で使用されています。現状日本ではあまり使われることはありませんが、世界の流れに沿って日本でも今後爆発的に人気が高まることが考えられます。
現在案件数が多いJavaやRubyと言った言語でのみ仕事をしている方も多いかと思いますが、今後これらの言語の仕事が安定して得られるとも限りません。
フリーランスに関わらずエンジニアとして働いているのであれば、現在Pythonを扱うことができなくても、今後のために勉強しておいたほうがいいでしょう。
Pythonの特徴
Pythonはオフサイドルールが設けられているため、他のプログラミング言語に比べて文法がシンプルで構文規則が必要最低限になっているため、コードが書きやすく他の人の書いたコードでも読みやすいものです。
1行で多くの処理を記述できるため、他のプログラミング言語で複雑なコードの羅列が必要になるものでも、Pythonならコード自体を少なく済ませられます。
また、Pythonをインストールしたときに付属している標準ライブラリが豊富なので、これを活用する事で簡単にプログラムをすることができます。
Pythonで開発できるもの
Pythonで開発できるものは数多くあります。例を挙げるとこのようなことができます。
- ゲーム
- さまざまなアプリケーション
- AI
- IoTシステム
- ロボット制御
- Webフレームワーク
下記の記事で「Pythonでできること」を詳しく紹介していますのでご参考ください。
未経験者からの習得難易度
Pythonは他のプログラミング言語に比べて覚えやすい言語です。実際、海外ではプログラミング言語の入門言語として紹介されています。
例えばJavaと比べるとコード量が少ないですし、JavaScripに比べると読みやすいのです。
未経験者がPythonを取得するためには、
- プログラミングスクールに通う
- オンラインのプログラミングスクールを利用する
- 本やWebサイトを使って独学する
といった方法があります。
プログラミングとはそもそもどんなものなのかがわかっていない方は、プログラミングスクールに通うのが挫折しにくいのでオススメです。基礎的な知識があれば、まずは独学してみるのもよいですね。
自分の学習環境やスキルに応じて自分に合った勉強方法を選ぶようにしましょう。
常駐エンジニアとフリーランスエンジニア年収の違い
常駐のエンジニアは所属している企業にもよりますが、1,000万円を超える年収を得ていることはあまりありません。そのかわり福利厚生がきちんとしていますし、安定性もあります。
フリーランスのエンジニアは人によっては1,000万円を超える高額な収入を得る人もいます。しかし、同じクライアントから定期的に仕事が得られるとは限りません。仕事を切らさないためにも常に仕事を探しておくことが必要です。
【結論】Pythonは取得しておくべきプログラミング言語
Pythonは現在、日本ではJavaやPHPなどと比べると需要の少ないプログラミング言語ではありますが、将来日本でも一般的に使用される言語になる可能性は高いと言えます。
フリーランスのエンジニアとして働いているのであれば、今現在Pythonで案件を得ることがなくても習得しておくべきプログラミング言語です。現在ではPythonエンジニアはあまり多くないので、他の言語よりも案件は少ないかもしれませんが、自分のスキルセットにあれば高い収入を得ることにもつながります。
まとめ
Pythonという言語はどんなものか、Pythonのフリーランスの現状や将来性についてご紹介しました。
Pythonは他のプログラミング言語より比較的学習しやすい上に、他の言語の案件よりも高収入を得ることが可能です。フリーランスのエンジニアとして働くのであれば、習得しておきたいプログラミング言語であると言えるでしょう。