クラウドワークスでWebエンジニアの仕事をしてみたいけど、初心者でもできるの?
Webエンジニアの単価の相場はどのくらい?
クラウドワークスを使ったことがない場合、本当にWebエンジニアとしての案件があるのだろうかと疑問に思うこともあるでしょう。上記のような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
プログラミングスキルを活かして稼ぐ方法はさまざまです。エンジニアとして就職するだけではなく、クラウドソーシングで案件を獲得するのも一つの方法です。
数あるクラウドソーシングサービスの中でも、国内最大級の案件数を誇るのが「クラウドワークス」です。誰でも簡単に登録可能で、案件を検索し応募できます。
この記事では、クラウドワークスでのWebエンジニアの単価や案件を探す方法について、詳しく紹介します。さらに未経験者でも受注できるのかなど、気になる部分もあわせて解説します。
クラウドワークスでWebエンジニアの仕事を請け負いたいと考えている方は、参考にしてください。
クラウドワークスとは
クラウドワークスとは、仕事を依頼したい人(企業)と、働き手をマッチングさせる仲介サービスです。募集される案件は、ライティングやプログラミング、イラスト、写真撮影など多岐に渡ります。
クリエイティブなものから、データ入力などの単純作業まで、業務の内容はさまざまです。
サイト上には、企業や個人が募集している案件が多数掲載されています。会員登録済みのユーザー(クラウドワーカー)が案件に応募し、業務内容や金額に双方が合意した段階で契約となります。
クラウドワークスの大きなメリットは、契約についてのあらゆる手続きを代行してくれる点です。契約が成立した段階で、クライアントは仮払いを行います。
そして、クラウドワーカーは仮払いがされた後に業務を始めます。依頼されたタスクを終え納品すると、今度は企業が検収を実施し、完了した段階でクラウドワーカーに報酬が支払われます。
この間、クライアントとクラウドワーカーの間でお金の直接的なやり取りが発生することはありません。この仕組みによって、報酬未払いなどの金銭面のトラブルを防ぎ、双方が安心して業務に取り組むことができるのです。
またクラウドワークスでのやり取りは、基本的にサイト上で行われます。どちらも最低限の個人情報を開示するだけで済みます。評価制度があるため、信頼のできる相手かどうかを事前に知ることもできるのです。
クラウドワークスでのWebエンジニアの単価は?
業務内容がシンプルなものであれば数万円〜、システムの基幹部分から開発に携わるのであれば数十万〜数百万ほどになります。
ただし、クラウドワークスにおけるWebエンジニアの単価を、正確に推定するのは困難です。
というのもクラウドワークス上には、簡単なプログラムの改修から、Webシステムの構築まで、多様な案件が存在するため、報酬額にも大きなバラツキが出てくるのです。
例をあげてみましょう。
こちらは、Webマッチングシステムの構築の案件募集ページです。使用言語やサーバーなど、プログラムの核となる部分は決まっていません。相談しながら決定する予定となっているようです。報酬は150万円程度から要見積もりと提示されています。
一方、こちらはAmazon内のデータ抽出ツール作成の案件です。スクレイピングと呼ばれるWebデータを取得する技術を用いたプログラムになると考えられます。募集内容によると、5,000円程度の報酬となるようです。
これらの事例から、業務内容によって報酬には大きな差が生じることが分かるでしょう。長期的な開発が必要で、難易度の高い案件ほど金額は高く設定されています。
金額が低めに設定されている案件は、気軽に取り組みやすいですが、それ故に応募者も殺到し、高い倍率となってしまいます。
クラウドワークスでWebエンジニアの仕事を探す方法
仕事を探す手順や応募の方法について解説します。
会員登録
まずはクラウドワークスのトップ画面から、会員登録を行いましょう。会員登録は無料で可能です。これにより、案件への応募や提案ができるようになります。
プロフィールを充実させる
案件の受注率を上げるためにもっとも重要なのが、プロフィールを充実させることです。クライアントは、クラウドワーカーの評価とプロフィール、実績をもとに誰に依頼するかを総合的に判断します。
クラウドワークスを始めたばかりの段階では評価や実績をアピールポイントとするのは難しいので、まずは魅力的なプロフィール文を作り、自分を売り込むことが欠かせません。
応募する
オレンジ色の「応募画面へ」ボタンを押すと、契約条件を提案する画面に遷移します。ここで契約金額の提示やメッセージを送ります。募集内容にあわせてメッセージを作り込むことも、受注率アップに欠かせません。
いきなり金額の提示を行わず、まずはクライアントと相談してから金額をすり合わせることも可能です。
未経験でも仕事は受注できるの?
Webエンジニアの実務未経験の方でも、クラウドソーシングで仕事を受注できるのでしょうか。結論からいうと、実務経験がゼロであれば現実的に考えて、難易度は高くなるでしょう。
クラウドソーシングでは、一つの募集に複数人の応募者が集まるのが一般的です。クライアントはその中から技術力がある人を選べます。そのため、必然的に実務経験のあるエンジニアが優先的に受注できるのです。
特にクラウドソーシングは、顔の見えない相手との取引を行いますので、クライアント側もさまざまな不安を抱えています。できるだけ確実な納品物が受け取れるように、実績のある人を選びたいと思うのは当然のことでしょう。
これまでWebエンジニアとして、さまざまな実務に携わってきた人であれば、案件の受注はさほど難しくないでしょう。ですが、まったくの未経験者がいきなり仕事を受注するのは、厳しいと言わざるを得ません。
未経験者がクラウドワークスの受注率を上げる方法
上記の通り、未経験が案件を受注するのは難しいですが、決して不可能ではありません。以下のような工夫をこらせば、受注成功率を高められます。
個人でアプリやサービスを作る
もっとも仕事につながりやすいのは、個人で目に見える形でアプリやWebサービスを展開することです。
「PHPが書けます」というより、「PHPを使って、このようなサービスを開発しました」と具体的に示す方が、より開発者のスキルレベルが明確になり、クライアントからの信頼を得られるようになります。
個人で開発したアプリやサービスをまとめたポートフォリオなどがあれば、交渉のアピールポイントとなり、結果的に受注しやすくなるでしょう。
独自の経験や視点をアピールする
またこれまでの経験をもとに、あなたならではの提案ができれば、受注率の向上が見込めます。前職の経験が活かせたり、ある業界について熟知しているという場合、他の応募者との差別化を図ることができるのです。
例えば、クライアントが求人にまつわるサービスを開発したいと応募をかけていて、あなたが転職業界出身である場合、業界経験者ならではの視点から、機能やデザインについて提案を行えるでしょう。
単に技術があるエンジニアよりも、プロジェクトをより深く理解しているエンジニアに依頼したいと考えるクライアントも多いのです。
まとめ
未経験者がクラウドワークスを利用する上で知っておきたい知識について、解説しました。実務経験がない状態からWebエンジニアの案件を受注するのは、ややハードルが高くなります。
しかしプログラミングは専門的な技術であるため、Web開発の報酬は、ライターやデザイナーよりも高く設定されていることが一般的です。
さらにIT人材の不足から、Webエンジニアの確保は国内の企業でも大きな課題となっています。今後のクラウドソーシング市場の拡大に伴い、Webエンジニアの案件も増えていくことは十分に考えられます。
ゼロからプログラミングを学ぶ価値はあると言えるでしょう。もしWebエンジニアの案件を獲得したいと考えているのであれば、ポートフォリオを作成し、自身のスキルを客観的に示せるように心がけてみてください。