ネットワークエンジニアってなに?
ネットワークエンジニアに必要なスキルを知りたい!
この記事にたどり着いた方はこんな疑問があるのではないでしょうか?
ネットワークエンジニアはWebエンジニアのうちの1つの職種です。しかしプログラマーなどと違い、実際にどのような職業でどのようなスキルが必要か想像しにくいですよね。
そこで今回はネットワークエンジニアに興味がある方に向け、以下の3つのテーマについて考えていきます。
- ネットワークエンジニアの概要
- ネットワークエンジニアに必要なスキル
- ネットワークエンジニアになるための学習方法
この記事を読めばネットワークエンジニアになるための具体的な方法が分かるようになっているはずです。
そもそもネットワークエンジニアとは?
ネットワークを扱うエンジニアであることは分かるけど、そもそもネットワークがわからないという方も多いと思います。
そのような方はまず彼らの仕事内容を知るところから始めましょう。
ネットワークエンジニアの仕事内容
ネットワークエンジニアとはコンピュータネットワークのシステム設計から構築、管理までのプロセスを担うエンジニアのことをいいます。
またネットワークとは簡単にいうと、デジタル機器の繋がりを支えている仕組みのことです。ネットと言うと皆さんが調べもの時に使う「インターネット」を思い浮かべるかもしれません。
しかし広義の意味ではUSBケーブルでPCとスマートフォンをつなぐこともネットワークと定義出来ます。そのためネットワークシステムを想像する時はこのような機器間のつながりを、より多くの機器で安全にかつ無線で構築すると考えるとよいでしょう。
このようなネットワークを扱う技術者がネットワークエンジニアですが、業務内容としては大きく3つに大別されます。
- ネットワークシステムを設計する
- システムを構築する
- システムの保守管理や維持をする
より一般的な言葉に直すと、設計とは「構想を練ること」構築とは「システムを組み立てること」保守管理とは「安全性を保つこと」です。
この過程はまさしくビルを建てる時と同じであるため、ネットワークエンジニアの仕事がより身近に思えてきたのではないでしょうか。
ネットワークエンジニアの平均年収
それではそんな彼らの平均年収はいくらいなのでしょうか。
こちらをご覧ください。
ネットワークエンジニアの平均年収は非常に高いことが分かると思います。特に40代で年収が700万円を超えているのはうれしいですよね。
ネットワークエンジニアを目指す際には長期的なキャリアを見通すのがオススメです。
ネットワークエンジニアに必要なスキル
ここまででネットワークエンジニアがどのような職業かお分かりいただけたでしょうか?
それでは実際に彼らがどのような知識やスキルを使って仕事をしているのか見ていきます。
インフラ知識
インフラ知識は絶対に必要な知識です。ネットワークエンジニアにとってこの分野の知識は野球選手にとってのバットの振り方やボールの投げ方と同じくらい必須です。
インフラ知識とは具体的に言うと、インターネットやLANなどのネットワーク技術を支える知識全般の事を指します。そのためネットワーク分野に関わる知識はかなり膨大で専門性が高いのが特徴です。
セキュリティ知識
ネットワーク管理において最も重要な事はセキュリティ知識です。例えばネットワークの一部がウイルスに感染すると、そのネットワークに接続している機器は全て感染してしまいます。
このような最悪の事態をさけるためにネットワークそのもののセキュリティレベルを上げる必要があり、技術者にも相当のセキュリティ知識が必要なのです。
問題解決能力
ネットワークエンジニアはシステムの保守管理も仕事の一貫に含まれます。そのためシステム上で問題が発生した際には問題の原因をつきとめ、対応策を講じる必要があります。
こういった時に必要とされるスキルが問題解決能力です。
論理的思考力
システム設計は0から10を作りあげていく作業です。そのため一つ一つの設計を緻密に論理立てて考える必要があります。
また設計ミスが発覚した際にも論理的思考力は不可欠です。どの部分がエラーを生んでいる部分を特定し、修復をする際にも思考力の基盤は必要といえます。
コミュニケーション能力
ネットワークエンジニアはただ机に向かってパソコンを打つだけの仕事ではありません。システム設計の際には会議も必要ですし、保守管理の過程で問題が見つかったら報告も必須です。
そのためコミュニケーションスキルも重要な能力の1つです。
スキルを習得するための学習方法
それではここまで紹介したスキルはどこでどのように身に付けられるのしょうか?
ここからはエンジニア未経験の方でもネットワークエンジニアを目指せるように、エンジニアになるための勉強方法について解説していきます。
学習に使用する教材
独学で勉強する方法は3つあるので一つ一つ紹介していきます。
書籍
ネットワークエンジニアになるための本は書店にたくさんあります。
書籍の利点は本に直接貼り付けたり、付箋を貼って躓いた部分をすぐに見直せる点です。
自分にあった本を選び、自分にあった方法で勉強できるという自由度の高さがその魅力です。
学習サイト
学習サイトの魅力は他の方法に比べて圧倒的に安く済ませられる点です。もしあなたが費用をできるだけ節約してネットワークの勉強をしたいのであれば学習サイトで勉強しましょう。
ネットワークに関する学習サイトは無料で書かれている場合が多いので、基礎的な知識はそういったサイトからコストをかけずに得ることができます。
勉強会
ネットワークはIT分野の専門知識の中でも特に難しい領域に入ります。そのため本や学習サイトなどで1人で勉強をしていると心が折れてしまう方もいるかもしれません。
そこで役に立つのが勉強会やセミナーです。他の人が勉強している姿を見て、自分も頑張ろうという元気が貰えますよ!
ネットワークエンジニア向けおすすめ書籍
次に本で勉強してみたいという方に向けて、オススメの書籍を3つほど紹介いたします。
3分間ネットワーク基礎講座
IT初心者にもオススメできるほど丁寧に解説しているのがこの本です。わかりにくい表現を避けてできるだけ、平易な言葉で書かれているのが特徴です。専門的な書籍に入る前のワンクッションとして読むのがオススメです。
マスタリングTCP/IP 入門編
先程の書籍の内容を理解したらより専門的な内容の本を読んでいきましょう。この「マスタリングTCP/IP 入門編」は一回で理解するのが難しい内容も多数含まれています。そのため理解できるようになるまで繰り返し読むようにしましょう。
TCP/IPの絵本 ネットワークを学ぶ新しい9つの扉
この本はタイトルどおり絵本の構成でネットワークが解説されています。活字本と違いビジュアル的に抵抗感がない絵本のため、普段読書をしない人でも簡単にネットワークを学べます。
出来るだけ敷居が低い本から入門したい人はこちらの本がオススメです。
ネットワークエンジニア向け学習サイト
ネットワークエンジニアになるための学習サイトも3つ紹介します。
ネットワークエンジニアとして
ネットワークエンジニアとして働くために必要な知識が全て書かれているサイトです。ネットワークの知識だけでなく、エンジニアの仕事内容や将来性についても書かれています。
そのため本記事でネットワークエンジニアに興味を持った方は、より興味を深めためにこちらのサイトを利用するといいでしょう。
3 minutes networking
実は書籍で紹介した3分間ネットワーク講座には、ウェブサイトバージョンがあります。書かれている内容は書籍と同様のため、書籍と同じ用にネットワークが何もわからない人が読むのにおすすめのサイトです。なるべく費用をかけたくない人はこちらを選びましょう。
⇨ http://www5e.biglobe.ne.jp/aji/3min/0.html
ネットワークのおべんきょしませんか?
「ネットワークのおべんきょしませんか?」はカジュアルなサイト名ですが、内容はかなり本格的です。ネットワークスペシャリストという資格を受験する人向けのため、中級者向けの内容となっています。
上記2つのサイトで基礎を押さえてからこちらのサイトを覗いてみてください。
⇨ http://www.n-study.com/network/
ネットワークエンジニア向け勉強会
勉強会が気になっている方は勉強会を検索出来るサイトを3つ紹介するので調べてみてください。
Techplay
TechplayはIT関連のイベントやセミナーを実施するサイトを検索できるサイトです。Techplayで検索をすると以下で紹介するようなサイトの中から適したサイトを紹介してくれます。
最初はこのサイトで検索をかけてみるのがオススメです。
conpass
先程紹介したTechplayで頻繁に検索にかかるサイトです。このサイトだけでも十分な量の勉強会を検索できます。
Techplayでは勉強会以外のイベントも検索にかかってしまうので、それが煩わしい方はconpassの方がオススメです。
Doorkeeper
DoorkeeperもIT関連のセミナーや勉強会を開催しているサイトです。このサイトはマーケティングなども含めたより多角的な面からのITセミナーが多数掲載されています。
そのため幅広くキャリアアップを狙っている上級者にもおすすめのサイトです。
まとめ
ネットワークエンジニアになるための具体的な方法を解説しました。
今までよくつかめなかったネットワークエンジニアの実態がわかったと思います。
ネットワークエンジニアはスキルの習得難易度はたしかに高いです。しかし頑張って勉強をすれば、将来的に高い収入を望めるのがネットワークエンジニアの利点です。
少しでも興味を持った方は、今回紹介した書籍や学習サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。