C言語で副業を始めたい!
募集媒体や必要なスキルのレベルはどのくらい?
これからC言語で副業を始めたい人は、このような考えをお持ちでしょう。
C言語は1972年に開発され、現代でも多くの場面で使われている歴史の長い言語です。副業としても多くの求人がありますが、すでに多くの人がC言語で副業をしているため、理解を深めておかなければうまく仕事を見つけられない場面も出てきます。
そこでこの記事では、C言語で副業を始めたい人に向けて必要なスキルや案件の獲得方法を具体的に紹介します。報酬額や業務内容、プログラミングスキル以外で備えておきたいものなども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
C言語副業案件の基本
まずはC言語の副業案件の数や業務内容、報酬額など、基本となる点を紹介します。
本業と副業で厳密に内容が異なるわけではなく、C言語で副業をしている人が案件を獲得するためによく使っているサイトの情報を紹介しています。そのため、そのようなサイトを使えばフリーランスとして本業でC言語を扱うことも可能です。
C言語副業の業務内容
クライアントが使おうとしているシステムの開発やすでにあるシステムの改修、アプリ開発などを行います。大まかな業務内容としては他の言語とも変わりません。
案件の具体的な内容としては、システムであればIoTやECサイトの在庫管理システムの開発・改修などが挙げられます。アプリなら、スマホやブラウザ向けアプリの開発です。
また、子どもや新たにC言語を学びたい人に向けて、教室やオンライン講座の講師となる手もあります。
C言語副業の報酬額相場
報酬は案件の難易度によって異なります。管理システムなど、ちょっとした業務効率化ツールなら3万円〜が相場です。スマホアプリなら10万円~、記事投稿型サイトやマッチングサービスなど多くのユーザーを想定したwebサービスなら30万円~まで上がります。
多くは案件単位の固定報酬制であるため、成果物を納品するまでにかけた時間によって時給換算額は変わります。講師の場合は、時給2,000~3,000円の時給制が多いです。(参考元:プログラマーが副業で稼ぐ方法5選!未経験でもプログラミングで副業できる?)
C言語副業の案件数
よりわかりやすい言語も多く登場している現代では、C言語は比較的難易度が高い言語です。そのため案件は目立って多いわけではありませんが、ライバルも他言語よりは多くないため案件数は安定しています。
正社員系の求人数ではC言語は7位に位置し、750以上の求人があります。近い順位にはJavaScriptやRubyなどもありますが、C言語は注目度の高いIoTに強いため、今後も安定した需要が見込める言語です。
また、C言語は他の言語のベースとしての側面もあるため、難易度のわりに学習ニーズが高い点が特徴です。そのため、C言語ができる講師の需要も高くなっています。2020年からはプログラミングが小学校の必須科目になるため、子ども向けの教室も増えています。
C言語の副業を獲得するために必要なスキル
完全に在宅で仕事ができることも多い副業では、何よりも納品物の質やスキルの高さが求められます。副業としてC言語でお金を稼ぐためにはどの程度のスキルが求められるのでしょうか。開発分野ごとに、その水準を紹介します。
システム開発
長く使われている業務系の大規模システムは、古くから存在するC言語で作られていることが多いです。
システムの開発や改修をする際は、コーディングの設計書となる仕様書が渡されます。仕様書からC言語のコードをイメージし、1人でコーディングができれば一人前です。
仕様書はあくまで書面での設計なので、実際には不可能な動作や他の仕様書と噛み合わない点も少なくありません。仕様書が読み解けるレベルであれば、そのような点があれば自分で見つけて、率先して確認してくることも期待されています。
ソフトウェア開発
Linuxなどソフトウェア開発においてよく使われるオープンソースの中には、C言語で作られているものも多いです。C言語でオープンソースを読み解くことができれば、主要なものも含めてオープンソースの根本となる部分を理解できます。
実務レベルで「オープンソースが使える」と売り込む場合、オープンソースの骨組みを利用してソフトウェアを安価・短期に作れるという状態を意味します。主要なオープンソースの使い方は押さえておきましょう。
ロボット/ 組み込み技術
組み込み技術とは、家電やロボットなど、独立した機器に組み込んで制御するためのシステムです。そのため、組み込み技術では、機器の仕様を満たすための目的としての側面が他の分野よりも特に色濃く出ています。
組み込み技術の場合、制御する機器についての理解も必要です。例えば、メモリ領域はパソコンと違って必要最低限しか搭載していません。そのため、同じ動作をするコードでも、メモリを節約できる書き方が求められます。
C言語の副業案件獲得におすすめのサイト
副業はフリーランスと同じく、ひとつひとつの案件を自分で見つけなければなりません。その際に役立つのが、クライアントとワーカーをつなげるクラウドソーシングサイトです。
クラウドソーシングでは、クライアントは不特定多数のワーカーに業務を発注します。そのため、案件を受注できる割合を上げるなら、多くのクライアントがいる大きなサイトの利用がおすすめです。
クラウドワークス
クラウドワークスは上場企業が運営している、国内最大級のクラウドソーシングです。各種メディアにも数多く掲載されていて、クラウドソーシングの中ではかなりの知名度を誇ります。
開発以外にもさまざまな分野でワーカーを募集していますが、開発の仕事も多く、プロ向けの仕事として単価も高いことが多いです。未経験OKで募集している仕事もあるため、仕事を通して少しずつスキルを身につけていく使い方もできます。
ランサーズ
ランサーズもクラウドワークスと同じく、国内最大級の規模を持っています。日本におけるクラウドソーシングサイトの先駆けで、サービス開始は2008年と10年以上の歴史があります。
AIによって価格面から見た仕事ランクを判定しているため、報酬の良い案件が見つけやすくなっています。また、プロフィール写真には顔写真判定機能があるため、顔と氏名を公表して実績を伸ばしたい人は特におすすめの実業向きサイトです。
ココナラ
ココナラはスキルを売買するフリーマーケットとして、他のクラウドソーシングとは少し違った立ち位置を確立しているサイトです。占いなど、他のクラウドソーシングでは見かけないようなスキルも販売できます。
ココナラではワーカー自身が前もってスキルを出品し、購入してもらうという使い方をすることが多いです。もちろん、クライアントが募集している仕事を受けることも可能です。
出品するスキルに設定できる価格は原則5万円までと決して高くはないため、相談窓口など手軽な仕事を中心に出品するのがおすすめです。
C言語副業案件を獲得するには?
案件獲得に至るまでには、多くのワーカーの中から選考されることも少なくありません。その際は、プログラミングスキル以外の能力でも判断されます。
ここでは、実際に案件を獲得するうえで、他のワーカーと差別化できる要素を紹介します。
実績かポートフォリオが必須
クライアントから選ばれるためには、これまでの経歴の証明となるものが必要です。どの分野でも必要となるものですが、特に案件単価が高いプログラミング分野では必須といえます。
ポートフォリオとは、これまでの実績をひとまとめにした自己紹介資料です。主にイラストレーターなどが作成しますが、エンジニアでもweb上でサンプルプログラムを公開すれば、クライアントから見ても実際のスキルの水準がわかりやすくなります。
課題解決につながる提案力
クライアントはITに詳しくない場合もあるため、クラウドソーシングでの募集内容も漠然としていることが少なくありません。
そのため、プログラマーとしてだけではなくITの専門家としての提案もできるITコンサルタントとしての意識を持っておくと仕事が有利に進みます。要件定義や設計など上流工程から関われるようになれば、その分報酬も上がります。
円滑に業務を進めるコミュニケーション能力
設計と実際のコードが噛み合わず、仕様書通りのコーディングが不可能な場合などでは、率先して確認を取ることも必要です。
特に在宅での副業の場合、顔の見えない相手と仕事をすることになります。黙々と仕事ができるという面はありますが、クライアントに安心感を与える意味でもコミュニケーションは積極的に取るようにしましょう。
【結論】C言語副業は狙い目!
C言語で副業を始めるために知っておきたいことを紹介しました。
C言語は比較的難しい言語ではありますが、他の言語のベースにもなっているため、使えるようになって損はありません。C言語そのものの需要も高いため、副業としても安定して案件が見つかる傾向にあります。
プログラミングスキルや案件を受注するための能力を身につけて、あなたもC言語での副業を始めましょう。