こんにちは。侍エンジニアを受講中の加藤です。
私は侍エンジニアを始める前、あるプログラミングスクールでRubyを勉強したのち、就職活動を半年間ほどしていました。就職活動中はベンチャーをメインに大学卒業後の仕事を探していました。
仕事をもらうのにとても苦労したので、ある日新卒エンジニア専門のエージェントに相談した時、自分のポートフォリオを評価してもらう機会があり、
「正直言って、プログラミングスクールの課題をポートフォリオとして作りましたというレベルでユニーク性がない。」
というキツイ評価をもらいました。エンジニアは人手不足だと聞いていたので、プログラミングスクールを卒業すれば仕事につけるのだろうという考えは、とても甘かったのだとその時気づきました。
この記事を読んでいる人には、私と同じような苦労をしてほしくないと思い 、 今回はユニークなポートフォリオの重要さや、アイディアの生み出し方について書いていきます!
【この記事の内容】
- ポートフォリオと就職活動の関係性について
- ポートフォリオのアイディアを出す方法について
- ポートフォリオ作成のコツについて
かとう はるか
カリキュラムをなぞる勉強は卒業したいと思い、侍エンジニアを始めてから爆速で自主学習を進める。ツイッターでは駆け出しエンジニアなりのモチベーション維持や勉強法を発信中!👉@harukavc
レベルの低いポートフォリオでは就職活動に苦労する
わたしが以前就活していた時、序盤はベンチャーをメインに仕事を探していました。面接を重ねていくうちに気がついたことは、ベンチャー企業はエンジニアが多いわけではないので、未経験でも「自分で問題解決できる人」を求めていることです。
つまり、オリジナルポートフォリオがないと即戦力として認められず、採用されるのが相当難しくなるんです!
わたしが以前の就活で使っていたポートフォリオは
- 1.新規登録ができる
- 2.ログイン/ログアウトができる
- 3.自分が今日できたことを記録する。
- 4.トップページには今日できたことだけが表示される
- 5.他人の投稿は見れない
というものでした。
このアプリを作り終えた時は「とても苦労して頑張って作った。」と満足していたのですが、エンジニアからみれば「プログラミングスクールを出てきた人がやっと最低限の機能を足せるようになった。」程度だったのです。
カナダで働くためにオリジナルポートフォリオ作りを開始
ベンチャー企業への就職にはオリジナル性の高いポートフォリオが必要ということが分かったので、技術重視ではなく育成環境の整っている中規模の企業を対象に就活をはじめました。
しかし、時期的な要因で限られた企業の中から就職活動をすることになった私は、もともと考えていた3年後にカナダへ行く計画を早めて、2年後にカナダで正社員として働くことを目指すようになりました。
そこで「カナダに渡航した時はできるだけ早い段階で正社員のポジションにつきたい!」と思い、今回のポートフォリオとは違うものにしようと考えました。
というのも、バンクーバーで仕事探しをしているときに、それまで学習していたRubyが流行っていないことに気がついたので、仕事のあるReact.jsのポジションを得るために侍エンジニアで勉強をはじめました。
オリジナルポートフォリオを作るアイディアの作り方
オリジナルポートフォリオを作るアイディアの生み出し方は、いくつか方法があると思います。その中でも、私は自分の日常の中でイラっとしたことや苦労したことからアイディアを生み出すのが好きです。
自分の日常の中で生まれたアイディアから、ポートフォリオを作るのが良いと思う理由が、自分の体験から生まれたものは「ストーリー性」があるからです。これは起業家だけではなく、ポートフォリオを使って仕事探しをするエンジニアにも大切なことだと思います。
自分の苦労やイラっとしたことから生まれたアイディアにはとてもオリジナル性があるし、自分の思い入れがありますよね? 思い入れのあるアイディアを、ポートフォリオとして作成するのが良い理由は2つあると思います。
それは、
- ユニーク性を出すことができる
- ポートフォリオ作成のモチベを維持しやすい
ということです。オリジナル作品なら面接時に強い思いを持って話せるし、思い入れのあるアイディアを形にすることで、楽しく作業をすることができます。
日常のイラっとや苦労から実際にどうアイディアを生み出すか
ここで実際に私の例を出したいと思います。
私は3年前に過食症で太って無理に運動をしすぎたことで膝の怪我をして、手術をすることになってしまいました。それから整体や整骨に通いましたが、よくならず理学療法を取り入れてから膝の状態が回復して来ました。
と次第に思うようになりました。
その経験から怪我や体の痛みということに興味をもち色々な方に聞いてみると、さまざまな療法があることや、保険がきいて安いものもあることを知らない人が多いと気づきました。
そのうちに、体に痛みがある人が自分に合った回復方法を選んだり、調べたりできる手段がないことに気がつき、これをポートフォリオのアイディアとすることにしました。
このように自分の生活の中から生まれた苦悩をアイディアとすることで、「作り上げたい」という気持ちが強くなり、途中で投げ出しにくくなると思うんです。
作れるかどうかは後で考えて、とにかく作りたいアイディアを具体化する
以前、私が通っていたプログラミングスクールは、ある程度カリキュラムが身についてから「さて、ポートフォリオの案を考えましょう!」というスタイルでした。
振り返ってこれはよくなかったなと思うのが、基礎を一通り勉強してからポートフォリオの案を考え出すと
2.ただ基礎を勉強しているだけなので、目的を見失いがち
という事態に陥るなと自身の経験から思いました。
学んだものの中から自分が何を作れる考えると、たぶん最低限の機能がついたTodoリストみたいなものになってしまいがちなのかなと思います。でもこれだと就活用のポートフォリオとしては使えません。
一番良いのはプログラミング学習を始める前に、とりあえず自分はどんなものが作りたいのか考えてしまうことなんです!
そうすることによって、基礎を勉強している時でも「これは自分のアイディアのポートフォリオに役立つだろうな」といった意識を持って勉強を進めることができます!
ポートフォリオのアイディアはいくつか用意しよう
最後に、ポートフォリオのアイディアについてもう一つアドバイスがあります!
それはポートフォリオのアイディアは1つではなく2つか3つ持っておくことです。これは私自身が経験したのですが、アプリを作っていくうちにそのアプリに対する熱意が減ってしまったりすることがあるんです。
熱意が減ると作っていて大変なので、とても辛い日が続きます。(笑)
熱意が減ってしまうことは自然なことだと思うし、それでもいいと思うんです。でも、それが起きた時にまたアイディアを考え始めると時間がかかるので、バックアップのアイディアを持っておくと良いでしょう!
ポートフォリオのアイディア一つ一つは自分がとても思い入れのあるものだと作っていても楽しいし、モチベーションも高く保てると思います!