アプリの開発デザインのポイント5つ|iOSアプリ開発デザイナーの仕事

アプリ開発には、デザイン案に必要な5つのポイントがあると言われています。

良いアプリを作りたいけど上手くいかないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、アプリ開発デザインで大切なポイントの解説やiOSアプリ開発デザイナーの仕事についてご紹介します。

目次

アプリの開発デザインの基本2つ

アプリを開発する上でデザインも重要なポイントの1つですが、ユーザーに好印象を持ってもらうには、どんなデザインが良いのでしょうか。

アプリの開発で必要になるデザインは、UIデザインUXデザインという2つの基本的なデザインがあります。UIデザインとUXデザインとは、一体どんなデザインなのか順番にご紹介していきます。

アプリの開発デザインの基本1:UIデザインとは

UIデザインとは簡単にまとめると、アプリの画面そのもののデザインのことを指す言葉です。また、UIデザインというのは略称で、正式名称をユーザーインターフェースと言います。ユーザーが欲しい情報を見やすくするためのデザインで、ユーザビリティを強く意識したデザインです。

アプリの開発デザインの基本2:UXデザインとは

UXデザインは、ユーザーに対して操作性の良さや分かりやすさをよりよいものにするために使うデザインです。アプリを使ったユーザーに「このアプリ良かった」、「今後も使ってみよう」と感じてもらえるかどうかは、UXデザインの使い方で決まると言っても過言ではないデザインです。

 

アプリの開発デザインのポイント5つ

アプリを快適なものにするために「UIデザイン」や「UXデザイン」を意識するだけではなく、アプリ開発の最適なデザイン案を考えるためには、押さえておくべき5つのポイントがあります。アプリ開発のデザイン案に必要な5つのポイントについて、1つずつ順番に解説していきます。

アプリの開発デザインのポイント1:ターゲットを明確にする

ポイントの1つ目は、ターゲットを明確にしておくことです。どんな人に使ってもらいたいアプリなのか明確にすることで、具体的にデザインをイメージすることができます。

女子高生向けなのか、サラリーマン男性向けなのか、高齢者向けなのかによって、最適なデザインは変わってくるので、開発する前にターゲットを明確にしておく必要があります。

アプリの開発デザインのポイント2:盛り込みすぎに注意する

ポイントの2つ目は、盛り込みすぎに注意することです。アプリの開発をしていると、溢れんばかりに伝えたい情報が出てきて、それを1ページの中に盛り込もうと考えてしまいがちですが、スマホの小さい画面に大量の情報があっても見にくいだけです。

少しでも不要な情報はカットした極力シンプルなデザインにすることが、利用するユーザーのことを考えるとベストです。

アプリの開発デザインのポイント3:ユーザーを意識する

ポイントの3つ目は、アプリを使うユーザーを意識することです。

アプリだけに限ったことではありませんが、物を作る際には、ユーザーを意識することが大切です。ユーザーの立場を意識したレイアウトにするなど、見やすいアプリにする工夫しましょう。利用者の視点に立って開発することが重要になります。

アプリの開発デザインのポイント4:デザインが豊富な開発ツールを選ぶ

ポイントの4つ目は、デザインが豊富な開発ツールを選ぶことです。

ターゲットを決めて注意点も意識したところで、アプリ開発に取り掛かる上で大事なのが利用するアプリパッケージです。せっかくよりよいものを作ろうとしているのに、デザインの自由の効かないものだと意味がありません。そのため、独自のカスタマイズができるデザインが豊富な開発ツールを選びましょう。

アプリの開発デザインのポイント5:開発期間を決める

ポイントの5つ目は、開発期間を決めることです。

期間を決めてコミットするというやり方があります。アプリ開発の場合も、開発期間を決めて「この日までに作る」と宣言することも効果的でしょう。どうしても人は楽な方に逃げたくなる生き物なので、責任感を持つために期限を設けてコミットすることが重要になってきます。

iOSアプリ開発デザイナーの仕事2つ

iPhoneのOSでもお馴染みのiOSですが、iOSアプリ開発におけるデザイナーの仕事には、どんな仕事があるのでしょうか。

基本的に「画面ごとのデザインが分かるJPEGファイル」、「ボタンや背景画像などのPNGファイル」の2種類の案件を受注することができます。それぞれの仕事内容について確認してみましょう。

iOSアプリ開発デザイナーの仕事1:画面ごとのデザインが分かるJPEGファイル

iOSアプリ開発デザイナーの1つ目の仕事「画面ごとのデザインが分かるJPEGファイル」は、画面ごとのデザインの確認用に使用する画像のことです。この画像ファイルの名前は、日本語で問題ありません。

iOSアプリ開発デザイナーの仕事2:ボタンや背景画像などのPNGファイル

iOSアプリ開発デザイナーの2つ目の仕事「ボタンや背景画像など各パーツをPNGファイルとして出力した画像」ですが、画像ファイルやフォーマット、ファイル名など発注者から細かい指示がある仕事です。

端末ごとに対応するための注意点なども多い仕事なので、1つ目の仕事と比較すると難易度は少し高めです。

iOSアプリ開発でデザイナーが知っておくべきこと2つ

iOSアプリを開発する際に、デザイナーがこれを知っていたらすごく効率的に開発ができる、知っておくと便利な2つのことがあります。iOSアプリ開発でデザイナーが知っておくべき2つのこととは、「AutoLayout」と「色の定義」です。

それぞれ順番にご紹介していきます。

iOSアプリ開発でデザイナーが知っておくべきこと1:Aout Layout

AutoLayoutとは、色んなサイズが存在するiPhoneの全ての端末で各パーツの配置を最適化するための仕組みです。昔のiPhoneのようにサイズの種類が少ない時代は、Storyboardで適当に配置するだけでも問題なかったことも、近年のiPhoneの場合、同時期に色んなサイズの端末がリリースされるため「AutoLayout」が欠かせなくなっています。

iOSアプリ開発でデザイナーが知っておくべきこと2:色の定義

iOSアプリを開発する際に色の定義の方法を知っておくと、指定していた色のバグに対する対応も自分ですることができます。また、iOSエンジニアでなくデザイナーでも意図的に修正することができるようになります。

アプリ開発のデザイナーになろう!

アプリ開発デザインのポイントの解説や仕事内容、デザイナーが知っておくべきことをご紹介しました。

デザイナーであればエンジニアでなくてもアプリ開発に携わることができます。アプリ開発に興味があるけどプログラミングが難しいという方は、デザイナーを目指してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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