この記事では、求人・案件数が多いプログラミング言語をランキング形式で紹介します。
求人数の多いプログラミング言語は?
将来性のあるプログラミング言語は?
年収の高いプログラミング言語は?
リモートワークなどで注目されている、プログラミングを仕事にしたいと考える人は増えています。しかしプログラミングには多くの言語があるため、上記のような疑問もありますよね。
プログラミングを仕事にするなら、求人数の多い言語を選ぶことが大切です。あまり求人の多くない言語を選ぶと、スキルを習得できても、仕事がなかなか獲得できないこともあります。
そこで本記事では、プログラミング言語求人数TOP5やこれから注目の言語を紹介します。プログラミング言語の年収ランキングも紹介するため、ぜひ一読ください。
また、包括的にプログラミング言語への理解を深めたい方は次の記事を参考にしてください。
- Javaは求人数が最多のプログラミング言語
- Web開発ならPHP、転職目的ならPythonなど、目的ごとで言語の求人数は異なる
- これから学ぶなら業界内での注目度が高いGo言語やKotlinなどもおすすめ
プログラミング言語別求人ランキングTOP5
エンジニアの求人は、大まかに転職・フリーランスの2種類あります。
それぞれの求人数を集計し、ランキング化しました。TOP5は下表のとおりです(2022年1月現在)。
順位・言語名 | 求人数(転職+フリーランス) |
1位:Java | 16,351件(転職9,093/フリーランス7,258) |
2位:PHP | 8,723件(転職4,062/フリーランス4,661) |
3位:JavaScript | 8,633件(転職3,488/フリーランス5,145) |
4位:Python | 5,931件(転職3,926/フリーランス2,005) |
5位:Ruby | 3,658件(転職1,786/フリーランス1,872) |
各プログラミング言語について、詳しく解説します。
1位:転職・フリーランスともに最多の「Java」
1位は、25年以上の歴史がありながら根強い人気を持つ「Java」。転職・フリーランスともに求人数が最多という結果でした。
Javaの用途は幅広く、Web開発からシステム開発、スマホアプリ開発までさまざまです。その汎用性の高さが、他のプログラミング言語を大きく引き離す求人数の多さにつながっています。
Javaについてより詳しく知りたい人は、次の記事をお読みください。
2位:Web分野の需要が安定している「PHP」
2位には、主にWebのバックエンド開発(Webサーバー上で動作するプログラム開発)で使われる「PHP」がランクイン。PHPは、ブログソフト「WordPress」で作られたWebサイトのカスタマイズにも使われます。
Web分野の求人は在宅ワークが比較的しやすいこともあって、フリーランス求人が豊富にあります。PHPには優秀なフレームワーク(開発を効率化する枠組み)も多いため、需要が安定しているのです。
PHPの基礎知識を身につけたい人は、次の記事を一読ください。
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
3位:フリーランス求人が豊富な「JavaScript」
3位には、主にWebのフロントエンド開発(ユーザーのWebブラウザ上で動作するプログラム開発)で使われる「JavaScript」がランクイン。PHPと同じく在宅ワークがしやすく、フリーランスで高い人気があります。
フロントエンドの開発言語としては、ほとんどの場合JavaScriptが使われているのが現状です。そのため、他の言語と活躍のチャンスを争っているPHP以上に、多くのフリーランス求人がヒットしました。
JavaScriptについてもっと情報を求めている人には、次の記事もおすすめです。
4位:転職求人が豊富な「Python」
4位には、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といった新しい技術の開発に使われる、「Python」がランクイン。注目度の高い開発分野で人気が高いこともあって、転職求人が豊富です。
また、Webのバックエンド開発に使われることもあるため、フリーランス求人もそれなりにあります。シンプルな文法でフレームワークも豊富なPythonは使いやすく、今後も安定した需要が期待できます。
Pythonの基礎知識については、次の記事で詳しく把握しましょう。
5位:初心者におすすめの「Ruby」
5位には、日本人のまつもとゆきひろ氏によって生み出された「Ruby」がランクイン。PHPと同様、主にWebのバックエンド開発で使われます。
バックエンド開発には人気の言語が多く、求人数ではPHPやPythonには及びません。しかし、Rubyは文法がシンプルで日本語の参考情報も多いため、プログラミング初心者におすすめの言語です。
特に、「Ruby on Rails」というフレームワークは学びやすく汎用性が高いため、ベンチャー企業がRubyを採用するケースもあります。Rubyについて詳しくは、次の記事をご覧ください。
なお、プログラミングを学びたい気持ちはあるものの、どの言語が自分にあうのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたにあう言語や学習プランを診断してもらえます。
効率よくプログラミングを学習したい人は、ぜひ一度お試しください。
\ 4つの質問に答えるだけ /
これから学ぶなら業界が注目する言語がおすすめ
ここでは、すでにプログラミングのスキルを持っているけれど、さらに新たな言語を学びたいと考えている方にオススメの言語を2つ、紹介します。
開発側の期待の新星「Go」
HackerRank(ハッカーランク)は、プログラミングの問題を解くことができるサイト。スキルをスコア化し、企業の適切なエンジニア採用につなげるプラットフォームを運営しています。
そんなHackerRankが発表した「2019年開発エンジニアスキルレポート」内にある「Languages developers want to learn in 2019 (2019年にエンジニアが学びたいプログラミング言語ランキング)」で第1位となった言語がGo(37.20%)です。
golangと呼ばれることもあるGoは、2009年にGoogleが開発したオープンソースのプログラミング言語。Google社内でのソフトウェア開発の生産性や拡張性のために開発されました。Webサーバー構築、マルチプラットフォーム向けのWebアプリケーション開発、サーバーサイドの開発に多く使われており、AndroidもiOSもサポートしているのが大きなポイントです。
端的に言うと「軽量・高速・シンプル」な言語。以下のような特徴があります。
- 実行速度が速い
- 並列処理に強い
- 拡張性が高い
- 消費リソースが少ない
- クロスプラットフォーム対応
- 誰が書いたコードでも読みやすい
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
Googleが採用したAndroid開発ツール「Kotlin」
先に紹介した「Languages developers want to learn in 2019 」で2位となったのがKotlin(26.45%)です。Kotlin(コトリン)は、2011年にJetBrains社が開発したプログラミング言語。2017年、Googleが公式のAndroid開発言語として採用し、注目されています。
Javaと互換性があり、コードや記述ルールがシンプルなので、エラーを回避しやすいのが特徴です。JavaからKotolinへの移行でき、また、JavaとKotlinの2言語を併用すれば開発工程数を減らしつつ、可読性の高いコードでの開発を可能にします。
KotlinはJavaよりも文法がわかりやすくコードを書きやすいので、初心者におすすめの言語です。すでにJavaを身につけているなら、次に学んで損はない言語と言えるでしょう。
なお、副業での収入獲得を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。
かかる時間はたった1分ほど。5つの質問に答えるだけで、自分にあう副業を診断してもらえます。
自身が取り組みやすい副業で収入を獲得したい人は、ぜひ一度お試しください。
\ 5つの質問に答えるだけ /
プログラミング言語別年収ランキング
レバテックフリーランスの調査(2021年12月発表)によると、プログラミング言語の平均年収TOP10は下表のとおりです。
言語名 | 平均年収 |
1位:Go言語 | 984万円 |
2位:Swift | 972万円 |
3位:Ruby | 960万円 |
4位:Python | 936万円 |
5位:JavaScript | 876万円 |
5位:PHP | 876万円 |
7位:Java | 840万円 |
8位:C# | 828万円 |
8位:C言語 | 828万円 |
10位:COBOL | 732万円 |
1位となったのは、エンジニアが学びたい言語ランキングでも1位のGo言語です。新しい言語でエンジニアがまだ少ないこともあり、高年収につながっていると考えられます。
一方で、求人ランキングで1位だったJavaは、年収ランキングでは7位です。求人ランキングのTOP5が奇しくも正反対の順位となっており、年収と求人数は比例しないことがわかります。
なお、ITの仕事に興味はあるものの、どの職種が自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。
かかる時間はたったの1分。5つの質問に答えるだけで、自分にあうIT職種を診断してもらえます。
自身に適した職種が知りたい人は、手軽に試してみると良いですよ。
\ 5つの質問に答えるだけ /
未経験からプログラミングを習得するには
独学で学ぶ
プログラミングを独学する方法としては、下記の2つがおすすめです。
- 学習本を読む
- 学習サイトを利用する
プログラミングを学べる本は数多くあり、体系的にじっくり学びたい人に向いています。また、パソコンで利用できる学習サイトは、プログラミングを実践しながら知識を得られるのが魅力です。
ただし、こうした独学ではエラーや不明点が自力で解決できず、多くの人が挫折してしまいます。学習につまずいたら、Qiitaといった質問サイトを活用して早期解決しましょう。
プログラミングスクールを活用する
学習サイトや本を活用した独学は手軽に学習できる点が魅力です。ただし、独学でプログラミングを勉強する以上「自学自習」は大前提となります。
そのため、1人で学習できるか不安な人には定期的なレッスンを通じてプログラミングが学べるスクールがおすすめです。
定期的なレッスンを実施するスクールであれば、モチベーションが下がり学習途中で挫折するといった心配はありません。また、現役エンジニアが講師のスクールを選べば転職や副業での収入獲得に必要なスキルを効率的に習得可能です。
なかでも「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」は、現役エンジニア講師による週1回60分のマンツーマンレッスンが受けられるオンラインプログラミングスクールです。
分割料金 | 一括料金 | 受講期間 |
---|---|---|
4,098円~ | 16万5,000円~ | 1ヶ月~ |
- 転職・副業・独立などの目的に特化したコースあり
- 累計指導実績4万5,000名以上
- 給付金活用で受講料が最大80%OFF
侍エンジニアでは現役エンジニア講師の個別レッスンに加え、学習の不安や悩みなどを学習コーチに適時相談できるため、挫折しづらい環境でプログラミング学習が進められます。
また、侍エンジニアではプログラミングを学ぶ目的や理想の生活・仕事像をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心して転職や副業などの目的が実現できますよ。
公式サイトで詳細を見るまとめ
今回はプログラミング言語の求人数を中心に、下記の4点についてお伝えしました。
- プログラミング言語別求人ランキングTOP5
- これから注目の言語
- プログラミング言語別年収ランキング
- 未経験からプログラミングを習得するには
求人数の多いプログラミング言語を選ぶことで仕事獲得のハードルが下がり、学習に注力しやすくなります。プログラミングの経験がない人は、特に求人数を重視することをおすすめします。
ただしどの言語を選んだとしても、確かなスキルがなければIT業界で生き残ることはできません。市場価値の高いエンジニアになるために、本ブログの色々な記事をぜひ参考にしてください。
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。