この記事では、将来性が高いプログラミング言語をランキング形式で紹介します。
いろいろなプログラミング言語があるけれど、今から学ぶならどれがいいの?
たくさんあるプログラミング言語の中から、自分が学ぶべきプログラミング言語を決めかねて、悩んだり迷ったりしている人もいるのではないでしょうか。
学ぶべきプログラミング言語を決めるにあたり重視したいのは、その言語の将来性。身につけた言語が最近ではさほど使われず、新規開発案件が激減していたら習得に費やした時間がもったいないですよね。
そういった目に遭わないためにも、学ぶなら作りたいモノを作れて、さらに将来性がある言語を選びたいものです。
そこで、今回は今需要があり活用が見込める、将来性のある言語を紹介します。
また、包括的にプログラミング言語への理解を深めたい方は次の記事を参考にしてください。
- 将来性が高いプログラミング言語は、1位「Python」2位「JavaScript」3位「PHP」
- プログラミング言語の将来性は、現在の需要や求人数・最新技術を扱えるかなどの観点で推測できる
- 学習するプログラミング言語は作りたいものや理想の働き方などを踏まえ選ぶのがおすすめ
プログラミング言語の「将来性」の基準
言語の将来性を見極めるにあたり重視したのが、現時点で需要があるかどうか。その判断をするために、年収と求人数、トレンドをチェックしました。
現在の言語別の年収と求人数
開発の現場ではさまざまなプログラミング言語が使われており、その数は200とも300とも言われるほどたくさんあります。とはいえ、実際に現役で使われているのは50言語以下。そして、言語によって年収も求人数も異なります。
今回は、求人検索エンジン「スタンバイ」調べ「プログラミング言語別年収ランキング2018」と、レバテックキャリアが2020年7月に発表した「2019年度プログラミング言語別新規求人案件割合ランキングTOP5」を元にしています。
プログラミング言語のトレンド
プログラミング言語のトレンドは、さまざまなメディアが発表するランキングから考察できます。
これはIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)のオウンドメディアであるIEEE Spectrumが独自の指標からプログラミング言語をランキング化した「The Top Programming Languages 2019」の結果です。そしてもう1つ、
こちらのランキングは、スキルをスコア化し、企業の適切なエンジニア採用につなげるプラットフォームを運営するHackerRank(ハッカーランク)によるもの。「2019年開発エンジニアスキルレポート」内にある「Languages developers want to learn in 2019 (2019年にエンジニアが学びたいプログラミング言語ランキング)」です。
開発現場の最前線にいるエンジニアがこれから学びたいと考えている言語こそ、これから需要が伸びていく言語とも言えます。
ちなみに2つのランキングを比較すると、以下のようになります。
The Top Programming Languages 2019(IEEE Spectrum) | Languages developers want to learn in 2019(HackerRank) | |
1位 | Python | Go |
2位 | Java | Python |
3位 | C | Kotlin |
4位 | C++ | TypeScript |
5位 | R | R |
最新技術を扱える言語かどうか
プログラミング言語の1つに、COBOLがあります。COBOLは1959年に開発されたプログラミング言語で、事務処理言語として広く普及。主に金融業界や行政サービスなどで広く使われています。
COBOLの誕生から半世紀を超え、その間に新たな言語が次々と開発されています。COBOLは既存システムの保守開発、既存システムの運用、既存システムのオープン化といった案件でのニーズが高く、長期に関わることが多いのですが、新規開発のプロジェクトでは新しい言語が採用されることが多くなっています。
COBOLの例を踏まえ、今注目の人工知能(AI)の分野で人気のPythonやR言語、JavaScriptと互換性がありエラーを未然に防げる新言語のTypeScript、さまざまな開発で使えるGoのような、最新技術を扱える言語は将来性が高いと言えるでしょう。
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将来性の高いプログラミング言語ランキングTop10
将来性のあるプログラミング言語のランキングは以下のとおりです。
1位 | Python |
2位 | JavaScript |
3位 | PHP |
4位 | Java |
5位 | Kotlin |
6位 | Swift |
7位 | Go |
8位 | Ruby |
9位 | TypeScript |
10位 | Scala |
それぞれ詳しく見ていきましょう
1位 Python
高い将来性がある人工知能(AI)やIoTの分野において急成長したPython。特に人工知能(AI)に関するライブラリが豊富で、開発がしやすい言語です。
少ないコードでわかりやすいソースコードを書けるため、初心者が学びやすいのも魅力的です。
2位 JavaScript
Webアプリケーションの開発に広く採用されるJavaScript。フロントエンドとサーバーサイドの両方に対応できる汎用性があり、Webアプリケーション開発現場で幅広く使用されています。
最近では、Webプロダクトの競争激化に伴い、各企業がUI/UX領域で差別化を図ることに力を入れており、JavaScriptを扱えるフロントエンドエンジニアの需要が増加。特にJavaScriptのライブラリやフレームワークに詳しいエンジニアの需要は、さらに高まっていくと予測できます。
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3位 PHP
Webアプリケーションでもサーバーサイドの開発でよく採用されるPHP.正社員市場のほか、フリーランスの市場でもニーズが高いプログラミング言語です。
新規サービス立ち上げの際、最近ではPHPに代わりRubyやPythonといった言語が使われる機会が増えているため需要が減少しつつあるとはいえ、安定して高い求人需要を維持。
景気不振の今、IT業界全体がトレンドに左右されないベーシックな言語へ回帰する傾向にあるため、今後、PHPの需要が盛り返すことが期待されます。
4位 Java
Googleが開発に使う「Google三大言語(Java、C++、Python)」の一つ。OSを選ばず基本的にはどんな環境でも使え、システム開発、Web開発、アプリケーション開発と、さまざまな開発に利用されています。
大規模システム開発にも対応。応用力が高いため国内外で根強い人気があります。日本国内での求人数がとても多く、習得すれば、仕事に直結しやすい言語と言えます。
5位 Kotlin
2011年にJetBrains社が開発したプログラミング言語。2017年にGoogleがAndroid開発の公式言語として採用したことで、注目されています。
Javaと互換性があり、JavaからKotolinへの移行はもちろん、JavaとKotlinの2言語を併用し工程数を減らしつつ可読性の高いコードで開発できます。コードや記述ルールがシンプルなため、エラーを回避しやすく、初心者にも学びやすい言語。
もしJavaを習得しているうなら、次に学ぶのにぴったりの言語です。
6位 Swift
2014年にApple社が発表したオープンソースのプログラミング言語。
iOSやMac向けのネイティブアプリケーションを開発するために開発され、iOS7以降、OX X version 10.9以降のOSを搭載しているデバイスに対応する、すべてのアプリケーションをSwiftで開発できます。
つまり、Apple製品向けのアプリケーション開発をほかの言語でするのは難しいため、Swiftの人気は年々高くなっています。
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7位 Go
Goは、2009年にGoogleが開発したオープンソースのプログラミング言語。Google社内でのソフトウェア開発の生産性や拡張性を高めるために開発され、Webサーバー構築、マルチプラットフォーム向けのWebアプリケーション開発、サーバーサイドの開発に多く使われています。
軽量・高速・シンプルな言語で、AndroidもiOSもサポートしているのがポイント。身につければ、さまざまな分野で役立つ言語です。
求人検索エンジン「スタンバイ」が調査した「プログラミング言語別年収ランキング2018」によると、求人数は昨年比で1.9倍に増加しているそう。さまざまな分野で利用されている言語なので、この先さらに需要が伸びると予測できます。
8位 Ruby
Rubyは日本人によって開発されたプログラミング言語で、他のプログラミング言語に比べて楽しくプログラミングできるように設計されています。そもそも日本語で書かれたわかりやすいテキストやツールが多くあるため、学習を進めやすいというメリットもあります。
Rubyは世界中の開発現場で活用されており、習得すれば活躍できるステージが広がるでしょう。習得を目指す未経験者が多く、最近ではRubyを学べるプログラミングスクールが数多くあるのも手伝って、Rubyを扱える若手エンジニアの割合が上昇し続けています。
企業にとっては若手人材を採用しやすいというメリットがあるため、開発言語にRubyを採用する企業が増えています。
このように、さまざまな角度から見て、Rubyは学びやすく、正社員として採用されやすいプログラミング言語。初心者が最初に学ぶプログラミング言語として最適だと言えるでしょう。
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9位 TypeScript
JavaScriptを拡張した言語であるTypeScriptは静的型付け言語のため、堅牢なコードを書けて保守運用がしやすい言語。
Kotlin同様、2017年にGoogleが社内の標準言語の一つとしてし採用したのをきっかけに導入する企業が増えており、「スタンバイ」の求人数は昨年の3.2倍に増加しています。
10位 Scala
Scalaは、Javaの後継言語と言われている言語。オブジェクト指向と関数型プログラミングを両方を統合したハイブリッド言語で、Javaとの互換性が高いのが特徴です。
効率よく開発できるためアメリカでトレンドが続き、日本でも取り入れる企業が増えてきています。実際にScalaを扱える人材が少ないため、年収が高くなっています。
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自身に適した職種が知りたい人は、手軽に試してみると良いですよ。
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今学ぶべきおすすめ言語は?
新しい言語の年収が高いその理由
新たな言語を開発に取り入れる企業が増えているものの、扱えるエンジニアの絶対数が少ないのが現状。需要と供給のバランスが需要側に傾き、結果的に高い年収を得ることができます。
現役エンジニアとして活躍しながら常に業界の最新情報にアンテナを張り、これから需要が上がる新しい言語を習得していくと、市場価値が高まってキャリアアップとともに年収もアップしていけるエンジニアになれるでしょう。
プログラミング言語は学ぶ順番が大切
PythonやJavaScript、Javaは人気が高く、すでに第一線で活躍するベテランとの技術の差を埋めるのは至難の技。これから学ぶなら、Goを始めとした新しい言語をマスターしてからほかの言語を習得するのがおすすめです。
求人数の多い言語をまず1つ、メインの言語として習得したら、その言語を活かしつつ新たな言語を習得していくのもおすすめ。例えばJavaを最初に学び、互換性のあるKotlinやJavaの後継言語と言われているScalaを学ベば学習がスムーズです。
まずは自分が何を作りたいのか、どんな働き方をしたいのか見極め、そのためにはどの言語を学ぶべきか、トレンドや将来性を加味しながら決めましょう。
挫折なくプログラミング言語の習得を目指すなら
ここまでの解説を踏まえ、独学でプログラミング言語を習得しようと考えている人のなかには、
独学で習得できるかな…
途中で挫折したらどうしよう…
と不安な人もいますよね。
実のところ、PythonやJavaScriptといったプログラミング言語の学習途中で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%がプログラミングの学習途中で「挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。
また、こうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました(※1)。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
分割料金 | 一括料金 | 受講期間 |
---|---|---|
4,098円~ | 16万5,000円~ | 1ヶ月~ |
- 転職・副業・独立などの目的に特化したコースあり
- 累計指導実績4万5,000名以上
- 給付金活用で受講料が最大80%OFF
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師による個別レッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアではカウンセリングにてプログラミングを学ぶ目的や理想の生活・仕事像をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でも効率的に必要なスキルだけを習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心して転職や副業などの目的が実現できますよ。
公式サイトで詳細を見るまとめ
今回は、プログラミング言語別の年収、求人数を元に、プログラミング言語の将来性について説明しました。
自分の目的に合わせて、今学ぶべき言語を見極めるのはなかなか難しいものです。この記事が、候補になっている言語の中から最適な言語を選ぶ一助になれば幸いです。
なお、初心者向けのおすすめプログラミング言語については、次の記事で詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。