Scalaってどういうプログラミング言語なの?
Scalaを勉強する上でおすすめの勉強方法はなんだろう?
「Scala」というプログラミング言語をご存知ですか? 実はScalaは、近年注目されている言語の1つ。
この記事ではScalaを知らない方や、これからScalaを勉強しようとしている方に向けて、Scalaの概要をつかめるように以下内容を紹介します。
- Scalaの特徴とできること
- Scalaのインストール/設定方法
- Scalaのおすすめ勉強法
Scalaは今後の成長を見込まれているプログラミング言語なので、知っておいて損はありません。Scalaの概要を語れるようになるために、ぜひこの記事をご覧ください。
Scala入門!話題のプログラミング言語Scalaとは?
「Scala」は、2003年ごろに開発されたプログラミング言語。システム開発で多く普及したJavaと親和性が高く、Javaの上位互換とも言われています。IT業界に広く浸透したJavaに置き換わる言語として、今後の成長が見込まれています。
Scalaのことを知るために、以下の3つのポイントを見ていきましょう。
- Scalaを語る上で必要な5つの特徴
- Scalaを使ったシステム開発
- Scalaの転職事情
Scalaの5つの特徴
Scalaを語る上で、外せない以下の5つの特徴があります。
- オブジェクト指向型+関数型の機能が使えるハイブリットな言語
- Javaとの互換性が非常に高い
- JVMの経験が活かせる
- 日本国内の需要が高まっている
- Scalaを習得したいと思っているエンジニアが増加
Scalaの特徴の詳細は、こちらの記事で紹介しています。Scalaの特徴を深掘って確認したい方は、ぜひご覧ください。
Scalaでできること
Scalaは、システム開発で行うほぼすべての開発を行うことができます。上述したようにJavaと非常に互換性が高いため、Javaで開発できるものはほぼ全て開発することができます。Scalaを使って開発されている一般的なシステムは、以下の3つ。
- Webサービス開発
- スマホアプリ開発
- 業務システム開発
実行速度と堅牢性が高いScalaは、TwitterやLINEなどのSNS開発に利用されたり、銀行や金融機関などの金銭を管理するシステムでの利用されています。Scalaはできることの幅が広いプログラミング言語です。Scalaでできることは以下記事にて紹介しているので、参考にしてください。
Scalaの転職事情
Scalaの需要は、これから高まっていくと見られています。
Scalaはほぼすべてのシステム開発ができるため、Webサイト、アプリ、サーバーサイドプログラム開発など幅広い場面で利用されます。そのため、Scalaを利用した開発を通じて、幅広い経験を積めるでしょう。また、2019年5月のアメリカでは最も高収入、グローバルでは4番目に高収入なプログラミング言語と言われており、収入面でも期待できます。
ただ一方で、Scalaの需要はプログラミング10言語中7位と、求人数はまだ多くありません。近年Scala導入の成功事例が増えてきているため、Scalaエンジニアの需要が高まってくると思いますが、現時点ではまだこれからという状態です。
Scalaのインストール方法を入門者向けに解説!
Scalaを開発するための環境について、準備する手順を紹介します。
Scalaの環境準備は、Javaの環境やビルドツールのインストールが必要になるため、他のプログラミング言語に比べ手順が少し多め。です。単純にScala本体を設定するだけというわけにいきません。ここでは、最も一般的なインストールの方法をご紹介するので、以下で大きな流れを確認しておきましょう。
- 1.JDK8をインストールする
- 2.Scala本体とビルドツールのsbtをインストールする
基本的なインストールは上記2つの手順ですが、プログラミングを効率よくすすめるためにIDE(統合開発環境)も追加で設定することをおすすめします。
Scalaのインストールについて、より細かい手順をまとめた記事を公開しています。プログラミングの環境設定はつまづきやすいため、見ながら設定するのがおすすめです!
Scala入門におすすめの学習法
Scalaをこれから勉強していきたいという方へ、ここではおすすめの学習法をご紹介します。Scalaの学習には、以下3つの方法があります。
- プログラミングの本
- プログラミング学習サイト
- プログラミングスクール
上記はプログラミングを学習するためにはよくある方法ですが、Scalaも同じ方法で学習することによってスキルをつけることができます。上記3つについて詳しく見ていきましょう。
Scalaの入門書を使う
まず一つめは、Scalaの入門書を見ながらプログラミングを進めていく方法です。本を読むスピードを自分で調整できるため、自分にあった速度ですすめられるのが大きなメリット。体系的に紹介されているので、理解しやすく簡潔にまとまっています。
入門者へおすすめの3冊は、以下の通り。
1.速攻理解!JavaプログラマのためのScalaプログラミング(入門レベル)
本のタイトルに書いてある「速攻理解」ができるように、サンプルコードを実際に入力しながら学習を進めるスタイルです。プログラミング初心者がScalaを学ぶ上で必要な環境構築、基礎の文法にはじまり、Scalaの便利な機能まで紹介しています。
プログラミングをはじめて学ぶ人が、最初に手を取る本としておすすめの本です。
2.オブジェクト指向プログラマが次に読む本 -Scalaで学ぶ関数脳入門(入門レベル)
Scalaを使って、プログラミングでよく利用される機能に絞って紹介をしています。プログラミング言語を紹介する本は、あまり使わない機能まで細かく書かれることが多く、途中で挫折することが多いです。
この本では必要最低限の機能と対象を絞って説明されているので、さくっと読むことができるでしょう。また、この本は初心者向けに書かれていることもあり、絵を使って説明するなどテンポよく読めのも魅力です。
3.Scala逆引きレシピ(中級レベル)
プログラミング言語を学んだことがある人は、そのプログラミング言語と比較してどういう機能があるのか、どう記述するかが知りたくなります。そういうとき、簡単に調べられるのが本書です。
また、該当の機能をコーディングする際にどのように書いたら良いかを、具体的に書いてくれています。入門書レベルではない実践的なノウハウになっているため、開発する上で役に立つでしょう。
上記3冊以外にもおすすめのScala入門書は、こちらの記事で紹介しています。
学習サイトを活用する
二つめに、プログラミングの学習サイトを活用する方法です。Scalaを学習するサイトはいくつかありますが、今回は2つご紹介します。
- Scala公式チュートリアルScala自身が提供している、勉強するためのコンテンツ。基本的なことから発展してできることまで幅広く情報があります。初心者~上級者まで勉強できるサイトです。
- ドットインストールドットインストールでは、Scala入門の動画が36つ用意されています。基礎的な文法から説明されているため、プログラミング初心者の人におすすめ。勉強するコンテンツが動画なので目と耳で勉強ができて、学習効率が高くなります。
プログラミングスクールに通う
三つめは、プログラミングスクールに通う方法です。
そもそも新しいことを勉強すると途中で挫折しがち、という問題もありますが、プログラミングを勉強する上で最も難しい問題は、つまづくポイントが人それぞれ違うこと。利用しているパソコンや環境によってエラーが出る場所が変わることもあり、自分だけで対処するのはとても難しいです。
侍エンジニアは、マンツーマンレッスンのプログラミングスクール。生徒1人に対して1人の講師がつき、あなたに合った専用のカリキュラムを独自に作成し、チャットサポートやビデオ通話まで同じ講師が担当。こうしたきめ細やかなフォローを実施していることから、「日本一挫折しづらいプログラミングスクール」にも選ばれています。
プログラミング学習に不安を覚えている方は、まず無料の体験レッスンを受講して一度体験してみてください。
まとめ
本記事では、近年人気が上がってきているScalaについて紹介しました。Scalaは従来のプログラミング言語の良いところを取りした言語で、将来性があります。
需要としては「これからの伸びを期待」という状態ですが、逆に言えば今準備しておくと伸びたときに有利な状態を作ることができます。ぜひ、興味を持った方はScalaの学習をはじめていきましょう。