Salesforceエンジニアの年収が高い理由を徹底解説

Salesforceエンジニアって年収は高いの?
Salesforceエンジニアになるためにはどんなスキルが必要なの?

よく耳にするようになったSalesforceエンジニア。Salesforceエンジニアに興味があるけど、実際に年収は高いのでしょうか?

IT企業に勤めているエンジニアなら、もっと高いスキルを身に付けて、高い報酬を目指したい方も多いでしょう。

そもそもSalesforceエンジニアとはどういった仕事で年収が高いのか? Salesforceエンジニアになるために必要なスキルについて解説します。

ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • SalesforceエンジニアはSalesforce製品の導入を担当する専門職種
  • クラウドサービスの組み込み作業やカスタマイズなどが主な役割
  • Salesforceエンジニアには専用言語Apexのスキルが必要
目次

Salesforceとは

出典:Salesforce(https://www.Salesforce.com/jp/

Salesforceは米国のカリフォルニア州に本社がある外資系企業で、法人向けのクラウドサービスを提供している企業です。

Salesforceが提供しているのは営業支援システム(SFA)をはじめとする統合型の顧客管理(CRM)プラットフォームで、マーケティング、営業、コマース、サービス、ITといったビジネスを最適化して強化するツールです。

Salesforceの日本法人は2000年に設立されていて、日本における営業支援システム(SFA)としてのシェアは60.4%を占めています。世界的にも15万社以上がSalesforceを導入している、世界No.1の統合型顧客管理プラットフォームです。

Salesforceのプラットフォームは導入する企業の業務に合わせてカスタマイズでき、幅広い業種や規模の企業で利用されています。

Salesforceを導入することで顧客の情報、営業の活動記録、商談管理など、営業に関係する様々な業務を効率化してくれます。

⇒参考:Salesforce(Salesforce.com

Salesforceエンジニアの仕事内容とは

アプリ開発の様子

Salesforceのクラウドサービスを導入する企業において、社内システムに組み込む作業や業務に合わせたカスタマイズ、継続的な運用を行なうのがSalesforceエンジニアの仕事です。

Salesforceは導入しやすいことから幅広い業態や規模の企業で採用されているため、導入する企業の要望や潜在的ニーズに合わせたカスタマイズや開発をSalesforceエンジニアが行います。

Salesforceエンジニアは企業の営業部門や企画部門からの要望に対応したり、機能追加のために全体的な業務フローを修正します。そのため、Salesforceを導入する企業の業界や業務に関する知識、企業内ルールを随時、把握しながら業務にあたる必要があります。

Salesforceエンジニアになるために必要なスキルとは

プログラミング

アプリ開発の様子

Salesforceエンジニアの求人案件を見てみると「Apex開発経験」や「Salesforce導入経験」を条件としているものが多くあります。

Salesforceのカスタマイズや開発は、開発用のクラウド型プラットフォームのforce.comで行う必要があり、force.com独自のプログラミング言語であるApexを使用します。

Salesforceの業務経験が募集の条件となっていることから、未経験のフリーランスが案件を受注するのは難しいでしょう。

⇒参考:force.com(https://www.salesforce.com/products/platform/products/force/?sfdc-redirect=300

「Apex」とは

ApexはSalesforceのカスタマイズや開発に使用する、専用のプログラミング言語です。

ApexはSaleseforceのforce.comプラットフォーム独自のプログラミング言語なのですが、根本的にはJavaやC#に似ている言語なので、これらの言語を使用しているエンジニアであれば習得は比較的容易です。

Salesforce関連のプロジェクトへの参加に際して、Javaでの開発経験を条件としている場合もあります。

実際の開発はクラウド上のforce.comで行いますが、Javaなどで使用する統合開発環境(IDE)のEclipseにプラグインで機能追加することでも、Apexを使用した開発を行います。

「Salesforce認定資格」とは

Salesforce認定資格はSalesforceが業務ごとに設けている資格で、各分野に資格があります。

  • 管理者/CRMコンサルタント
  • アプリケーション構築者
  • 開発者
  • アーキテクト
  • Einstein Analytics
  • PARDOT
  • MARKETING CLOUD
  • CPQ

Salesforceが行なう試験を受けて合格すれば取得できる資格です。

Salesforceエンジニアが取得するSalesforce認定資格は、開発者を対象とする基本資格の「Salesforce認定Platformデベロッパー」と上位資格の「Salesforce認定上級Platformデベロッパー」があります。上位資格は基本資格を取得していないと受験できません。

Salesforce認定資格を取得していれば発注側の企業から信頼を得られやすいわけですが、資格保有者は資格を更新するために試験に合格し続ける必要があります。

また、Salesforce認定資格はグローバル基準の資格のため、日本で取得すれば世界中のどこでも資格を提示して仕事ができます。

⇒参考:Salesforce認定資格 https://tandc.salesforce.com/home

Salesforceエンジニアの年収が高額な理由

Salesforceエンジニアの年収が高い理由は、一体何でしょうか?

まず弊社がエンジニア100名を対象に行った「現役エンジニアの年収に関するアンケート」の結果は次のとおりです。

現役エンジニア100名の平均年収調査

調査概要:エンジニアの年収実態調査
調査期間:2021/8/20~2021/8/31
対象者:クラウドワークスに登録している現役エンジニア100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

アンケート調査によると、年収が400万以上の割合が最も多く、次いで300万以上となります。

Salesforceエンジニアは、他のエンジニアと比べて年収は高い傾向にあります。Salesforceでの開発経験が豊富でスキルが高い場合は、年収1,000万円以上も可能です。

高度な複雑化が進行するIT業界において、Salesforceの需要は増大し続けています。Salesforceは中小企業にとっても導入しやすいサービスです。

反面、Apexを使用できるエンジニアは希少で、業務内容もプログラミングによる開発だけでなく、システム形態の提案などコンサルタントに近い役割を担います。

つまり、Salesforceエンジニアは希少価値が高いだけでなく、開発業務に留まらない高い能力を必要とする仕事なので高額な年収が得られます。

まとめ

年収が高いと言われるSalesforceエンジニアについて見てきました。Salesforceエンジニアは希少性だけでなく、高い能力を必要とされるので報酬は高くなります

Salesforceが提供するクラウドサービスは世界中の多くの企業に導入されていて、これからも需要は伸びていくでしょう。将来的にもSalesforceエンジニアは有望な仕事です。

また、能力さえあればSalesforceエンジニアからSalesforceコンサルタントへと、キャリアステップアップも可能です。エンジニアの立場からキャリアを目指せるというのは魅力的と言えます。

Salesforceエンジニアへの道を将来的な選択肢のひとつとして、検討されることをおすすめします。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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