インフラエンジニアはどういう性格の人が向いているのかな
自分はインフラエンジニアに向いているのか知りたい
インフラエンジニアを目指す人にとって、とても気になる悩みだと思います。
そこで今回の記事では「インフラエンジニアに向いている性格」を解説しています。
また、誰でもかんたんにチェックできる「インフラエンジニアの適職診断」を準備しました。
インフラエンジニアに興味がある、インフラエンジニアになってみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
インフラエンジニアに向いている人の性格とは
インフラエンジニアは実施する仕事の特性上、向いている性格というものがあります。
インフラエンジニアに向いているのは、以下性格3つを持った人です。
- 丁寧な仕事ができる性格
- 機器を取扱うのが好きな性格
- 外出して仕事をするのが好きな人
それぞれについて、詳細を説明していきます。
丁寧な仕事ができる人
まず1つ目に、「丁寧な仕事ができる性格」です。
インフラはトラブルが起きないことが前提と認識されています。
トラブルが起きづらいシステムというのは、細部まで手を抜かない丁寧な仕事によって作られています。
また、インフラエンジニアが行う仕事は、細かな設定作業が多いです。
ただ、その設定一つでシステムやフォルダにアクセスできない、ひいてはシステム全体が使えなくなる可能性をはらんでいます。
そのため、堅実に丁寧な仕事ができる性格の人のほうが向いています。
機器を取扱うのが好きな人
2つ目は「機器を取扱うのが好きな性格」です。
インフラエンジニアは以下の機器等に触れる業務が多いです。
- サーバー
- クライアントパソコン
- ルーター
- スイッチングハブ
- wifi機器/アクセスポイント
様々な機器を組み立てた上でラックなどへ配置します。
その後、機器をネットワークケーブルや電源ケーブルなどのケーブルでつないだ上で、各機器への設定を行っていきます。
各機器はメーカーによって物が違いますし、メーカーが同じでも時期によって型が違います。
そういった機器の違いを見て、楽しむことができる性格の人は楽しんで取り組めると思います。
外出して仕事をするのが好きな人
3つ目は「外出して仕事をするのが好きな人」です。
インフラエンジニアが行う設定の仕事は大きく分けて以下の2種類があります。
- 1.システム全体の構想を検討する
- 2.実際の機器を設置/設定を行う
1はオフィスの自分の席で行いますが、2は基本的に現場で行う作業です。
そのため、オフィスではなく外出して仕事をすることが多くなります。
また、外出先もクライアントの現場であり、日本全国に拠点がある場合はその拠点に出張で行くこともあります。
上記のような外出をした状態で仕事をすることが好きな人には、楽しめる仕事になるかと思います。
インフラエンジニアに向いていない人の性格とは
インフラエンジニアに向いている性格がある一方で、向いていない性格もあります。
インフラエンジニアに向いていないと言われる性格は以下3つです。
- 地道な作業を苦痛に感じる性格
- 機器の仕様書などを読むのが苦手な人
- 夜間などシフト勤務制で働くのが嫌いな人
当てはまったらインフラエンジニアになれないというわけではありませんが、仕事的に苦痛を感じる可能性があります。
1つずつ紹介していきます。
地道な作業を苦痛に感じる人
1つ目は「地道な作業を苦痛に感じる人」です。
向いている性格にも書いたことに似てきますが、インフラエンジニアの仕事は細かな設定作業が多いです。
端末やサーバーの設定確認、プリンタの設定作業など地味な作業も多い。
上記のような地道な繰り返し作業に対して、苦痛を感じたり苦手意識を持っている人はインフラエンジニアになるのは難しいかもしれません。
ShellやPythonなどのプログラムで、自動化や効率化をすすめることは可能ですが、最終的なチェックは自分自身で行う必要があります。
そのため、地道な作業が残るため苦痛に感じる人は向いていません。
機器の仕様書などを読むのが苦手な人
2つ目に「機器の仕様書などを読むのが苦手な人」です。
数多くの機器を取り扱いますが、それぞれの機器の使い方が違います。
なたm同じメーカーの製品であっても、機器によって少しずつ機器の仕様書や説明書が違います。
そのため、説明書をちゃんと読むことが求められます。
過去の経験や感覚に頼り、仕様書を読まずに設定をする人はインフラエンジニアには向いていない事が多いです。
一方で仕様書を読んでも、なかなか理解ができないという人もいます。
そういう人も適切な設定をすることが出来ないため、インフラエンジニアには向いていない可能性があります。
夜間などシフト勤務制で働くのが嫌いな人
3つ目に「夜間などシフト勤務制で働くのが嫌いな人」です。
インフラエンジニアが行うシステム切り替え作業は、基本的に利用者が少ないもしくは、いないタイミングで行うことが多いです。
上記のタイミングが夜間であることが多いです。
また、インフラエンジニアは交代制の勤務で、システムを24時間365日休まずに保守やする必要があります。
そのため、インフラエンジニアになると朝番、昼番、夜番などというシフトで働くことがあります。
決まった時間で働きたいという人は、シフト制が会わないためインフラエンジニアの働き方とは合わないです。
【適性確認】あなたはインフラエンジニアに向いている人なのか
あなたがインフラエンジニアを目指す上で、向いているかどうか分かる確認方法があります。
以下8つの項目について、当てはまれば当てはまるほど向いている可能性が高いということになります。
逆に当てはまらないからといって、インフラエンジニアに不向きというわけではありません。
参考程度に見てもらうのが良いです。
- 集中力があるか
- 丁寧仕上げ作業ができるか
- 機器が取扱えるか
- 体力はあるか
- コミュニケーションが取れるか
- トラブルにも落ち着いて対応できるか
- 夜間などのシフト勤務に対応できるか
- 技術進歩に対する学習意欲があるか
それぞれ1つずつ説明していきます。
1:集中力があるか
集中力はどんな職業でも必要になりますが、インフラエンジニアはより必要になります。
設定1つでシステムが ある可能性があるのが、インフラエンジニアの仕事。
そのため1つ1つを集中して設定していくことが求められます。
上記の様な設定作業をする際に、集中して作業をしないとケアレスミスが発生してしまうため、集中力が必要になります。
2:丁寧仕上げ作業ができるか
集中力を発揮して作業するとミスは確実に減りますが、ただどうしても人間なのでミスは防ぎようがありません。
その際に求められるのが、丁寧仕上げの作業ができるかどうかです。
作業をしたらそれで終わりではなく、正しく設定されているかを再度自分でチェックすること、ダブルチェック者にチェックしてもらうなどして、正しい状態になっていることを保証します。
こういった丁寧な仕事ができる人には安心して仕事を任すことができます。
3:機器を取扱えるか
上でも説明しましたが、インフラエンジニアは様々な種類の機器を取り扱う仕事です。
そのため以下3点のような、機器に関するスキルが必要になります。
- 様々な機器を取り扱うことができるか
- それぞれの機器の特性などを知っているか
- 機器に関連するケーブルなどを知っているか
最初は誰でも機器のことは知らないですが、日々の仕事を通じて数多くの機器を取り扱うことができるようになります。
そのため、機器を取り扱う上での苦手意識が無いほうがいいですね。
4:体力はあるか
インフラエンジニアは様々な機器を扱うことと、現場での作業が多くなります。
現場では以下のような環境で作業することがあります。
- 重さが10キロを超えるサーバーを高い位置へ設置する
- 気温が低く設定されているサーバールームで長時間滞在する
- 床下や天井裏にケーブルを通す
重いものを持つことや、悪環境で長時間働くこと、体勢がよくない状態で作業を続けるのは本当に大変です。
たまにの一日がそういう日であればいいですが、インフラエンジニアの場合はそれが日常になります。
そのため、体力がある方が良いとされています。
5:コミュニケーションが取れるか
実はインフラエンジニアにもコミュニケーション力が必要になります。
インフラエンジニアは現場での作業もありますが、自社の営業担当者やクライアントや機器メーカー担当者などとのやり取りが発生します。
各担当者と調整をしながら進める作業もありますので、黙々と作業をしているだけではありません。
各担当者とのコミュニケーションが苦手である場合、できる仕事の幅が狭くなってしまいます。
そうすると仕事の機会を逃してしまい、最終的には仕事ができない人になってしまいます。
6:トラブルにも落ち着いて対応できるか
インフラのトラブルが発生すると、システムが使えないなどの大きな事象となります。
ただ、そんなときにでも落ち着いて対応できる力が、インフラエンジニアには求められます。
起きているトラブルを解決するために以下が求められます。
- 起きているトラブルの影響箇所を特定する力
- 原因を正しく究明する切り分け力
- 誤った対応をして2次災害を起こさない対応力
上記はすべて落ち着いた状態でないとできないことです。
トラブルのときこそ落ち着ついて対応する必要があるため、この力も必要になります。
7:夜間などのシフト勤務に対応できるか
インフラエンジニアがシステムメンテナンスをするのはユーザーが利用していない夜間や早朝であることが多いです。
そのため時間をずらして働くことが多くあります。
また、システム保守として24時間365日監視をすることもインフラエンジニアの役割です。
上記システム監視のために、2交代もしくは3交代での勤務もあります。
インフラエンジニアはそういう働き方もするケースがあるので、柔軟な対応力が必要です。
8:技術進歩に対する学習意欲があるか
インフラエンジニアに限らずエンジニア全般に言えることですが、技術の進歩に対してついていかないとエンジニアとして続けることが難しいです。
そのため、新しい技術情報などは日々学習していく必要があります。
また、インフラエンジニアはインフラ面の技術情報だけでなく、アプリケーション側の技術情報も勉強する必要があります。
アプリケーションを動かすにはインフラが必要であり、インフラとアプリは切っても切れない関係だからです。
そのため、日々発展する技術に対して、学習し続けないといけません。
インフラエンジニアに向いている人になる学習方法
インフラエンジニアを目指すための勉強方法は大きく分けて以下の2つです。
- 書籍を参考にする
- スクールで二人三脚で学習する
どちらでもインフラエンジニアを目指すことが出来ます。
自分にあった方法を選択して勉強することをおすすめします。
それぞれ紹介します。
書籍を参考にする
アプリケーションエンジニアと同様にインフラエンジニアの本も出版されているため、本を読んで勉強することができます。
インフラエンジニアになるための本や、インフラエンジニアに必要なスキルなどをまとめた本が用意されています。
その本を読めば、すぐにインフラエンジニアになれるわけではありませんが、どういう仕事に取り組むのかというイメージ付けをすることができます。
また、インフラの検討を進めるにあたりどのように進めていくのかということも知っておくと業務の全体像がわかるかと思います。
インフラエンジニア向けの本は以下記事にまとまっておりますので、詳細はこちらの記事をご覧ください。
スクールで二人三脚で学習する
インフラエンジニア用のスクールに通い勉強することもおすすめです。
インフラの設定は幅広く多岐にわたるため、まずは実務で使う機能に絞って覚えていくほうが良いです。
また、どの設定も奥が深く、設定した内容がどういう意味合いで、どういう効果があるのかわかりづらいです。
メンターをつけて勉強することができるスクールでは、上記問題を解決した上で技術的な質問もキャリアや面接対策などの相談も気軽にすることができます。
スクールに興味がある方は、侍エンジニアにて相談を受け付けています。
無料で相談ができますので、ぜひお気軽にご相談ください。
公式サイトで詳細を見るまとめ
インフラエンジニアに向いている人の特徴を説明してきました。
インフラエンジニアは知識と体力、どちらも必要である大変な仕事です。
大変であると同時に、システムの基盤であるインフラを扱うエンジニアは重要かつ、やりがいやITへの貢献度がとても高い職種です。
インフラエンジニアに興味のある方は、一度目指してみてはどうでしょうか。