この記事では、AWSエンジニアに役立つ知識やおすすめ資格を紹介します。
AWSエンジニアに転職したい……
AWSエンジニアへの転職に強いエージェントはどれ?
AWSは、クラウド上でサーバーを構築・運用するためのサービスです。需要が高まっており、転職を考えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、
を、紹介します。
AWSエンジニアへの転職を実現したい方は、ぜひ最後までご一読ください。
- 独学でもAWSエンジニアになれるが効率を考えるとスクールがおすすめ
- AWSエンジニアを目指すならインフラやセキュリティの知識が重要
- 未経験ならFOUNDATIONALカテゴリの資格取得を目指そう
AWSエンジニアに転職する方法
AWSエンジニアに転職する方法は、大きく分けて2つあります。
未経験でもAWSエンジニアへの転職は可能ですが、どのようなステップで進めるかが重要です。
特に、スクールを活用する際は、転職活動をサポートしてもらえるかなど適切な選び方が欠かせません。それぞれみていきましょう。
方法1.独学でスキルを身につけて転職する
ひとつ目は、独学で学習する方法です。おもに参考書や学習サイト、動画を利用して知識をインプットします。
独学のメリット・デメリットは、下記のとおりです。
メリット | ・比較的費用がかからない ・自分のペースで進められる |
デメリット | 学習難易度が高い |
独学で学習する場合、自由度が高い反面、学習難易度も高いです。わからないことを解決できる手段が少ないため「難しい」と感じ、挫折する恐れがあります。
未経験から独学で学習する場合は「基礎知識の習得のみ独学する」など、工夫して進めましょう。また、AWSエンジニアになるためには、下記のステップがおすすめです。
- 1. プログラミングの知識を積む
- 2. インフラ関連の知識を積む
- 3. AWS認定の資格取得で専門性をアピール
- 4. クラウドソーシングサイトより案件を探す
知識と実績を積み上げることで、フリーランスや就職・転職など多様な働き方が可能です。
下記の記事で、未経験からAWSエンジニアになるロードマップを詳しく解説しているので、効率的に進めたい未経験者の方はご一読ください。
方法2.スクールを活用して転職する
続いて紹介するのは、スクールを活用する方法です。スクールでは、講師が学習のサポートをしてくれます。
スクールを活用するメリット・デメリットは、下記のとおりです。
メリット | ・効率的に学習できる ・スクールによっては転職を支援してくれる |
デメリット | 費用がかかる |
独学と比較すると費用こそかかりますが、わからないことをプロのエンジニアに質問でき、実践的な知識やスキルを得られます。難易度の高さが原因で挫折する可能性はグッと下がり、しっかりとスキルを身につけられるでしょう。
ただし、どのスクールでも良いというわけではありません。下記のように、選び方に注意する必要があります。
- AWSやクラウドの知識・スキルを学べるコースがあるか
- 就職や転職活動をサポートしてもらえるか
- 費用の保証や分割払いのあるスクールか
- 仕事や学校からの帰宅後でも通えるか
- 就職・転職実績のあるスクールか
- 評判・口コミの良いスクールか
下記の記事で、スクール選びの詳細やAWSを学べるおすすめスクールを紹介しているので、スクールの活用を検討している方はぜひご覧ください。
AWSエンジニアの転職時に求められる知識・経験
AWSエンジニアの転職時にどのような知識・経験が求められるのかを知らなければ、キャリアを見据えた効率的なスキル習得ができません。何を身につけるべきかを具体的に知ることが大切です。
AWSエンジニアに転職する際は、下記の知識・経験が求められます。
特に、AWSエンジニアはインフラの構築や運用がおもな業務なので、AWSはもちろんインフラ関連の知識も欠かせません。順番にみていきましょう。
1.AWS
AWSエンジニアとして働くので、AWSを始めとするクラウドサービスに関する知識が必要です。ただし、AWSのサービスは多種多様なため、すべてを網羅して知識をつけるのは簡単ではありません。
そこで、まずは特に利用することが多い下記のサービスに注力しましょう。
サービス名 | 概要 |
EC2 | クラウド上に仮想サーバーを作成 |
S3 | クラウド上にデータを保存・管理 |
RDS | 主要なデータベース管理システムに対応したリレーショナルデータベース構築 |
CloudWatch | リソースとアプリのモニタリング |
Lambda | プログラムコードの実行 |
AWSは随時新しいサービスが追加されるため、どのサービスを学習するか見極めることが重要です。さらに、インフラの構築・設計・運用のスキルを身につけることで、AWSエンジニアとしての価値を高められます。
AWSについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
なお、AWSエンジニアへの就職・転職を見据え、独学で資格やスキルを取得・習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、就業活動のサポートが受けられます。
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2.インフラ
AWSエンジニアのおもな業務は、AWS上でインフラ環境の構築・設計・運用をすることなので、インフラ関連の知識・スキルが必要です。具体的には、サーバーやネットワークに関する知識が挙げられます。
従来のオンプレミスで必要だった物理的な構築・管理は不要になりましたが、AWS上のソフトウェアで構築するため、身につけておきましょう。
3.セキュリティ
AWSエンジニアには、セキュリティの知識も必要とされます。AWSの設定でミスがあれば、情報漏えいにつながりかねません。たとえば、クラウドストレージの公開範囲に制限をかけなければ、誰でも閲覧できる状態になってしまいます。
セキュリティの知識は全員が身につけるべきものですが、AWSエンジニアがミスをしてしまうと、より大きなトラブルに発展する恐れがあります。情報漏えいを防ぐためにも、セキュリティの知識はしっかりと身につけておきましょう。
4.OS・ミドルウェア
OSやミドルウェアの知識があれば、AWSエンジニアとしてインフラ構築に役立ちます。
OSはインフラを構成する要素のひとつで、パソコンやサーバーなどのコンピューターを動作させるプログラムです。日本では多くの企業がLinuxというOSを活用しているため、Linuxを用いたインフラ構築に高い需要があります。
Linuxをはじめとする主要なOSに関する知識の習得が欠かせません。
また、OSでは実行できない複雑な処理を可能とするミドルウェアは、AWSエンジニアがインストール・バージョンアップする場合も多いです。そのため、ミドルウェアに関する基礎知識の習得をおすすめします。
5.プログラミング
インフラ環境を管理するために、プログラミングの知識・スキルが重要です。AWSはクラウド上に環境を構築しており、プログラミングで管理できます。
たとえば、Pythonは下記のようにさまざまな用途から需要が高いプログラミング言語です。
- インフラ運用の自動化
- 人工知能
- 機械学習
また、IT人材が不足している現代では、開発視点・インフラ視点それぞれの知識やスキルを持っている人の需要が高いです。そのため、プログラミングスキルを習得していると、引く手あまたの人材になれる可能性があります。
AWSエンジニアへの転職に役立つ5つの資格
AWSエンジニアの転職時に求められる知識・経験をお伝えしましたが、未経験からの転職では、どの程度の知識や経験があるのかをアピールする際に客観性が欠けてしまいがちです。そこで一定の基準により知識・経験を認定する資格取得が役立ちます。
AWSエンジニアへの転職に役立つ資格は、下記のとおりです。
AWS認定資格は、AWSが管理している専門資格なので、まずはAWS認定資格の取得を目標にするのがおすすめです。順番にみていきましょう。
1.AWS認定資格
AWS認定資格は、AWSが管理する専門資格です。資格のレベルには「FOUNDATIONAL」「ASSOCIATE」「プロフェッショナル」「専門知識」の4つがあります。
未経験の場合は、事前経験の必要がない「FOUNDATIONAL」の取得を目指しましょう。そのあとに、実務経験を重ね、キャリアにあわせてさらなる資格の取得を目指すのがおすすめです。
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2.Linux技術者認定試験「LPIC」
LPICは、Linuxの技術力を認定する資格です。Linuxスキルを判断するための世界共通基準であり、180カ国以上で受験されています。
試験の種類は「Essential」「Linuxプロフェッショナル」「Open Technology」の3つがあります。なかでも「Linuxプロフェッショナル」にはLevel1〜3の難易度があり、下位から順番に受けなければなりません。
自信があってもいきなりLevel3を受けることはできない点に注意しましょう。
また、日本基準のLinuxスキルに「LinuC」があります。どちらもLinuxの技術力を証明するために十分な資格なので、積極的に取得しましょう。
3.シスコ技術者認定「CCNA」
CCNAは、シスコ技術者認定のひとつで、ネットワークエンジニアとしての知識・スキルを認定する資格です。世界最大手のネットワーク機器メーカーである、シスコシステムズ合同会社によって運営されています。
シスコ技術者認定には5つのグレードがあり、CCNAが属するグレード「アソシエイト」の取得難易度は下から2番目です。しかし、容易に取得できる資格というわけではなく、しっかりと勉強しなければなりません。
CCNAを取得するとネットワークエンジニアとしての知識・スキルを証明できるため、インフラを構築するAWSエンジニアへの転職にも有利に働きます。
4.基本情報技術者試験・応用情報技術者試験
基本情報技術者試験・応用情報技術者試験は、エンジニア全般を対象とし、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が運営する国家資格です。そのため、難易度も高く、取得が難しい資格と言えます。
基本情報技術者試験では、ネットワークやセキュリティの基礎知識やシステムやソフトウェア開発の流れなど、ITエンジニアが共通して把握しておくべき基礎知識を体系的に学習できます。
また、応用情報技術者試験は高度なITスクール人材を認定する資格で、さらに深い知識が必要です。
どちらも合格率は20〜27%と低く、簡単に取得はできませんが、取得できればAWSエンジニアへの転職に役立ちます。
5.ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリスト試験は、情報処理技術者試験のなかでも最高峰の難易度を誇る資格のひとつです。ネットワークに特化した試験内容ですが、セキュリティやサービスについても出題されるため、幅広く理解しておく必要があります。
合格率は13〜15%と低く、取得難易度は高いです。しかし、その分転職時に有利に働くため、転職後にも資格取得を目指すのがおすすめです。
AWSエンジニアへの転職におすすめのエージェント3選
AWSエンジニアに必要な知識・経験やアピールに効果的な資格を取得したあとは、いよいよ転職活動を行います。未経験者は転職の成功率を高めるために、転職エージェントの活用がおすすめです。あなたの市場価値を見極め、適切なサポートをしてくれます。
AWSエンジニアへの転職におすすめのエージェントは、下記のとおりです。
それぞれの概要や特徴をみていきましょう。
1.Green
Greenは、IT・Web業界の求人、中途採用情報に特化した転職サイトです。Greenには、下記の特徴があります。
- 1.IT業界最大級の求人数
- 2.企業の雰囲気がわかる
- 3.人事担当者が直接スカウト
- 4.企業と直接連絡が取れる
- 5.面接前にカジュアルに会える
求人数が多く、求める条件を満たす場合も多いため、満足できる転職先が見つかりやすいです。そのため、実務経験のある方はもちろん、未経験者の方にもおすすめできます。
公式サイトで詳細を見る2.ワークポート
ワークポートは、転職コンシェルジュがサポートする転職サービスです。ほかにも講座やアプリなど、転職に関連するサービスが充実しています。
ワークポートの特徴は、下記のとおりです。
- 1.転職コンシェルジュがマンツーマンでサポート
- 2.オンラインで履歴書・職務経歴書が作成できる
- 3.無料転職講座を受講できる
転職のプロである転職コンシェルジュが、ユーザーの第一希望を優先したサポートを実施します。業界・職種のスペシャリストなので、ユーザー自身では気づけない価値や可能性から提案できます。
丁寧なサポートを受けられるため、AWS未経験の方にもおすすめできる転職エージェントです。
公式サイトで詳細を見る3.doda
dodaは、エンジニアや金融など、専門性の高い職業に強みのある転職サイトです。転職のプロが完全無料で転職活動をサポートします。
dodaの特徴は、下記のとおりです。
- 1.業界最大級の求人数
- 2.転職市場に精通した専門スタッフ
- 3.応募書類や面接対策のサポート
- 4.転職活動の手続き代行
- 5.完全無料
転職のプロがキャリアプランやノウハウの提供など、転職活動をサポートします。ほかにも履歴書の添削や面接のアドバイスなどが受けられるにも関わらず、完全無料で利用可能です。
公式サイトで詳細を見るまとめ:AWSエンジニアへの転職はスキルの習得が重要
需要が高まるAWSのエンジニアは、未経験からでも転職が可能ですが、基礎的な知識を身につけておくに越したことはありません。
AWSの知識を身につけるためには「独学で学ぶ」「スクールを活用する」方法があります。費用がかかったり挫折しやすかったりと、どちらにもメリット・デメリットがあるため、自身にあった方法で進めましょう。
AWSエンジニアに求められる知識を把握し、適切な資格を取得することでスムーズに転職活動ができます。スキルを身につけながら資格取得を目指すのがおすすめです。
なお、侍エンジニアでは専属マンツーマンの講師が、受講者専用のオリジナルカリキュラムにしたがって学習をサポートします。いつでも質問や相談ができる徹底したサポート体制で、転職活動の支援も可能です。
侍エンジニアの詳細は、下記よりご確認ください。
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この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。