String型、Char型のさまざまな型変換の方法が知りたい
JavaのString型を扱う上で、文字列をchar型に変換するといった対応が必要なことがあります。この記事では、String型 ⇔ char型の相互変換の方法を詳しく扱うとともに、String型とchar型の他の型への変換方法などについても解説していきます。
この記事はこんな人のために書きました。
- String型 ⇔ char型の変換方法を知りたい方
- String型とchar型の他の型への変換方法について知りたい方
今回はString型とchar型の変換方法について、さまざまな方法をわかりやすく解説します!
なお、Javaの記事については、こちらにまとめています。
Stringとcharの相互変換
charからStringへの変換
char型からString型へ変換するためには、valueOfメソッドを使用します。Stringの型を指定してvalueOfメソッドの引数にchar型を指定することで、String型へ変換することができます。
以下にchar型からString型へ変換する方法を記述します。
public class Main { public static void main(String[] args) { char c = 'a'; String str = String.valueOf(c); System.out.println("str : " + str); } }
実行結果:
str : a
サンプルではchar型を宣言して値を設定し、String型を宣言してvalueOfメソッドで引数にchar型の変数を指定しています。valueOfメソッドを使用することで、指定した型へ変換することが可能です。
Stringからcharへの変換
String型からchar型へ変換するためには、toCharArrayメソッドを使用します。以下にString型からchar型へ変換する方法を記述します。
public class Main { public static void main(String[] args) { String str = "apple"; char[] c = str.toCharArray(); for(char c1 : c) { System.out.println(c1); } } }
実行結果:
a p p l e
サンプルではString型を宣言して値を設定し、char型の配列を宣言してtoCharArrayメソッドを使用することでchar型に変換しています。
charからint、byteへの型変換
char型はString型以外にも、int型やbyte型に変換しなければならない場合も多いかと思います。int型やbyte型への変換についても簡単に説明しておきます。
charとintの相互変換
char型からint型へ変換する場合はCharacterクラスのgetNumberValueメソッドを使用します。また、int型からchar型へ変換する場合は、int型の数値の前に(char)を付けてキャストすれば変換できます。サンプルコードで確認しましょう。
public class Main { public static void main(String[] args) { char c1 = 'c'; int num = Character.getNumericValue(c1); System.out.println("num : " + num); char c2 = (char)num; System.out.println("c2 : " + c1); } }
実行結果:
12 c2 : c
charとbyteの相互変換
char型とbyte型との変換については、こちらで詳しく解説しています。ぜび参考にしてください。
Stringのさまざまな型変換
String型の型変換は、今回紹介したchar型への変換以外にもさまざまな型で変換することが可能です。Stringの型変換については以下の記事で詳しく説明しています!
Stringについてもっと詳しく知りたい方へ
Stringのさまざまな使い方については、以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね!
まとめ
今回はStringとchar型とを相互変換する基本的な方法について詳しく解説しました。
Stringからchar型変換は、さまざまな場面で使用することがあると思います。もし、Stringからのcharへの型変換の方法を忘れてしまったら、この記事を思い出してくださいね!