「データ分析を本格的に学んで仕事にしたい」転職成功までの道のり

AIブームの波もあり、大学で学んでいたデータ分析を本格的に学ぼうと思われた山内さん。

当初は独学で学習を進めるも上手くいかず、SAMURAI ENGINEERで学習を始められました。そして、コンペで入賞するなど着実にスキルを身につけ、希望していたデータ分析職への転職を果たします。

今回は、そんなSAMURAI ENGINEER卒業生の山内さんに、独学からスクールでの受講に切り替えて転職成功に至るまでの経緯をインタビューさせていただきました。

このような疑問をお持ちの方も、本記事を読めば解決できますよ。

選んだコース（受講期間）	データサイエンスコース（24週間）
受講期間中に学んだこと	・オリジナルポートフォリオ制作 ・AIを用いたディープラーニング ・AIを用いた機械学習

きっかけはAIブーム！大学で学んだデータ分析を本格的に学習したい気持ちが芽生えた

──プログラミングに興味を抱いたきっかけを教えてください。

山内さん：大学ではファイナンスを専攻しており、企業の財務データや株価データを用いたデータ分析を学んでいました。ただ、本格的にプログラムを組み深く分析することはなかったです。

ただ昨今のAIブームもあり、データ分析や深層学習モデルの構築に興味を持ったので、プログラミングを学ぼうと決めました。

──最初は独学で勉強されていたのですか？

山内さん：最初は独学で勉強していました。でも、コードや分析思考など理論的な部分をきちんと理解しないといけないと思い込んでいて、一つのことを理解するのにかなりの時間を要していたんです。

進捗が遅れるとやる気も削がれたので、専門家から教えてもらえる機会がほしいと考えていました。

「独学よりも短期間でスキルを身につけられる」と考え迷いなくスクールを活用

──さまざまなスクールがある中で、SAMURAI ENGINEERを選んだ理由をお聞かせください。

山内さん：データ分析を深く勉強していきたいと考えていたのですが、SAMURAI ENGINEERは十分な受講期間があり一番深い学びができるスクールだと感じました。それに、ポートフォリオの幅が広く、オリジナルのポートフォリオが作れるのも大きな魅力だと思います。

──入学前に感じていた不安は、無料カウンセリングで解消されましたか？

山内さん：最後まで続けられるのか、受講後にエンジニアとして就職できるのか不安でした。でも、カウンセリングで具体的なプログラムや就職事例を共有してもらえたことで不安は解消されました。

──スクールの受講料は、どのように捉えていましたか？

山内さん：独学よりスクールで学んだほうが短期間でスキルを身につけられると考えていたので、そこまで迷いはしませんでした。とにかくデータ分析を学びたいという強い思いを抱いていました。

学習のサポートから転職支援まで！手厚いサポートに助けられた

──スクールで得られたものは何ですか？

山内さん：プログラミングを学んだことでアプリの構造が理解でき、一から順序立てて考えられるようになりました。あと専門知識を持つ人から、AIのディープラーニングやデータ分析に関することを教えてもらえて、とても参考になったと感じています。

──勉強していく中で、つまずいた点はありましたか？

山内さん：今でも理論的なAIの内部構造などは、理解が難しいと感じています。それでも乗り越えられたのは、インストラクターのおかげです。

理論的な部分をインストラクターにわかりやすく解説してもらいながら、共有してくれた論文も参考にして学習を進めました。わからないことを聞いたら噛み砕いて教えてくれて、参考サイトなども教えてくれたのですごく助かりましたね。

また、その場の学習だけではなく、卒業後の学習方法や情報収集ツールまで教えてくれたのが印象的です。

──モチベーションの維持方法はありましたか？

山内さん：モチベーションは、半年間落ちることがなかったと思います。1週間に1回レッスンを受けて、情報のキャッチアップや理解に努めていました。

学習時間に関して重点をおいたのが、とにかく効率よくやることと量をこなすことです。具体的な学習時間は決めていませんでしたが、ほぼ毎日週30〜40時間は勉強していました。

学習を進めていくと理解できることも増えていき、だんだん学習を楽しめるようになり無理なく続けられました。

──インストラクターからは宿題以外でも自発的に色々検証するよう教えられたそうですが、意識していましたか？

山内さん：私は手を動かさないと、学習したことを覚えられないと考えています。理解を深めるためにレッスンで学んだ機能などを調べて、他にできることがないかいろいろと試していましたね。

──インストラクターはどんな人でしたか？

山内さん：データサイエンティストのプロとして活躍しており、非常にわかりやすく教えてくれました。こちらの意図を組んで、柔軟に学習内容を組んでくれたので助かりました。

卒業後の転職活動もサポートしてくれたので、助かりました。希望する仕事を紹介してくれただけでなく、会社別のレベルや職探しのアドバイスもしてくれたので、本当に感謝しています。

大学での学びも活かしてポートフォリオ作成！ビットコインの価格を予想し自動売買が行えるアプリ

──ポートフォリオは何を作りましたか？

山内さん：ビットコインの価格を予測して、自動売買できるアプリを作りました。大学時代にファイナンス専攻していたので、金融データに関するものなら取り組みやすいと考えたのが、作成のきっかけです。

話題のビットコインとディープラーニングを掛け合わせてポートフォリオを作りました。仮想通貨の自動売買システムについては学習開始4か月目から開発に着手し、約1か月ほどで完成しました。

山内さんのポートフォリオ制作の経緯

アイデア出しの経緯	ファイナンス分析の中でも、仮想通貨は 「APIを用いて簡単にデータが取得でき深層学習との相性も良い」と インストラクターから教えてもらい、具体的な方向性を決めた。
つまずいた点	・売買のタイミングや売り買いを決める 　基準を考えるのがとても難しく 　試行錯誤を繰り返した。 ・深層学習モデルの構築方法や 　APIを用いた自動売買の実装は 　ネット上に情報が多くあったため 　あまり苦労しなかった。
工夫した点	・深層学習モデルや機械学習モデルなど複数のモデルで収益を予測 ・仮想通貨の価格以外に、特徴量としてS&P500や個別銘柄の株価なども利用

→ 山内さんがポートフォリオを作成するまでの経緯を、より詳しく知りたい人はこちら

──ブログやQiitaなどで積極的にポートフォリオを発信していたとのことですが、なぜですか？

山内さん：より見やすくするためですね。ディレクトリの構成を考えたり、コード記述の欄にコメントアウトを入れたりしていました。

──コンペティションでは、ブロンズメダルを獲得されたそうですね。

山内さん：データ分析の精度を競い合うコンペで、100位以内に入りブロンズメダルを獲得できました。

コンペでは、与えられた天候や場所のデータから駐輪シェアサイクルの需要予測を行い、データ分析の精度を競いました。

学習開始から3か月目にデータ分析コンペに参加したのですが、結果が思っていたより良かったため、解法などをまとめてポートフォリオとした記憶があります。

→ 山内さんがコンペに入賞するまでの経緯が知りたい人はこちら

──専属マンツーマンという個別指導のメリットは何ですか？

山内さん：密に連携が取れるのが大きなメリットです。わからない時など聞きたいことをチャットで質問すると、その日のうちにすぐ回答してもらえて助かりましたね。

また、自分で考える力をつけるため、一から十まで教えるのではなく余白を作って教えてくれました。バランスの取れた指導をしてもらえた点も、魅力に感じています。

──その他に、SAMURAI ENGINEERで利用して良かったサービスはありましたか？

山内さん：専属コーチングで、1か月に1回面談をしてもらいました。担当者がデータ分析系の人事をしている方で、どんな人材が求められているかなど採用事情も詳しく聞けたので、とてもいい時間になりました。

第一希望のデータ分析職で転職に成功！月収も大幅にアップ

──データ分析系の転職活動は、どのように進めたのですか？

山内さん：有名な転職サイトやSAMURAI ENGINEERの作成したポートフォリオが掲載できるサイトなど、多様な媒体を活用していました。

第一希望はデータ分析職に就くことであり、ダメなら他の職種で転職をしようと考えていました。

──内定獲得できたポイントは何だと思いますか？

山内さん：ポートフォリオなど、自分で考えてものを作成・分析したことを十分にアピールできたのが、大きな要因だと思いますね。プログラミングを始めたきっかけや、ポートフォリオ作成の経緯、学習の家庭などについても十分にアピールできたと感じています。

特に、ポートフォリオは仮想通貨というホットなトピックを扱っているため、面接官が興味を持って聞いてくれることが多かった印象です。ポートフォリオについて具体的に話したことも好印象だったように思います。

──現在の月収はどのくらいですか？

山内さん：かなり上がりました。前職と比べると月収で20万円近く上がったと思います。

──就職した企業はどのような企業ですか？

山内さん：銀行から出資を受けている会社に入社しました。まだ、実務は開始していないのですが、銀行のデータを用いて債務不履行のリスク予測などを行う予定です。

銀行の人にも教えてもらいながらデータ分析のスキルを高められる環境で、業務時間内に勉強もできる会社ですね。データ分析のスキル以外にも、エンジニアスキルやビジネススキルも身につける必要があると感じています。

──エンジニアになり、生活面で変化を感じる瞬間はありますか？

山内さん：会社の会議やニュースを見る際に、主張の裏付けやデータの根拠についてより深く考えるようになりました。

AIは1つ学んでいる間に10進むぐらいのスピードで進化していくので、継続的に勉強を続けていく必要があります。情報を追うのは楽しいです。

──プログラミングで得た物は、エンジニアを職業としない人にもプラスになると思いますか？

山内さん：最初は仕事探しや転職を目的にしていたのですが、学習を進めていくなかで勉強が第一の目的になりました。

データからわかることはたくさんあり、分析していくことがどんどん楽しいと思うようになりました。だから、楽しければ必ずしも仕事につなげなくてもいいのかなと思います。

一生懸命やればスキルは身につく！プログラミングに興味があるならぜひ挑戦を

──プログラミングに興味があるものの、一歩踏み出せない方にメッセージをお願いします。

山内さん：踏み出せていなくても、迷う時点でプログラミングをやりたい気持ちはあると思います。自分なりに一生懸命学習を続けていけばスキルは身につくので、ぜひ挑戦してみるといいと思います！