この記事では、おすすめの分野や学習方法も交え、リスキリングで何を学ぶべきなのかについて解説します。
- リスキリングで学ぶならITスキルがおすすめ
- リスキリングで学ぶスキルは目的や年代に合わせて選択すべき
- リスキリング向け補助金を利用するとお得にスキルを習得できる
リスキリングで何を学ぶかは「習得目的」で決めよう
リスキリングで何を学ぶかは、なぜスキルを身につけたいのか、その習得目的と照らし合わせながら決めましょう。
大前提として、リスキリングに取り組む以上、次のようなスキルを習得する目的があるはずです。
目的に合わせて学ぶスキルを決定すれば、効率よく目的を実現できます。たとえば、ITエンジニアに転職したい場合、プログラミングスキルを習得すれば転職時に評価されやすいです。
また昇給・昇進が目的であれば、業務で利用するITツールの活用スキルなど、仕事に直結するスキルを学ぶと成果につながります。
反対に、目的と関係性が浅いスキルを習得した場合、目的を達成できないことも。リスキリングに取り組んでも、目的を達成できなければ意味がありません。
後悔しないためにも、目的に合わせてスキルを選択しましょう。なお、上記の目的ごとにリスキリングで何を学ぶかの決め方が知りたい人は、下記のリンクから移動してください。
→ リスキリングにおける目的別での学習分野の決め方をチェックする
ITスキルはあらゆる目的・年代におすすめ
プログラミングスキルやITツールの活用スキルといったITスキルは目的や年齢を問わず、リスキリングにおすすめの学習分野です。
転職が目的であれば、プログラミングスキルを身につけてITエンジニアを目指せます。ITエンジニアは人手不足かつ需要が高いため、未経験からでも転職しやすいです。
昇進・昇給を目指す場合には、ITツールの活用スキルを学ぶことで、業務を効率化できます。空いた時間をクリエイティブな業務に使えば、新たな成果につながる可能性もあるでしょう。
さらに副業・独立が目的の場合、プログラミングやWebデザインのスキルを身につければ、リモートワークでの仕事が可能です。インターネット環境があれば場所問わず働けるため、自由度の高いライフスタイルを実現できます。
とくに学びたいスキルがない人や、年齢が気になり一歩踏み出せない人は、需要が高いITスキルを選ぶと良いでしょう。
スキル習得を通して資格も取得しよう
リスキリング時はスキル習得に加え、資格取得も目指すのがおすすめです。資格があれば自らのスキルを客観的に証明でき、転職や昇進、副業、独立のいずれにも役立ちます。
たとえば、介護職では「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」を取得すれば、昇進や昇給を目指せます。資格があれば転職時に評価され、初任給が高く設定される可能性も。
資格取得はメリットが多いため、リスキリング時はスキル習得と合わせて検討すると良いでしょう。リスキリングにおすすめの資格を知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
リスキリング時は補助金の活用がおすすめ
リスキリングの学習方法によっては、補助金を活用できます。費用を抑えるために、こうした給付制度を活用しましょう。
たとえば、リスキリング講座の受講時には次の補助金を利用できるため、費用を抑えてスキルアップできます。
補助金を利用すると、受講料の一部がキャッシュバックされます。具体的な制度内容や給付額などは後述しますが、補助金を活用することで、お得にリスキリング講座を利用可能です。
たとえば、侍エンジニアでは次のような講座を実質70%OFFの受講料で受けられます。
事業者により補助金の対象講座は異なるものの、幅広い講座をお得に受講できます。リスキリング講座を受講するときは、補助金の対象講座がないか確認すると良いでしょう。
個人が使えるリスキリング向けの補助金をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
リスキリングにおすすめの学習スキル10選
スキルは多岐にわたるため、リスキリングで何を学ぶべきか決めかねている人も多いですよね。
そこで、ここからはリスキリングにおすすめの学習スキルを、厳選して10個ピックアップして紹介します。
スキルの概要や、関連するおすすめ資格も交えて、順番にみていきましょう。
プログラミングスキル
プログラミングは、コンピューターを動かすための指示書であるプログラムを作るスキルです。目的を問わず活用しやすく、ITスキルのなかでもリスキリングに適しています。
- 転職、昇進、副業、独立など、目的を問わず幅広く活用しやすい
- WebエンジニアやAIエンジニアなど、幅広い職種へ転職しやすい
- 在宅ワークなどの自由な働き方が可能で、副業・独立にも有利
プログラミングスキルは、暮らしに欠かせないITを生み出すために必要なスキルです。そのためプログラミングができる人材の需要は高く、さまざまな場面で活躍のチャンスがあります。
プログラミングスキルを証明できる資格は、言語ごとに数多く存在します。需要や将来性が高いプログラミング言語の資格を選ぶのがおすすめです。
| おすすめ資格 | 概要 |
| Pythonエンジニア認定試験 | AI開発で注目のPythonスキルを証明できる資格 |
| Javaプログラミング能力認定試験 | 幅広い開発分野に使えるJavaスキルを証明できる資格 |
プログラミングは将来性が高いスキルであるため、これから学習するならおすすめです。
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。また、転職活動で内定を獲得できない場合には受講料を全額返金してもらえるため、かけた費用が無駄になる心配はありません。
「累計受講者数4万5,000名以上」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
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リスキリングでプログラミングを学ぶべきか悩んでいる人は、次の記事を参考にしてください。
Webデザインスキル
Webデザインは、Webサイトのデザインやレイアウトを作るスキルです。魅力的な見た目のWebサイトを作るためには、Webデザインスキルが欠かせません。
- Webデザイナーへの転職や昇進・昇格のチャンスが多い
- 在宅ワークが可能で、副業や独立にも向いている
- 未経験者でもスキルを比較的習得しやすい
Webビジネスが普及する昨今、多くの企業にWebデザインの需要があります。プログラミングスキルと同じく、仕事で活かしやすいスキルでしょう。
| おすすめ資格 | 概要 |
| ウェブデザイン技能検定 | Webデザインのスキルを証明できる国家資格 |
| Webクリエイター能力認定試験 | Webページの実装やデザインのスキルを証明できる資格 |
総合的に判断すると、Webデザインはリスキリングにおすすめのスキルといえます。
なお、Webデザイナーへの転職を見据えてWebデザインスキルを習得したい人には受講料の最大70%が給付される、侍エンジニアの「Webデザイナー転職コース」がおすすめです。
Webデザイナー転職コースでは、金銭面での支援を受けつつ、Webデザインスキルの習得から転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
※1：転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ
費用を抑えつつWebデザイナーへの転職を目指したい人におすすめのコースです。
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マーケティングスキル
マーケティングスキルは、商品やサービスを認知度向上や売り上げアップに導くためのスキルです。市場調査や広告戦略などの知識、分析ツールの活用スキルなど、幅広い知識・スキルを含みます。
- 業界を問わず求められるため、活躍のチャンスが多い
- 利益アップにつながるため企業に評価されやすい
マーケティングはあらゆる業種に欠かせないスキルであるため、スキルがあれば幅広い業界で活躍するチャンスがあります。とくに企画職や商品開発部、分析力を求められる仕事につきたい人におすすめのスキルです。
| おすすめ資格 | 概要 |
| マーケティング検定 | マーケティングの知識やスキルを証明できる資格 |
| ネットマーケティング検定 | Webマーケティングに特化した資格 |
なお、マーケティングが学べるリスキリング向け講座にはWORKPORTの「マーケティング戦略」があります。市場調査や商品開発の手法、ブランド戦略など、ビジネスで求められるマーケティングスキルを学べる講座です。
語学スキル
語学スキルは、英語やフランス語などの外国語を扱うスキルです。語学スキルがあれば、日本にはない情報を収集したり、日本語が通じない国で生活したりできます。
- 業界を問わず求められるため、活躍のチャンスが多い
- 海外への進出も目指せる
- 海外からの情報収集がスムーズになる
語学スキルを身につけると、海外情報の素早い入手や世界への進出が可能となります。
さまざまな言語がありますが、やはり手堅いのは英語スキルです。英語スキルを証明できれば、昇給につながる可能性もあります。
将来的に海外で働きたい人は、語学スキルを学習すると良いでしょう。
なお、語学スキルを学べるリスキリング講座にはMeRISE英会話の「英語リスキリングプログラム」があります。リスニングから学ぶ独自の学習法を採用しており、英語が苦手な人でも無理なく学習可能です。
データ分析スキル
データ分析は、データを分析して有用な情報を見つけ出すスキルです。統計学やデータ分析手法の知識、データ分析に用いられる「BIツール」の活用スキルなどを含みます。
- ビジネスのデータ活用において需要が高い
- 経営課題の解決につながるため評価されやすい
- AIエンジニアへの転職も目指せる
ビジネスではデータ活用が注目されているため、データ分析スキルの需要は高いです。また、将来性が高いAI開発にもデータ分析は欠かせず、AIエンジニアへの転職も目指せます。
| おすすめ資格 | 概要 |
| Python3エンジニア認定データ分析試験 | Pythonを使ったデータ分析の知識を証明できる資格 |
| 統計検定 | データ分析に欠かせない統計学の知識を証明できる資格 |
なお、データ分析を学びたい人には受講料の最大70%が給付される、侍エンジニアの「データサイエンスコース」がおすすめです。データ分析や注目の「機械学習」について実践的に学べます。
リスキリングでデータ分析スキルを身につけようか悩んでいる人は、下の記事を参考にしてください。
生成AIの活用スキル
「ChatGPT」をはじめとする「生成AI」の活用スキルもおすすめです。生成AIの基礎知識や、プロンプト（指示文）を設計・最適化する「プロンプトエンジニアリング」の知識を含みます。
- 事務作業やコンテンツ制作の効率化につながる
- 生成AIの普及にともない需要アップが期待できる
生成AIを使いこなせるようになれば、事務作業やコンテンツ制作の効率化につながります。生成AIの活用は業界を問わず進んでいるため、さらなる需要の高まりが期待されるスキルです。
| おすすめ資格 | 概要 |
| 生成AIパスポート | 生成AIを安全に利用するための知識を証明できる資格 |
| Generative AI Test | 生成AIの基礎知識を短時間で証明できる資格 |
なお、生成AIが学べるおすすめ講座を知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
情報セキュリティの知識
情報セキュリティの知識は、情報を安全に活用するために不可欠です。情報管理におけるリスクや、セキュリティ技術などに関する知識を含みます。
- サイバー攻撃から情報を守るうえで不可欠
- リモートワークや生成AIの普及にともない重要性が高まっている
昨今では、リモートワークでの情報漏えい、生成AIを悪用したサイバー攻撃も増えてきました。企業や個人の重要な情報を守るためには、情報セキュリティに対する理解が欠かせません。
| おすすめ資格 | 概要 |
| 情報処理安全確保支援士試験 | 情報セキュリティの高度な知識を証明できる国家資格 |
| CompTIA Security+ | サイバーセキュリティに特化した国際資格 |
情報セキュリティの知識は、どのようなビジネスに携わるとしても、前提として持っておくべきです。セキュリティ系の職種を目指す人に限らず、基礎知識は身につけておきましょう。
なお、情報セキュリティの講座に関する情報は、IPA（情報処理推進機構）の公式サイトで公開されています。ぜひチェックしてみてください。
動画編集スキル
動画編集は、動画素材を用いて高品質な動画を制作するためのスキルです。動画編集のテクニックに関する知識や、動画編集ソフトの活用スキルを含みます。
- 動画の活用が注目されており需要が高まっている
- 在宅ワークが可能で、副業や独立にも向いている
ビジネスに動画を取り入れる企業は多く、さらなる需要の高まりが期待されます。プログラミングスキルと同様に、在宅ワークがしやすいのも強みです。
| おすすめ資格 | 概要 |
| Adobe認定プロフェッショナル Premiere Pro | 人気の動画編集ソフト「Premiere Pro」の活用スキルを証明できる資格 |
| CGクリエイター検定 | CG映像の制作スキルを証明できる資格 |
なお、動画編集を学べるリスキリング向け講座には、ユーキャンの「はじめての動画編集」があります。1ヶ月ほどで基本的な動画編集スキルを身につけられるカリキュラムとなっています。
マネジメントスキル
マネジメントは、ヒトやモノといった経営資源を適切に管理するためのスキルです。組織を成功に導くうえでマネジメントスキルが欠かせません。
- 管理職・リーダー職へのキャリアアップを目指せる
- 汎用性が高く、幅広い業界で役立つ
マネジメントスキルは、管理職やリーダー職にとって不可欠です。マネジメントスキルを身につければ、業界を問わずキャリアアップを目指しやすくなるでしょう。
| おすすめ資格 | 概要 |
| ビジネスマネジャー検定試験 | 管理職に必要な知識を証明できる資格 |
| PMP | プロジェクトマネジメントに関する知識を証明できる資格 |
なお、マネジメントを学べるリスキリング向け講座には、パーソルの「マネジメント講座」があります。管理職に求められるマネジメントスキルを体系的に学べます。
営業スキル
営業スキルは、商品やサービスを効果的に売り込み、顧客獲得や売り上げアップにつなげるスキルです。顧客と円滑にコミュニケーションを取ったり、魅力的な提案をしたりするためのスキルを含みます。
- 利益アップにつながるため企業に評価されやすい
- 汎用性が高く、幅広い業界で役立つ
- 副業や独立の成功率アップにもつながる
営業スキルは利益アップにつながるため、企業に評価されやすいでしょう。また副業や独立でも、営業スキルがあれば効率的に案件を獲得できます。
なお、営業を学べるリスキリング向け講座には、オープンループパートナーズの「営業職向け総合講座セット」があります。営業職に必要なスキルを、1ヶ月ほどで体系的に学べるカリキュラムです。
【目的別】リスキリングにおける学習分野の決め方
ここからは、次の目的別にリスキリングで何を学ぶか決めるポイントを紹介します。
転職が目的の場合
転職が目的の場合、理想の働き方やキャリアを実現できるかを基準に学ぶスキルを決めましょう。年収や仕事内容のチェックは欠かせません。
学ぶスキルにより目指せるキャリアは異なります。たとえば、プログラミングスキルを習得した場合は次のキャリアを実現できます。
| 職種の例 | 年収相場 |
| プログラマー | 417万円 |
| システムエンジニア | 494万円 |
| Webエンジニア | 490万円 |
| ITコンサルタント | 645万円 |
参考：求人ボックス
プログラミングスキルはリモートワークとの相性がよく、自由度の高い働き方もできます。働く場所や時間に縛られず働きたい人は、プログラミングを含むITスキルがおすすめです。
いっぽうで営業スキルなどは、対面でのやり取りが多い仕事に役立ちます。その反面、リモートワークだと役立つ場面は限定されるでしょう。
このように、学習するスキルによって年収や実現できる働き方が異なります。自分が希望する職種や労働条件を明確にしたうえで、学ぶスキルを選んでください。
なお、リスキリングで転職が有利になるのか、その実態が気になる人は次の記事を参考にしてください。
昇進・昇給を見据えたスキルアップが目的の場合
昇進や昇給が目的の場合、所属企業に評価されるスキル・資格を取得する必要があります。昇進・昇格の基準は業界・職種・企業によって異なるため、まずは所属企業に確認しましょう。
たとえば、IT企業ならプログラミング言語を扱うスキルが当てはまります。新しい言語を習得できれば担当できる開発分野が増えるため、企業から評価される可能性があります。
そのほか、商社なら社内のDX化に必要なITツールの操作方法の習得などが評価されやすいです。業務で使用するツールを扱うスキルがあれば、業務の自動化や効率化を実現できます。
また、空いた時間で新しいビジネスに取り組めるため、業績アップに貢献できる可能性も。業務の効率化や業績向上に貢献できれば、昇進・昇格につながります。
このように、リスキリングを効果的に行うためには、所属企業に評価されるスキルを習得すべきです。所属企業でどのようなスキルが評価されるか分析し、最適なスキルを選択しましょう。
副業・独立が目的の場合
副業・独立が目的の場合、理想の働き方が実現できるかを基準に学ぶスキルを選択すべきです。
副業や独立を目指すなら、自由度の高い働き方を実現したい人が多いはず。しかし、すべてのスキルが希望の働き方に適しているわけではありません。
たとえば、対人業務が発生する介護やサービス業に関するスキルは、自由度の高い働き方を実現しにくいです。その点、プログラミングスキルを習得すれば在宅ワークを実現できます。
そのほか、WebデザインやWebマーケティングなども副業・独立しやすいスキルです。副業・独立をきっかけに自由度の高い働き方を目指したい人は、希望を実現しやすいスキルを選択しましょう。
【年代別】リスキリングにおける学習分野の決め方
リスキリングの学習分野選びでは、年代ごとの事情も考慮する必要があります。
そこで、ここからは次の年代別にリスキリングで何を学ぶかを決めるポイントを紹介します。
20代
20代は自分の興味・関心を基準に決めれば問題ありません。
20代は伸びしろがあり、さまざまなキャリアに挑戦できる年代です。仕事に活かしたい場合は、長期的に活かせるスキルを選ぶのが良いでしょう。具体的には、次のように将来的に長く活かせるスキルがおすすめです。
- プログラミングスキル
- ITツールの活用スキル
- 語学スキル
若さがあるとはいえ、何度もリスキリングで学び直すのは負担が大きくなります。スキルの将来性も加味して選びましょう。
30代
30代はキャリアの転換期であり、リスキリングが人生設計に大きく影響する年代です。そのため、リスキリングで学ぶスキルは慎重に選びましょう。
家庭を持つようになると経済的な負担も大きくなるため、収益性も考慮したいところです。また、現職のキャリアアップにつながる管理職・リーダー職向けのスキルも有力といえます。
具体的には、次のようなスキルがおすすめです。
- プログラミングスキル（とくにAI開発系）
- データ分析スキル
- マネジメントスキル
30代のリスキリングにおすすめなスキルをより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
40代
40代になると、キャリア転換のハードルが上がってきます。経済的な不安も大きくなりやすい年代のため、手堅さも考慮したいところです。
現職のキャリアアップを目指せるスキルや、習得しやすく挫折しにくいスキルを選ぶと良いでしょう。具体的には、次のようなスキルがおすすめです。
- マネジメントスキル
- マーケティングスキル
- 動画編集スキル
40代のリスキリングにおすすめなスキルをより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
→ 40代からリスキリング！おすすめの学習分野や取り組み方も紹介
→ 40代女性のリスキリング(学び直し)におすすめなスキル6選【副業・転職別】
→ 40・50代主婦のリスキリング(学び直し)におすすめなスキル3選【目的別】
50代以降
50代以降のキャリア転換は簡単ではありません。いっぽうで、家庭が落ち着いてくる分、リスキリングのチャンスが多い年代でもあります。
副業や趣味の範囲で、無理なくスキル拡大を図るのも良いでしょう。また、同年代との差別化を図りやすいIT系のスキルなども有力といえます。
具体的には、次のようなスキルがおすすめです。
- プログラミングスキル
- ITツールの活用スキル
- 動画編集スキル
50代以降のリスキリングにおすすめなスキルをより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
→ 50代からリスキリングに取り組む全手順【おすすめスキルから学習方法】
→ 50代女性のリスキリング(学び直し)におすすめなスキル5選
→ 60代からのリスキリング！おすすめのスキルや注意点も紹介
個人がリスキリングする3つの方法
なかには、どうリスキリングを進めていけば良いか、イメージが湧かない人もいますよね。そこで、ここからは、個人がリスキリング目的で学ぶ方法を、3つにまとめて紹介します。
方法1：参考書や学習サイトで独学する
学ぶスキルに合わせた参考書や学習サイトを用いて独学する方法があります。パソコンを使わずじっくり学びたい人には参考書、パソコンで効率よく学びたい人には学習サイトがおすすめです。
また、独学だと自分で学び進める必要があるものの、講座やスクールよりも費用を抑えやすいのがメリットです。
ただし、独学では不明点や問題点があっても質問できず、挫折しやすいデメリットも。事実、弊社のプログラミング学習者を対象にした調査では約9割の人が「挫折や行き詰まりを感じたことがある」と回答しました。
調査概要
掲載元：PR TIMES
調査期間：2019年8月13日~8月20日
調査方法：インターネット調査
サンプル数：n=298
調査対象：10代〜80代の男女
費用を抑えようとして挫折するのでは、結果として多くの時間や費用を失うことになります。独学で挫折しないか不安な人は、後述する講座やスクールを利用するのが確実です。
方法2：リスキリングの専門講座に申し込む
リスキリング専門講座を受講すれば、無理なくスキルを学べます。
リスキリングで学ぶスキルは、Webサイトや本での独学も可能です。しかし、独学ではわからないことを質問できず挫折するリスクがあります。また、自分に合う教材選びも難しく、スムーズに学習できないケースも多いです。
その点、リスキリング専門講座を受講すれば講師の指導を受けながら学習できます。対面・オンラインレッスンや質問機能でわからない点を相談できるため、未経験者も挫折しにくいです。
さらに、実践学習を含む教材が用意されているため、学習後に目的を実現できるスキルが学べます。とくにリスキリング向けの講座は、次のように目的の実現に直結するカリキュラムが多いです。
プログラミングや介護スキルなど、独学では習得が難しいものも講座を受講すれば習得できます。効率的に目的を実現したい人は、リスキリング専門講座で学習するのがおすすめです。
なお、次の記事ではおすすめのリスキリング向け講座を詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
方法3：補助金対象スクールに申し込む
費用をおさえてリスキリングに取り組みたい人は、補助金対象のスクールを利用するのがおすすめです。
前述のとおり、リスキリング向け講座を対象とした補助金は2種類あります。
受講者が1度受講料を立て替える必要はあるものの、補助金を利用すれば実質負担が減らせます。予算が少ない人でも、補助金を利用すれば受講できる可能性があるのです。
同じスキルが学べるのであれば、補助金を利用できるスクールがお得。スクールを検討するときは、補助金のあるところを優先的に検討すると良いでしょう。
なお、リスキリングで転職を目指したい人は侍エンジニアがおすすめです。「Webエンジニア転職保証コース」はWebエンジニア、「Webデザイナー転職コース」はWebデザイナーへの転職を目指せます。
また、両コースは転職保証制度の対象です。条件を満たしたうえで受講期間内に内定を獲得できない場合は、受講料が全額返金されます。学習サポートや転職支援が充実しているため挫折するリスクは低いものの、万が一転職がうまくいかなくても安心です。
加えて、キャリア相談や面接対策、求人紹介など転職サポートも充実。はじめての転職でも、安心して活動できます。効率的にスキルを習得し、WebデザイナーやWebエンジニアへ転職したい人は侍エンジニアを検討してください。
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リスキリングに活用できる個人向け補助金
ここからは、リスキリングに利用できる補助金を、2つにまとめて解説します。
なお、簡単に各補助金の概要を知りたい人は次の一覧表を参考にしてください。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、転職を目的としたスキルアップの支援事業です。
対象者は企業と雇用契約を結んでいる人で、次の労働形態に該当する人です。加えて、スキルアップの目的が副業や独立ではなく、転職である必要があります。
- 正社員
- 契約社員
- パート/アルバイト
- 派遣社員
対象者の条件を満たしていれば、受講料の最大70%が支給されます。受講料は1度全額立て替えが必要で、補助金の支払いタイミングはスクールごとに異なります。
たとえば、侍エンジニアは講座を修了した段階で受講料の50%。転職後1年間就業したと確認できたタイミングで20%が支給されます。
- 受講修了したら受講料の50%相当額を支給(上限40万)
- 侍エンジニアが紹介した求人に転職後、1年間継続的に就業した段階で追加の20%相当額を支給(上限16万)
このように、「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、転職を目的にスキルアップを検討中の人が利用すべき補助金です。
なお、より詳しくリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
教育訓練給付制度
「教育訓練給付金制度」は、労働者のスキルアップを支援する制度です。
対象者は雇用保険に加入している在職者で、離職して1年以内の人が該当します。キャリアアップ支援事業と同様に、次の労働形態で働く人が利用できます。
- 正社員
- 契約社員
- パート/アルバイト
- 派遣社員
教育訓練給付金制度は3つの給付金にわかれており、それぞれ支援対象が異なります。
一般教育訓練給付金は、安定した雇用や就職につながるスキル。特定一般教育訓練給付金は、再就職や早期のキャリアアップにつながるスキル。専門実践教育訓練給付金は、中長期的なキャリア形成につながる専門分野のスキル習得が対象です。
補助金の割合も異なり一般教育訓練給付金が最大20%、特定一般教育訓練給付金が最大40%、専門実践教育訓練給付金が最大80%給付されます。
教育訓練給付金は対象条件が厳しくないため、転職を含む幅広い目的でのスキル学習に利用できます。
まとめ
今回は、リスキリングで何を学ぶべきか解説しました。
リスキリングで学ぶスキルに悩んでいる人は、転職や昇進・昇格など目的に合わせて選択すると良いでしょう。また、将来性や選択肢の多さを考えると、プログラミングスキルがおすすめです。
リスキリングで学ぶスキルが決まっていない人は、本記事を参考に選択してください。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
参考：SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor（スーパーバイザー）、楽天株式会社（ディレクター）、アスキーソリューションズ（PM）などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。
