リスキリングで転職を実現する全手順【年代別の難易度とスキル習得法】

この記事では、年齢別にリスキリングで転職が有利になる可能性を解説します。

リスキリングをしたら転職はうまくいくのかな?
どんなスキルを身につければ、転職が有利になるんだろう…

職場で求められる能力の研鑽や新しいスキルの習得を促すため、政府はリカレント教育(社会人の学び)やリスキリング(学び直し)に注力しています。補助金助成金など、政府が提供する給付制度を活用すれば、費用をおさえつつリスキリングも可能です。

そんななか、転職を見据えリスキリングへ取り組もうとしている人は多いですよね。

ただ、実際にリスキリングに取り組むことで転職は上手くいくのか、イメージが湧かない人もいるはず。リスキリングについて知らないまま学び始めては、かけた費用や時間を無駄にしかねません。

そこで、今回はリスキリング(学び直し)で転職は有利になるのか、その是非・可能性を年齢別に詳しく解説します。異業種への転職を見据えたリスキリングにおすすめの学習分野や注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

リスキリングとは
新しい職業に就くまたは現在の職業で必要とされる業務に適応するため必要なスキルを獲得すること。DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタルテクノロジーを活用して価値の創造や課題を解決すること)を推進させる背景から、政府や企業は積極的にリスキリングを進めている

この記事の要約
  • 年齢問わずリスキリングをすれば転職に有利
  • リスキリングはITスキルの習得を目指すのがおすすめ
  • 補助金の対象講座を活用すればお得にリスキリングできる
目次

転職はリスキリングで実現可能

結論、転職はリスキリングで実現可能です。現在、多くの業界で人材不足が深刻化しているためです。

とくにITやデジタル分野、医療や物流などの業界では人材不足が顕著なため、早急な解決が必要不可欠です。しかし、このような専門的なスキルが必要な業界は、簡単に優秀な人材が確保できるわけではありません。

そのため、すでにスキルがある人材を積極的に採用するだけでなく、リスキリングで基本的なスキルを学んだ人材にも注目するようになってきているのです。

例えば、IT業界では技術革新のスピードが速く、近年注目されているデータサイエンティストAIエンジニアなどの専門人材は大きく不足しています。若手人材や新入社員を育てるだけでは人材不足に対処できないため、別業種の出身であってもプログラミングやデータ分析をリスキリングした人材であれば転職できる可能性が高いです。

また、リスキリングが注目される背景には、従来の業界経験に基づいたスキルを持ちつつ、新しいスキルを身に付けて柔軟に活躍できる人材へのニーズも高まりつつあります。例えば、物流業界では人材不足や需要拡大に対応する目的でさまざまなシステム導入が行われていますが、そのシステム導入を先導する人材が不足している点が課題です。

このような例は日本国内において非常に多く、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発表したDX動向2024では、日本企業の85%以上が情報通信に関わる人材が社内で不足していると回答しています。

つまり、会社内に新しいITツールやシステムを導入したくても、それを推進できる人材がおらず思うような設備投資が進められない事態におちいっている企業が多いのです。ITマネジメントスキルを持った人材が新たに物流知識などをリスキリングして身に付ければ、非常に需要が高い人材を目指せるでしょう。

このように急速に進む人材不足や技術変化への対応が必要なため、リスキリングは転職に大いに役立つといえます。

転職目的でリスキリングに取り組むメリット

転職目的でリスキリングに取り組むメリット

ここからは、転職目的でリスキリングに取り組むメリットを、2つにまとめて解説します。

メリット1:希少な人材として転職しやすくなる

リスキリングで新しいスキルを身に付ければ、転職市場において希少な人材として評価され、転職しやすくなります。とくに現職でしっかりとスキルを身に付けた人は、ITスキルをリスキリングすることでより同業種や異業種でも活躍できる可能性が高いです。

理由として、日本はIT業界だけでなく、世間全体でITスキルを習得した人材が少ないことがあげられます。事実、内閣府が2020年に調査した結果によると、日本は他国と比較してIT人材が非IT産業に従事する割合が少ないことがわかっています。

また、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が2020年に調査した結果では、ITツールなどを利用するユーザー企業では全体の約90%がIT人材が不足していることを実感しています。

上記の結果から、IT業界の人材不足が叫ばれている現代社会では、IT業界以外でもIT人材の不足が深刻化しているといえるでしょう。

リスキリングによってITスキルを身に付ければ、今のスキルと掛け合わせてIT業界以外のさまざまな場で求められる人材として成長できます。例えば、事務職で働いている人がVBAなどの自動化スキルを身に付けた場合、効率的に作業を行える人材として高い評価を得られます。

ほかにも、営業関連職にいた人がプログラミングスキルを身に付けることもおすすめです。今まで培った営業スキルとプログラミングスキルを掛け合わせて、セールスエンジニアとして歩み出せます。

現職のスキルとITスキルを持った人材は希少性が高く、業種問わず転職を有利に進められます。

メリット2:高需要なスキルを習得すれば年収も高まる

リスキリングで需要の高いスキルを習得すれば、年収を高めることも可能です。

とくにAIなどの最先端スキルを扱う職種の場合は、平均年収も高い傾向にあり、転職できればより経済的に安定した生活を送りやすいです。

事実、求人ボックスが公開しているデータによると、AIエンジニアの平均年収は496万円です。令和5年民間給与実態統計調査によると日本の平均年収は460万円なので、AIエンジニアは約40万円程度平均年収が高いことがわかります。

また、厚生労働省が発表しているデータでは、Web開発に関わるWebエンジニアの平均年収は約557万円と高額です。リスキリングでITスキルなどの需要が高いスキルを習得すれば、平均よりも大きく稼ぐ職種に転職を目指せます。

【年代別】リスキリングで転職できる可能性

【年代別】リスキリングで転職できる可能性

リスキリングに取り組むことで、年齢問わず転職は有利になります。一方、どの程度有利にはたらくかは年齢ごとで違いがあります。

ここからは、年代別にリスキリングで転職できる可能性を解説します。

【20代】スキル習得で転職できる可能性大

20代の場合、リスキリングで転職が有利になる可能性が高いです。

厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果」によると、20~24歳・25~29歳の転職入職率は、19歳以下を除くと最も割合が多いです。

このことから、社会人として数年間働いたのち、年収アップや仕事の変更を目的に転職する20代が多いことがわかります。

20代はポテンシャルが高く、採用側から見ても魅力的な人材です。現時点でスキルがなくても成長意欲をアピールできれば転職できる可能性は十分あります。

そのうえでリスキリングを行えば、ほかの20代求職者よりもさらに差別化できるようになり、より希少性の高い人材として自分を強くアピール可能です。

場合によっては、多くの転職希望者から人気のある大手企業や上場企業などへの転職も目指せます。20代ならではのポテンシャルと積極的なリスキリングを活かして、自分の価値を最大限に伝えていきましょう。

【30代】社会人経験・スキルの両面から評価される

20代と同様に、30代はリスキリングへ取り組むことで、転職を有利に進められる可能性が高まります。

厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果」によると、30~34歳男性の転職入職率が10%、女性が14.2%でした。35~39歳は男性8.5%、女性12.4%なので、20代に比べると転職割合は下がるものの、転職する人は多い年代です。

30代は20代ほどの伸びしろやフレッシュさは少ないものの、社会経験の深さや身に付けた業務スキル、実績などを活かしながら即戦力として転職を有利に進められる年代といえます。

事実、令和5年に厚生労働省が実施した調査によると、多くの企業は中途採用者に「人柄」と「職歴、キャリア、実務経験」を求めていることがわかります。

30代はすでに業務経験を積んでいるケースが多いことから、多くの企業のニーズにマッチする人材なので転職市場においても需要が高いです。

また、次いで「技能・技術」に関しても48.7%の事業所が求めていることから、リスキリングによって技能や技術を身に付ければより希少性の高い人材として企業にアピールが可能です。

リスキリングによって業務スキルに加えて専門スキルを身に付けた30代では多くの企業から即戦力として期待されるでしょう。30代からリスキリングに取り組む具体的な手順やおすすめスキルを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

30代のリスキリング(学び直し)におすすめなスキル5選【副業・転職別】
更新日:2024年11月18日

【40代】今のスキルを活かしたリスキリングがおすすめ

40代は20代や30代と比較すると転職難易度が非常に高くなります。

事実、厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果」によると、40代の転職入職率は20代と比較すると一気に落ち込むことがわかります。

40代はキャリアの折り返し地点を過ぎて、リーダーや責任者として現場を引っ張ることが求められる年代です。そのため、たとえリスキリングしていたとしても、完全未経験の業界への転職は非常に難しいといえます。

40代でリスキリングして異業種への転職を目指すのであれば、現職のスキルと上手に掛け合わせる必要があります。例えば、金融業界から健康関連業界への転職を考えた場合、まず現職のデータ分析やレポーティングなどのスキルが大いに役立つでしょう。

そのうえで、リスキリングでデータサイエンスやAIのスキルを身に付ければ、より効率的に医療データや健康関連の統計分析に役立てることが可能です。

業界経験がなくても、目指すべき業界で役立つ現職スキルとリスキリングで得た専門スキルがあれば、40代からでも異業種の転職は決して不可能ではありません。

40代からリスキリングに取り組む方法やおすすめスキルを詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

40代女性のリスキリング(学び直し)におすすめなスキル6選【副業・転職別】
更新日:2024年11月18日
40代からリスキリング!おすすめの学習分野や取り組み方も紹介
更新日:2024年11月18日

【50代・60代】リスキリングでセカンドキャリアも開拓できる

40代と同様、50・60代も転職の難易度を下げられる点で、リスキリングへの取り組みは効果的といえます。

厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果」によると、50代・60代の転職入職率は40代後半以降の年代と比べても大差ない割合です。

また、一般的な定年である60歳以降は、男女ともに割合がアップしています。定年後は所属企業を退職し、別のキャリアを目指す人が多いと予想できます。

しかし、その一方で50代・60代は定年前にキャリアチェンジする難易度が高いです。企業は多くの場合、長期的な戦力になれることを重視する傾向が強いため、若手と同様のスキルレベルの場合は若手人材が採用されます。

そのため、50代・60代が異業種転職を目指す際には、リスキリングは必須といえます。今までの深い業務経験に加えてリスキリングで若手に負けないレベルの専門スキルを身に付けなければ、正社員転職を勝ち取ることはできないと考えたほうが良いでしょう。

ただし、近年では人材不足の観点からシルバー人材に多くの注目が集まっているのも事実です。事実、厚生労働省の令和5年「高年齢者雇用状況等報告」によると、60歳以上の常用労働者の推移は年々高まっています。

現代日本が少子高齢社会であることを踏まえると今後もこの流れは加速すると考えられるため、60歳以上でも新しいキャリアを歩むチャンスにも恵まれやすいです。専門スキルをリスキリングしておけば、頼れるシルバー人材として重宝される可能性もあるでしょう。

50・60代からリスキリングに取り組む方法やおすすめスキルを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

50代女性のリスキリング(学び直し)におすすめなスキル5選
更新日:2024年11月18日
60代からのリスキリング!おすすめのスキルや注意点も紹介
更新日:2024年11月18日
50代からリスキリングに取り組む全手順【おすすめスキルから学習方法】
更新日:2024年11月18日

転職を見据えたリスキングにはITスキルがおすすめ

転職を見据えたリスキングにはITスキルがおすすめ

転職を見据えたリスキリングには年齢や性別問わず活用できるITスキルがおすすめです。

ITスキルは業界問わず必要なスキルで、幅広い企業への転職で有利にはたらきます。たとえば、PythonJavaなどプログラミングスキルを身につければ、ITエンジニアへの転職が可能です。

また、SNS運用やWebサイトのアクセス分析などマーケティングを学ぶことで、Webマーケターや企画開発職などを目指せます。そのほか、ChatGPTBing AIなどのAIツール、Microsoft製品などの操作スキルを身につければ転職でアピールできます。

さらに、ITスキルは需要が高く、1度身につけると長く活用可能です。なかでもIT業界では、年齢問わずスキルがあれば活躍できます。IT業界は平均年収も高いため、転職により収入アップを実現したい人にもおすすめです。

以降では、リスキリングにおすすめのITスキルを厳選して4つ紹介します。

リスキリングにITスキルがおすすめな理由をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

リスキリングでITスキルを習得する全手順【おすすめから学習方法】
更新日:2024年11月18日

プログラミングスキル

プログラミングは、リスキリングにおすすめなスキルの1つです。

プログラミングスキルを身につけることで、プログラマーやシステムエンジニアなどIT職種への転職を実現できます。

エンジニアをはじめとしたIT職種は、日本の平均年収460万円と比べて年収が高い傾向にあります。リスキリングでプログラミングスキルを学べば、次のように比較的高年収で働ける可能性もあるためおすすめです。

職種の例年収相場
プログラマー426万円
システムエンジニア494万円
Webエンジニア494万円
ITコンサルタント658万円

参考:求人ボックス

また、IT関連職は既成概念にとらわれない新しい働き方を取り入れている企業も多いです。テレワークフレックスタイム制などを導入しているケースもあるので、より自由に働ける可能性もあるでしょう。

近年はクラウドやAIなどの新しい技術の需要も増加しているため、将来性も高く、プログラミングスキルを習得して長期にわたって活躍できる点も魅力です。

なお、IT企業への転職を見据えプログラミングスキルを習得したい人は、侍エンジニアの「転職保証コース」がおすすめです。

給付金の活用で受講料が最大80%OFFになる「転職保証コース」では、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習を、転職活動はキャリアコンサルタントがサポートしてくれます。転職活動で内定を獲得できない場合には受講料を全額返金してもらえる「保証制度」が適用されるので、かけた費用を無駄にする心配もありません。

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してIT企業への転職が実現できますよ。

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リスキリングにプログラミングがおすすめな理由をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

リスキリングでプログラミング習得する全手順【学び方とおすすめ講座】
更新日:2024年11月18日

AI・データサイエンススキル

AI・データサイエンススキルは、リスキリングにおすすめです。

具体的にはPythonを活用したAIや機械学習開発、データ分析のスキルが該当します。両スキルを身につけることで、AIエンジニアやデータサイエンティストへの転職が目指せます。

AI・データサイエンス分野は、IT業界のなかでも将来性と需要が高い分野です。また、人材が不足する分野でもあるため、AI・データサイエンススキルのある人材は年収が高い傾向にあります。

職種の例年収相場
AIエンジニア496万円
データサイエンティスト696万円

参考:求人ボックス

AIエンジニアやデータサイエンティストに転職できれば、日本の平均年収460万円より200万円以上高い水準を目指せます。

また、近年はAI市場が年々右肩上がりに伸長しています。総務省発表の令和6年版情報通信白書によると、世界のAI市場の推移は2021年以降年々増加傾向にあり、2030年には18兆円規模の市場に成長することが予想されているのです。

AI関連事業はこれから大きく成長していくことが予想されるので、リスキリングでスキルを身に付ければ成長性の高い業界で活躍できます。未経験からリスキリングでデータサイエンススキルを習得する手順を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

未経験からリスキリングでデータサイエンス習得する全手順【データサイエンティスト転身】
更新日:2024年11月18日

Webデザインスキル

リスキリングでWebデザインスキルを学ぶこともおすすめです。Webデザインスキルとは、HTMLやCSS、JavaScriptを用いて魅力的なWebサイトのデザインを作成するスキルを指します。

Webデザイナーとして転職できれば、在宅ワークやフレックスタイムなど自由度の高い働き方も目指しやすいです。また、近年はインターネットショッピングの利用状況が高いことなどが相まって、Webデザイナーの需要も高まっています。

総務省の令和3年情報通信白書によるとインターネットを介して利用するサービスについて、70%以上もの人がインターネットショッピングをあげています。

ユーザーがホームページやWebサービスを通じて買い物を楽しめる仕組みを考えるWebデザイナーは、今後も長期的に高い需要が期待できるでしょう。Webデザインのリスキリングにおすすめな講座を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

リスキリング補助金対象のWebデザインスクール・講座おすすめ5選
更新日:2024年11月18日

Webマーケティングスキル

リスキリングがおすすめのITスキルとして、Webマーケティングもあげられます。Webマーケティングとは次のような分野で活躍できるスキルです。

  • SNSやWebサイトのアクセス解析
  • Web上での商品購入に関するデータ分析
  • 検索順位上昇による認知度の向上

上記のようなインターネットを利用したマーケティングスキルが身に付けば、Webマーケターとして転職が可能です。

Webマーケターは企業の利益アップに必要な職種のため、幅広い業界から需要があり、幅広い企業から自分に合う求人を選びやすい魅力があります。

また、近年は広告業界においてもWeb媒体は非常に有用であるため、広告関連企業などへの転職が可能です。事実、令和5年情報通信白書によると世界の媒体別広告費はデジタル広告が圧倒的に多くなっており、テレビ広告以上の宣伝媒体となっています。

今後もデジタル媒体向けの広告運用が増加していくことを考えると、Webマーケティングスキルをリスキリングしておいて損はありません。

なお、リスキリングで何を学べばいいか決められない人は、次の記事を参考にしてください。

リスキリングでは何を学ぶ?目的・年代別のおすすめスキルまとめ
更新日:2024年11月18日

リスキリングで転職を目指す際は給付金講座を活用しよう

リスキリングして転職を目指す場合は、リスキリング転職支援が充実している講座を受講するのがおすすめです。

経済産業省リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を展開しており、対象講座に申し込みをして転職に成功すると最大70%受講料が助成されます。

また、リスキリングのみならず、専門実践教育訓練給付金を利用する方法もあります。専門実践教育訓練給付金とは、厚生労働省から認可を受けた講座を受講して転職を実現した場合に最大80%の助成が受けられる制度です。

給付金の対象者は在職中の人、もしくは離職して1年以内の人に限られますが、リスキリングを含め幅広い講座が対象です。どちらの助成金も講座費用をお得にリスキリングと転職を実現できるので、利用しない手はありません。

例えば、侍エンジニアの対象講座ではリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業などの給付金を利用することで、次の負担で受講可能です。転職活動の支援を受けつつ、プログラミングやWebデザイン・データサイエンスが学習できるので、市場価値を高めながらキャリアを実現できます。

侍エンジニアの給付金対象講座受講料/実質負担額
Webエンジニア転職保証コース84万950円/20万950円
Webデザイナー転職コース38万1,150円/13万3,800円
AIデータサイエンスコース84万950円/20万950円

なお、給付金対象のおすすめ講座を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

補助金対象のリスキリング講座おすすめ8選【個人向けを厳選】
更新日:2024年11月18日

まとめ

今回は、リスキリングで転職が有利になるかについて解説しました。

リスキリングすることで、今まで積み上げた業務知識に加えて新しいスキルが身に付くため、希少性の高い人材として年齢問わず転職を有利に進められます。

転職を目的としてリスキリングにはITスキルがおすすめです。ITスキルを身に付けることで、最新技術に対応できる人材を目指せます。また、IT業界に転職できれば高年収を稼ぎつつ、在宅ワークなどの自由な働き方も実現可能です。

侍エンジニアなどの給付金の対象講座を受講すれば、講座料金を最大80%もお得にできるのでぜひ利用してリスキリングに取り組んでみましょう。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

この記事を書いた人

【プロフィール】
Webライター5年目。中学校の教員としてICT教育を担当した後、SES企業にてSQLを用いた運用・保守に従事。業界経験を積んだ後、システム開発に関わりたいと大手SIerに転職。基本設計からテストまでと一連の開発を担当する傍ら、Webライターとしての活動を開始。2024年から侍エンジニアブログの記事作成を担当。初心者の方でもわかりやすい解説を心がけています。
【専門分野】
IT/Web開発、データベース運用・保守

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