この記事では、目指すべきかも交え、未経験からのITエンジニア転職がやめとけといわれる理由を解説します。
未経験からITエンジニアはやめとけって本当?
後悔なくITエンジニアを目指すにはどうしたらいい?
IT人材不足の深刻化によりITエンジニアの需要は増し、他の職種に比べ高い報酬を設けるケースが増えてきました。こうした背景から、ITエンジニアに関心を抱いている人もいますよね。
ただ「未経験の状態でITエンジニアとして入社するのはやめておいた方がいい」といった噂も聞くため、目指そうか悩んでいる人もいるはず。実態を確かめないまま目指し始めては「もっとちゃんと調べておけばよかった…」と後悔しかねません。
そこで、この記事では現役エンジニアの口コミも交え、未経験からのITエンジニア転職が「やめとけ」といわれる理由を解説します。未経験からITエンジニアへ転身した際の実態も交え、目指すべきなのかも解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 未経験からのITエンジニア転職はメリット・デメリットがある
- 経験者に比べて収入が低い傾向にあるためやめとけといわれる
- 技術スキル+前職で身につけたスキルがあれば活躍できる
未経験からのITエンジニア転職はやめるべきなのか
未経験からITエンジニアに転職するかは、下記2点を確認したうえで決めるのが賢明です。
- 未経験からITエンジニアとして採用されることがどういうことなのか(初任給や担える仕事内容)
- ITエンジニアへの適性があるか
未経験からITエンジニアになる場合、初任給や担当できる仕事内容が経験者とは異なります。また無理なく働くにはITエンジニアへの適性も重要なため、なかには合わない人がいるのも事実です。
ただ一概に「未経験からのITエンジニア転職はやめとけ」とはいえないため、未経験から転職した場合の実態や適性を確かめたうえで判断する必要があります。
次の記事では、適性の確認方法も交えITエンジニアに向いている人の特徴を詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
→ ITエンジニアに向いている人の特徴7つ!適性を確かめる方法も紹介
未経験からでもITエンジニアへの転職自体は可能
前提として、未経験からでもITエンジニアへの転職は可能です。
IT業界では、ITシステムの需要増加と少子高齢化の影響で人手不足が加速しています。そのため、未経験者を採用し、自社で育成する企業も増えているのです。
たとえば、大手転職サイトでは下記のとおり、採用条件の少ない未経験者向け求人が多く掲載されています。
また転職サイトを運営する「doda」が実施した調査では、2021年1月から2023年1月の間に職種未経験歓迎の案件が約3倍に増えています。
このように、未経験向けのITエンジニア求人は多く、実務経験がなくても転職のチャンスがあります。今後もIT業界の需要は高まると予想されているため、未経験からのITエンジニア転職をあきらめる必要はないでしょう。
年齢を重ねるほど転職難易度は増す
年齢を重ねるごとに、未経験からITエンジニアへの転職難易度は増す傾向にあります。
前提として、年齢問わずITエンジニアへの転職は可能です。しかし、現実には年齢を重ねるほど求められるスキルや経験が増えるため、未経験からの転職は難易度が高まります。
たとえば、20代・30代前半であれば未経験でも将来性やポテンシャル重視で採用される可能性が高いです。また残された労働期間が長いため、企業側も育成に資金を投資できます。同じ未経験であれば、若手のほうが将来性やポテンシャルに期待できるのです。
一方、年齢を重ねると将来性やポテンシャルより即戦力が求められます。年齢制限のない未経験向けの求人はあるものの、20・30代前半に比べると少ないため転職難易度が上がるのです。
実際にX(旧:Twitter)でも、年齢を重ねるごとに転職難易度は上がるという意見がありました。
年齢を理由にITエンジニアを諦める必要はありませんが、年齢を重ねるほど転職の難易度が高まる点には理解が必要です。
なお、ITエンジニアへの就職・転職を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、就業活動のサポートが受けられます。
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経験者と比べ給料や待遇は低い
未経験からITエンジニアに転職した人の給与や待遇は、経験者に比べて低い傾向にあります。
下表のように、未経験者と経験者の年収には差があります。
未経験者の初任給が少ないのは、スキルと実務経験が未知数のためです。採用時点でスキルを確認しても、実際に開発現場ですぐ活躍できる未経験者は多くありません。またスキルが通用しても、開発現場に慣れるまで時間がかかります。
その点、経験者はスキルや開発実績などを職務経歴書で証明できます。転職時には、前職で経験したプロジェクト内容やポートフォリオを具体的に企業へ伝えられるため、入社後の活躍を想定しやすいです。そのため、経験者は給与が高く設定されています。
未経験者からITエンジニアに転職した場合、前職より収入や待遇が下がる可能性も。ITエンジニアになり高収入を実現したい人は後悔する可能性があるため、待遇が経験者より低くなるリスクは頭に入れておきましょう。
副業で実務経験を積んだ後の転身が吉
ITエンジニアへの転身は副業で実務経験を積んだ後に目指すのがおすすめです。
未経験からITエンジニアへの転職は可能ですが、副業の実務経験があるほうが転職時に採用される可能性が高まります。副業で案件に挑戦すれば、収入を得られるうえに転職でアピールする実績を作れます。未経験者でも副業経験がある人は、企業側もスキルを評価しやすいです。
さらに転職時に実績を企業へアピールすれば、好条件でITエンジニアになれる可能性も。完全未経験より給与や手当が充実する場合や、リモートワークが許可されるケースもあります。より良い条件で転職を成功させたい人は、副業を経験してから転職すると良いでしょう。
なお、未経験から自力でITエンジニアになれるか不安な人は、プログラミングスクール「侍エンジニア」の活用がおすすめです。
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未経験からのITエンジニア転職がやめとけといわれる4つの理由
ここからは、未経験からのITエンジニア転職がやめとけといわれる理由を、4つにまとめて解説します。
短い期間で実務が担えるスキルの習得を求められる
短い研修期間で実務スキルを身につける必要があるため、ITエンジニアはやめとけという意見があります。
未経験からITエンジニアとして転職した場合、多くの企業で入社後の研修が用意されています。しかし、研修期間は数週間から数ヶ月と短く、その間に実務で通用するスキルを身につけなければいけません。
入社までにプログラミングなどを学習している人でも、研修期間で必要なスキルを習得するのは大変なためやめとけといわれるのです。
また試用期間が設けられている企業では、スキルを習得できない場合は継続雇用されない可能性も。短期間でスキルを習得する難しさや、スキルを身につけなければ働けないプレッシャーはきついと感じる人もいるでしょう。
日々スキルや知識の向上が求められる
ITエンジニアは常にスキルや知識の向上が求められるため、学習の大変さからやめとけといわれるケースがあります。
IT業界の技術革新は早く、常に新しい知識・スキルの習得が必要です。半年前に主流だった技術でも、半年後には古くなる場合もあります。たとえば最近では、生成AIで有名なChatGPTの登場でプログラミング業務は大きく変化しました。
ITエンジニアは常にスキル・知識を学ぶ必要があり、学習を怠ると業務についていけなくなるリスクがあります。実際にdodaの調査でも、多くのIT人材が自分のスキルは今後の社会やIT業界で通用するか心配する声が多いです。
通常業務を行いながらスキルアップするのは簡単ではありません。学習時間を確保するためにプライベートの時間を削る場面も出てくるでしょう。継続学習は大変なため、常に学習が必要なITエンジニアはやめとけといわれるのです。
給与が低い・上がらない
給与の低さや上がりにくさから、ITエンジニアはやめとけという声もあります。
ITエンジニアは一般的に給与水準は高いといわれていますが、なかには給与が低い企業や職種も存在します。求人ボックスによると、ITエンジニアとプログラマーの年収相場は日本人の平均年収より低いです。
年収相場 | |
日本人給与所得者の平均給与※1 | 458万円 |
ITエンジニア | 442万円 |
プログラマー | 338万円 |
また日本は経済成長が緩やかなため、スキルアップやできることが増えても年収に反映されにくい傾向があります。とくに未経験からITエンジニアになった場合、転職時の給与は経験者より低いスタートが一般的です。
ITエンジニアでも職種や企業により、低収入かつ収入アップが難しい事態におちいるため、やめとけといわれています。
思い描いていた仕事を担当できない
思い描いていた仕事を担当できるとは限らないため、ITエンジニアはやめとけという意見があります。
ITエンジニアを目指す人のなかには、クリエイティブな開発業務を担当したい人も多いはず。しかし、未経験からITエンジニアになる場合、最初から希望の仕事を任せてもらえないケースもあります。
dodaの調査によると、未経験・微経験のITエンジニアはWeb開発やITコンサルティング業務を希望する人が多いです。
しかし、実際には未経験者がいきなり開発やコンサルティング業務を担当するケースは多くありません。未経験者が希望するWeb開発やコンサルティング業務は、スキルと実務経験が問われます。そのため、未経験者に任せるのは難しいです。
最初から自分が担当したいプログラミング作業や設計作業ができると考えていた人は、理想と現実のギャップで後悔する可能性があります。そのため、努力してITエンジニアへ転職しても、希望の業務ができないからやめとけといわれるのです。
なお、ITの仕事に興味はあるものの、どの職種が自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。
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未経験から転身したITエンジニアの実態
冒頭で触れたとおり、給与や仕事内容などを確認しないまま目指し始めては、後悔しかねません。
そこで、ここからは次のトピック別で未経験から転身したITエンジニアの実態を解説します。
転職時の給与は21万円が相場
「求人ボックス」によるとITエンジニアの転職時の給与は、約21万円が相場です。
ITエンジニア全体の平均給与が約37万円であることを考えると、給与は低めといえるでしょう。経験の有無や年齢により異なるものの、入社した企業で活動実績のないうちは給与が控え目に設定されやすいです。
とはいえ、ITエンジニアの給与が特別低いわけではありません。たとえば、日本の新卒初任給も低い傾向にあります。「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、高卒の平均年収は186万円(月収約15万5,000円)、大卒は237万円(月収約19万7,500円)でした。
新卒はスキルや社会人経験が不足しているため、給与は少ない傾向があります。
さらに年齢問わず勤続年数0年目の平均年収も安く、253万円(月収約21万円)でした。月収でいうとITエンジニアの給与と同額です。傾向として、勤続年数が増えるごとに平均年収が増加しています。昇給や昇進により給与が上がるため、長く働くほど年収が上がる傾向にあるのです。
職種ごとに差はあるものの実力主義の傾向が強い分、収入はアップしやすいといえます。
加えてITエンジニアは、資格を取得すると資格手当が支給されるケースも。現在の年齢や前職で身につけたスキルが評価されれば、手当などが上乗せされる場合もあります。ITエンジニアの初任給は高くありませんが、継続して働きながら成果を上げれば年収アップが可能な職種です。
「オープンポジション」としての業務がメイン
未経験からITエンジニアに転職した多くは、オープンポジション(職種や業務を限定せず、入社後に適した業務を決める)で働くケースが多いです。dodaの調査でも、未経験からのITエンジニア転身者はオープンポジションで業務を担う割合が多い傾向にありました。
大前提、未経験からITエンジニアとして入社する以上、いきなり即戦力で働くのは困難です。また、経験がない状態では企業側もその人に適切な仕事や役割を割り振れません。
そのため、オープンポジションでさまざまなプロジェクトや役割を経験し、未経験者の適性を明らかにするわけです。適性を確かめられる期間として、オープンポジションは採用された本人と企業側の双方に大きな利点があるといえます。
なお、次の記事ではITエンジニアがきついといわれる理由やその実態を詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
なぜ企業は未経験者からITエンジニアを採用するのか
企業が未経験者をITエンジニアとして採用するのは、IT業界の人手不足が原因です。
AI・IoTなどITシステムを必要とする場面は増えています。一方、日本では少子高齢化や労働人口の減少から、ITエンジニアが不足しているのです。
経済産業省が実施した「IT人材需給に関する調査」では2024年の段階でIT人材が約35万人、2030年には約45万人不足するという試算が出ています。またIT分野の需要が最も増加したシナリオでは、約79万人不足するとされています。
IT分野の需要が伸びるなかで、ITエンジニアの人材不足は解決しなければいけない課題です。そのため、IT企業では経験者だけでなく、素質のある未経験者の採用に力を入れています。
dodaの調査では「中途採用で実務未経験者を確保している」と回答した割合が16%いました。この結果から、一定数未経験者を採用する方針の企業があるとわかります。
未経験だからといってITエンジニアを諦めるのはもったいないため、興味があれば積極的に挑戦すべきでしょう。
未経験からITエンジニアに活かせる3つのスキル
未経験者からITエンジニアになる場合、前職で培ったスキルを活かせるケースがあります。
ここでは、未経験からITエンジニアに転職したときに活かせるスキルを、3つにまとめて紹介します。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルは、ITエンジニアでも活かせます。
ITエンジニアで活かせるコミュニケーションスキルは、次の3種類です。
- 相手の意見に耳を傾けて内容を理解する力
- 相手に自分の意見をわかりやすく伝える力
- 開発メンバーと円滑に意思疎通を取る力
ITエンジニアは、パソコンに向かって黙々と作業を行うイメージがあるかもしれません。しかし、実際には開発メンバーと進捗を共有するときや、作業の手助けを行うときにコミュニケーションを取る機会が多いです。
前職でコミュニケーションスキルを身につけている人は、チーム開発でスムーズに活躍できます。必要に応じて情報の共有や相談ができれば、意見の食い違いによるミスを減らせるでしょう。また相手に意見をわかりやすく伝える会話力があれば、話し合いの時間を短縮して業務が効率化できます。
実際にdodaの調査でも、未経験からITエンジニアになる人材に期待するスキルとして「コミュニケーションスキルの向上」と回答した割合が最も高いです。
ITエンジニアになりコミュニケーションスキルを活かせば、開発現場で経験者と同様に活躍できます。
ビジネスへの理解力
ビジネスへの理解力は、ITエンジニアでも活かせます。
ビジネスへの理解力とは、クライアントの意見や要望、業務内容などを正しく理解して必要な解決策を考える力です。ITエンジニアは、クライアントの希望に従いITシステムを開発するのが仕事です。そのため、クライアントが求めるものを理解してITシステムに実装する力が求められます。
プログラマであればビジネスについて考えなくても業務は可能です。しかし、ビジネスへの理解力があれば、クライアントの課題解決に必要な成果物を開発しやすいでしょう。
ITエンジニア一筋の人材より、他業界を経験した人のほうがビジネス経験は豊富な可能性もあります。ビジネスへの理解力を活かせば、未経験からでもITエンジニアとして活躍できるでしょう。
自走力
自走力は、ITエンジニアでも活かせます。
自走力とは、課題を自分で見つけて解決する力です。加えて、自分で解決できない問題と判断すれば、必要に応じて助けを求めるのも自走力の1つといえるでしょう。
ITエンジニアはプログラミング業務をメインに行いますが、予期せぬエラーや進捗遅れへの対応など問題の発生するケースがあります。
自走力があれば、エラーの原因を探り解決に向けて試行錯誤できます。また自分で解決できないときは開発メンバーに助けを求めることで、効率的に業務を進められるでしょう。
さらに、ITエンジニアとしてスキルアップするときも自走力は活かせます。自分に足りないスキルを分析して追加学習できれば、ITエンジニアとして効率的に成長できるでしょう。前職で課題解決に向けて自分で考え行動してきた人は、自走力を活用してITエンジニアでも活躍しやすいです。
なお、次の記事ではITエンジニアに必要な6つのスキルを解説していますので、あわせてご覧ください。
→ ITエンジニアに必要な6つのスキル!身につけるコツも紹介
未経験からITエンジニアを目指す前の確認ポイント3つ
ここでは、未経験からITエンジニアを目指す前に確認しておきたいポイントを、3つにまとめて紹介します。
ITエンジニアに転身する目的
あらかじめ、ITエンジニアに転身する目的を確認しておきましょう。
ITエンジニアを目指す目的は、次のとおり人それぞれ異なります。自分の目的を確認することで、効率的にITエンジニアを目指せるのです。
- Webサイトやアプリ開発がしたい
- AIやIoTなど最新技術の開発に携わりたい
- 将来的にフリーランスへの独立や起業がしたい
- 在宅ワークで自由度の高い働き方を実現したい など
目的が明確であれば、スキル学習のモチベーションを維持しやすいです。学習を継続する動機があれば、挫折も乗り越えられるでしょう。反対に目指す目的があいまいでは、スキルを学習するモチベーションが維持できません。
プログラミングは難易度が高く、挑戦する人以上に挫折する人も多いです。将来性が高そうだからというあいまいな理由で転身を目指すと、途中で挫折して努力が無駄になる可能性もあります。
未経験からITエンジニアになる場合、経験者に追いつき活躍するための努力が必要です。挫折せずスキルを習得するためにも、まずはITエンジニアに転身する目的を確認しましょう。
ITエンジニアへの適性
キャリア選びを後悔しないためにも、ITエンジニアへの適性を確認しましょう。
ITエンジニアは未経験でも性別・年齢問わず目指せる職種ですが、向き不向きはあります。適性を確認したうえで行動することで、キャリア選びで後悔するリスクを減らせます。
また適性がある職種であれば無理なく働くことができるため、転身後に活躍しやすいです。ITエンジニアは入社後にスキルアップを求められますが、適性があれば積極的に行動できるでしょう。
なお、次の記事でITエンジニアの適性や向いている人の特徴について解説していますので、適性を判断する参考にしてください。
→ ITエンジニアに向いている人の特徴7つ!適性を確かめる方法も紹介
ITエンジニア転身後の労働環境
無理なく働くためにも、ITエンジニア転身後の労働環境を確認しましょう。
同じITエンジニアでも、労働環境は企業により異なります。たとえば、残業が常態化している企業もあれば、残業が少なくリモートワークなど自由度の高い働き方ができる企業も。労働環境はライフスタイルや働くモチベーションにもつながるため、自分の働きやすい環境があるか確認すべきです。
反対に労働環境を確認せずITエンジニアに転身した場合、体力的・精神的に負担が増え退職を余儀なくされるかもしれません。無理して仕事を続ければ、ITエンジニアとしての成長効率が下がるでしょう。自分に合わない環境で働かないためにも、ITエンジニア転身後の労働環境は確認すべきです。
なお、次の記事でITエンジニアに必要なスキルや目指す手順を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
→ エンジニアになるには何が必要?スキルや目指す手順、勉強法も紹介
まとめ
今回は、未経験からITエンジニアはやめとけといわれる理由を解説しました。
ITエンジニアはやめとけという意見もありますが、働き方や年収など実態を確認すれば後悔するリスクが減らせます。またITエンジニアは人手不足と需要増加の影響で将来性が高い職種です。
本記事で紹介した内容を参考に、ITエンジニアへの転身を検討してください。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。
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