元・自動車エンジニアがWebエンジニアに転身！40代で案件獲得するまでの挑戦

このような悩みの答えになるような経験をされ、フリーランスWebエンジニアとして案件獲得した齊木さんにインタビューを行いました！

齊木さんが案件獲得した経緯やスクールの体験談など様々な内容を伺ったので、これからプログラミングを学んでみたいという人は、ぜひ参考にしてください。

選んだコース（受講期間）	フリーランスコース（48週間）
学んだ言語/フレームワーク	HTML/CSS、JavaScript、JQuery、WordPress、PHP、Ruby on Rails
受講期間中に学んだこと	・クラウドソーシングサイトを用いた案件獲得 ・オリジナルアプリ制作

なお、案件獲得するまでの経緯は、次の動画でも紹介しているのでぜひご覧ください。

人生を見直して時間を作りたい！フリーランスを目指しプログラミング学習開始

ーーープログラミングに触れたきっかけを教えてください。

齊木：私は前職で、自動車エンジニアとして20年以上勤めていました。その中で通信機器のソフト開発業務に触れたことが、プログラミングに興味を持ったきっかけです。当時は仕事が非常に忙しかったため、自分の人生を見直して「時間を作れる仕事に就きたい」と思い、退職して学習を始めました。

ーーーなぜ独学ではなくスクールで学ぶことにしたのですか？

齊木：最初は少し独学でやってみました。

実は退職後に、私は応用情報技術者試験に合格しており、ネットワークの知識はあったんですよね。ただ、プログラミングについてはほぼ初心者だったので、Webプログラミングの本を1冊買購入して簡単なアプリを作ってリリースしました。

しかし、内容を深く理解するのは難しく、収入に変えられるような実力をつけるのは大変だと感じたんです。そこで、とにかく早く実践的な知識とスキルを身につけるため、プログラミングスクールを探し始めました。

ーーーなぜSAMURAI ENGINEERを選んだのですか？

齊木：マンツーマンレッスンという点に惹かれ、SAMURAI ENGINEERが目に止まりました。

マンツーマン形式のレッスンであれば、気兼ねなくインストラクターに質問できるため、わからないことを素早く解決して成長できます。私は早期に実力をつけて収入を得たいと考えていたので、「多少お金をかけてでもマンツーマンレッスンが良い」と思いSAMURAI入学を決めました。

ーーー入学前の無料カウンセリングで解消した不安はありますか？

齊木：フリーランスでWebエンジニアとしてやっていくことに対する不安がありました。どのプログラミング言語がどれくらいの収入に繋がるのかがわからず、特に収入面での不安を感じていた記憶があります。

無料カウンセリングで担当コンサルタントが丁寧に説明してくれたおかげで、漠然とした不安が解消されました。未来に光が見えたことで前向きな気持ちで学習に進むことができたと感じています。

ーーー費用面で抵抗はありませんでしたか？

齊木：確かに受講料は安くありません。ただ、そこは実際にこれから案件を獲得して取り返すしかないと考えました。そして、実際に今は収入を得ながら返済しています。

とにかく当時はスクールの費用を「収入につなげるための投資だ」と捉え、モチベーションに変えて踏ん切りをつけました。

在学中に案件を獲得！卒業生の体験談やインストラクターのサポートが鍵になった

ーーースクールで学んで良かったことは何ですか？

齊木：私がスクールで得られたものはたくさんあります。まず、Webプログラミングの技術をひと通り習得して、ポートフォリオを公開することができたのは非常に大きいです。

また、私はWeb解析士の資格を取得したうえ、受講期間中に案件を獲得して実務経験を積むことができました。個人事業主として顧客から信頼を得てWeb制作の仕事を始められたのは、私にとって大きな自信につながったと思います。

ーーー勉強する中でつまずいた点はありましたか？

齊木：私はつまずいてばかりで、特に最初の案件を獲得するまでが大変だった記憶があります。担当インストラクターや卒業生メンターに相談するなど、複数の人から案件獲得に関する知恵をもらいました。そこで教わったソーシングサイトに登録して応募したこともありましたね。

あと、SAMURAI ENGINEERが主催するセミナーに参加して、案件獲得に関する卒業生の体験談を生で聞けたことが非常に大きな糧になったと感じています。

ーーーモチベーションの維持方法として、意識していたことはありますか？

齊木：学習計画を立てながら学習を進めましたが、やはり48週のモチベーションを維持するのは大変でした。特に、HTMLからRuby on Railsまでの学習はハードだっため、仕事を減らして学習に集中していたように思います。

せっかく本格的に学んでいるので、キチンと復習して面白がれるポイントを見つけて理解を深めました。最初から全部を覚えようとすると気持ちが下がるので、まずは全体像をザックリと理解し、どうしても理解しきれない部分を2〜3回目で復習するスタイルで進めましたね。

ーーー担当インストラクターはどんな人でしたか？

齊木：私の担当インストラクターは、30代前半でとてもパワーのあるカッコいいイケメンだったので、とても良かったと思います。学生時代からエンジニア経験があるフリーランスで、フロントエンドもバックエンドもかなり豊富な知識を持っていたので、私も安心してレッスンを受けられました。

私はフリーランスエンジニアを目指していたので、案件獲得に関して必要なことをイチから教えてもらえて本当に良かったです。

前職の経験を活かしたヘルスケアアプリを開発！試験勉強と両立して進めた

ーーーポートフォリオはどのようなものを作りましたか？

齊木：私はポートフォリオとして、体重管理をするヘルスケアアプリを開発しました。レッスン期間中に友人と健康について話す機会があり、「健康維持が楽しくなるアプリがあればいいな」という思いつきから始めた形になります。

アイデアやつけたい機能を整理するためにnotionを使い、インストラクターからアドバイスを受けながら開発を進めました。

2023年12月からRuby on Railsを学び始め、実際にアプリに制作を始めたのは2024年1月末なので、制作期間はだいたい半年くらいです。アプリを制作する間にも試験を受けたりしていたので、少しずつ進めるという感じでした。

ーーー特に工夫した点はありますか？

齊木：私が特に工夫した点は、自動車エンジニアとしての経験を活かして、体重計のデータを読み込みグラフ表示する機能を実装したところです。Chatbaseでライブラリを作成して、詳細な分析が可能になるよう作り込みました。

細かい作業をしていると「エンジニアの血が騒ぐ」という感覚になり、今後もさらなる機能拡張を目指しています。

ーーー逆につまずいた点はありましたか？

齊木：当時はデータベースを扱うのが初めてで理解が追いつかなかったため、今回の機能実装においては様々なデータの取り扱いに苦労した記憶があります。データが消えたりうまく機能を実装できなかったりしましたが、インストラクターにレッスン時だけでなく何度もメッセージで質問して、詳しく教われたことで解決しました。

ーーーレッスン以外で役立ったサービスはありますか？

齊木：学習ログという機能を利用して、教材を学んだら毎日記録できたのは良かったです。X（旧Twitter）に連携発信する機能があったので、発信することで「いいね」をもらうことができ、モチベーションになっていました。記録としても読み返すことができるので、良い機能だと思います。

イベント・セミナーについては最初参加していませんでしたが、後半は積極的に参加しました。特に卒業生の体験談やAPIの講義などが充実しているので、とても役に立った記憶があります。

時間の使い方や物事の考え方に大きな変化！年齢の壁をつくらず挑戦してみよう

ーーー受講中に獲得した案件はどれくらいですか？

齊木：受講期間中だと、私は2〜3件ほどの案件を獲得しました。

最初の案件はショッピングサイトのデザインと実装で、1件目としては少し難しい案件だったと思います。でも、インストラクターが密にサポートしてくれたので、1か月間集中して二人三脚で納品しました。ハードな経験でしたが、そのおかげでスキルがかなり鍛えられたと感じています。

そのほか、イラスト系のクリエイターのHP制作とタイ料理屋のHP制作を行いました。

ーーー案件獲得はどのように進めましたか？

齊木：最初はクラウドソーシングサイト上のプロフィール登録から始めましたが、すぐには案件獲得につながらなかったので、定期的に内容を更新しつつひたすら応募しました。

面接まで進んでも落ちることがあり、そのたびに「こんな質問が来るんだな」と反省して1つ１つ改善を続けました。たくさん応募して1件を獲得するという形で、とにかく応募を重ねていくのが獲得のポイントだと思います。

ーーー案件獲得について、何かインストラクターからサポートを受けましたか？

齊木：インストラクターからは、「他の登録者のプロフィールを見て分析しなさい」と言われました。

ユーザーにはランクがつけられており、たくさん案件獲得した人や「いいね」が多い人はランクが高いので、どうしてランクが高いのかを意識して分析するようになったと思います。

ーーー収入の変化はありましたか？

齊木：私は前職でガッツリ働いていたので、現在の収入は当時の半分以下になっています。

ただ、今はお金より自由時間がほしいと考えているんですよね。時間は確実に増やせたし、ストレスなく仕事ができていることについては大満足です。将来的にスキルを磨いて収入を増やせるという期待もあるので、現時点で収入については特に困っていません。

収入は一時的に減少しましたが、それ以上に得たものがあるという感じですね。

ーーー学習や案件獲得を通じて、年齢の壁を感じる事はありましたか？

齊木：やはり自分の年齢については、とても気にしていました。特に記憶力やSNSテクニックなどに関しても、若い世代との差を感じますよね。私はこれまでSNSを閲覧するだけだったので、若い世代の発信能力はすごいと感じています。

私は40代なので、案件獲得に際しても「若い子より不利じゃないかな？」と思っていました。しかし、私には20年間の自動車エンジニア経験があるので、Webエンジニアの仕事に活かす方向で頑張ります。年齢の壁を自ら作ることなく、学ぶ姿勢を忘れず挑戦していくことが大切ですね。

物事の考え方が変わった！プログラミングで自分の得意分野を見つけよう

ーーープログラミングを学んで、変化を感じる瞬間はありますか？

齊木：まず物事の考え方が大きく変化したと思います。例えば、以前は何事も自力で何とかしようとすることが多く、1人で時間をかけて考えていたんです。でも、今はわかりやすく教えてくれる人やインターネットを活用して、「効率的に学んで先に進もう」という意識に変わりました。

また、自宅で自由に仕事ができるようになったことで、時間の使い方を見直して周囲の状況を把握できるようになったのも大きな変化です。プログラミングについても、より効果的な学習方法を模索するようになりました。

ーーー今後の目標について教えてください。

齊木：今はまだスタートラインに立ったばかりなので高望みはしませんが、今後は技術を磨きながら毎年目標を設定し、収入を増やしていきたいと考えています。

また、私はAIやメタバースなどの技術に興味があるので、関連する言語を学んで自分の技術に取り入れたいです。これからも楽しみながら新しいことに挑戦していきたいと思います。

ーーープログラミングに興味があるものの、踏み出せない人にメッセージをお願いします。

齊木：プログラミングは多岐にわたって活用できるので、自分が活躍できる分野を見つけられると思います。

最初は無料で利用できる簡単なリソースを活用しながら、コツコツとスキルを積んでいくのがオススメです。そして、自分のビジョンが明確になった時に、実力がある先輩からレッスンを受ければ成長が加速します。お互いに励ましあいながら、目標に向かって頑張っていきましょう！