この記事では、無料でWebデザインを独学する入門方法を紹介します。
Webデザインはどのように入門すればいいの?
無料で使えるWebデザインの入門教材はあるのかな?
インターネットの普及に伴い、Webデザインに興味を持つ人が増えています。しかし、いざ学習をはじめようとしても、上記のような疑問を抱えて踏み出せずにいる人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では次の方法別に、Webデザインの入門手順を解説します。
各方法のおすすめ教材も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 学習サイトや本、スクールで入門できる
- デザインツールやコーディングの学習が必要
- 手を動かしながらの実践学習が欠かせない
なお、Webデザインを習得して転職や副業・フリーランスを目指したい方は、ぜひ「侍エンジニア」をご活用ください。
侍エンジニアでは、Webデザイナーへの転職を目指すコースや、副業・フリーランスに必要な案件獲得スキル習得まで多種多様なコースを用意しています。
また、受講料が最大80%OFFになる給付金を活用いただくことで、お得に効率よく最短距離でWebデザインを学べるため、Webデザイン習得から転職や副業を目指したい方はぜひご相談ください。
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Webデザイン入門者が学ぶべき知識・スキル
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Webデザインを身につけるためには、どんな知識やスキルを学習する必要があるのでしょうか。最初に、Webデザイン入門者が学ぶべき知識・スキルを、次の3つにまとめて解説します。
デザインの理論や原則に関する知識
Webデザインを学ぶ上で、まず理解しておきたいのがデザインの理論や原則です。デザインには一定のルールや決まり事があり、魅力的なWebデザインを作るための土台として理解が欠かせません。
たとえば、配色のバランスには「ベースカラー70%・メインカラー25%・アクセントカラー5%」という法則があります。また、色同士には「補色」や「類似色」といった関係性があり、その効果は組み合わせ方次第です。
こうした理論や原則を理解することで、より確実に高品質なデザインを考えることが可能となります。ひらめきや直感に頼るのではなく、意図を持ってWebデザインを設計できるでしょう。
特にWebデザインでは、レイアウト・配色・フォント・余白といった要素の理論や原則に対する理解が求められます。Webデザインで押さえておくべき基礎知識について詳しくは、次の記事を参考にしてください。
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デザインツールの活用スキル
Webデザインでは、デザインを効率よく制作するために「デザインツール」の活用が不可欠です。主要なデザインツールの活用スキルは身につけておきましょう。
特に、デザインツールの大定番である「Photoshop」と「Illustrator」は需要が高いスキルです。この2つは併用してデザインすることが多いため、それぞれの基本的な使い方の習得をおすすめします。
Photoshop | 画像の加工や編集に特化したデザインツール。Webサイトで使用する画像クリエイティブ全般の調整に広く活用されている。 |
Illustrator | ベクターグラフィック(点や線の組み合わせで表現するデザイン)の制作に特化したデザインツール。アイコンやロゴ、イラストといった素材の制作に広く活用されている。 |
なお「PhotoshopやIllustratorをどう学べばよいかわからない」という人は、下の「Webデザインの学習手順」を参考にしてください。
コーディングスキル
Webデザインを形にするためには、Webサイトのコードを記述するコーディングが欠かせません。特に、Webサイトのデザインを作るために不可欠な「HTML」と「CSS」のコーディングスキルは必須です。
HTML | Webページの骨組みを構築するための言語。インターネット上にあるWebサイトのほとんどは、HTMLで記述されている。 |
CSS | Webページのデザインを整えるための言語。HTMLと併用し、Webサイトの見た目を魅力的に仕上げる役割を持つ。 |
HTML/CSSには、文法やいろいろな書き方のルールがあります。それぞれの基本を理解し、コードを記述できるスキルを身につけましょう。HTML/CSSとは何かを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
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なお、Webデザイナーへの就業に向けどの言語が自分にあうのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたにあう言語や学習プランを診断してもらえます。
効率よくプログラミングを学習したい人は、ぜひ一度お試しください。
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Webデザイン入門方法3つ
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Webデザインにはさまざまな入門方法がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。ここからはおすすめも交え、Webサイトの主な入門方法を3つ紹介します。
方法1:学習サイトを利用する
インターネット上には、Webデザインの入門講座を提供している学習サイトが多数あります。パソコンで使える学習サイトは、パソコン作業が中心のWebデザインと相性が良く、効率的な実践が可能です。
ただし、インターネット環境が必須なため、外出先や移動中だと学習しづらいケースがあります。また、料金や受講方法(動画やテキスト)は学習サイトによるため、自分の状況や好みに合ったものを選びましょう。
ここからは、Webデザイン入門におすすめの学習サイトを5つ紹介します。なお、Webデザインの学習サイトをより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
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侍テラコヤ
- Webデザインの基礎を学ぼう
- Adobe Photoshopでよくある画像制作案件の画像を作ろう
- AdobeXDでWebサイトのデザインを作ろう
登録無料から学べる「侍テラコヤ」は、Webデザインやプログラミングの学習教材が100種類以上もある学習サイトです。
Webデザインの基礎からPhotoshopやAdobeXDを用いたデザインのつくり方、実案件を想定したWebサイト制作スキルまで習得できます。
- 回答率100%のQ&A掲示板
- 必要に応じて受けられるオンラインレッスン
- 学習状況を管理できる学習ログ
といった特徴があり、独学でも挫折しない環境を実現できるのが強みです。自分だけでWebデザインを習得できるか不安な人は、ぜひお試しください。
Schoo
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- Photoshop、Illustratorの使い方
- HTMLやCSSなどのコーディングスキル
- レスポンシブWebデザインの基礎
- Webデザインのための配色セオリー
「Schoo」は、ライブ授業が特徴のビジネススキル学習サイトです。自宅でのオンライン学習でも、講師とのやり取りを通して手厚いサポートを受けられます。
デザインツールやプログラミングに関する講師も数多く登壇しています。無料で学べる授業も多いため、まずは無料プランで授業に参加してみると良いでしょう。
Skillhub
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- Photoshop、Illustratorの使い方
- HTMLやCSSなどのコーディングスキル
- Webサイトの制作実践
「Skillhub」は、Web制作のプロを養成するオンライン学習サイトです。コーディングやデザインツールの基本から、Webサイトの制作実践まで、幅広い学習教材を提供しています。
IllustratorやHTML、CSSの基礎講座は無料で受講が可能です。WebデザインだけでなくWeb制作をしっかり学びたい人は、試しに利用してみると良いでしょう。
Adobeラーニング
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- Photoshop、Illustratorの使い方
- 画像の加工の仕方
- ロゴ作成の仕方
「Adobeラーニング」は、PhotoshopやIllustratorを提供するAdobe社の公式チュートリアルサイトです。公式教材のため信頼性が高く、PhotoshopやIllustratorの正確な知識が身につきます。
レイヤーやベクターといった専門用語の解説から、デザインツールの実践的な使い方まで、動画で丁寧に解説しています。PhotoshopやIllustratorを確実に習得したい人におすすめです。
Progate
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- HTML & CSS
- JavaScript
- jQuery
- PHP
「Progate」は、イラストが豊富なスライドでプログラミングを学習できるサイトです。Webデザインに必須のHTMLやCSS、Webサイトに動きをつけるJavaScriptなど、幅広く学べます。
実際にHTMLやCSSのコードを書いて実践できるのが強みです。手を動かしながら、Webデザインに求められるコーディングスキルを身につけたい人におすすめします。
方法2:本・書籍を読む
Webデザインに関する本・書籍は数多く出版されています。入門書であれば1冊で幅広い知識を吸収でき、インターネットが使えない状況でも学べるのが強みです。
ただし、パソコンを使うWebデザインの実践では、本だと学習効率が下がりやすい難点があります。また、出版から期間が空いた書籍だと、情報が古いケースがある点に注意しましょう。
ここからは、Webデザイン入門におすすめの本・書籍を5冊紹介します。なお、Webデザインの学習に役立つ本・書籍をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
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いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門
Webデザインの基本を初心者向けにわかりやすく解説している1冊です。レイアウトや配色、写真の使い方など、Webデザインの実践で役立つ知識が幅広く盛り込まれています。
1ページあたりの情報量が多く、じっくり読み進められる構成です。要所に図解やサンプル画像が盛り込まれており、初心者でもスムーズに学べるでしょう。Webデザイナーを目指す人の1冊目におすすめです。
世界一わかりやすい Illustrator & Photoshop 操作とデザインの教科書
タイトルのとおり、IllustratorとPhotoshopの操作方法をわかりやすく学べる1冊です。豊富な図解を盛り込みつつ、専門用語を極力使わず、わかりやすい言葉で操作方法を解説しています。
IllustratorとPhotoshopの基本的な操作方法はもちろん、両者の連携方法も学べます。基本をしっかり網羅しているため、わからない操作方法があったときでも辞書のように活用可能です。手元に置いておくと安心でしょう。
これだけで基本がしっかり身につく HTML/CSS&Webデザイン1冊目の本
Webサイトの制作を実践しながら、HTML/CSSとWebデザインの基本を学べる1冊です。4種類のWebサイトを制作できる構成となっており、実践を通して着実にレベルアップできます。
キャラクターによるガイドやイラストも豊富で、初心者でも楽しく読み進められます。学習のコツなども紹介しているため、Webデザインの知識がまったくない人の1冊目としてもおすすめです。
現場のプロがわかりやすく教えるUI/UXデザイナー養成講座
UI/UXデザインの基本を学べる1冊です。UIはユーザーが見たり操作したりする要素、UXはユーザーにとっての体験を指します。UI/UXデザインの知識を身につければ、ユーザーにとって魅力的なWebサイトを設計できます。
本書は、UI/UXデザインの基本概念や進め方から、キャリア設計や勉強方法まで網羅しているのが特徴です。UI/UXに優れたWebサイトを作りたい人、UI/UX専門のWebデザイナーとして活躍したい人におすすめの1冊です。
[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインのしくみ67
「売れるデザイン」を作るのに役立つ67点のテクニックを紹介している1冊です。どのように表現すればユーザーが購買行動を起こしてくれるのか、心理学にもとづいたテクニックを実例つきで詳しく解説しています。
「クレショフ効果」や「アフォーダンス理論」など、専門的な理論や効果が豊富です。Webデザインの基本を習得したうえで、ワンランク上を目指したい人におすすめします。
方法3:Webデザインスクールを利用する
挫折せず効率的に学びたい場合は、Webデザインスクールを利用するのが確実です。多くのWebデザインスクールでは、現役のWebデザイナーから質の高い指導を受けられるため、初心者でも安心して学べます。
独学でもWebデザインスキルは習得できますが、不明点を質問・相談できずに挫折してしまうケースも多いです。しかし、スクールなら講師に質問して素早く解決できるため、挫折のリスクを大幅に軽減できます。
ただし、一般的なWebデザインスクールの受講費用は数十万円以上と、独学よりも高額なケースが大半です。経済的に不安がある場合は、給付金や分割払いを利用できるWebデザインスクールを選ぶと良いでしょう。
なかでも「侍エンジニア」のWebデザイン転職コースは、経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象となっています。この給付金を受けることで、最大70%OFFでの受講が可能です。
また、侍エンジニアでは
- 現役Webデザイナー講師による個別レッスン
- 現役Webデザイナーに質問できるオンラインQ&Aサービス
- 学習への悩みや進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、悩みや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、挫折しづらさがうかがえます。
「Webデザインを挫折せず習得したい」「Webデザイナーになって活躍したい」という人は、ぜひ侍エンジニアの無料カウンセリングをお試しください。
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でWebデザインスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役Webデザイナーと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
\ 給付金で受講料が最大80%OFF /
無料学習サイトを活用したWebデザインの入門方法

無料学習サイトを活用したWebデザインの入門方法は、大まかに次の3ステップです。学習サイトの選定や目標設定などは済んでいることを前提とします。
- ステップ1:学習サイトのコンテンツで知識を得る
- ステップ2:知識を活かして実践する(不明点は都度質問)
- ステップ3:実践した成果物に問題がないかチェックする(フィードバックをもらうのが理想)
いまでは無料で利用できる学習サイトがあるため、お金をかけずに独学でWebデザインスキルを習得できます。しかし、多くの無料学習サイトには不明点を質問・相談できる機能がありません。
そのため、学習で発生した不明点を質問できる環境づくりがポイントです。「teratail」などの質問サイトを活用する、「MENTA」などで相談できるメンターを見つける、などの準備をしておくと良いでしょう。
また、手を動かしながら成果物を作り、第三者からフィードバックをもらうことも大切です。学習サイト内にそのような仕組みがない場合は、メンターに相談するか、Webデザインのコミュニティを活用しましょう。
なお、副業での収入獲得を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。
かかる時間はたった1分ほど。5つの質問に答えるだけで、自分にあう副業を診断してもらえます。
自身が取り組みやすい副業で収入を獲得したい人は、ぜひ一度お試しください。
\ 5つの質問に答えるだけ /
本・書籍を活用したWebデザインの入門方法

本・書籍を活用したWebデザインの入門方法は、大まかに次の3ステップです。学習サイトと同様に、質問したりフィードバックをもらったりできる環境づくりを済ませておきましょう。
- ステップ1:書籍を読んで知識を得る
- ステップ2:知識を活かして実践する(不明点は都度質問)
- ステップ3:実践した成果物に問題がないかチェックする(フィードバックをもらうのが理想)
できる限り、細かい学習項目ごとにパソコンでの実践を取り入れることがポイントです。学習サイトと比べて実践がおろそかになりやすいため、手を動かしながらアウトプットする経験を意識的に積みましょう。
また、本のサンプルをそのまま作るだけでなく、自分でアレンジしてオリジナル性を追求するのも効果的です。そうすることで、単なる知識の習得にとどまらず、実践的な応用力や発想力も養えるでしょう。
スクールを活用したWebデザインの入門方法

スクールを活用したWebデザインの入門方法は、大まかに次の3ステップです。スクールの選定や入学手続きなどは済んでいることを前提とします。
- ステップ1:次の学習項目について予習する(スクールの教材を使用)
- ステップ2:レッスンを受ける(不明点は都度質問)
- ステップ3:学んだ内容を復習しながら実践する(成果物はフィードバックをもらうのが理想)
基本的にはスクールのカリキュラムに沿ってレッスンを進めます。講師やメンターに質問できるアドバンテージを活かし、レッスンでは不明点を積極的に質問して早期解決しましょう。
また、レッスンの前後に予習・復習を取り入れることで、学習効果を高めることが可能です。成果物は講師やメンターにチェックしてもらい、フィードバックをもとに改善を重ねましょう。
なお、無料で学べるおすすめのWebデザインスクールを詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

入門者が感じるWebデザインの難易度
Webデザインは、プログラミングと比べると習得しやすい傾向があります。しかし、誰でも手軽に習得できるほど簡単とはいえません。特に、独学で入門する未経験者の多くは難しさを感じるでしょう。
Webデザインを基礎レベルで習得する場合でも、目安として200〜300時間ほどは必要です。これだけの時間を確保するためには、それなりの期間にわたり根気よく学習を続けなければなりません。
本業や学業がある場合、モチベーションの維持や学習時間の確保も課題となり、難易度はさらに上がります。
講師に質問でき、無駄のないカリキュラムで学べるWebデザインスクールであれば、難易度は大幅に下がるでしょう。未経験者・初心者で挫折に不安がある場合は、スクールの利用をおすすめします。
まとめ
今回は「Webデザイン入門」をテーマに、次の4点についてお伝えしました。
- 学ぶべき知識・スキル
- おすすめ入門教材
- おすすめ入門方法
- 入門者が感じる難易度
Webデザインスキルを習得するためには、さまざまな知識・スキルについて学ぶ必要があります。しかし、適切な入門方法で実践を積み重ねれば、未経験からでも着実にスキルを身につけることが可能です。
自分に合った入門教材や入門方法を見つけ、継続的に学習を進めていきましょう。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
情報系の大学を卒業後、HR関連のサービスを複数展開する事業会社に勤務。コミュニケーションデザイン領域のデザイナーを4年ほど務め、LPやバナーデザインの制作、コーディング等を経験。現在は株式会社SAMURAIでWebデザイナーとして、バナーデザイン制作やLP改善、Instagram運用等に従事。