異業種からでもIT企業に転職できるかな?
仕事をしながらスキル習得と転職活動を並行できるか不安…
このような悩みの答えになるような経験をされ、異業種からITエンジニアへの転職を果たした、横井さんにインタビューを行いました!
横井さんが転職を成功させた経緯やスクールの体験談など様々な内容を伺ったので、これからプログラミングを学んで転職を目指したいという人は、ぜひ参考にしてください。
選んだコース(受講期間) | オーダーメイドコース(24週間) |
学んだ言語/フレームワーク | HTML/CSS、Java、SQL |
受講期間中に学んだこと | ・Javaを用いたアプリ開発 |
なお、横井さんが転職に成功するまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。
ホテルマンのキャリアに限界を感じIT転職を決意!効率を求め侍エンジニアへ
ーーープログラミングに挑戦しようと思ったきっかけは何ですか?
横井さん:前職時代に「普段の業務を効率化したい」と感じたことが、プログラミングを学び始めたきっかけです。
当時、私が勤めていたホテルの仕事では、Excelを用いた事務作業が多くありました。ほとんどの業務はデータ入力といった単純作業でしたが、人的ミスが多かったので、「何とかして効率化できないものか」と悩んでいたんです。
そんななか、調べていくうちに「Excelの効率化にはVBAというプログラミング言語が良い」といった情報を得ました。ITに疎いスタッフでもボタン1つでミスなく業務を行えるよう、VBAで業務効率化をさせようと思い立ち、最初はVBAを学び始めました。
また、VBAの学習を通じて自分の能力に限界を感じたんです。7年間の勤続で支配人への出世はできたものの、将来的なキャリアや仕事のやりがいも考慮して、IT業界への転職を決意しました。
ーーーはじめは独学していたとのことでしたが、なぜスクールへ通うことにしたのですか?
横井さん:私が勉強した内容に関して、客観的な意見や質問への回答が欲しかったからです。
独学自体は参考書などを活用しながら進められたものの、当時は周囲に自分のようなプログラミングを学んでいる人がいませんでした。プログラミングは楽しく学べていましたが、勉強している内容が正しいのか、わからないことはどうすればいいのか、周囲に頼れる人がいなかったんです。
私はIT業界への転職を目指していたので、つまずいた時に質問や相談をできたほうが効率よくスキルが身につくと感じ、スクールへ通うことにしました。
ーーー侍エンジニアを選んだ理由は何ですか?
横井さん:専属の講師がマンツーマン(1対1)でレッスンをしてくれること、卒業後も教材や質問掲示板を活用できることが、侍エンジニアを選んだ大きな理由になります。
私はまだ前職で働いていたので校舎へ通うのは厳しく、オンライン受講できるスクールを探していたんです。そのなかで、オンライン受講可能な侍エンジニアを含めて、5〜6校の事前カウンセリングを受けました。
すると、担当インストラクターが途中で変わる可能性がある他スクールに比べて、侍エンジニアは最後まで同じインストラクターがマンツーマンレッスンをしてくれるとわかったんです。また、Javaを用いたアプリ開発を実践経験できることも魅力に感じ、侍エンジニアでの受講を決めました。
カウンセリング時に、今後のビジョンや会社名の語源(SAMURAIは「侍う」から来ている)など侍エンジニアを運営する「株式会社SAMURAI」について深く知れたことも、サービスの信頼につながりました。
ーーー受講料に対する気持ちの折り合いはどうやってつけましたか?
横井さん:受講料は決して安い金額ではありませんでしたが、将来的に元をとれる自信はあったため、「将来への投資」だと思うことで折り合いはつけやすかったです。
もちろん金額は安いに越したことはありませんが、「高いからやめよう」と感じることもありませんでした。
また、かけた金額が高い分「やらないともったいない」というプレッシャーがかかる点でも、良かったと感じています。「あとには引けない」という思いで、逆に自分を追い込めると感じて入学を決断しました。
アプリ開発の正しい手順を知れた!柔軟に方針を変えてくれたインストラクター
ーーースクールで学んで良かったことは何ですか?
横井さん:今回の受講を通じて、アプリ開発全般のスキルを身につけられたのが良かったです。企画から開発まで、実際にどのような流れで作っていくのが正しいかを知ることができました。
初めのうちは、ITエンジニアとして働くイメージが湧かなかったんです。しかし、インストラクターが現場の雰囲気や実務に活かせる知識を教えてくれたため、レッスンを重ねるうちに具体的に働くイメージを持つことができました。
ーーー学習のモチベーションはどのようにして維持しましたか?
横井さん:とにかく学習することが習慣になるよう、決めた時間帯で毎日少しでもプログラミングに触れることを意識しました。プログラミングに触れないとモチベーションが下がってしまうことがあったため、とにかく毎日継続的に学習していたのが良かったですね。
ーーー担当インストラクターはどんな人でしたか?
横井さん:私の担当インストラクターは若い人に見えましたが、アジャイルやウォーターフォールなど幅広い案件を経験している人でした。人柄としては熱血というわけではありませんが、チャットで相談したらすぐ返信してくれたので、指導に対する責任感を感じましたね。
「課題をココまでにやってください」と言われた時に「◯曜で早めに終わった」と伝えたら、「すごいです」と褒めてくれたのが印象的ですね。「ではどんどん進めよう」という形で、生徒の進捗に合わせて方針をフレキシブルに変えてくれたので助かりました。
学習意欲の高さが決め手になった!卒業までに2社の企業から内定を獲得
ーーー転職活動はどのように進めましたか?
横井さん:受講期間が終了する1か月ほど前から、アプリ開発と並行して転職活動を始めました。企業への応募は、主に転職サイトのdodaを使っていましたね。
特別なこだわりはなかったため、とりあえずIT企業全般を対象に応募していた感じです。結果として、卒業するまでに2社の企業から内定をもらいました。
ーーー未経験から内定獲得できたポイントは何だと考えていますか?
横井さん:「自発性」といった学習意欲は高く評価してもらえたと感じています。独学でプログラミングを始めたことはもちろんですが、目的を持ってプログラミングスクールで学習に励んだ点も、意欲の高さとして評価してもらえたのだと思います。
ーーー収入の変化はありましたか?
横井さん:収入面としては正直、月額でいうと1〜2万円ほど落ちました。
前職のホテル時代は役職についていましたし、30歳を過ぎて実務未経験からの転職になると、やはり上がることはないですよね。ただ、最終的に入社した企業からは、最低年収の希望があるかなどについて相談は適宜できた記憶があります。
何にせよ、「収入が下がったから嫌」という気持ちは全くなくて、「これから上げていけばいいや」という思いが強いですね。
ーーー転職した企業の業務内容は、どのようなものでしたか?
横井さん:転職先はSESの企業になります。自社開発というより、営業がとってきた案件についてクライアントとやり取りしながら進めていく形ですね。
私個人の業務内容としては、主にJavaやSQLを活用した開発案件を担当しています。
ーーー実務に携わってみて、理想とのギャップは感じましたか?
横井さん:「対人での仕事が大切だ」という点は、仕事をしてみたからこそ感じるギャップです。
はじめはエンジニアに対して、「ソースコードと向き合い続けるのが仕事」といったイメージを抱いていました。しかし、実際には多くの人と関わりながら仕事を進めていく形だったため、新鮮味を感じました。
今は在宅で仕事をしているということもあり、「ただコードを書くだけではマズい」と感じています。これからは対人スキルをいっそう伸ばしていきたいと考えているところです。
学び続ける胆力がついた!転職目的が明確なら積極的に行動してみよう
ーーープログラミングを学んで、生活面で感じる変化はありますか?
横井さん:今回のプログラミング学習を通じて、結果が出るまで学び続ける「胆力」のようなものが身についたと感じています。実際にエンジニア転職したあと、3か月の勉強期間で基本情報技術者試験の資格を取得できました。
また、生活習慣が大きく変わったと感じています。ホテル時代は土日出勤が当たり前で、出勤時間が毎月コロコロ変わるので予定も組みづらかったですが、今は定時で帰宅できて固定休なので予定を立てやすいです。私には保育園に通っている子どもが2人いるのですが、ワークライフバランスがとれていると感じます。
ーーー今後の目標を教えてください。
横井さん:私は今年で34歳になりますが、40歳ごろまではとにかく全力で働きたいです。40歳以降は、フリーランス・独立といった別のキャリアも考えられたらいいなと考えています。
ーーープログラミングで得た物は、エンジニアを職業としない人にとってもプラスになりますか?
横井さん:間違いなくプラスになると思います。プログラミングを学んだことは決してムダにはなりません。
ただ、中途半端に学んでも、プログラミングにかけた勉強時間が「本当に意味のあるものだったのか」と疑問に感じてしまうかも知れません。
本気で取り組みさえすれば、仮に結果が出なくても得られるものはあると思います。結果は誰にもわかりませんが、やって損するものではないのでとにかくやるしかないですね。
ーーーエンジニア転職に興味があるものの、踏み出せない人にメッセージをお願いします。
横井さん:「とりあえずIT業界に行きたいから」といった気持ちでは弱いと思います。「IT業界が人気で人手不足だから転職する」といった気持ちでは、いつか折れてしまうでしょう。
なぜ転職したいかを突き詰めていくことが重要です。私の場合、「プログラミングを学びたい」ではなく「業務を効率化したいから学びたい」というルーツがあったからこそ、今もプログラミングを好きでいながら仕事にできています。
もし転職目的を明確にできているのであれば、積極的に動き始めていいはずです。具体的に言うなら、環境構築がいらないExcelのマクロなどを学んでみて、興味を持てるならさらに深堀りしていくのが良いと思います!
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