未経験から始める！Webデザインの副業で稼ぐ全手順【準備から案件獲得】

この記事では、未経験からWebデザインの副業で稼ぐ手順を解説します。

ステップ1：Webデザイン副業に必要なものを揃えよう

はじめに、Webデザイン副業に必要なものをそろえましょう。必要なものはパソコンとグラフィックツールの2つです。

グラフィックツールを入れたパソコン1台で仕事ができるのは、Webデザイン副業の魅力の1つです。ただし用意するパソコンのスペックや、使用するグラフィックツールの選択を誤ってしまうと、その後副業を進めるにあたって効率が悪いと感じることが出てくるでしょう。

ここでは未経験からWebデザインの副業を始める際、事前に準備してほしい必要なものについて詳しく解説します。

パソコン（PC）

まずはWebデザイン副業に必須となるパソコン（PC）を用意しましょう。もし新たに購入する場合は、パソコンのスペックはWebデザインをする際にとても重要になるため注意が必要です。

Webデザインはグラフィックツールを使用し画像を多く取り扱うため、パソコンのスペックが足りないものを選んでしまうと、作業が思うように進まない可能性があります。

パソコンを準備する際に必要となるスペックは次のとおりです。

CPU	【Windows】Core i5・Ryzen 7以上 【Mac】M1以上
メモリ	16GB以上
ストレージ	SSD 500GB以上
ディスプレイ	【ノート】15インチ以上 【ディスクトップ】21インチ以上
解像度	フルHD(1920×1080)以上

以上のスペックを踏まえWebデザインを未経験から始めるならば、パソコンの費用は10万～30万円程度を目安に購入するとよいでしょう。

おすすめも交え、Webデザインに必要なパソコンのスペックをより詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

【初心者向け】Webデザインに必要なパソコンのスペック・OSを解説

更新日：2025年2月6日

グラフィックツール

パソコンの次にそろえてほしいのはグラフィックツールです。具体的にはAdobe PhotoshopがWebデザインのグラフィックツールとして多く使われています。

案件によっては他のデザインツールを指定される場合もあり、事前に何を使用するのか把握しておくことが必要です。

そもそもグラフィックツールとは、Webサイトやバナーなどのデザインを作成・編集するためのソフトウェアやオンラインツールのことを指し、代表的なものは次のようになります。

Photoshop	画像編集の一般的なツールで、バナー制作やWebサイトデザインによく使用されます。
Illustrator	ロゴやイラスト制作に特化したツールです。
Figma	無料で使えてクラウド上でデザイン作成ができ、Webサイトデザインに向いています。
Canva	無料で使えて操作が簡単です。SNS画像やバナー制作に多く使用されます。

自分がどのような案件を獲得したいかによって、覚えるべきグラフィックツールが変わってくるため注意しましょう。

ステップ2：必要なスキルを取得しよう

パソコンやグラフィックツールをそろえたら、次にWebデザインに必要な基礎的なスキルを身につけましょう。しっかりとしたスキルがないまま実践的に覚えようとしても、案件が獲得できないという状況になります。

学ぶべきスキルは次のとおりです。

デザインの基礎知識	デザイン4原則・配色・レイアウト・フォントなどにデザインの基礎となる知識が必要です。
グラフィックツール	Photoshopなどの必要なデザインツールを扱えるようになるため基本操作は覚えるようにしましょう。
コーディング	HTML・CSSといったLPやWebサイト制作の際に必要になる知識の基礎。コーディングも扱えると単価が上がりやすくなります。

学習方法としては独学で学ぶ、スクールに通うなどがあります。独学の場合はUdemyやYouTubeで公開されている動画を見て学ぶと良いでしょう。

スクールであればそれぞれのスキルを効率的に学べます。しっかりとしたスキルを身につけたいならスクールに通うことがおすすめです。

また、Webデザインの副業は在宅でできることが魅力です。在宅で副業をする場合に必要なスキルについてHTML・CSSやグラフィックデザインなど、次の記事でも詳しく解説しているため参考にしてください。

在宅でできるWebデザインの副業とは？必要なスキルも解説

更新日：2024年10月31日

ステップ3：ポートフォリオを作成しよう

必要なスキルを身につけたら、案件獲得に向け、ポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオとは自分が制作した作品をまとめて紹介するサイトやコンテンツのことを指します。

クライアントはポートフォリオを見て仕事を依頼するか判断することが多く、自分の実績と何ができるのかというスキルを見せることが大切です。ただ作品を並べるだけではなく、クライアントに「この人に頼みたい！」と思わせる工夫が重要となります。 

なおスキルや実績（実務経験）の有無でポートフォリオの作り方は異なります。以降ではスキル・実績の有無別に、ポートフォリオの作成方法を解説します。

スキル・実績(実務経験)がない場合

Webデザインの未経験者だとスキルや実績（実務経験）がない状態のため、「ポートフォリオに載せる作品がない」と悩む人が多いです。しかし、未経験でも工夫次第で魅力的なポートフォリオを作成できます。

スキル・実績がない場合はポートフォリオに次のような内容を入れるようにしましょう。

また未経験者がポートフォリオを作る場合は、foriioなどの専用のサイトを活用することがおすすめです。「ポートフォリオ作りに手間をかけてしまい、肝心の制作した作品部分が充実していない…」といった事態を避けるためにも、ポートフォリオサイトを活用しましょう。

スキル・実績(実務経験)がある場合

Webデザインのスキルや実績がある場合のポートフォリオ制作は、単に作品を並べるだけでなく戦略的にポートフォリオを制作することが重要です。

スキルや実績がある場合は、次のポイントを意識するようにしましょう。

量より質を重視してポートフォリオを構成するようにしてください。

また、スキルがある場合はポートフォリオ自体のデザインにもこだわって作成することが重要です。テンプレートを使用する既存のポートフォリオサイトではなく、自分自身でデザインやコーディングをしてWebサイトを制作するようにしましょう。

ポートフォリオの例や作成方法をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

Webデザイナーポートフォリオの参考例9選！未経験からの作り方も紹介

更新日：2025年2月6日

ステップ4：副業案件を獲得しよう

ポートフォリオを用意したら、副業案件を獲得するために積極的に行動を起こしましょう。

未経験者の場合、最初の案件を獲得することに苦戦し、「実績がないから案件が取れない…」と感じる人も多いです。しかし今まで紹介したようにしっかりとスキルを身につけ、魅力的なポートフォリオを作成していれば心配することはありません。

特に初心者のうちは、案件獲得に向けて可能性があることは積極的に試してみましょう。最初の1件を獲得することができれば、その後は案件が獲得しやすくなる傾向があります。

以降では副業案件の獲得方法を、3つにまとめて紹介します。

なお少しでも案件獲得の可能性を高められるよう、上記の方法は1つではなく複数の併用がおすすめです。

クラウドソーシングを活用する

メリット	案件の数も種類も多い・決済がシステム化されており未払いを避けられる
デメリット	ライバルが多い・手数料がかかる

実績がない未経験者が案件獲得するためにはクラウドソーシングの利用が一番おすすめです。最初の1件を獲得するとクラウドソーシング上に実績として残り、次の案件獲得に繋がりやすくなります。

クラウドワークス・ランサーズ・ココナラといったクラウドソーシングがあり、まずは登録をしてみてください。クラウドソーシングで案件を獲得するコツは次のようになります。

初心者レベルの案件は競合が多く、最初の案件を獲得するまで時間がかかる場合が多いです。上記のポイントを踏まえながら、少しでも興味があるものはできるだけ応募していくようにしましょう。

友人・知人から紹介してもらう

メリット	ヒアリングがしやすくお互いに信頼感がある・案件継続に繋がりやすい
デメリット	案件の数に限りがある・トラブル時に関係が悪化するリスクがある

意外と狙い目なのは友人・知人から紹介をしてもらった案件に取り組むことです。

まずは友人・知人でホームページ制作やSNS画像の制作を希望している人がいないか探してみましょう。友人や知人がWebデザインを必要としていなくても、その知り合いで依頼したいと思っている人を紹介される場合もあります。

友人・知人から紹介してもらうためには「Webデザインができるようになった」とアピールすることが重要です。普段からその話題を出すことで、友人・知人がWebデザインを必要になった場合に声をかけてもらいやすくなります。

Webデザイン案件を依頼されるのを待つだけではなく、積極的に自分から働きかけてみてください。

SNS経由で連絡する

メリット	自分の作品をアピールしやすい・幅広い人と繋がれる
デメリット	信頼性を築くのに時間がかかる・未払いリスクがある

SNSを経由してWebデザインができる人を探している人に連絡することや、自ら情報発信して依頼を受けるきっかけにすることも一つの方法です。

SNS経由で連絡して案件を獲得する方法のメリットとデメリットは次のようになります。

SNSでWebデザインの情報発信をしていると、「この人に依頼したい」と直接依頼が来ることがあります。情報発信の他にDMやコメントでクライアントと交流することが、案件獲得に繋がる場合も出てくるでしょう。

ここではSNS別にどのような情報を発信することが良いか紹介します。

上記を参考に、積極的にSNSで情報発信に挑戦してみてください。

Webデザインの副業はどのくらい稼げる?

Webデザインの副業が実際にどのくらい稼げるのか気になりますよね。Webデザインの案件にはいくつかの種類があり、案件の種類によって単価も変われば難易度も変わります。

ここでは副業で行うWebデザインについて案件別に単価目安と概要をまとめました。

案件内容	単価目安	詳細
バナー・SNS 画像制作	単価目安 1,000~5,000円	広告バナーやSNS用の画像を制作。初心者向け。
ロゴ制作	単価目安 5,000円~3万円	企業やキャンペーンのロゴを制作。シンプルだがデザインスキルが求められる。
LP制作	単価目安 3~10万円	商品やサービスを紹介する1ページ完結のWebページを制作。初心者~中級者向け。
Webサイト デザイン・構築	単価目安 5~30万円	企業サイトや個人サイトのデザインを制作。コーディングも含む場合もある。中級者~上級者向け。

参考：クラウドワークス

どの案件に取り組むかは自分のスキルレベルと、副業として確保できる時間にもよります。初心者はバナー・SNS画像制作から始めLP制作、Webサイトデザインとステップアップしていくと良いでしょう。

次の記事ではWebデザイン副業を行う場合の稼ぎ方について詳しく説明しています。より具体的に稼ぎ方のステップを知りたいという人は参考にしてください。

初心者からWebデザインの副業で月5万円を稼ぐ4STEP！案件例も紹介

更新日：2025年2月12日

Webデザインの副業を行う際の注意点

ここからはWebデザインの副業を行う際の注意点を、3つにまとめて解説します。

注意点1：本業の会社規定を確認しよう

副業を始める前に勤めている本業の会社規定を確認しましょう。会社によっては副業自体が禁止されていたり、副業がOKでも条件で制限されている場合があります。

会社規定を守らず、会社側に副業をしていることが知られた場合、罰則や最悪会社を辞めざるを得ないということになりますので注意が必要です。

厚生労働省が発表した資料でも副業の促進が記載されつつ、留意すべき点として企業の対応の方針について触れられています。それを元に副業するにあたって、確認すべき会社規定のポイントをまとめました。

参考：厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」

規則の確認はトラブルが起こってしまってからでは遅いため、必ず事前に確認するようにしましょう。

注意点2：副業に取り組む時間を確保しておこう

副業を行うにあたって、副業に取り組む時間を確保することは重要なため、スケジュール管理を行いましょう。本業が忙しくて副業の納期に間に合わないということや、逆に副業に集中しすぎて本業に支障が出てしまったということは避けなければいけません。

副業でWebデザインを始める場合は無理のないスケジュールで、余裕を持って進めるようにしましょう。

副業に取り組む時間を確保するためのコツは、次のようになります。

納期の遅れはクライアントの信頼を失います。こまめに連絡をとって進捗を報告したり、余裕を持った計画を立てて副業に取り組んだりするようにしましょう。

注意点3：確定申告の基準をおさえておこう

副業を始める前に、確定申告の基準もおさえておきましょう。

ここでいう確定申告の基準とは、副業の所得が年間20万円を超えるかというものです。副業所得が年間20万円を超える場合は確定申告が必要となります。

所得とは収入から必要経費を差し引いた金額のことを指します。副業での収入ではなく所得が年間20万円以上となった場合に確定申告が必要です。

例えば副業で収入を得ている場合、そこから必要な経費（パソコン購入代など）を差し引いたものが20万円以上となると所得税における確定申告の対象です。

また本業で年末調整をしていても、副業の所得が20万円以上となった場合は、年末調整の他に確定申告が必要になりますのでご注意ください。

もしこの確定申告が漏れてしまったことが発覚した場合、無申告加算税、延滞税といった税金を余計に納めなければいけません。

漏れがないように副業でも普段から帳簿をつけ、所得額を把握しておくことが重要です。

効率的にWebデザインの副業で収入獲得を目指すなら

これからWebデザインの副業を始めようとしている人のなかには、

と不安な人もいますよね。

いざ独学でWebデザインを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「思っていたよりもスキルを身につけるのって難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、副業で稼げるほどの実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

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学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心して副業での収入獲得が実現できますよ。

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まとめ

今回はWebデザインの副業を未経験者から始める方法について紹介しました。

 紹介したステップに基づいて、まずはバナー制作など初心者でも取り組みやすい案件に挑戦することをおすすめします。慣れてきたら単価を上げるためにもLPやWebサイトの制作にステップアップすると良いでしょう。

ぜひこの記事を参考にWebデザインの副業を始めてみてくださいね。

この記事の監修者