元自衛隊の僕がプログラミングを学び始めて3か月で転職し独立するまでの話

こんにちは！侍ブログ編集部（@samuraijuku）です。

今日はSAMURAI ENGINEERの卒業生で、株式会社ジェネストリームで働くエンジニアの佐野裕史さんにインタビューしたいと思います。

選んだコース（受講期間）	オーダーメイドコース（12週間）
受講期間中に学んだこと	・オリジナルアプリ開発

「なんでも作れるようになって自由に働ける」エンジニアの良さとは

ー 現在の職業を教えてください。

佐野：創業4年目のジェネストリームというベンチャーで働いています。

ビジネスマン向けのサービス開発を主に行っている会社ですね。全て自社サービスを展開しており、普段はWebアプリの開発と運営保守、バグ修正などをやっています。

週末はプログラミングのインストラクターや、知り合いから頼まれたWeb作成をやっています。

ー なるほど。平日から休日までプログラミングと触れる日々ですね。

佐野：そうですね。周りから見ればすごく忙しそうだと思われていると思いますが、モノづくりが好きなので苦だと感じることはほとんどなく、いつも楽しくやらせてもらっています。

ー エンジニアになってよかったことは何ですか？

佐野：技術が身についたので、Webアプリやスマホアプリなど自分で何でも作れるようになったのが一番だと思います。

それ以外でいうと、ITに強くなったことで周りの知人から頼られることが多くなり、常に勉強する姿勢が身についたので、最新の情報や技術を他の職業の人より早く自分のものにできるようになりましたね。

あと時間に余裕ができたことと、給料がいいことも大きいですね。

ー エンジニアはいいことづくめですね。

佐野：でも実際、大変なことは多くて難しいこともあるし、たくさん勉強しなければいけません。

ただ、大変なのは他の職業でも同じなので、自分で何でも作れて自由に働けるほうがいいと思います。しかも給料が高く、仕事も困らないならなおさらです。

ー 仕事には困らなくなりましたか？

佐野：はい。今は主にRubyを使っていますが、Rubyだけでも仕事案件はたくさんあるんですよ。Ruby案件のみを紹介しているサイトもあるくらいです。

そして、他の言語を勉強すれば、他の言語を使った仕事もできるようになります。

1つのプログラミング言語で仕事ができれば、他の言語を学んで仕事の幅を広げることは難しくないので、プログラミングを一度覚えてしまえば仕事に困らなくなりますね。

まぁ、手に職をつけることになるので、職人と同じです。

ー 先ほど時間に余裕ができたとおっしゃっていましたが、エンジアニは結構忙しいイメージがあります。

佐野：パソコン一台あれば仕事ができるため場所を問わないし、エンジニアはコード納品が仕事なので、期限さえ守ればタイムマネジメントは自分でできるんですよ。

ベンチャーだからかもしれないですが、用事ができたから勤務時間をズラすなど、融通を利かせることができています。そういう会社はどんどん増えていくと思いますね。

「アプリを作れば儲かるかも」プログラミングを学んだきっかけ

ー 最初からエンジニアになろうと思っていたのですか？

佐野：最初はエンジニアなんて微塵も考えていなかったです。エンジニアが何やっているかよくわからず、仕事内容も全然よくわからない状況で、パソコンに強い人というくらいの印象でした。笑

ただ、プログラミング自体には興味がありました。

ー なんでプログラミングに興味があったのですか？

佐野：家電量販店の販売員としてパソコンや携帯を売っていたので、ソフトやアプリなどに興味があったのもありました。

でも、一番の理由は常連のお客さんから「アプリ作れば儲かるよ」と言われたのがきっかけですね。笑

調べると結構個人が作っているアプリがあり、「僕でも作れるかもしれない」と思い、本当に作れたらすごいことだと感じました。

ー なるほど。どんなスマホアプリを作ったんですか？

佐野：残念ながら挫折しました。笑

iPhoneアプリを作れる初心者向けの書籍を買ったのですが、サッパリ理解できず1週間で諦めたと思います。

ググると「基本ができていないと難しい」と書いてあり、基本のプログラミングを調べると「C言語だ！」というのを目にしたので、C言語を学び始めました。

ですが、C言語もサッパリわからず1か月くらいで諦めましたね。その後は2〜3年放置して、プログラミングのことは考えず普通に生活していたんです。

ー 2〜3年って結構ですね。何がきっかけでプログラミングをもう一度学び始めたんですか？

佐野：その時に働いていた仕事に魅力を感じなくなったのが一番ですね。やらされてる感があり、本当に自分のやりたいことをやりたくなりました。

もともとモノづくりが好きだったのでその方面に行きたかったのもあり、自分の本心には嘘をつけなかったです。

この辺りから本気で転職を考えるようになり、もし転職するならクリエイティブな仕事がしたいと思いました。

今で当たり前ですが、その時はスマホの波がとにかく凄かったんです。プログラミングを学べば「スマホアプリやサービス開発ができる＝クリエイティブな仕事ができる」と思い、2〜3年前に買った本を思い出しました。

ー 挫折した本ですね。笑

佐野：そうです。とりあえず、あの本が中途半端だったので最後までやりきろうと思い、頑張ってやりきりました。

ただ、やってみたものの理解は全然できなくて、仕事をこなすのにどれくらい知識や技術が必要なのかわからず、実際に仕事をやるイメージが全くわきませんでした。

その辺りから、具体的なイメージを持って学習するためスクールに通うことを意識し始めたと思います。

「フリーランスが魅力だった」SAMURAI ENGINEERとの出会い

ー そこでSAMURAI ENGINEERに出会ったんですね。

佐野：そうですね。いろいろプログラミングスクールやエンジニア転職でググっていたら「フリーランス」という言葉を見つけたんです。

自分の性格や将来のことを考えた時に、フリーランスという働き方には興味がありました。

その中で「フリーランス」にフォーカスを当てているスクールが唯一SAMURAIだったので、とりあえず『無料カウンセリング』を受けてみた感じです。

ー 体験レッスンを受けてみてどうでしたか？

佐野：正直 最初は半信半疑だった部分が多かったのですが、担当してくれたコンサルタントが現役フリーランスエンジニアとしてバリバリ仕事を獲得している人だったんですよ。業界の生の声や実際にいくらもらっているかなど、ネットでは絶対聞けないことをたくさん教えてくれたので、かなりモチベーション上がりましたね。

あとは、3か月という短い期間でオリジナルのWebアプリが作れて仕事獲得というところにも惹かれました。どうしてそんな短い期間でできるのかなど、具体的なエビデンスを提示してもらえたのを覚えています。

それでSAMURAIのマンツーマンレッスンに申し込んだ形です。

ー 実際にマンツーマンレッスンを受けてみてどうでしたか？

佐野：まず仕事に必要な知識は何なのか、何を知ればいいのか知ることができたのが大きいです。例えば、今では当然のことですが、GitやGithub、アジャイル開発の流れを知ることなどですね。

本でなかなか手に入らない部分の知識なので、ものすごく貴重でした。

ー 人から聞けるのは大きいですよね。

佐野：そうですね。インストラクターから自分の知りたい情報を聞けるので、無駄な学習をしなくて済みます。

実際の体験をベースにしたアドバイスをしてくれるので、実務で必要なスキルを身につけて最短でエンジニアになれると確信しました。

実際に、挫折した本を最後までやったものの、本の中に書いてあったことは仕事に繋がらずほとんど意味がなかったです。

ー 独学の時とはやはり違いましたか？

佐野：独学でプログラミングを習得するのは実際に無理ではないです。ただ、学ぶべき順番や学ぶべき場所がわからないので、一向に仕事につながらないと思いました。

自分でわからないことを1つ1つ片っ端から調べる時間は無駄で、砂漠から一粒の砂を探し当てるような感覚です。

しかし、正しい順番で必要な知識だけをマンツーマンで説明してもらうと、理解のスピードが全然違いました。

学習スタイルもどこに何時に集合でという感じでスケジュールが決まっていないので、あくまで自分のペースでわからないところを聞きたい時に聞けるので、学習がスムーズにいきましたね。

「1か月でアプリを作った」週末はベンチャーで修行

ー どれくらい勉強して転職したんですか？

佐野：仕事の日は毎日3時間くらい勉強して、休日はカフェで4〜5時間ゆっくりやっていました。

そして、1か月くらいでTwitter(現『X』)に似た作品らしいものができました。とはいえは1か月で全部が理解できたわけではなく、理解できてない部分は多々ありました。

ただ、調べれば何とかなるくらいのレベルにはなりましたね。インストラクターに、「ベンチャーで一回働いてみたら？」と言われたのでベンチャー企業に面接にいき、仕事の休みの日だけインターンで仕事をさせてもらいました。

ベンチャーのほうが 人が少ない分、いろんな業務をさせてもらえるので、たくさんの知識が身につくし将来的にいいんじゃないかと思います。

ー でも未経験でベンチャーは結構ハードルが高くないですか？

佐野：もちろん不安はありましたよ。本当にできるのかという感じでした。

でも3週間くらい現場で働く中でいろんなことが見えてきて、初心者エンジニアとしてやっていけそうだったので、その時勤めていた職場に「来月でやめる」と話した形です。

ー で、そこから現在の仕事についたんですね。

佐野：そうです。今のジェネストリームは初心者から僕を採用してくれたので、感謝しています。

ちなみに、お茶汲みのような雑用をすると思っている人が結構いるのですが、僕の場合は本当に一つのサービス開発を任されました。笑

かなりビックリしましたが、とても勉強になりました。

そこで、画面設計の仕方や要件定義など、アプリやサービス開発する上では絶対に知っておかないといけないことを勉強しました。やはり実務で働いて学べることは、自分で勉強する数十倍の見返りがありますね。

ー フリーランスになった経緯を教えてください。

佐野：ある程度仕事ができるようになったので、ステップアップという意味でフリーランスを目指すようになりました。フリーでやっている人のほうがレベルが高いと聞いていたので、技術力向上のためにも目指した感じです。

実際にフリーで働いている人に、今の段階で十分フリーランスでやっていける力があると言ってもらえたことが、独立の一番の決め手ですね。

ー 最後に、プログラミングで転職を考えている学習者にひと言ください！

佐野：まず独学してみるのも一つの手です。ただ、僕みたいに結局ムダな時間を数年間過ごすくらいなら、スクールに入るのもアリだと思います。

昔に比べたら学習コストが低くなっているのは確かですが、実際独学だと結構きついです。

何より『悩んでいる時間』が一番無駄なので、無料勉強会に参加してみたり、それこそSAMURAIの無料カウンセリングを受けたりして”生”の声を聞くのが一番だと思います。

まぁとにかく行動あるのみです！

ー 佐野さん、ありがとうございました！