【C#入門】CompareToメソッドで大小を比較する(文字列/日付)

こんにちは!エンジニアの中沢です。

C#には文字列などを比較するための「CompareToメソッド」があります。

「CompareToメソッド」は文字列や日付を比較することもできるので、上手く活用してください。

この記事では、

・CompareToメソッドとは
・CompareToメソッドの使い方
・文字列の大小を比較する方法

という基本的な内容から、

・戻り値の覚え方
・日付の大小を比較する方法

などの応用的な使い方に関しても解説していきます。

今回はこれらの方法を覚えるために、文字列の比較をするさまざまな使い方をわかりやすく解説します!

目次

CompareToメソッドとは

CompareToメソッドは文字列や日付の比較をするために使います。

Equalsメソッドの等しいかどうかの比較とは違い、CompareToメソッドでは比較した値のどちらが大きいか、または同じかを比較することができます。

戻り値の覚え方は「左の値 – 右の値」

CompareToメソッドは戻り値が正の値か、負の値かで大小関係を把握します。

しかし、この戻り値が正の値のときはどちらが大きいのかを忘れてしまうことがよくあります。

そこで、戻り値の簡単な覚え方を紹介します。

戻り値の覚え方は、「左の値 – 右の値」になると覚えてみてださい!

CompareToメソッドの戻り値を次のプログラムで確認してみましょう。

using System;

namespace Sample
{
    class Sample
    {
        static void Main()
        {
            string str1 = "A";
            string str2 = "B";

            Console.WriteLine(str1.CompareTo(str2));
            Console.WriteLine(str2.CompareTo(str1));
            Console.WriteLine(str1.CompareTo(str1));

            Console.ReadKey();
        }
    }
}

実行結果:

-1
1
0

このプログラムの実行結果から、文字の「A」よりも「B」の方が大きいことがわかります。

CompareToメソッドの使い方

文字列の大小を比較する方法

ここでは、CompareToメソッドで文字列の大小を比較する方法を解説します。

CompareToメソッドの戻り値は3種類なので、switch文を使って条件分岐させると便利です。

次のプログラムで確認してみましょう。

using System;

namespace Sample
{
    class Sample
    {
        static void Main()
        {
            string str1 = "A";
            string str2 = "B";

            switch (str1.CompareTo(str2))
            {
                case -1:
                    Console.WriteLine("str1はtr2より小さい");
                    break;
                case 0:
                    Console.WriteLine("str1とtr2は同じ");
                    break;
                case 1:
                    Console.WriteLine("str1はtr2より後大きい");
                    break;
            }

            Console.ReadKey();
        }
    }
}

実行結果:

str1はtr2より小さい

このようにCompareToメソッドを使って処理を分岐させることができました。

日付の大小を比較する方法

ここでは、CompareToメソッドで日付の大小を比較する方法を解説します。

日付は文字列と同様に比較することができます。

次のプログラムで確認してみましょう。

using System;

namespace Sample
{
    class Sample
    {
        static void Main()
        {
            DateTime time1 = DateTime.Now;
            DateTime time2 = time1.AddHours(1);

            Console.WriteLine("time1 = " + time1);
            Console.WriteLine("time2 = " + time2);

            switch (time1.CompareTo(time2))
            {
                case -1:
                    Console.WriteLine("time1はtime2より前の日時です");
                    break;
                case 0:
                    Console.WriteLine("time1とtime2は同じ日時です");
                    break;
                case 1:
                    Console.WriteLine("time1はtime2より後の日時です");
                    break;
            }

            Console.ReadKey();
        }
    }
}

実行結果:

time1 = 2018/05/18 16:07:09
time2 = 2018/05/18 17:07:09
time1はtime2より前の日時です

このようにして、日付の比較をすることができました。

日付の処理についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。

文字列の比較総まとめ

文字列を扱う様々な方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。

まとめ

いかがでしたか?

今回はCompareToメソッドで比較する方法を解説しました。

文字列以外にも日付を比較することができるので、ぜひ活用してくださいね。

もし、CompareToメソッドで比較する方法を忘れてしまったらこの記事を確認してください!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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