この記事では、プログラミングを学ぶのに年齢の限界があるのかについて解説します。
30代や40代からプログラミングを学び始めるのって遅い?
結局、活かせないなら勉強するのはやめておこうかな……
国内におけるIT人材の不足が深刻化していることもあり、ITエンジニアといったプログラミングスキルがある人材の需要は増し、他の職種に比べ高い報酬を設けるケースが増えてきました。
また、職場で求められる能力の研鑽や新しいスキルの習得を促すため、政府も社会人のリカレント教育(社会人の学び)に注力しています。
そんななか、転職や副業での収入獲得に向けたリスキリングを目的に、プログラミングを学び始めようと考えている人は多いですよね。
ただ、今からプログラミングを学んで、本当に活かせるのか不安な人もいるはず。
結論、プログラミングを学ぶのに年齢の制限や限界はありません。とはいえ、転職や副業へ活かす際には年齢の壁が存在するのも事実です。
そこで、今回はプログラミングに年齢の制限・限界がない4つの理由を、転職や副業への活かし方も交えて紹介します。この記事を読めば、年齢の壁に阻まれることなく、転職や副業へプログラミングスキルを活かせるようになりますよ。
- プログラミング学習に年齢の制限や限界はない
- 30代以降での就業には目に見えるスキルや実績が不可欠
- 副業で実案件を経験しつつ、実績やスキルを磨くのが賢明
プログラミングに年齢の制限・限界がない4つの理由
冒頭で述べたとおり、プログラミングを学ぶのに年齢の制限や限界はありません。その理由は下記のとおりです。
- 30代以降でプログラミングを学び始めた人はたくさんいるから
- 学習環境が整っているから
- エンジニアの数が不足しているから
- 30代40代で転職する人も多いから
根拠をもとに、それぞれの理由を詳しく解説していきますね。
30代以降でプログラミングを学び始めた人はたくさんいるから
SAMURAI ENGINEERが現役エンジニア100名へ実施したアンケートによれば、30代以降にプログラミングを学び始めたと回答した方は26名でした。
つまり、今もなお活躍している現役エンジニアの4人に1人は、30代からプログラミングを学び始めたわけです。
上記を踏まえれば、30代からプログラミングを始めるのは遅くないといえますね。
学習環境が整っているから
今は昔と違い、プログラミングを学びやすい環境が整っています。プログラミングスクールが増えたことやオンラインでも講座を受講できるようになったことで、住んでいる地域を問わず勉強がしやすくなりました。
また、書籍や動画などの教材も増えているため、スクールに通わなくても独学でプログラミングの学習がしやすくなっています。Progateやドットインストールといった無料で利用できる学習サービスもあるため、誰でも気軽にプログラミングを始められる環境になってきているのです。
エンジニアの数が不足しているから
IT化が進んだことによりエンジニアが不足しているのも、年齢の制限がなくなってきた要因の一つです。エンジニアの需要が高まっているにもかかわらず、少子高齢化などの影響によりIT人材が不足しています。
こちらは経済産業省が発表したIT人材需給に関する調査の結果です。
IT分野の伸び率が高い場合、2030年にはIT人材の需要と供給のギャップが約79万人に上るという試算が出ています。
つまり、今後もエンジニアなどのIT人材が不足している状況が続くため、就職・転職がしやすくなっているのです。今までは年齢で制限を設けていた企業も、その年齢制限を緩くして人材を募集することが考えられます。
30代40代で転職する人も多いから
IT化が進んでいることだけでなく、昨今はコロナウィルスの影響もあり、技術系(IT・通信)の転職者が増えています。
転職サイトdodaによる転職成功者の年齢調査によると、2019年と2020年の職種別転職成功者の割合は、どの年代でも技術系(IT・通信)が一番多いという結果になっています。
転職成功者の平均年齢も年々高くなっているようです。
上記のようなデータから、30代・40代でもIT系への転職がしやすくなっていることがわかりますね。
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プログラミングを目的に活かす際の障害と打開策
ここまで読んできた方の中には、
プログラミングを学ぶのに年齢の制限がないのはわかったけど、実際に活かせるの?
と不安な方もいるはず。
肝心なのは、「学んだプログラミングスキルをどう活かせるかどうか」ですよね。そこで、ここからは習得したプログラミングスキルを実際に活かす際の障害と打開策を、次の目的別に解説します。
- 就職・転職
- 副業・フリーランス
障害と打開策を押さえれば、年齢の壁に阻まれることなく転職や副業へプログラミングスキルを活かせるようになりますよ。
ではそれぞれ解説していきますね。
就職・転職に活かす際の障害
就職・転職においての障害は、年齢が高いと若年層のようなポテンシャル採用が望めない点です。
20代のうちはスキルがなくても、入社してから教育する前提で採用される可能性はあります。しかし、30代以降になると即戦力が求められるため、スキルがない未経験の状態だと採用されづらいのが現実です。
そのためスキルや実績のある状態でなければ、理想的な就職や転職は困難だといえます。
障害への打開策
30代以降はポテンシャルだけでは採用されないので、明確なスキルや実績が必要です。
書類選考や面接で「Pythonが使えます」と言うだけでは説得力がありません。資格を取ったりアプリを作ったりして、確かなプログラミングスキルがあることをアピールしましょう。
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副業・フリーランスへ活かす際の障害
副業・フリーランスにおいての障害は、一部の案件で年齢制限があることです。
長期間のプロジェクト案件は体力が必要になるため、取引先は若い方を重宝する傾向にあります。そのため、プロジェクトの構成するメンバーを20代・30代に限定する案件も多いのです。
40代以上はマネージャーなどの上流工程のポジションを求められるため、20代・30代と同じ下流の工程には参加しづらくなります。
障害への打開策
年齢に見合ったスキルや実績を身につけましょう。
年齢制限を設けた案件がある以上、年齢を重ねるほど受けられる案件は減りますからね。簡単な案件から始めて、着実に実績をつけましょう。
また、なるべく同じクライアントと長く付き合うようにすると安定して稼げます。同じクライアントでも、技術力や経験を身につけることにより、単価が上がったり上流の工程への参画にステップアップしたりするなどして、報酬を増やすことも可能です。
なお、副業での収入獲得を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。
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自身が取り組みやすい副業で収入を獲得したい人は、ぜひ一度お試しください。
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今から学ぶおすすめのプログラミング言語
これまで解説してきたとおり、プログラミングを学び就職・転職や副業などの目的へ活かすには、目に見えるスキルや実績が欠かせません。ただ、効率的に目的が実現できるプログラミング言語を習得したい一方で、どのプログラミング言語を学ぼうか決められない方は多いはず。
そんな方に向け、SAMURAI ENGINEERが現役エンジニア100名へ実施したアンケート「プログラミング言語別の平均年収」の結果を紹介します。
- 1位 Swift:469万円
- 2位 Python:438万円
- 3位 Java:430万円
アンケートの結果によれば、SwiftやPython、Javaは現役エンジニアの使用する言語の中で平均年収が高い傾向にありました。平均年収の高さは、需要の高さも示しています。そのため、上記の3つから学ぶ言語を選ぶのも良いですね。
また、下の記事では現役エンジニア100人が選ぶおすすめのプログラミング言語を紹介しています。気になる方は、参考にしてください。
なお、どんな手順でプログラミングを学んでいけばいいのかイメージがわない人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
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どうプログラミング言語を学べばいいのかあいまいな人はぜひ一度お試しください。
プログラミングの学習方法
プログラミングの学習方法は、独学かプログラミングスクールで習うかの2種類です。どちらが良いかは目的によるため、自分が何のためにプログラミングをするかで選ぶとよいでしょう。
1.独学
独学の場合は、主に書籍や教材、ネットの情報などから学んでいくことになります。自分で教材を探さなければいけないので手間はかかりますが、スクールよりも安く学べるのがメリットです。
まずはProgateやドットインストール、侍テラコヤなどの無料で学べるサービスから始めるのがおすすめ。体系的に基礎を学べるため、何から始めればよいかわからない人でも迷わず学習を進められます。
また、動画教材ならUdemyがおすすめです。豊富な教材が買い切り型で販売されているため、自分のレベルに合わせて学びたい内容を選べます。
2.プログラミングスクールの活用
先ほど紹介した学習サービスは手軽にプログラミングを学習できる点が魅力です。ただし、独学でプログラミングを勉強する以上「自学自習」は大前提となります。
そのため、1人で学習できるか不安な人には定期的なレッスンを通じてプログラミングが学べるスクールがおすすめです。
定期的なレッスンを実施するスクールであれば、モチベーションが下がり学習途中で挫折する心配はありません。また、現役エンジニアが講師のスクールを選べば転職や副業での収入獲得に必要なスキルを効率的に習得可能です。
なかでも「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」は、現役エンジニア講師による週1回60分のマンツーマンレッスンが受けられるオンラインプログラミングスクールです。
分割料金 | 一括料金 | 受講期間 |
---|---|---|
4,098円~ | 16万5,000円~ | 1ヶ月~ |
- 転職・副業・独立などの目的に特化したコースあり
- 累計指導実績4万5,000名以上
- 給付金活用で受講料が最大80%OFF
侍エンジニアでは現役エンジニア講師の個別レッスンに加え、学習の不安や悩みなどを学習コーチに適時相談できるため、挫折しづらい環境でプログラミング学習が進められます。
また、侍エンジニアではプログラミングを学ぶ目的や理想の生活・仕事像をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心して転職や副業などの目的が実現できますよ。
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この記事では、プログラミングに年齢の制限・限界がない4つの理由を、転職や副業への活かし方も交えて紹介しました。
プログラミングを学ぶのに年齢の制限・限界はありません。ただし、就職・転職や副業などの目的へプログラミングスキルを活かす際は、年齢の壁に阻まれるケースもあります。
そのため、目に見えるスキルや実績が欠かせません。独学はもちろん、目的が実現できるだけのスキルや実績を効率的に身につけたい方は、プログラミングスクールを活用するのも1つの手段です。
弊社SAMURAI ENGINEERでは無料カウンセリングも実施しています。気になる方は、下記のボタンから詳細をご確認ください。
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プログラミングを学ぶのに年齢の制限や限界はありません。
ただ、就職・転職や副業などにプログラミングスキルを活かす際は、年齢の制限があるケースもあります。
若い方の場合「体力や将来性がある」と重宝されやすく、ポテンシャルで採用されるケースもあります。
しかし、年齢を重ねるほど体力や将来性は重宝されづらくなるため、ポテンシャルで採用される可能性は低い傾向です。
その分、即戦力としてのスキルや実績が求められます。採用されるには、年齢に見合ったスキルと実績が必要です。
基本、プログラミングスクールの受講に年齢制限はありません。ただし、「短期間で就職や転職を実現する」「0円で受講できる」などの目的や特典が提供されているコースでは、「30歳以下」といった年齢制限を設けるスクールも存在します。
「ちゃんと確認しておけばよかった…」と後悔しないよう、自分が受講したいスクールやコースに条件があるか前もって確かめておきましょう。公式サイトで詳細がわからない場合は、カウンセリングや直接問い合わせて聞いてみると良いですよ。
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
参考文献
- 文部科学省「プログラミング教育」
- 厚生労働省 職業情報提供サイト 「jobtag」
- IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「DX白書2023」
- 経済産業省「我が国におけるIT人材の動向」「IT人材育成の状況等について」「IT人材需給に関する調査」
- 松尾研究室「生成AI時代の人材育成」
- 厚生労働省「開発した教育訓練プログラム」
- プログラミング教育の問題と対策
- プログラミングの本質的難しさと 日本語/英語プログラミング言語の比較検討
- TIOBE Index