この記事では、C言語の勉強方法を、独学手順も交えて紹介します。
こんにちは!侍エンジニアブログ編集部です。
C言語を独学で学習してみたいけどどうするのが良いのか知りたい!
なるべく挫折せず、効率的にC言語をマスターしたい!
これからC言語を独学で学習していこうとしている方の大半はこう思っているのではないでしょうか?
最初に言っておくと、プログラミング初心者にとってC言語は少し学習難易度が高いものになります。学習方法を間違えると、独学ではまず挫折してしまうでしょう。
しかし、学習の正しい順序や、最適なツールなどを知って学習していけば、独学でもC言語をマスターすることができます。
そこで今回は、C言語を独学でマスターするための、正しい学習手順とおすすめの教材を紹介します。
これから独学でC言語を学習していこうとしているあなたには、ぜひ目を通してほしい内容になっていますので、参考にしてみてください。
なお、次の記事ではそもそもC言語とはどんなプログラミング言語なのか、その特徴をできることや将来性も交えわかりやすく解説しているので良ければ参考にしてください。
- 未経験でも基礎から実践へと順を追って学習すればC言語は習得できる
- 自身のレベルに合わない難度が高い教材で学習してしまうと挫折しやすい
- 独学でのC言語習得には学びやすく今の知識レベルにあう教材選びが不可欠
C言語の学習時間の目安は最低200時間
C言語の学習時間の目安は、最低でも200時間といわれています。C言語はプログラミングの基礎を学ぶために非常に重要な言語であり、他の言語に比べてやや難易度が高いとされているからです。
特にメモリ管理やポインタといったC言語特有の概念を理解するには、十分な時間をかけて基礎を固める必要があります。
200時間という目安は、あくまでも初心者がC言語を基本的に使えるようになるまでの時間です。他にも、実際にコードを書く経験を積み重ねる必要があります。プログラミングの習得においては、理論だけでなく実践が重要です。
もちろん、個々の学習スピードや前提知識によっても学習時間は変動します。過去に他のプログラミング言語の経験がある場合は短い期間で習得できる可能性もありますが、全くの初心者であればさらに多くの時間がかかることもあります。
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C言語未経験者が学習時間を短くする方法
C言語は初心者にとって少々難易度の高いプログラミング言語ですが、工夫次第で学習時間を効率的に短くできます。特に初めてプログラミングを学ぶ人は、ただ闇雲に学習するのではなく、効果的な方法を積極的に採用するべきでしょう。
C言語の学習時間を短くする方法としては、主に次の3つが挙げられます。
いずれも効果的な方法です。順番に見ていきましょう。
方法1.わからないことを聞ける環境を作る
C言語の学習を効率よく進めるには、わからないことをすぐに聞ける環境を整えることが重要です。プログラミング学習において、理解できない部分をそのままにしておくと、次のステップでさらに複雑な問題に直面する可能性が高まります。しかし、疑問点があった際にすぐに質問できる環境を用意することで、学習スピードが飛躍的に向上します。
たとえば、オンラインのプログラミングコミュニティやフォーラムに参加したり、C言語を扱う勉強会に定期的に参加したりする方法が挙げられます。また、質問をためらわずにできる環境が整っているプログラミングスクールに通うのも効果的でしょう。
豊富なスキルを持つ相手に質問できる環境を整えることで、自己解決が難しい問題にも迅速に対応でき、学習の停滞を防ぐことに繋がります。
方法2.人に発信して宣言する
自分の学習目標や進捗を人に発信し、宣言するのも、学習時間を短縮する有効な方法です。自分自身に義務や責任を課すことは、学習を怠けることなく進めるために効果的だからです。
SNSや個人ブログを活用して、自分が何を学んでいるのか、どの程度進んでいるのかを定期的に発信してみましょう。他者からのフィードバックを得られるだけでなく、継続的に学習に取り組むモチベーションも高まります。
特にC言語のような難解な言語を学ぶ際には、途中で挫折しないためにも目標の設定と進捗の共有が非常に重要です。
また発信することで、自分と同じように学習をしている仲間や、既に習得している先輩を見つけやすくなります。学習の質を高め、より効率的にスキルを習得することに繋がるでしょう。
方法3.勉強仲間を作る
学習を続けるためには、勉強仲間を作ることも効果的です。同じ目標を持つ仲間がいることでモチベーションを維持しやすくなり、学習内容について意見交換をしたり、疑問点を共有したりできます。
C言語をはじめとしたプログラミング学習は、1人で進めていると難しい部分で行き詰まることが多く、仲間との協力が学習効率を上げる鍵となるでしょう。
勉強仲間がいることで、互いに切磋琢磨しながら進められるだけでなく、問題解決のアプローチや学習の工夫についても共有できるようになります。仲間と一緒にプロジェクトに取り組んだり、定期的に進捗を確認し合ったりすることで、目標達成に向けた道筋がより明確になり、学習の停滞を防ぐことにも繋がります。
勉強仲間についてのより詳しい情報については、次の記事を参考にしてください。
→ プログラミングの勉強仲間を作るには?おすすめサイトとサークル8選紹介
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C言語のおすすめ勉強法6選
C言語の学習は、効率的な方法を取り入れることで、習得までの道のりがよりスムーズになります。おすすめの勉強法としては、次の6つが挙げられます。
いずれも効果的な方法であるため、自分に合ったものを選んで取り組むことで、効果的に学習を進められるでしょう。それぞれについて具体的に解説します。
スライドを読んで勉強する
C言語の学習において、スライド形式の教材を活用するのは効果的です。スライドは情報が整理されており、視覚的に理解しやすいメリットがあります。
特に基本的な文法や構文を学ぶ段階では、スライドを通してポイントを押さえながら進めることで、基礎知識を効率よく習得できます。また、スライド形式の教材は要点が凝縮されているため、初心者でも短時間で重要な概念をつかめるでしょう。
スライドを使って学習する場合は、まず全体の流れを把握し、その後に具体的なコード例や演習問題を通して実際に手を動かします。この段取りを経ることで理解が深まります。
スライドは繰り返し確認するのにも適しており、必要な箇所をすぐに見直すことができる点も便利です。
おすすめのスライドとしては、次の2つが挙げられます。
どちらも非常にわかりやすく構成されているため、非常におすすめです。
本を読んで勉強する
C言語を学習する際に、書籍を使って勉強するのも有効な方法です。書籍は基礎から応用まで体系的にカバーされているため、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応できます。C言語の書籍は理論的な背景や言語の成り立ちについても言及されていることが多く、深い理解を得るのに役立つでしょう。
また、書籍は出版までに行われる内容チェックが厳しいため信頼性が高いのもポイントです。内容が精査されているため、誤った知識を身に付けるリスクが低いといえます。
書籍を使って勉強する場合は、まずは基礎的な文法や構文が詳しく解説されている入門書から始め、その後に応用的な内容に進むのが良いでしょう。紙の書籍を使うことで、メモを書き込んだり気になる箇所にしおりを挟んだりなど、自身が学習を進めやすいように環境を整えることもできます。
本を読んで勉強することに関するより詳しい情報を知りたい方は、次の記事を参照してください。
→ 【完全保存版】絶対挫折しないC言語入門書籍おすすめ10選
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学習サイトで勉強する
学習サイトを活用することは、C言語を効率的に学ぶための方法の一つです。
インターネット上には、C言語のチュートリアルやハンズオン形式の教材を提供している学習サイトが数多く存在します。いずれもインタラクティブな学習体験を提供しており、実際にコードを書きながら学べるため、理解が深まりやすいのが特徴です。
学習サイトは初心者向けにわかりやすく構成されており、動画解説や自動的なコードチェック機能を備えている場合も多いため、学習の進捗を確認しながら学べます。また最新のプログラミング技術や実際の開発現場で使われる知識も取り入れることができるため、実践的なスキルの向上にも役立ちます。
学習サイトは、いつでもどこでもアクセスできる利便性の高さが魅力です。隙間時間を有効活用して学習を進めることができるのも大きなメリットでしょう。
学習サイトについてのより詳しい情報を知りたい方は、次の記事を参照してください。
ゲーム感覚で勉強する
C言語の学習をゲーム感覚で行うことは、特に初心者にとって効果的な方法の一つです。
ゲーム形式の学習は、楽しみながら知識を身につけられることが特徴で、モチベーションの維持に役立つでしょう。プログラミングの基本的な構文やロジックをゲームのような問題を解くことで自然に学べるため、繰り返し取り組むことが苦になりません。
たとえばコードを書いてキャラクターを動かしたり、指定されたタスクをクリアしたりするプログラミングゲームは、実際のコードの動作を見ながら学べます。また段階的に難易度が上がる仕組みがあると、自分の成長を感じながら進められるため、学習の達成感を味わいやすいともいえるでしょう。
ゲーム感覚で勉強できるサイトとしては、こちらなどがおすすめです。
スマホアプリで勉強する
スマホアプリを活用してC言語を学ぶのも、現代ならではの効率的な学習方法です。
スマホアプリは手軽にアクセスでき、通勤時間やスキマ時間を有効に使える点が大きな魅力です。C言語を扱う学習アプリでは、クイズ形式で基礎知識を確認したり、簡単なプログラムを書いて動作を確認したりできます。
アプリはインタラクティブな学習体験を提供しており、学んだ内容をすぐに確認するテスト機能や、進捗状況を可視化できるダッシュボードなども備えています。これにより、どこでつまずいているかが把握しやすく、次に学ぶべきポイントが明確になるでしょう。
さらにスマホアプリは習慣化しやすいため、日常的に少しずつ学習を積み重ねられ、無理なく継続できるのもメリットの一つです。
おすすめのスマホアプリとしては、Study-Cが挙げられます。
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プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールに通うことも、C言語の学習を効率よく進める良い方法です。特に独学では理解が難しい部分があったり、学習のペースがつかみにくいと感じたりする場合には、スクールでの体系的な指導が役立つでしょう。
スクールでは経験豊富な講師から直接アドバイスを受けられるため、学習で行き詰まった際に迅速に解決策を見つけることが可能です。
またスクールはカリキュラムがしっかりと組まれており、初心者が最初に学ぶべき基本的な概念から、実践的なプロジェクトまでを段階的に学習できます。これにより、自己学習では曖昧になりがちな部分を確実に習得でき、短期間で効率的にスキルを身につけられます。
仲間と切磋琢磨しながら学習を進められるのも、プログラミングスクールならではのメリットといえるでしょう。C言語が学べるおすすめのプログラミングスクールが知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
C言語学習の手順例
プログラミング初心者が抑えるべき勉強法や、C言語の概要が理解できたら、次は学習の順序です。
ここを間違ってしまって挫折してしまう方も多いので、正しい順序で学習を進めていきましょう。
1.まずは学習スライドで雰囲気を掴む
学習といっても書籍やサイト、勉強会などたくさんあってまずはなにから手をつければ良いのか迷うところですよね。
僕が一番最初に取り組む教材としておすすめしているのは、「学習スライド」です。
企業の研修などにも使われることの多いこの学習スライドですが、なにが良いかというと、なんと言っても「手軽さ」です。
多くのスライドが画像が多めの文字は少なめで構成されているので、スラスラと5分もあれば読めてしまいます。
それでいてしっかり知識も学べるので、入門にはおすすめです。
2.次は学習サイトで手を動かす
スライドが終わったら次は書籍?と思われる方も多いですが、僕は学習サイトでの勉強をおすすめします。
理由としては、先に書籍などの活字学習に入るよりも、手を動かしながら直感的に学んでいくサイト学習の方が楽しみも感じられてつまづきにくいからです。
ここでは多少わからなくても、雰囲気を掴むためにどんどん先に進めていく方法をおすすめします。
なお、C言語といったプログラミングを学べる学習サイトはたくさんありますが、多くの無料学習サイトには不明点を質問・相談できる機能がありません。
そのため、C言語を学ぶ過程で挫折ないか不安な方は数千円の費用をかけてでも、問題が発生したタイミングで現役エンジニア等に質問できる有料の学習サイトを選ぶのが賢明といえます。
3.書籍学習で理解を深める
ここで書籍学習の登場です。
書籍学習は、今ある知識を深めたり、基礎を固めるために有効な学習方法です。
書籍から先に独学を始めてしまって、わからないことばかりで挫折してしまう例を大変多く聞きます。
しっかりと自分のレベルや目的にあったものを選びましょう。
4.環境構築を済ませる
ここまでのステップを踏んできたあなたなら、C言語に関してある程度の知識を会得しているはずです。
もう開発に入れる段階ですが、ここからC言語を使って本格的に開発を進めていくためには、開発環境をそろえなければなりません。
単純にソースコードを編集したいだけなら、テキストエディタを。ゲーム開発したいならVisual StudioやXcodeなど開発環境の構築ができるIDEを使用し、環境構築を済ませましょう。
次の記事ではC言語開発に最適なエディタ/IDEを紹介しているのでご参考にしてください。
→C言語開発に最適なエディタ/IDEはこれだ!目的別おすすめ3選!
C言語を勉強する3つのメリット
C言語を勉強するメリットとしては、主に次の3つが挙げられます。
順番に解説します。より詳しい内容にアクセスしたい方は、次の記事を参照してみてください。
→ 【入門者必見】C言語を学ぶメリットやできることを徹底解説!
コンピュータの動作理解に役立つ
C言語学習することで、コンピュータの動作を深く理解できます。なぜなら、C言語は現代の多くのプログラミング言語やオペレーティングシステムの基礎に関わる言語だからです。C言語はハードウェアに近いレベルで動作するため、コンピュータが実際にどのように情報を処理し、メモリを管理しているのかを理解するのに最適です。
C言語の学習を通して、メモリの管理やポインタといった低レベルメモリ操作の概念に触れることで、コンピュータがどのようにプログラムを実行しているかを詳細に学べるでしょう。これにより、他の言語でのプログラミングにも応用できる深い知識が得られ、開発者としてのスキルを一層向上させられます。
動作が高速である
C言語の大きなメリットの一つは、プログラムの動作が高速であることです。コンパイラを通して直接機械語に変換されるため、プログラムが非常に効率的に実行されます。リソースが限られている環境や、リアルタイム性が求められるシステムにおいても、優れたパフォーマンスを発揮します。
またC言語はハードウェアに近いレベルで動作するため、プログラムがどのように実行されるかを細かく制御できる点も、高速な動作を可能にする理由の一つです。他の言語と比較して、C言語は不要な処理が少なく必要な計算を最小限のリソースで行えるため、最適化の余地が大きい言語といえます。
大規模なアプリケーションにおいても、C言語は高いパフォーマンスを維持しながら動作させられます。
大抵のものは作れる
C言語は非常に汎用性の高いプログラミング言語であり、基本的にどのような種類のソフトウェアでも開発可能です。システムプログラミングからアプリケーション開発まで幅広い分野で使用されており、特にオペレーティングシステム・デバイスドライバ・組み込みシステムの開発には欠かせない言語です。
また、C言語は他の多くのプログラミング言語の基礎となっており、C言語を学ぶことで他の言語へのスムーズな移行が可能です。C言語はシンプルな構造と高い柔軟性によりどんな用途にも対応できるため、学んでおくことで幅広い開発の機会を得られるでしょう。
C言語を勉強する3つのデメリット
C言語は効率的かつ強力なプログラミング言語ですが、学習や使用にはいくつかのデメリットも存在します。代表的なものとしては次の3つが挙げられます。
順番に見ていきましょう。
大規模なチーム開発だと不便である
C言語は、大規模なチームでの開発には不便な点が多いといわれています。C言語はシンプルで低レベルな言語であるため、コードの可読性やメンテナンス性に欠ける場合が多いからです。
大規模なプロジェクトでは、複数の開発者が関わるため、コードの理解や修正が容易であることが求められます。C言語はコメントやコードの構造をきちんと整えないと、他の開発者が理解しにくくなるケースが多々あり、大規模開発を難しいものとしています。
またC言語には標準的なライブラリやツールが少なく、現代的な開発環境においては、他の言語に比べて手動で多くの設定を行う必要があります。これが開発速度を遅らせたり、バグが発生したりする原因となることもあり得ます。
プログラミングに高い正確性が求められる
C言語では、他の言語に輪をかけてプログラムを正確に書くことが求められます。C言語は低レベル言語であり、他の高レベル言語に比べてエラーチェックや安全機能が少ないため、プログラムの細かい部分まで管理する必要があるからです。
たとえばメモリの管理やポインター操作を誤ると、プログラムがクラッシュしたり、予期しない動作を引き起こしたりすることがあります。このためC言語は非常に注意深くコードを書かねばならず、ミスを防ぐための高度な技術が必要です。
さらに、C言語には型の宣言や変数の指定に厳密なルールがあり、正確にプログラムを書くことができないとコンパイルエラーや実行時エラーが頻発します。こうした特性は、C言語が非常に効率的である反面、学習の初期段階で非常に困難に感じることに繋がります。
オブジェクト指向で書けない
オブジェクト指向プログラミングはサポートされていないことも、C言語のデメリットの一つといえるでしょう。
オブジェクト指向は、現代の多くのプログラミング言語で採用されているスタイルであり、コードの再利用性やメンテナンス性を高めるうえで有用です。しかしC言語ではクラスやオブジェクトといった概念が存在しないため、オブジェクト指向の手法を使ってプログラムを設計できません。
結果として、大規模のプロジェクトではコードの構造が複雑化しやすく、管理が難しくなることがあります。
オブジェクト指向についてのより詳しい解説を読みたい方は、次の記事を参照してください。
→ オブジェクト指向とは?意味や言語の種類、基礎知識もわかりやすく解説
C言語に関するよくある質問
C言語は長年にわたって使われ続けているプログラミング言語であり、初心者から上級者まで多くの方が学んでいます。
ここでは、C言語に関するよくある質問に対して詳しく回答していきます。
JavaとC言語の違いは何ですか?
JavaとC言語の違いは、主にプログラミングのパラダイムや目的、使用される環境にあります。
Javaはオブジェクト指向プログラミング言語であり、クラスとオブジェクトを使ってコードを構成します。一方のC言語は、手続き型プログラミング言語です。関数や手続きを使ってプログラムを構築するため、コードの書き方や設計思想が異なります。
また、Javaは仮想マシン上で動作するためプラットフォームに依存せず、どの言語でも同じように動作させられるという特徴があります。一方、C言語はハードウェアに近いレベルで動作させるためプログラムが特定の環境に依存しやすく、プラットフォームごとにコードを調整する必要があります。
両者の違いについてのより詳しい解説は、次の記事を参照してください。
→ JavaとC言語の違い!特徴や習得難易度など8つの観点で徹底解説
C言語とC++/C#の関係とは
C言語とC++、C#は名前が似ていることから関連性があると考えられた時ですが、それぞれ異なる特徴を持っています。
C言語は1970年代に開発された、低レベルな操作が可能な手続き型プログラミング言語です。シンプルさと柔軟性から、OSやハードウェアに近いソフトウェアの開発に広く利用されています。
C++はC言語をもとにして1980年頃に開発された言語で、C言語にオブジェクト指向プログラミングの概念を追加したものです。C言語の効率性を活かしつつクラスやオブジェクトなどの構造を持たせることで、より複雑なソフトウェア開発が可能となりました。
C#は2002年にマイクロソフトによって開発された言語です。C++の影響を受けつつも、Javaのような高レベルなオブジェクト指向の特徴を持っています。
それぞれについての具体的な話は、次の記事を参照してください
→ C言語とC++/C#の関係とは?違いや特徴を比較して覚えよう
挫折なくC言語言語の習得を目指すなら
C言語は学習内容が難解で、初心者が挫折しやすい言語の一つです。自己学習では複雑な概念や実装の細部に苦労することが多く、進捗が遅れてしまうことも少なくありません。
挫折せず効率的にC言語を習得したい場合には、プログラミングスクールの受講をおすすめします。経験豊富な講師によるサポートが受けられ、疑問や不安をすぐに解消できる環境が整っているからです。カリキュラムが体系的に組まれているため、独学では理解しにくい部分を順序立てて学習するのにも効果的です。
侍エンジニアでは個別指導形式を採用しており、受講者一人ひとりのペースに合わせて学習を進められます。まだ、プロのエンジニアが現場で培った実践的な知識をもとに指導を行うため、即戦力としてのスキルを身につけることが可能です。
挫折なく確実にC言語を習得したいのであれば、ぜひ侍エンジニアを検討してみてください。
公式サイトで侍エンジニアの詳細を見るまとめ
C言語はコンピュータの動作を深く理解するための重要な言語であり、学習の難易度はそれなりに高いといえます。しかし効率よく学習する方法を採り入れれば、習得までの時間を短縮することも可能です。
たとえば、わからないことをすぐに質問できる環境を整えたり、勉強仲間を作ったりすることが有効です。またスライド・本・学習サイト・ゲーム感覚のアプリなどを活用して、楽しみながら学習することも挫折を防ぐ鍵となるでしょう。
C言語を学ぶことで、コンピュータの動作原理を理解でき、高速なプログラムを作成できるスキルを習得できます。本記事を参考にして、ぜひC言語の習得にチャレンジしてみてください。
無料カウンセリングで相談してみるこの記事の監修者
株式会社SAMURAI
【プロフィール】 DX認定取得事業者に選定されている 株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。 「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。 累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、 累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、 2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
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