ロボットプログラミング教材おすすめ9選!子供の年齢に合わせて選ぼう

侍エンジニアブログ編集部のモリシタです。

2020年からの「プログラミング学習必修化」を控え、子供向けのプログラミング学習教材が増えてきました。その中でも人気のあるのがロボットプログラミング教材です。

最近はおもちゃ屋さんでも、子供向けのロボットキットを見かけることが増えてきました。

うちの子供でもプログラミングを楽しく学べる教材はないかな?
子供に買ってあげたいけどどれが良いか分からない……

このような疑問をお持ちの方も多いと思います。そこでこの記事では、

  • 子供が楽しく学べるプログラミング教材・おもちゃ9選(対象年齢・価格)
  • ロボットプログラミングとは?子供が学ぶメリットは?

分かりやすく紹介します。最近のロボットプログラミング教材はかなり進化していて、子供が「勉強」と感じずに「遊びながら」学習できるように工夫されています。

つまり、知育玩具の一つですね!子供の頃からプログラミングを身近に感じて育つことによって、将来的な必須スキルを抵抗なく身につけていけるわけです。

この記事を読んで、ぜひあなたのお子さんにぴったりのロボットプログラミング教材を見つけてくださいね。

この記事の要約
  • 未就学児におすすめ「PETS(ペッツ)」
  • 小学生におすすめ「KOOV(クープ)」
  • 小学生~中学生向け「Elegoo UNO スマートロボットカー」
目次

おすすめロボットプログラミング教材9選

プログラミング教材は多くの種類がありますが、厳選して9つの教材を年齢別に紹介します。教材選びの際は、対象年齢が大切です。これを誤ると、子供にとって難しすぎたり、すぐ飽きてしまったりするので注意しましょう。

未就学児向け

PETS(ペッツ)

引用元:PETS https://4ok.jp/pets/

対象年齢:3歳後半〜 価格:¥21,600

「PETS」は木製のプログラミングロボットです。ロボットの背中にブロックを押し込むことが出来るようになっていて、ブロックを押し込むとプログラムを組めるようになっています。

マス目の書かれたシートの上を前進させたり、後ろを向かせたり、障害物を避けさせたりしながらゴールを目指すことで、「論理的思考」を養うことができます。専門知識は不要、対象年齢3歳からでも学べるので、初めてロボット教材に触れる場合はこちらをオススメします。

ソビーゴ こどもロボットプログラミング

引用元:ソビーゴ https://hello-sovigo.com/

対象年齢:3歳〜小学校6年生 価格:¥ 17,820

こども用プログラミング専用パソコン「IchigoJam」を使って、自分の創作したこどもロボット「ソビーゴ」を自由に動かすことにチャレンジする教材です。ソビーゴはダンボールでできているので、子供が自分で自由にデザインを楽しむこともできます。

「IchigoJam BASIC」という簡単なコードを使って、腕を動かしたり、走ったり、回ったり、自分が作ったプログラムが楽しく再現できるつくりになっています。

小学生向け

Ozobot(オゾボット)

引用元:Ozobot https://www.ozobot.jp/

対象年齢:小学生〜 価格:¥9,800〜

Ozobot(オゾボット)は世界最小と言われるプログラミング教育用ロボットで、楽しみながらプログラミング的思考を身につけることができます。

Ozobotは、紙やスマートフォン、タブレット上に描かれた線に沿って動き、色の組み合わせで 「早く」「右へ」などといった操作を加えることができます。紙とペンを使って楽しみながら、プログラミング的思考を身につけることができます。

KOOV(クーブ)

出典:KOOV https://www.koov.io/

対象年齢:8歳以上  価格:36,880 円

KOOVは、ブロックで自由な「かたち」をつくり、「プログラミング」によってさまざまな「動き」を与えて遊ぶ、ロボット・プログラミング学習キットです。ロボット制作の体験を通じて、子どもたちの探究心や創造力、未来を切り拓く思考力を育みます。

子供のレベルに応じてコースを選び、ミッションやクイズに挑戦しながら、ゲーム感覚で学習を進めていきます。また、自分が作ったロボットを公開する「じゆうせいさく」で、世界のお友達に発表することができます。

ROBOTAMI

引用元:ROBOTAMI https://robotami.jp/

対象年齢:小学生1年〜6年  価格:要問い合わせ

「ROBOTAMI」は韓国のrobotron社が開発した小学生対象のロボットプログラミング教材です。入門・初級・中級・上級の4レベルがあり、全て習得するにはなんと2年!

はじめはコードの記述がないロボット制作のカリキュラムで始まり、徐々にロボットの動力や力学を学んでいきます。入門レベルは小学1年生からでも学習出来て、上級レベルだと小学6年生を対象とした内容に変わります。

小学校の6年間を通して少しづつ学ぶ事もできるので、長期的に学ばせたい方にオススメです。

MESH(メッシュ)

引用元:MESH http://meshprj.com/jp/

推奨年齢:小学生〜  価格:14,980円〜

MESHは、ソニーの新規事業創出プログラムから生まれたIoTブロックです。7種類の機能を持ったタグを使い、身近なものと組み合わせてプログラミングすることで、さまざまなアイデアを形にできるツールです。

新しい仕組みを生み出す創造力や、身の回りの課題を解決する思考力など、これからの時代に必要な力を身につけることができます。

レゴ(LEGO)マインドストームEV3

対象年齢:10歳~  価格:57,840円

頭脳部分のハードウェアにプログラムし、レゴブロックで組み立てたロボット自由に動かすことができる製品です。直感的なインターフェイスで、子供でも簡単にプログラミングを体験できます。

「C#」「Java」「Python」など様々なプログラミング言語でプログラムを組むことができます。

小学生〜中学生以上向け

Makeblock プログラミングロボット mBot

引用元:Makeblock https://www.kenis.co.jp/mbot/

対象年齢:小学生~高校生  価格:21,384円

ステップにそって40種類の専用設計パーツを組み立てるだけで完成する初心者向けロボット教材です。

プログラミングは、カラフルなモジュールをマウス操作するだけ。 子供は複雑なコードの学習が必要なく、mBotをプログラミングできて、達成感を味わうことができます。子供の論理的思考や独創性を育むことができます。

Elegoo UNO スマートロボットカー

引用元:Elegoo https://www.elegoo.com/

対象年齢:小学生〜高校生以上  価格:8,000円

「Elegoo UNO」は「Arduino言語」でプログラムを組める教育キットです。組み立てが難しいのですが、説明書に事細かく解説されていて、開発サイドの心遣いが伝わってきます。

また、赤外線コントロール、Bluetooth、追跡装置といった最先端の技術も搭載されていてより本格的なプログラミングを学ぶことができます。難易度がかなり高いので、親子一緒に作成からコーディングまでを行うことをオススメします。

ロボットプログラミングとは?

そもそもロボットプログラミングとは、「ロボットに、動かすための命令(プログラミング)をする」ことです。基本的には「ブロック」「電子パーツ」「プログラム」の3つの要素で構成されています。

そして、ブロックや電子パーツで作られたロボットを、プログラミングによって制御・動作させるのが目的になります。

ロボットプログラミングのメリットは、プログラム通りにロボットが動くかどうか結果がすぐに出るので、論理的思考力や創造力、問題解決能力を育みながら、プログラミングの学習ができることにあります。

また、単純にロボットを組み立てるという楽しい目的があるため、子供が飽きずに学習を続けることができます。

なぜロボットプログラミングが注目されているのか

子供向けプログラミングスクールやロボットが流行っている背景には、日本の様々な問題があります。

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このグラフは、経済産業省による平成28年6月に発表されたIT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果です。このグラフからもわかる通り、IT人材の需要が増え続ける反面、供給が追いついていません。

しかし日本政府は、第4次産業革命と言われるIoT(Internet of Things)、 ビッグデータ、人工知能、ロボット・センサーの技術的ブレークスルーの活用が日本の少子化問題解決や新しいビジネスチャンスだと考えています。

今後も不足し続けるIT人材育成の一環として、2020年に全国の小学校に、2022年には高校で共通必履修科目にプログラミングを含む「情報I」教育が導入されます。

さらに、22年度入学者対象の24年度の大学入学共通テストを目安に情報科目の導入に向けた検討も進められています。その煽りを受けて、プログラミング教材やプログラミング教室が乱立しているのです。


引用元: GMO Internet group https://www.gmo.jp/news/article/6018/

こちらのグラフからもわかる通り、今後もプログラミング教室やロボットプログラミング教室の市場は拡大し続けます。

ロボットプログラミングを学習するメリット

画像:shutter stock

ロボットプログラミングを学習するメリットは大きく3つあります。

子供が楽しみながらプログラミングを学ぶことができる

ロボットを組み立てること自体を遊び感覚で楽しむことができ、子供が飽きずにプログラミング学習を続けられるのが大きなメリットです。

未就学児や小学校低学年の子供は集中力が続きにくいので、なにかを学習させようと思っても、なかなかじっとしていることができませんよね。でも子供が「遊んでいる」という感覚で取り組むことができれば、集中力を長続きさせることができます!

その意味で、目に見えて結果が出るロボットプログラミングは非常におすすめです。

将来性の高いスキルが身につく

ロボット教材を通して、

  • 実際にブロックなどを組み合わせることで「創造性」
  • どのようにプログラムを組めば思ったような動作をするか考えることで「論理的思考」
  • 思った動作をしなかった時になぜ動かないか考えることで「問題解決力」

この3つのスキルを養うことができます。将来訪れるAI時代に必要とされる「創造性」「論理的思考」「問題解決力」の全てが鍛えられるロボット教材は、子供の将来性を養うことが出来る貴重な教材なんです。

ロボット教材は3歳から始められるものもあるので、幼児のころからロボットに触れることで将来性の高い人材になることができますよ。

親子で一緒にプログラミングを学べる

ロボット教材は子供向けの教材ですが、最近のものは質が高く親子で楽しめる作りになっています。

なかには、子供と一緒に作っていくうちに本格的にはまってしまうお父さんも急増中らしいですよ。昔憧れていたロボットを実際に作れるなんて、世のお父さんにとっては子供との距離を縮めるのにうってつけですね!

ロボットプログラミングはどんな分野に活かせるの?

子供にロボットプログラミングを学ばせることで、将来どんな分野に活かせるのでしょうか。どんなものがあるか、一つずつみましょう。

制御系

制御系とはエアコンやテレビ、携帯電話といった家電や工業用ロボットや自動車に関連するプログラミングです。あらゆる工業製品にはソフトウェアの命令が不可欠であるといえるでしょう。

このような、家電製品や工業用ロボットなどの命令や制御を行うシステムの事を制御系と呼びます。最近普及が進んでいるIoT(Internet of Things)もその一つです。

今後、IoTの普及と発展により、センサーなどを活用するIoT関連の技術者需要が急増すると思われます。IoT関連の技術を身に付けておくことは、これからますます求められるスキルになるでしょう。

ロボット系

ロボット系は文字通りプログラミングによってロボットを自動制御する方法です。有名なのはpepper君や、学生達が作ったロボットを競うロボコンがあります。

また、精密な作業をする手術用医療機器などもこれにあたります。人気の分野ですが、個人でやるには極めて難しいのが現実です。プログラミング以外に機械工学系の知識が必要になり、ロボットをどう調達するかが問題になります。

始めるにあたり遊び程度からなら、子供用のキットを利用するのがオススメです。

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人工知能(AI)

「人工知能」は今までご紹介した制御系やロボット系とは違い、自分で考える事ができます。

今現在人工知能が得意としているのが、

  • 画像の認識
  • 運動の習熟
  • 言葉の意味理解


などです。画像の認識は、例えば監視カメラの映像分析、顔認証システムなどに使われています。運動の習熟は、ロボットや機械の動作がだんだん上達(よりスムーズに、より正確に)していくということです。

言葉の意味理解は、日本語を英語に翻訳したりチャットボット、Siriで対話するものが代表的です。今もっとも注目されている人工知能。電化製品や車など応用の幅が非常に広く、期待値の高い業界です。

»人工知能について詳しく知りたい方はこちら

まとめ

いかがでしたか?あなたのお子さんに合いそうな教材は見つかりましたか?

ロボットプログラミングは、今後注目のスキル・分野なので、子供が自主的に学べるベースを作ってあげられるといいですよね。ただ、教材を選ぶ際には、対象年齢を間違えないように気をつけてくださいね!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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