if文は、条件式を記述するときに使用しますが、複数条件を指定したり、結果が偽の場合に処理を実行したいなんて場合もあります。
そこで、ここではif文の論理演算子if andについて、以下の内容で解説していきます。
【基礎】if andの使い方
【発展】その他の論理演算子
if andは論理演算子の中でも比較的よく使われますので、使い方についてはよく理解しておきましょう。
なお、Pythonの記事については、こちらにまとめています。
if andとは
if andは複数条件式をandで繋げて、どちらの条件式も真の場合にtrueを返します。
そのため、通常のif文の条件式と異なりどちらの条件式も成立しなければfalseとなります。
if andの書き方
if 条件式1 and 条件式2
条件式1、2は通常のif文同様に条件式を記述します。
次項ではそんなif andの使い方を具体的に解説していきます。
if andの使い方
ここでは、if andの使い方をパターン別に見ていきましょう。
if andの基本的な使い方
以下のサンプルでは、変数fruits、valueの値がそれぞれ一致するか、and演算子を使用して確認しています。
サンプルプログラム
fruits = “apple” value = 100 if fruits == “apple” and value == 100: print(“true”) else: print(“false”)
実行結果:
true
このサンプルでは、変数fruits、valueの値がそれぞれ一致していたためtrueを返しています。
以下のようにどちらかの条件が一致しない(偽)の場合はfalseを返します。
サンプルプログラム:
fruits = “apple” value = 100 if fruits == “apple” and value == 200: print(“true”) else: print(“false”)
実行結果:
false
ループ処理で使用する方法
and演算子は複数の条件式を指定できるため、以下のように辞書型の変数からキーと値が一致した場合のみ処理を実行したい場合などでよく使われます。
サンプルプログラム
fruits = {“apple”:100, “orange”:80, “melon”:450} for k, v in fruits.items(): if k == “orange” and v == 80: print(‘一致しました!{0}:{1} ‘.format(k, v)) else: print(‘一致しませんでした!{0}:{1} ‘.format(k, v))
実行結果:
一致しませんでした!apple:100 一致しました!orange:80 一致しませんでした!melon:450
このサンプルでは、辞書の各要素をfor文で取得し、キーと値を繰り返し処理ごとに取得して、キーと値が一致した場合はif文の処理が実行されます。
その他の論理演算子
論理演算子はここで紹介したand演算子の他にor、notなどがあります。
それぞれの違いについて見てみましょう
演算子 | 真の条件 |
---|---|
or | どちらかが真の場合 |
and | どちらも真の場合 |
not | 真であれば偽、偽であれば真 |
以下の例ではandとor演算子を使用して、値が7よりも大きい場合で、値が3に一致または5よりも大きい場合に真となります。
list = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9] for i in list: if i < 7 and i == 3 or i >5: print(i)
実行結果:
3 6 7 8 9
pythonで使用できる論理演算子については以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。
まとめ
ここでは、if文の倫理演算子if andについて以下の内容を解説しました。
- if andとは
- if andの使い方
- if andとfor文を組み合わせる方法
- その他の論理演算子
if andは通常とif文の条件式を複数組み合わせることができますので、複数条件が真の場合に処理を実行したい場合などでよく使われます。
もし、if andの使い方を忘れてしまったら、この記事を思い出してくださいね!