みなさんこんにちは!Kotonoです。
今回はJavaScriptにおけるenum(列挙型)について解説していきたいと思います。
この記事では
・enum (列挙型) とは
などといった基本的な内容から
・JavaScriptでenum(列挙型)を定義する方法
といったより応用的な内容に関してもわかりやすく解説していきたいと思います。
enum (列挙型) とは
みなさんはenum型が何か知っていますか?
聞いた事はあるけれど、あまり使いこなすことができていない・・・なんてことはありませんか?
enum型は列挙型とも呼ばれ、複数の定数をひとつにまとめ、一連の値を付けることが出来る型のことです。
列挙型で定義される定数は列挙子リストと呼ばれます。
デフォルトでは列挙子にゼロから順に値が付けられます。
JavaScriptにおけるenum(列挙型)とは
残念なことに、JavaScriptにはenum型は存在しません。
JavaScript以外の言語にはenumというキーワードが存在することもありますが、JavaScriptで列挙型変数を使用するには自分で作成しなければなりません。
自ら列挙型を定義するにあたって、他の言語の列挙型がどのように使用されているのかを知ると、よりイメージが湧きやすいと思います。
他の言語の列挙型に関する説明は、以下のリンクを参照してみてくださいね。
JavaScriptでenum(列挙型)を定義する方法
では、実際にJavaScriptにおいてenum型を定義してみましょう。
以下のコードをご覧ください。
var Fruit = { orange : 1, banana : 2, peach : 3, strawberry : 4 }; var myvar = Fruit.orange; if (myvar == 1){ console.log("It is an orange!"); } else { console.log("It is NOT an orange"); }
実行結果は以下の通りです。
It is an orange!
上のコードでは、まず最初にFruitという名の辞書型(ディクショナリ)変数を作成しました。
ディクショナリについての詳しい説明は、以下のリンクを参照してください。
Fruit変数の中に複数の列挙子を含ませ、それらにそれぞれ整数の値を与えました。
そして、.演算子を使用しorange列挙子の値を変数myvarに格納します。
myvarの値が1ならば、JavaScriptコンソールにIt is an orange!と表示させ、そうでなければIt is not an orangeと表示させました。
すると、今回の場合はmyvarの値が1だったので、It is an orange!と表示されました。
まとめ
今回はJavaScriptにおけるenum型(列挙型)について説明しました。
列挙型を使いこなせるようになると、簡潔なコードが書けたりと便利な事が多いです。
みなさんもこの記事を通して、列挙型に関する知識をどんどん増やしていってくださいね。