こんにちは!エンジニア兼ライターのヤマシタです。
Rubyには配列の最初と最後の要素を取得するfirst、lastメソッドがあります。
「配列の最初の要素を取得したい」
「配列の最後の要素を取得したい」
「配列の最初or最後の要素から指定した数の要素を取得したい」
といった方に向けて、この記事では以下の内容について解説していきます。
・firstメソッドとは
・firstメソッドの使い方
・lastメソッドとは
・lastメソッドの使い方
配列の最初と最後の要素を取得するfirst・lastメソッドについて、わかりやすく解説していますのでぜひ参考にしてください。
firstメソッドとは
firstメソッドは一言で言うと「配列の最初の要素を取得」するためのものです。
firstを指定することで、対象の配列の0番目の要素を返します。
firstメソッドの書き方
配列.first 配列.first(num)
指定した配列が空の場合はnilを返します。
引数を指定することで、配列の最初の要素から引数で指定した数の要素を取得できます。
firstメソッドの使い方
引数を指定しない場合
では実際にfirstメソッドを使って配列の要素を取得してみましょう。
以下のサンプルをご覧ください。
name = ["taro", "hanako", "ichiro", "jiro"] p name.first
実行結果:
"taro"
このように配列の最初の要素が取得できました!
基本的に配列の最初の要素を取得するなら配列[0]でも可能ですが、firstを使うことで最初の要素を取得ことが明確になります。
また、先述したように配列が空の場合はnilを返します。
name = [] p name.first
実行結果:
nil
引数を指定した場合
次にfirstメソッドに引数を指定した場合の動作を見てみましょう。
以下のサンプルをご覧ください
fruits = ["apple", "orange", "melon", "banana", "pineapple"] p fruits.first(2) p fruits.first(4) p fruits.first(9)
実行結果:
["apple", "orange"] ["apple", "orange", "melon", "banana"] ["apple", "orange", "melon", "banana", "pineapple"]
このように最初の要素から指定した数の要素を取得できることがわかりますね!
対象の配列の要素以上の数を指定した場合は、対象の配列の最後の要素までを取得します。
lastメソッドとは
firstメソッドが配列の最初の要素を取得するなら、lastメソッドは……。
もうおわかりですね!
lastメソッドはfirstメソッドとは反対に「配列の最後の要素を取得」するためのものです。
firstメソッド同様空の配列を指定した場合はnilを返します。
lastメソッドの書き方
配列.last 配列.last(num)
引数を指定することで配列の最後の要素から、指定した数の要素を取得します。
lastメソッドの使い方
では実際にlastメソッドを使ってみましょう。
以下のサンプルをご覧ください
fruits = ["apple", "orange", "melon", "banana", "pineapple"] p fruits.last p fruits.last(2) p fruits.last(4) p fruits.last(9)
実行結果:
"pineapple" ["banana", "pineapple"] ["orange", "melon", "banana", "pineapple"] ["apple", "orange", "melon", "banana", "pineapple"]
このように引数を指定しないと最後の要素が取得できます。
引数を指定すると最後から数えてn番目の要素から順に取得していきます。
対象の配列以上の要素を指定すると全ての要素が取得できます。
配列についてもっとよく知りたい方へ
配列の基礎からさまざまな使い方については、以下の記事でも詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください!
まとめ
この記事では、配列の最初と最後の要素を取得するfirst、lastメソッドについて、以下の内容で解説しました。
- firstメソッドとは
- firstメソッドの使い方
- lastメソッドとは
- lastメソッドの使い方
first、lastメソッドを使用すれば配列の最初と最後の要素を簡単に取得することができます。
もし、first、lastメソッドの使い方を忘れてしまったら、この記事を思い出してくださいね!