みなさんこんにちは!フリーランスプログラマーのsatoです。今回はBETWEENについて見ていきましょう。
これを覚えると、長くなりがちなWHERE句の中身をスマートに書くことが出来るようになりますよ。それでは早速見ていきましょう!
BETWEENとは
BETWEENを和訳すると「〜の間に」です。そして機能も、意味そのままの機能をしています。WHEREの抽出条件の中に、「A地点からB地点の間」のような条件として使用が出来るわけです。
早速実例を見てみましょう。
今回例題で使用するテーブル
今回は実例として使用するために、以下のようなテーブルを用意しました。
+------+--------+---------------------+ | id | name | create_time | +------+--------+---------------------+ | 1 | 山田 | 2018-01-01 00:00:00 | | 2 | 鈴木 | 2018-02-01 00:00:00 | | 3 | 加藤 | 2018-03-01 00:00:00 | | 4 | 田中 | 2018-04-01 00:00:00 | | 5 | 小林 | 2018-05-01 00:00:00 | +------+--------+---------------------+
整数・文字列・時間を持ったテーブルです。これを使用して、基本的な使い方から、文字列や時間型で使ったらどうなるかを学びましょう。
BETWEENの使い方
例えば、「idが2〜4の情報」を取得したい場合は以下のようになります。
実行命令:
SELECT * FROM user WHERE id BETWEEN 2 AND 4;
実行結果:
+------+--------+---------------------+ | id | name | create_time | +------+--------+---------------------+ | 2 | 鈴木 | 2018-02-01 00:00:00 | | 3 | 加藤 | 2018-03-01 00:00:00 | | 4 | 田中 | 2018-04-01 00:00:00 | +------+--------+---------------------+
BETWEENの箇所のみ見るために、WHEREから後ろのみ、具体的に見てみましょう。
[対象の要素] BETWEEN [最小値] AND [最大値];
ここだけで見れば簡単ですね!最初に対象の要素を指定し、その後で最小値と最大値を指定しているだけです。
日付でも使えるの?
日付でも使用は可能です。わかりやすくて使いやすいですね!
実行命令:
SELECT * FROM user WHERE create_time BETWEEN '2018-01-01 00:00:00' AND '2018-03-01 00:00:00';
実行結果:
+------+--------+---------------------+ | id | name | create_time | +------+--------+---------------------+ | 1 | 山田 | 2018-01-01 00:00:00 | | 2 | 鈴木 | 2018-02-01 00:00:00 | | 3 | 加藤 | 2018-03-01 00:00:00 | +------+--------+---------------------+
※例は、Mysql環境で、TIMESTAMP型を使用した状況です。環境によっては日付の指定の仕方が変わるケースもあります。
文字列でも使えるの?
以下のような、文字列型での指定方法も一応可能ではあります。
SELECT * FROM user WHERE name BETWEEN 'a' AND 'z';
文字コード的に、ちゃんと条件にひっかかれば、要素の取得も出来るでしょう。しかし非常にわかりづらいですし、そんな不思議な仕様では不具合を誘発しやすいでしょう。こういった部分でも、可読性の高いプログラムを書けるように意識しましょう。
BETWEENで文字列の使用は避けるのが良いと、個人的には思います。
少し似た機能「IN」
INも同じように、WHEREの条件文を、スマートにするために扱われる命令です。しかもサブクエリと組み合わせれば、非常に汎用性の高い処理が行えます。
以下のリンク先にまとめているので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
今回はBETWEENについて見てきました。WHEREをスマートに出来る命令ですので、ぜひ覚えておきましょう。「どこからどかまで」という書き方は、わかりやすいので後から見返す際にも役立つでしょう。
可読性の高いプログラムを意識することが、不具合を減らす第一歩でもあります。いろいろな便利な命令を覚えて、スマートなプログラムが書けるようになりましょう。