この記事ではGitでプロキシ(Proxy)を使う方法について解説をします!
GitHubからクローンが出来ない場合などは、このプロキシが原因なことも多いです。
Gitとプロキシの関係について知りたい。
Gitでプロキシを使えるようにしたい。
といった方に向けてこの記事では、
・プロキシとは何か
・Gitでプロキシを使う方法
・GitHubでクローンが出来ない場合
について、解説をしていきます。
Gitとプロキシの関係について見ていきましょう!
プロキシ(Proxy)とは
まずはプロキシについて何かを知っておきましょう。
プロキシサーバーとはクライアントの代理としてサーバーに情報を受け取りに行くサーバーのことです。
プロキシサーバーをクライアントとサーバーの間に挟むことによって、プロキシサーバーに蓄えられたキャッシュのおかげで高速にアクセスすることが出来ます。
また、プロキシサーバーで通信内容をチェックすることで不正アクセスに対する安全性が高くなります。
ただし、プロキシサーバーにアクセスが集中するとキャッシュの有無に関わらず、アクセスが遅くなります。
また無料で誰でも使えるようなプロキシは安全性が確保されていないので、通信の内容をすべて見られてしまう危険性もあります。
特徴をまとめると、、、
- キャッシュで高速にアクセス
- 不正アクセスに対する安全性を高める
ためにプロキシサーバーは使われます。
プロキシを使う意味
先程のメリットとデメリットからプロキシを使う意味はなんとなく分かって頂けたかと思います。
キャッシュを貯めて高速にアクセスすることができるようにしたり、匿名性を高めたりするのが主な目的でしたね。
会社などの社内LANでは社内LANとネットワークの間にプロキシを挟むこともあります。
これはある程度大規模なネットワークだと誰がどのように使っているのか、アクセスを把握するためです。
Gitでプロキシを使う方法
それではGitでプロキシを使う方法について見てみましょう。
「Gitでプロキシを使う」というのは、ネットワーク上のリポジトリをクローンする時に、プロキシ経由でアクセスすることを指します。
こちらのコマンドをご覧ください。
git config --global http.proxy http://(proxyのドメイン):80 git config --global https.proxy https://(proxyのドメイン):80
gitのコマンドでこのコマンドを実行するとGitのプロキシを設定することが出来ます。
ドメインの後ろの「:80」はポート番号を表していて、代表的なポートには80、8080、1080、3128があります。
これはnetstatコマンドを使うことで実際に使われているポートを確認することが出来ます。
netstatコマンドをオプション無しで実行したときの、「Local Address」の列に羅列された数字の最後の区切りがポート番号になります。
このgit configコマンドで加えた変更は実際に記録として残ります。
~/.gitconfigを見てみましょう。
cat ~/.gitconfig
このcatコマンドで実際に加えた変更を確認することが出来ます。
また、このコマンドでも確認をすることが出来ます。
git config --list
GitHubからクローンできない場合
GitHubからクローンできない場合、プロキシが原因ということが考えられます。
その場合もgitコマンドで適切なプロキシを設定することで解決します。
GitHubについての詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
この記事ではGitとプロキシの関係について解説してきました。
プロキシについては分かって頂けたでしょうか?
また、gitのコマンドで環境設定ができるということも知っておきましょう。
Gitでプロキシ周りのトラブルが起きたときはぜひ、またこちらの記事をご覧ください!