プログラマーの年収が低い原因や高い収入の言語を徹底調査

プログラマーって年収低いんですか?
ブラック企業が多いって本当?

プログラマーになりたいと思っている人で、こんな不安を抱える人が非常に多いです。

年収が低いプログラマーブラック企業と呼ばれる会社は、残念ながら存在します。

その一方で、同じプログラマーでも高収入を稼いでいる人も存在します。

その違いは何でしょうか?

あなたもどうせ仕事をするなら、お金を稼いで好きなことに使いたいですよね?

そこで今回は、低い年収のプログラマーがいる原因と稼げる言語や高い年収のプログラマーの特徴をご紹介します。

この記事の要約
  • プログラマーの年収が低いのはIT業界の下請け構造の影響が大きい
  • 自己PRや交渉が足りないプログラマーの年収は上がりにくい
  • 年収が高いプログラマーは専門知識や最新分野に精通している
目次

年収が低いプログラマーがいる3つの原因

下請け企業

自社サービスを持たず、受注のみで会社を運営している会社はブラック企業となりがちです。

その理由は、下請けになればなるほど単価が取引先の言い値になりやすい傾向にあるからです。

何か特別な技術でも持たない限り、取引先よりも優位に立つことは難しいのが現状です。

また、そういった下請け企業は、大手企業からの受注が中心となり企業同士のパワーバランスにも影響を受けます。

単価が安いため量をこなす必要があり、オーバーワークになりやすいのです。

非正規雇用が多い

日本の賃金構造として、派遣などの非正規労働者は同じことをしていても正社員よりも賃金が安くなります。

その理由は、派遣会社があなたの給料からマージンを差し引くからです。

もともと派遣社員は単価が安い上に、さらにそこから派遣量としてマージンが引かれてしまいます。

しかし、これはプログラマーだけではなく、日本社会全体に言えることです。

特にIT業界に関しては、派遣社員が安く買い叩かれる傾向が強いのが現実です。

自己PRや交渉をしない

日本では、会社側に自分の給与を交渉する習慣がありません。

最近は減少傾向にありますが、入社すると1企業で勤め上げる人がいまだに多く自分の市場価値を把握していない人が大半です。

そのため、企業側の用意した就労体系や給与体系の従う人が非常に多いです。

また、現在活躍しているプログラマーの多くが、新卒で採用され会社に教育してもらいプログラミングスキルを習得した人が大半です。

企業でプログラミングを学ぶといっても、会社に必要な一部の知識に偏ります。

何よりプログラマーとは、ものづくりのスペシャリストでなくてはいけません。

しかし、自分でプログラムを一から作る経験をしたことのある人が非常に少ないのです。

自己PRするためのポートフォリオがなくては、あなたのスキルレベルがわかりません。

プログラマーとは、アウトプットによって評価される職業なのでそれがなければ評価するに値しないのです。

年収の高い人気言語ランキング

弊社がエンジニア100名を対象に行った「現役エンジニアの年収に関するアンケート」の結果は次のとおりです。

調査概要:エンジニアの年収実態調査
調査期間:2021/8/20~2021/8/31
対象者:クラウドワークスに登録している現役エンジニア100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

プログラミング言語別の平均年収では、Swiftの全体平均年収が最も高く469万円、次いでPythonの438万円、Javaの430万円となりました。

JavaScriptの場合、副業での比較的単価の低い案件も多く、平均を押し下げていると思われます。

年収が高いプログラマーの特徴

0からサービスを作れる

前にもお伝えしましたが、プログラマーはものづくりのスペシャリストです。

0から1を作り出すお仕事です。

プログラマーはプログラムを作って評価されます。

また、今までにないサービスを提供する事により、競合他社がおらずあなたのサービスが優位に立てるのです。

もし失敗したとしても成功したとしても、そこから多くのことを学ぶ事ができます。

また、その経験があなたの実績となり、市場価値を高めてくれます。

専門分野がある

プログラムを作れるだけでなく、あなたが他の誰よりも詳しい分野があればより高い評価に繋がります。

例えば医療分野や医療サービス業界に詳しければ、あなただから仕事を任せたいと思うクライアントはたくさんいるでしょう。

または、マネジメントアナリストとしてのスキルを持っていれば、より広い範囲のお仕事を請け負うことができます。

2020年から小学校や中学校で、プログラミング教育が始まります。

今も多くの人がプログラミングスクールなどで、プログラミング学習をしています。

今後ますます競争が激しくなるプログラマーが生き残るためには、プログラミングスキル以外の能力が必要となります。

新しい知識やスキルを持っている

前トピックでも紹介したように、IT業界は技術革新が活発な業界です。

そのため、今までと同じことをやっていても、通用しなくなります。

プログラマーとしてやっていくには、常に新しいことを取り入れなければいけません。

また、新しい知識やスキルを持つことで、教える側にまわることも可能です。

競合がいなければ、あなたの仕事が増えますしプログラミング以外の仕事も増えるでしょう。

最先端技術というものは、いつの時代でも多くの人から求められる希少価値の高いスキルです。

フリーランス

会社員と違い、フリーランスは自分で自分の仕事量や単価を決める事ができます。

しっかりと市場の動向や自分の市場価値を知っていれば、安く買い叩かれることはありません

また、アメリカはフリーランスと正社員がほぼ同じ数になっており、フリーランスの方が年収が高い傾向にあります。

フリーランスは安定とは程遠いですが、自分の市場価値を高める事により年収を会社員よりもあげる事が可能です。

また、自分の仕事の意思決定が可能です。

まとめ

いかがでしたか?

年収が低いプログラマーと高いプログラマーは存在します。

しかし、今回ご紹介した年収が低くなる原因を知っていれば、回避できますよね。

【プログラマーの年収が低い原因】

 

  • 下請け企業
  • 非正規雇用が多い
  • 自己PRや交渉をしない

この記事を参考にして、稼げるプログラマーになりましょう!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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