こんにちは!フリーランスエンジニア・ライターの平山です。
みなさん、VRを楽しんでますか?VRは動画だけでなく、画像も面白いですよね。
自分もVR画像を作ってみたいんだけど
VRを自分のビジネスに活用したい!
今回はこんなVR画像のお悩みを解決すべく、以下のものを紹介します。
- VR画像を気楽に楽しめる無料サービス
- VR画像をかんたんにつくれるアプリ・カメラ
- VR画像をビジネスに利用するためのサービス
それでは、VR画像の活用方法を見ていきましょう。
VR画像を楽しめるウェブサービスを紹介
まずはVR画像を楽しめるウェブサービスを紹介します。これらのサービスの利用にはスマホと下の記事で紹介しているようなVRビューワーが必要となりますので、事前に用意しておいてください。
Googleストリートビュー
Google マップの付属機能としておなじみのGoogleストリートビューですが、じつは360度VR画像を無料で楽しめるサービスとしても使えます。
スマホに専用アプリのダウンロードが必要ですが、世界各地の名所をVRで視聴できる感覚はとても新鮮です。
たとえば東京駅の中心から周りを見渡してみたりニューヨークの中心・世界の交差点タイムズスクエアから周りを見渡してみたり普通は絶対に行けない珍しい場所や変な場所も登録されているので、探してみると思わぬ発見があるかもしれません。
せかたび
せかたびは「るるぶ」「ララチッタ」「タビトモ」編集部が発信する情報サイトで、コーナーの1つに「世界の街で360°」というものがあります。
さすが、旅行雑誌を大量に発行している編集部のチョイスだけあって、どの画像もクオリティーが高く、実際にその場に立っているような気分に浸れます。
URL:ハワイ・夏のホノルル https://www.sekatabi.jp/360/6375
URL:フランス・春の凱旋門広場 https://www.sekatabi.jp/360/5400
URL:台湾・初夏の台北 https://www.sekatabi.jp/360/5427
という場合には、もってこいのサービスかもしれませんね。
VR画像のかんたんな作り方
この章ではVR画像を簡単に作る方法を紹介します。上で紹介したようなクオリティーの画像も、頑張れば個人で作れるんですね。早速みていきましょう!
cardbord カメラを使う
最初に紹介するのはスマホさえあれば誰でも無料で360度画像、VR画像が作れるCardboardカメラです。
URL:Android https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.vr.cyclops&hl=ja
URL:iPhone https://itunes.apple.com/jp/app/cardboard-camera/id1095487294?mt=8
使い方はかんたんで、撮影モードを起動したあと自分自身がぐるっと1回転することで周囲360度の写真が取れる、というものです。カメラアプリのパノラマ撮影と同じような感覚ですね。
撮影した画像はVRモードでも閲覧できるので、旅の思い出として、体験の共有としてVRを使うことができそうです。共有も簡単にできるため、友達と盛り上がるにはとてもおもしろいアイテムですね。
ただ、手ブレなどで画像が乱れやすく、スムーズにつなぐには工夫が必要です。ビジネス用途の写真が取れるかというと、かなり難しいでしょうね。一番の解決策は三脚をつけてぐるっと回すことなんですが、そこまでするなら下で紹介する360度カメラを買ったほうが楽だし確実でしょう。
まとめると、無料で360度撮影が体験できるツールとしてはとても良い。ただ、画像の乱れなどもあるので、ビジネス用途には向きません。
360度カメラを使う
360度カメラとは、名前の通り、360度の画像を取ることに特化したカメラです。リコーのTHETAシリーズが有名ですね。こういった360度写真をかんたんに撮影することができます。
使い方は対象にカメラを向けてシャッターを押すだけ。カメラの前後に魚眼レンズがついているため、1回の撮影で360度すべてをカバーできます。そのため、Cardboardカメラのときのような画像の乱れ、ズレが起こりにくいです。(手ブレなどでズレが起こることはあります)
付属ソフトのVRビュー機能を使うことで、スマホでかんたんにVRビューを確認することもできます。静止画撮影に特化した入門機のTHETA SCは26,600円(税込)。
4K動画撮影など一番いい機能を盛り込んだハイエンドモデルTHETA Vは56,700円(税込)。THETA SCは360度カメラの入門機としてとても人気が高いモデルとなっています。
値段も3万円弱なので、気楽に360度カメラを始めるにはうってつけでしょう。
VR画像を作成してくれるサービス
最後に、VR画像に関するサービスをいくつか紹介します。最近のVRの盛り上がりを受けて、気軽に無料で使えるものから、ビジネスに特化したサービスまで、様々なサービスが始まっていますよ。
なんでもVR変換くん
まずは無料で使えるおもしろ系から。なんでもVR変換くんはこちらのような普通の画像を動画を2画面VRに変換できるサービスです。どういうことかというと、こういった普通の画像を
このように2画面に変換してくれるサービスになります。
それはVRじゃなくて昔はやった3D画像なのでは・・・というツッコミは野暮ってもんです。VRビューワーで見てみると、意外に遠近感を感じるので、お手軽な3D画像生成器としてはとても優秀です。
しかも太っ腹なことに、作者の方が変換のコアアルゴリズムをGitHubに公開してくれています。
ライセンスもApache License 2.0なので、基本的に商用利用もオッケー。3D画像をつかってなにかしたい人には、とてもおもしろいサービスではないでしょうか。
InstaVR
InstaVRはVRを活用したアプリを制作できるウェブアプリです。無料で利用できるプランがありますが、有料プランも用意してあり、ビジネス向けのツールと言えますね。
ビジネスの用途としては、事業所案内、不動産の内見、観光案内、などが挙げられています。納入実績も豊富で、すでにサンリオエンターテイメントさんで運用されているアプリもありました。
たしかに、レジャー施設とVRの組み合わせは相性が抜群ですね。公式サイトに制作会社の代表が実際に操作しながらアプリを作る動画を用意してくれています。こちらを見ればどんなツールか雰囲気がつかめるのではないでしょうか。
THETA 360.biz
THETA 360.bizは先ほどの360度カメラで紹介したリコーTHETAシリーズをビジネス活用するためのサービスになります。こちらも、360度画像をつかって、内覧や観光紹介、建築や自動車の内装紹介などの事例が紹介されています。
面白そうなサービスが以下の2つ
- RICOH360 – VR Presenter
- RICOH360 – VRステージング
VR Presenterはお客様がみているVR画像を接客担当のPCに同時に表示するサービスです。お客様と同じ目線に立てるので、接客の精度があがりますね。VRステージングはすでに撮影済みの360度画像にCG加工を加えるサービス。
たとえば、マンションの空室を撮影しておき、そこにCGの家具を重ねることで、生活のイメージをより強く想起させることができます。また、CGなので、複数のパターンが製作可能なのも利点ですね。
いままでであれば、空室を使った撮影の場合、家具の搬入、調達、設置などに非常にコストが掛かっていたはずです。その部分がCGで済ませることができるので、大きなコスト削減が見込めます。VRとCGの組み合わせは相性がとてもいいので、これ以外にも活用方法はたくさんありそうですね。
さらに、有料プラン契約者限定で、撮影・オーサリングサービスというものもあります。撮影・編集まで全部プロに丸投げできるサービスですね。いまは不動産物件の撮影のみですが、便利なワンストップサービスはこれからいろいろな業種で流行りそうな予感です。
番外編:実際にVRを作ってみよう!
最近ではVRを利用したアプリやサービスが増えていますよね。その分VR技術を身近に感じる方も多いと思います。こうした最先端技術に触れていると「実際に作りたい!」と思う方もいらっしゃいますよね。
実は、今回ご紹介したようなWebアプリは「Unity」という技術を使うことで初心者でも作ることが出来ます。Unityに詳しくなればWebアプリだけではなく3Dゲームも作成出来ますよ。
Unityの学習方法をこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご活用ください。
侍エンジニアではUnityの基礎から応用まで学べます!
侍エンジニアでは、Unityの基礎から応用までを現役エンジニアがマンツーマンでサポートいたします。今回ご紹介したようなVR画像作成アプリをあなたの手で作成してみませんか?
- 好きな時間で無理なくしっかりと勉強したい
- 自分だけのカリキュラムで効率的に勉強したい
- 自分の作りたいVRアプリ開発のサポートをして欲しい
このような願望をお持ちの方はぜひ侍エンジニアの無料カウンセリングをご利用ください。あなたの目的から「あなた専用のカリキュラム」をご用意いたします。カリキュラムを見ることで、より具体的なイメージを持つことが出来ますよ。
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※メールが届かない場合は、SAMURAI ENGINEERサポート(support@sejuku.net)までご連絡ください。
まとめ
いかがでしたか?今回はVR画像に関して、次のことを紹介してきました。
- VR画像を閲覧できるサービス
- VR画像をかんたんに作る方法
- VR画像を活用できるサービス
VR技術は年々進歩を続け、いまや多くの人がVRを気軽に楽しめる時代になってきました。これからは単にVRを見るだけでなく、作る、利用する、といった方向に流れが向いていくのかもしれません。
もし、そういったクリエイティブな方々に当記事が役立ったならば幸いです。VR画像を作ってみたい!という思いが湧いたときには、またこの記事を読み返してみてください。