今回の記事では、コマンドプロンプトでよく使うコマンド一覧をまとめました。
細かな説明は後でいい!まずコマンド一覧を見せてくれ!
という方へ向けて、
- コマンドプロンプトでよく使うコマンド一覧
- 各コマンドの簡単な説明
について紹介致します。コマンドを忘れてしまった方、新しく知りたい方は是非本記事を参考にしてください!
なお、本記事を読む前にコマンドプロンプトをおさらいしておきたい人は、次の記事を参考にしてください。
コマンドプロンプトでよく使うコマンド一覧
それでは早速、よく使うコマンドの一覧です!
・基本的な操作
コマンド | 用途 |
---|---|
cd | ディレクトリの移動 |
dir | ディレクトリの中身を確認する |
tree | ディレクトリ構造を確認する |
cls | 画面をクリアする |
help | コマンドの一覧や詳細を表示する |
・ファイル操作関連
コマンド | オプション |
---|---|
copy | ファイルをコピーする |
xcopy | ファイルやディレクトリをコピーする |
del | ファイルを削除する |
rmdir | ディレクトリを削除する |
type | ファイルを開く(指定したファイルがない場合、新規作成) |
mkdir | ディレクトリを新規作成 |
rename | ファイルやディレクトリ名の変更 |
・ネットワーク系
コマンド | 用途 |
---|---|
ipconfig | PCのIPアドレス等の情報を確認する |
nslookup | ウェブサイトのドメイン名からIPアドレスを取得(逆も可) |
ping | 指定したIPアドレスとの通信確認 |
各コマンドの簡単な説明
コマンド一覧を確認したところで、それぞれのコマンドの簡単な説明を致します。
基本的な操作
まずはじめに基本操作です。
ディレクトリ移動
ディレクトリ移動をするには、「cd」コマンドを使います。cdコマンドはコマンドプロンプトで最も使うであろうコマンドです。詳細は以下の記事を参照してください。
ディレクトリの確認
ディレクトリ移動の際に頻繁に使うのが、ディレクトリの中身を確認する「dir」,「tree」コマンドです。「dir」コマンドは現在のディレクトリの中身、「tree」コマンドはディレクトリ構造を確認する際に使えます。
一覧での確認方法が記載されております。詳細は以下記事を参照してください。
その他の基本操作
「cls」コマンドは、画面をクリアする為に使います。コマンドプロンプトの操作をしていると、結構画面がいっぱいになってしまって見にくくなってきます。
その際にclsをすることで、画面をリフレッシュしてくれます。結構使うコマンドなので、覚えておくと良いでしょう。
また、「help」コマンドは読んで字の通り、ヘルプを呼び出します。単純に「help」だけ入力すると、よく使うコマンドの一覧を表示してくれます。さらに、「help コマンド名」とすると、後に入力したコマンドの説明が確認できます。
ファイル操作関連
ファイル・ディレクトリのコピー
ファイル・ディレクトリをコピーするには、「copy」コマンドや「xcopy」コマンドを使います。copyは対象のファイルをコピーし、xcopyはディレクトリ構造もコピーする事が可能です。こちらについても、詳細は以下を参照してください。
ファイル・ディレクトリの削除
ファイル・ディレクトリを削除するには、「del」コマンド・「rmdir」コマンドを使います。delコマンドについては以下を参照してください。
rmdirコマンドは、以下のように使います。
$rmdir ディレクトリ名
ディレクトリ配下のファイル・サブディレクトリも削除したい場合は、「/s」オプションをつけると削除できます。
ファイル・ディレクトリの新規作成
ファイルを新規作成する際は、「type」コマンドを使います。
$type ファイル名
指定したファイル名が既に存在している場合は、そのファイルが開かれます。また、ディレクトリを新規作成したい場合は「mkdir[」コマンドです。
$mkdir ディレクトリ名
で指定した名前のディレクトリを作成できます。
ファイル・ディレクトリ名の変更
リネームを行いたい場合は、そのままですが「rename」コマンドを使います。
$rename ファイル名1 ファイル名2
で「ファイル名1→ファイル名2」に変更できます。
ネットワーク系
PCのIPアドレス等の情報を確認する際は、「ipconfig」コマンドを使います。オプションに「/all」を付ける事で、MACアドレスなどの詳細情報も取得可能です。
また、ウェブサイトのドメイン名からIPアドレスを取得したい場合は、「nslookup」コマンドを使います。逆にIPアドレスからドメインを取得する事も可能です。「ipconfig」「nslookup」についての詳細は下記記事にて紹介しています。
最後に、「ping」コマンドは指定したIPアドレスとの通信確認をする際に使用するコマンドです。pingを投げて、応答が返ってくるかどうかを確認します。ネットワークの問題を確認する際に活用できます。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、
- コマンドプロンプトでよく使うコマンド一覧
- 各コマンドの簡単な説明
を紹介しました。よく使うコマンドとはいえ、全てをしっかり覚えておくのは難しいですよね。もしコマンドを忘れてしまった際はぜひこの記事を参照してください!