と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
また、調べてみても古い記事が多く今では賞味期限が切れているものも多いです。移り変わりの早いエンジニア業界にいる以上は常に最新のものを使っていきたいですよね。
そこで今日は、VirtualBoxでUbuntu18.04 LTSを構築することを目的として、
- そもそもVirtualBoxとは
- なぜUbuntu 18.04LTSなのか
- 実際の構築方法
といったことから、「便利な共有フォルダの作り方」などの内容まで網羅していきます。
初学者でUbuntuの仮想環境を構築しよう考えている方にはめちゃめちゃ有用な記事だと思うので是非目を通してみてください!
VirtualBoxとは
さて、まずはそもそもVirtualBoxtってナニ? ということを簡単に説明しておこうと思います。VirtualBoxとは仮想環境を構築するためのもので、一台のマシンで複数のOSを立てることができます。
仮想環境を構築するメリットとしては、
- 複数人で開発するときに開発環境を揃えることができる
- プロジェクト毎に立てたり破棄することによってローカルのマシンが汚れない
などが大きく挙げられますね。
仮想環境は簡単に導入でき、簡単に破棄することができます。なので、プロジェクト毎に立て直せば、ライブラリ同士の思わぬ依存関係や、不要なライブラリをローカルのマシンに残さなくて済むというのはとても大きいです。
VirtualBoxについてもっと詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてみてください。
ただ、実際にUbuntuの仮想環境を構築してみようと調べてみても様々なバージョンや、LTSがあったりなかったりどれを導入すればいいかわかりませんよね。記事毎に違うバージョンについてかかれていて悩む人も多いはずです。
なぜUbuntu18.04LTS?
そこで、今回導入していくのは、Ubuntu18.04LTSというものです。これが現在最新でかつ安定しているものなので、今から仮想環境を作るという方はほぼこれを導入しておけば問題ないでしょう。
実は、最新のUbuntuのバージョンは19.04なのですが、LTS版がでていないことより推奨できません。LTSとはLong Team Supportの略で、最低でも5年はアップーデートが保証されるので、2023年4月までは現役で使うことができます。
それに対し、19.04では最低9ヶ月のサポートしか保証されません(2020年1月まで)。なので、悩んだらUbuntu18.04LTSをいれておけば間違いないのでこちらの導入方法を説明していきます。
VirtualBoxでUbuntu18.04の仮想環境を構築しよう!
それでは、実際に仮想環境を構築していきます。
まずはisoをダウンロード
こちらの作業は時間がかかるので先に行っておきましょう。
以下の公式サイトから
画像一番上の「ubuntu-ja-18.04.1-desktop-amd64.iso(ISOイメージ)と書いてあるものをクリックします。
クリックするとDLが始まるので、DLを待っている間に次の作業を進めていきましょう。
仮想環境を作成しよう
それでは、VirtualBoxを使って今回使う環境を作っていきます。
本記事では、Macを使っているのでWindowsなどの方はUIが少し違うかもしれませんが、することは基本的に同じです。
まずは、VirtualBoxを起動して、
画面左上の「新規」から、
名前: 好きな名前
タイプ: Linux
バージョン: Ubuntu(64-bit)
を選択して「続き」をクリックします。
その後は、
このように色々でてきますが、特にいじらずデフォルトのまま「続き」を押しまくって作成しましょう。
設定を行っていこう
そしたら、仮想環境が作成されていると思うので、新規の隣の「設定」をクリックします。
その後出てきたポップアップの中の「システム」から「マザーボード」タブの「チップセット」を「ICH9」に変更します。
また、マザーボードの隣の「プロセッサー」からプロセッサー数を2くらいにしておきましょう。ここらへんはローカルのマシンと相談なので1のままでも問題ありません。
その後「ok」を押して設定を保存します。
ISOをマウントしていこう
さて、実際に作った仮想マシンに、Ubuntu18.04LTSをマウントしていきます。
ここでまだDLが終了していない方は終わるまで待ちましょう。
今度はもう一度、「設定」から「ストレージ」を選択します。
画像のように「空」と書いてあるDVDディスクの画像?的なとこをクリックすると、右側に「IDE セカンダリマスター」ありますので、右側にあるDVDディスクの画像的な所をクリックします。
仮想光学ディスクファイルを選択から
先ほどDLしたisoを選択して
「ok」を押します。
マシンを起動させよう
その後マシンを起動させると、
このような画面になるので「Ubuntuをインストール」を選択しましょう。
その後は、案内に沿って進めていきます。もちろん「日本語」ですよね。
デフォルトのまま「続ける」を押しまくりましょう。
このような画面まできたら、適宜情報を入れて「続ける」いっちゃいましょう。
その後促されるまま再起動をしてしばらく待っていると、
このようにログインを求められるので、先ほど設定した情報で、ログインすると、
どどん! Ubuntu18.04LTS版が導入されました。
Gnomeのデスクトップいけてますねえ。あ、Ubuntu17系からどのように変わったから知りたい方は、こちらの記事をみてみてください!
次は便利な共有フォルダの設定に移っていきましょう。
共有フォルダを設定しよう!
それでは実際に共有フォルダを作っていきましょう。
と、その前に共有フォルダとは何か簡単に説明しておきます。
共有フォルダとは
共有ホルダとはゲストOSとホストOS間のやり取りができるフォルダのことです。
この場合では、ゲストOSが今作ったUbuntu、ホストOSが自身のMac、ということになります。本来、ゲストOSとホストOS間でデータのやり取りをするには、sshしたり、ftpソフトを使う必要がありますが、毎回行うのはめんどくさいですよね。
そこで、共有フォルダを作っておくと、例えばいつも通り自分のMacのデスクトップに置いてあり共有フォルダをいじることで、仮想マシンにも反映されるということです。
便利ですね。
共有フォルダを利用するには実は、Guest Additionsというエクステンションを導入する必要があります。
Guest Additionsを導入しよう
Guest Additionsは共有フォルダだけでなく色々な機能を追加できるエクステンションです。かなり便利ですので導入しておきましょう。
導入方法はこちらの記事で紹介していて簡単なので参考にしてみてください。
実際にフォルダを作ろう
実際の使い方ですが、まずホストOSで画像のようにフォルダをつくりましょう。
今回は ubuntu_share という名前にしました。
その後、VirtualBoxの「設定」、「共有フォルダ」から、右の「+」からフォルダを選択します。
その後、
-
- 自動マウント
- 永続化
</ul
にチェックをいれて「ok」を押しましょう。
すると、
このように sf_ubuntu_share というフォルダが作成されていますね。
試しに、ホストOSなどでファイルを作成などしてみて、ゲストOSにも反映されて入れば完成です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最新安定板であるUbuntu18.04LTSの構築から共有フォルダの設定まで徹底的に詳しく行ってきました。
この記事をみれば誰でも環境構築できると思うので是非参考にしていただければ幸いです!
それでは!!