CentOS8のリリースはいつなんだ…
beta版はもう出てると聞いたけど…
CentOSをつかっているみなさんであれば、CentOS8のリリースはいつなのか?という疑問を抱きますよね。
CentOS8はリリースされていないにしろ最新バージョンはいくつなのか、CentOS8のbeta版についての情報を知りたいという人も多いと思います。なので本日は、そんな方のために、CentOS8にまつわる情報をまとめていこうと思います!
この記事はこんな方のために書きました
- CentOS8に関する情報が知りたい
- CentOSの現行最新バージョンが知りたい
- CentOS8 betaについての情報が知りたい
CentOS8のリリース時期は?
さて、まずは結論からよこせ!という方もいると思うので結論から述べると、現時点ではまだCentOS8に関する公式のリリース情報はありません。いや、それじゃ意味ないやんけ。と思った方!まだリリース情報はありませんので予想することはできるのでそれをみていきましょう。
まず、現行のCentOS7のサポート終了時期を考えるとCentOS8のリリース時期も大体は予想できます。CentOS7は2024年6月30日でサポートが終了します。
と、なると基本的にOSサポート終了の2-3年前には新OSがリリースされて移行作業があるのが一般的ですよね。それを考えると、2021年 – 2023年の間にリリースされると考えるのが妥当ですね。
しかし、後述するRed Hat Enterprise Linux 8の一般提供は2019年中であると発表されているので、もしかしたら、2020年にはCentOS8の提供も開始されるかもしれません。つまり、早ければ2020年、遅くても2023年にはCentOS8のリリースが発表されると思います。
現行の最新はCentOS7.6
では現在の最新版はいくつなのか?という疑問もありますよね。結論から言えば現在はCentOS7.6が最新版となっており2018/10/30にリリースされました。
マイナーアップデートとはなっていますが、不具合などの報告も少なく安定して動作していると言えるでしょう。なので新規でCentOSを導入する方はCentOS7.6を導入していきましょう。導入方法に関しては以下の記事にまとめてあるので参考にしていただければ幸いです。
CentOS8のbeta版がある?
さて、現行ではCentOS7.6を使うということはわかりましたが、実はCentOS8のbeta版というものがすでにリリースされています。正確には、8.0 RHELというOSでRHELとはRed Hat Enterprise LinuxというRed Hat社が有償で出しているOSです。
RHELだったらCentOSとは関係ないのでは?と思う方もいもしれませんが、実はCentOSとRHELの機能はほぼ同じなんですね。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
2018/11/16に8.0RHELはリリースされましたが、Application Streamsというコンセプトの下リリースされています。7との主な変更点を以下にまとめていきます。
- スループットの負荷を低減し,レイテンシを最小限に
- 新たなTCP/IPスタックとして「Bandwith and Rpund-trip propagation time(BBR)」を採用
- OpenSSL 1.1.1、TLS 1.3をサポート
- クラウド上でイメージの容易なビルドを可能にすComposerの搭載
- Yum 4のパッケージ管理の導入
- 各種バージョンに、Linux 4.18,GNOME Shell 3.28,GCC 8.2,Glibc 2.28を採用
- ディスプレイサーバとしてWaylandを採用
今はまだこれらがどのように実装されていくのか確かではないので詳しい説明は避けますが、以上のような変更がされる予定です。Beta版が出ているので機能の確認などは可能ですが、正直そこまでして入れるメリットはないのでいまはまだこんな感じになるんだーというほどで押さえておきましょう。
RHELは有償ですが、2019年中に正式版8.0 RHELをリリースするとこのことなので、CentOS8のリリースを待ちきれない!という人はお金を払って使うのもアリだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか? CentOS8のリリース日において公式の発表はないですが、8.0 RHELが2019年にリリースされるということを考えると、早くて、2020年にはリリースされるかもしれませんね!
Yum4の導入など大きな変化も伴うCentOS8などで公式の発表を楽しみに待っていましょう!