前回の記事では、どのような学び方があるかを解説しました。様々な学び方を知った上で、どうすれば効率的にWebアプリで開発をすればいいのかを紹介します。この記事を読めば、
という初心者にありがちな疑問が解消できます。
[no_toc]
ステップ1:まずはプログラミングの基礎を理解しよう
動画学習で基本構文を抑える
初めてプログラミング学習をするときは、まず動画学習サイトを利用して基本的な構文(処理を走らせるための記述のルール)を理解しましょう。
- そもそも『プログラミング』とはこういうものなのか
- 学習するプログラミング言語でどんなことができるのか
上記のようなことを動画で学習し理解します。書籍を読むよりも理解しやすく、負担も少ないのでオススメです。基本的なことを理解しなければ疑問などを言葉にできず、調べたり人に説明することすらできません。
学習を通して自分がやりたいことやできることを言語化できるようにしましょう。
目安勉強時間
ステップ1の「プログラミングの基礎理解」はおおよそ40〜50時間くらいを目安に学習をしましょう。元々どの程度理解しているのかにもよりますが、ここであまり学習に時間をかけ過ぎるとドツボにはまります。ひとまずは触って「慣れ」ていくことが重要です。
ステップ2: 一般的な開発方法を理解をしよう
動画や書籍でアプリ開発の方法を学習
プログラミングの構文を覚えただけでは、アプリ開発をすることはできません。プログラミングで構文を組み立てて実際に動作するアプリを作っていく方法を学習する必要があります。
各言語でパッケージとして便利な機能がまとめて提供されているため、他の開発者が作ってくれた機能をそのまま使うことができます。これをフレームワークと言います。
ゼロから自分で作ることは一般的には稀ですので、自分が作りたいものややりたいことで使われているものを調べその使い方を学びます。各パッケージの使用方法を動画で解説しているサイトがあれば、それを参考にして学習を進めるのが良いでしょう。
目安時間
アプリ作成のための環境構築や開発方法などの学習時間は50〜70時間位を目安にしましょう。もちろんどのプログラミング言語を学ぶのか、どんな環境を用意するのかによって変わりますがこれもまず覚えるよりも理解して「慣れる」ことが大切です。
ステップ3: 実際に開発を体感しよう
書籍やWEBサイトで学習
ここまで来てようやく書籍や一般的な入門のWEBサイトに入っていきます。学習教材として使うものはステップバイステップで、最終的にサンプルアプリが作れるものを使いましょう。サンプルの開発を通して実際にアプリを作っていく流れを体感して下さい。
目安時間
どんな教材を学習するかにもよりますが、おおよそ100時間位を目安に学習していくと良いでしょう。実際に本格的な開発をやり始めるということで色々なエラーに出会ったり用語を調べたりしながら進めていきます。
ステップ4:応用力をつけよう
調べながら学習
ステップ3で作ったサンプルのアプリを改造していきます。サンプルのアプリに「こんな機能があったら便利そうだ」というものを考えて、その機能を実現する方法を検索しながら実装していきます。
作りたいものを考えて実際に作っていくというこの行為を3回ほど行えれば、開発の流れや全体像が具体的につかめてくるでしょう。
目安時間
企画(どんな機能を実装するのか考える)の時間を含めても、40〜50時間位を目安に進めていきましょう。はじめから大規模な機能にする必要はありません。自分ができそうな小さなものから作って行くのが良いでしょう。
また、プログラミングの時間配分を抑えたら、何故そうすべきなのかというマインドも抑えておきましょう。
この記事の復習
効率的にWebアプリを開発するためには、
- プログラミングの基礎を理解する
- 一般的な開発方法を理解する
- 実際に開発は行う
- 応用力を身につける
という4つのステップがありました。
しかしプログラミング学習やアプリ開発には、たくさんの時間が必要です。特に初心者の場合は、わからないことが多く小さなことにもつまずいてしまいます。
つまずいてしまった時は学習をやめてしまいたくなる時もあるでしょう。でもそれはあなたがスキルアップをするために必要なことです。根気強くプログラミング学習やアプリ開発に取り組みましょう。
次の記事では、効率的にアプリ開発を行うために欠かせなWebフレームワークについて解説します。