これからWebアプリを開発するのにWebフレームワークを使います。ですが、そもそも「Webフレームとは何か?」がわからないかと思います。
このフレームワークの知識があるだけで、アプリ開発を何倍も効率よく開発することができるようになります。
まずはこの記事でフレームワークとは一体なんなのかの理解を深めましょう。
Webフレームワークとは
Webフレームワークと聞いて
このように思った人もいるでしょう。
でも大丈夫です。誰でも最初から分かる人はいません。ここから理解して覚えていけば問題ありません。
なので、まずはフレームワークと言うものから1つずつ説明していきます。
そもそもフレームワークとは
「フレームワーク」という言葉には、「枠組み」という意味があります。開発を行う際に、頻繁に必要とされる基礎的な機能をまとめて提供してくれるものです。そのため、「作業を効率化するための枠組みのこと」をフレームワークと呼びます。
例えば家を建てる時は、骨組みから作っていきます。この骨組みを作ることによって、他の作業を効率的に進めることができます。
このようにフレームワークとは、「そのルールに沿って使用することで高度な知識や技術がなくても、うまくいくように考えられた道具」ということです。
ここまで説明して察しの良い方は、プログラミングにおいてもこの枠にはめるという考え方が適用できそうだとお気づきになることでしょう。
ライブラリとは
Webフレームワークの説明に入る前に、Webフレームワークに近い考え方として「ライブラリ」というものもありますので抑えておきましょう。
ライブラリとは、よく使う機能や自分で実装することが面倒なものを「パッケージ化」して使用できる「部品」のことです。
Webアプリケーションは毎回ゼロから組み上げていくのではなく、このようなパッケージ化された「部品」を組み合わせて使うことが一般的です。
例えば
- 画像のスライドを作るライブラリ
- Facebookログイン機能を付けるライブラリ
など、様々なものが存在します。ライブラリを上手く使いこなしていくことで、一定以上の質を保った機能を素早く開発することができます。
結局Webフレームワークとは一体なに?
Webフレームワークとは、前述した「ライブラリ」をまとめて提供してくれるものであり、Webアプリケーションを開発するために必要な機能の詰め合わせたパッケージのようなものです。
近年「ライブラリ」という表現と「Webフレームワーク」という表現の境目は曖昧になりつつあります。
- 自分で書くコードがアプリケーションの動作の主軸となるものが「ライブラリ」
- 雛形ができていて自分のコードでカスタマイズするのが「Webフレームワーク」
という捉え方をすると分かりやすいでしょう。つまり、「Webフレームワーク」はWebアプリケーションの土台と言えます。
この記事の復習
- フレームワーク
作業を効率化するための枠組みのこと。
ルールに沿って使用することで高度な知識や技術がなくても、うまくいくように考えられた道具です。
- ライブラリ
よく使う機能が詰まった部品のこと。
一定以上の質を保った機能を素早く開発することができます。
- Webフレームワーク
Webアプリを開発するために必要な機能が詰まったパッケージのこと。
Webアプリケーションの土台と言えます。
以上のように、Webフレームワークやライブラリは開発作業を効率的に行うために利用されます。開発を行うときに必ず利用されるツールなので、しっかりと押さえておきましょう。