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初心者がつまずき挫折につながってしまう原因の8割はエラーだと言われています。プログラミングにはエラーがつきもので、経験豊富なエンジニアでさえエラーが起こります。
エンジニアは原因をつきとめ解決しますが、初心者にはそれが非常に難しく乗り越える必要があります。この記事では、なぜ初心者はエラーにつまづいてしまうのか解説します。
プログラミングにエラーは必要
初心者にとって、エラーが起こらないことが正常で、良いことだと考えがちです。しかしエラがー全く発生しなければ、
- コードが正常に動いているかどうかが分からない
- コードが間違っていても、そもそも間違っているかどうかがまず分からない
- 間違っている場所がわからないので、原因を探すことが難しい
などの不都合が生じます。また異常なコードがあるのにそのまま放置して動作を続けると、ハッキングの対象となるセキュリティホールの原因にもなります。
エラーは悪いことのように捉えがちですが、起きなければ大切なことがわからいずに非常にリスクが高いことがわかります。
エラーとバグの違い
エラーとバグはよく混同されがちです。それぞれの違いは下記の通りです。
エラーは例外とも言われ、プログラミング言語に標準で組み込まれた仕組みのことです。プログラムが正常に機能しているかチェックするために、意図的に特定のエラーを起こすこともあります。
ですので、意図的に特定のエラーを起こすこともできますし、エラーが起こった時の挙動を変更することもできます。エラーはプログラミングにおいて、必要不可欠なものです。
一方、バグというのは意図していない動作のことを指します。
急にアプリが動かなくなった……
など、意図してしない動作が起こることは日常茶飯事ですよね。実はほとんどの人が解決できないのは、エラーではなく、このバグです。バグが起きた結果エラーが発生しただけなのです。
プログラミングを習得するためには、「バグを解決するスキル」を身につける必要があります。では、バグを解決するためには、どんなスキルが必要になるのでしょうか?
初心者がエラーにつまずく3つの理由
理由1.解決方法を知らない
エラーを解決するためには、解決方法は原因によって様々です。しかしある程度決まった手順があります。エンジニアはその手順と経験からエラーの原因を素早く特定します。
エラーの経験が豊富であればあるほど、エラー解決が早くなります。一方初心者は解決方法の手順を知らないでどうすればいいかわからず、迷走してしまいがちです。
理由2.慣れていない
当たり前ですが、初心者はエラー解決に慣れていません。そのため一つ一つ考えながら時間をかけて解決します。
ある程度エラーを解決する経験を積むと、エラーログを見ただけで原因や自分がミスしやすいポイントがわかるようになります。そのためエラー解決までの時間が短縮されます。
つまりエラーでつまずかなくなるためには、数をこなさなくてはいけません。
理由3.相談相手がいない
初心者にとってプログラミングは分からないことだらけ、できないのが当たり前です。
しかし解けない問題を何時間、何日も続けると嫌気がさしモチベーションが下がってしまいがちです。分かる人に質問すると、質問するときに自分の中で問題が整理されると同時にレクチャーを受けれるのでエラーも解決できます。
初心者だと何時間、何日もかかるエラーがわかる人に聞けばものの数十分で解決できることはよくあることです。相談・アドバイスしてくれる人がいるかいないかで学習効率が全然違ってきます。
この記事の復習
初心者がプログラミング学習でつまずく原因の8割はエラーです。なぜならプログラミングにはエラー発生がつきものであり、初心者は
- 解決方法を知らない
- 慣れていない
- 相談相手がいない
という理由でなかなか解決できず、挫折につながってしまいます。つまずく原因を知り対策を立てましょう。