プログラミング学習では、実際に作るモノを決めて、それを目標に学習することが重要になります。
なぜなら、実際に動作するプログラムやアプリケーションを作ることは実績にもなりますし、技術力の証明にもなるからです。
目標を決めてモノを作ることが、プログラミング習得の一番の近道です。
しかし、まだC言語の学習をはじめたばっかりで、作るモノのイメージも沸かないですよね。
そこで、C言語で作れるモノや実際に作られている事例をご紹介します。
C言語を使うイメージや学習するべき理由がしっかりと掴むことができるので、事例を見ながら作ってみたいものをイメージしてみましょう!
なお、次の記事ではそもそもC言語とはどんなプログラミング言語なのか、その特徴をできることや将来性も交えわかりやすく解説しているので良ければ参考にしてください。
- C言語でロボットや組み込み系ソフトウェアが開発できる
- C言語でブラウザなどソフトウェアが開発できる
- C言語でOSが開発できる
C言語で作れるモノって?
C言語で作れるモノは非常にたくさんあります。
その中でも代表的なモノは3つあげます。
- ロボット/組み込み系
- ソフトウェア
- OS
の3つです。
具体的に実際にどんなモノを作れるのか、例をあげながらご紹介していきます。
ロボット/組み込み系
ロボット/組み込み系というのは、「電子工作」「電子機器」「家電製品」などのことです。
C言語ではこれらの機器を制御するソフトウェアを作ることができます。
【具体例】
ロボットは、「教育用ロボット」や「産業用ロボット」などが有名で世界中で活躍しています。
電子部品の組立や運搬を行う産業用ロボットが有名で、医薬品や食品、車などの工業製品を製造する際には欠かせないものとなっています。
教育用ロボットには、子供向けのプログラミング学習用ロボットがあります。
部品を組み立てて、C言語でプログラミングができるように設計されているので、教育で利用されています。
一方で、組込み系は「電化製品」が該当します。
「電子レンジ」「炊飯器」「洗濯機」「プリンタ」「カーナビ」などの内部には、C言語で作られたソフトウェアが入ってるものも多いです。
C言語は私たちのごく身近で、広く利用されているのです。
ソフトウェア
C言語では「Windows」「Mac」「Linux」などのPCで普段使っているようなソフトウェアを作ることができます。
【具体例】
身近なところでいうと、普段使っている「メモ帳」、「Chrome」「Safari」などのブラウザがあります。
少し難しいところだと「MySQL」「PostgreSQL」のようなデータベース管理システム※、「Nginx」「Apache」などのWEBサーバーがあります。
PCやネットワーク技術を支えている主なソフトウェアはC言語で作られているのです。
C言語はよりコンピューターの深い部分をプログラミングすることが可能です。
※データベース管理システムについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
OS
「OS(基本ソフトウェア)」を作ることができます。
「OS」※はソフトウェアの中でも最高峰といわれており、プログラミングの醍醐味を一番味わうことができるものです。
※OSについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【具体例】
Apple社のMacに搭載されている「MacOS X」や、Linuxの中核を担っている「Linuxカーネル」※などがあります。
コンピューターの幅広く深い知識が要求されるため、難易度はプログラミングの中でも一番高いと言われています。
※Linuxについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
最後に
いかがでしたでしょうか?
C言語は、コンピューターの深い部分を制御できる数少ないプログラミング言語です。
C言語を学習することで、コンピューターに詳しくなることもできます。
ぜひ、C言語を習得してプログラミングの醍醐味を体験してみましょう!