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エンジニアの待遇向上を目指しSES企業を経営!ITキャリアで得られた新たなやりがい

IT社長を目指したいけど、本当に可能?
IT業界の道に進むと、どんなものが得られるの?

このような悩みの答えになるような経験をされた、西田さんにインタビューを行いました!

西田さんがIT業界で会社を設立した経緯や、現在の業務内容など様々な内容を伺ったので、これからITキャリアを目指したい人はぜひ参考にしてください。

プロフィール

西田拳(にしだけん)

1990年生まれ。もともとリユース業の会社を経営していたが、在庫リスクのないITエンジニアの道を志す。IT業界への第一歩としてSES企業に営業として入社したが、待遇面の不透明さを感じて、エンジニアの実力と待遇をイコールにするためSES企業を設立した。
現在は、社員300名以上を抱えて活躍中。

肩書テクニケーション株式会社 代表取締役
雇用形態経営者
現在の業務内容・SES

なお、西田さんが会社を設立するまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。

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    目次

    きっかけはリユース業が抱える課題…IT企業を経てSES企業を設立した

    ーーープログラミング・ITに触れたきっかけは何でしたか?

    西田:一番最初は中学の頃にPCを買ってもらい、2ちゃんねるを見たり、当時流行っていたレンタルサーバーを借りてHPを作ったりしていました。そのときにHTML/CSSを知ったのが、ITに触れた最初のきっかけです。

    その後2014年にはリユース業に携わり、中古家具や家電を買い取ってインターネットで販売していました。ただ、リユース業は在庫を抱えるビジネスモデルなので、在庫を保管するだけでもコストがかかるのが課題だったんです。

    そんな業種特有の課題を感じている中で、私は日常的にPCを使っておりHPを作成した経験もあったため、Webがどのように動いているかについての前提知識がありました。ITエンジニアならPCさえあれば作業が進められるため、少ないコストとリスクで始められると考えたんです。

    そこで、27歳の頃にIT企業(SES)に入社し、そこから実務でITに関わるようになりました。

    もともとプログラマーとして働きたくて応募したのですが、リユース業で会社を立ち上げて経営した経験があるため、「営業のほうが向いているのでは」と打診されました。初めての就職だったので「何でもやります」という気持ちで臨み、結果的に営業職としてキャリアを始めた形になります。

    ーーーその後、どのように今のキャリアを選んでいったのでしょうか?

    西田:そもそもSES企業は、クライアントにできるだけ高く請求してエンジニアの給料を低く抑えることで、利ざやを増やしていきます。なので、営業としてもそこにコミットしていかないといけないわけです。

    その会社はすごく良い会社でしたが、現場のエンジニアに対して「どうすれば給与が上がるのか」を明確に伝えられなかったというジレンマがありました。

    ちなみに私がその会社に入社した理由の1つは、求人票に書いてあった「狙える年収」であり、私はそれをいつか達成できると考えて入社しました。しかし、営業職として何をどうすれば年収がどうなるのかという説明がなかったため、本当にリターンが得られるのか不安を感じるようになったんです。

    こうした課題を解消しようと考えたときに、会社経営の経験を活かしつつSESの仕組みをうまく活用すれば良いと思い、今の会社を立ち上げました

    ーーー起業することになった際、周囲の反応はどうでしたか?

    西田:特に身内から反対されたということはなかったですね。前提として私は未婚だったので、やりたいことを自由に始めやすい状態でした。

    また、私は母子家庭で育ちましたが、母は会社員ではなく妹もイラストレーターという環境だったんです。そのため、西田家は社会のはぐれ者のような感じで、「好きにやれば良いんじゃない?」という雰囲気がありましたね。

    会社からはありがたいことに引き止めてもらい、「これくらいの待遇で残ってほしい」と伝えられました。ただ、自分の中で課題を解決したい思いが強かったので、「新しく始めるんだ!」という気持ちで突き進むことに決めました。

    エンジニアの話で理解を深めた!今のやりがいは自分より他人の成功

    ーーー現在の活躍に至るまでに、大変だったことはありますか?

    西田:私はもともとHPを作っていたので、自分でも何かなるだろうと思っていたんですよ。でも、ITは非常に幅広い分野で、これまで私が携わっていたのはユーザーから見える画面の表面部分だけでした。裏側のサーバーサイドでどんな処理が行われているのか、理解を深めるのに時間がかかりましたね。

    ただ、エンジニアと会話が成立できるレベルに早く達しなければならないという意識は、前の会社にいたときから持っていたので、かなりハードに学びました。そのため、普通の人より早くキャッチアップして業務に耐える知識を蓄えられたと思います。

    また、私はもともと営業職や人事職をしていたため、実際に手を動かしてコードを書くことはありませんでした。ただ、例えばJavaでコーディングするための環境には「Eclipse」があるし、バージョン管理には「Git」や「Subversion」などがあることに気づきました。

    技術要素に関するサブ的な知識を得る中で、開発においてどのようなプロセスでお客さんと話を進め、運用に持っていくかという一連の流れを理解しました。

    そこについては、ウォーターフォール開発でいう「要件定義」から「運用」までの流れについて、現役エンジニアに質問できたのも大きかったですね。前職がSES企業だったため、様々な分野で活躍する現役エンジニアが約100人いました。

    多くのエンジニアから話を聞くことで実務の進め方を理解し、「やった気になって解像度を深める」ということをしていました。

    ーーー現在の詳しい業務内容を教えてください。

    西田:SES企業なので、各クライアントが抱える課題を弊社のエンジニアを貸して解決するというビジネスモデルになります。

    例えば、クライアントが銀行や大手通信キャリアなどの場合、小さな会社ではほとんど請け負えません。そのため、通常は日立製作所やNTTデータなど大手SIerが一括で請け負い、多くの協力会社に発注します。

    私たちはその会社の1つ、開発のスペシャリストとしてプロジェクトに参画し、成功に向けて伴走する形で活動しているわけです。

    私個人の役割としては、当初は営業のほか採用・経理も行っていました。100人規模くらいまでは全て自分で回していましたが、今は総務・営業・人事それぞれに担当者がいて主体的に業務を回しています。

    それよりも、経営者としての主な仕事は意思決定です。業務には定常業務と非定常業務があり、定常業務は部内で収まります。しかし、前例がない判断を最終的に行うのは経営者なので、イレギュラーが発生した際には私が判断して対応をお願いする形になります。

    とはいえ、私は手を動かすのが好きなので営業もするし、採用面接にはほぼ必ず参加します。新入社員にある程度の愛着を持たないと、ドライになる気がするんですよね。経営者として正しいかは別にして必ず接点を持ち、悩みを聞いて弊社の仕組みでどう解決できるかを話すようにしています。

    私は友達が少ないので、こうして話すチャンスが出てくるのはラッキーです(笑)。最近はコンビニの店員や飲食店のウェイトレスくらいしか話す機会がないため、苦痛ではなくむしろ楽しいと感じています。

    ーーー現在行っている仕事のやりがいは何ですか?

    西田:私は母子家庭で育ち、いつ食いっぱぐれるかわからない状況を経験したので、何かあれば長男としてどうにかしたいという義務感から「とにかく稼がないと」と思って生きてました。

    しかし、そのフェーズはもう乗り越えたので、今は他人がうまくいくのを見ているほうが楽しいです。

    かつて私は就職活動をせずモラトリアム状態だったのですが、その頃は何にも打ち込めず「うまくいかない」とネガティブな思いを抱え続けていました。でも、実際は熱中できることを見つけてコミットすることで、能力を最大化できる場は必ずあるはずです。

    なので、当時の私と同じ思いを抱える人にアドバイスをして相手が愚直に実行して稼げるようになると、自分がうまくいくことよりも嬉しいんですよ。

    心に余裕ができたからこそ感じることであり、もしまたギリギリの生活になったら考えが変わるかもしれません。しかし、今は周りの成功を見ているのが楽しいです。うまくいく確率を上げて再現性を高めるために、会社の仕組みを通じて可能性を広げていきたいと考えています。

    やる人はやる!ITスキルは「コミュニケーション」「技術」両軸が大切

    ーーーITキャリアの良いポイントは何ですか?

    西田:ITキャリアは、私のように安定を求めるパーソナリティに合っていると思います。自社開発やSIer、弊社のようなSESなど様々な企業形態がありますが、私はリスクを取らずに確実に成果が出る形が好きなんです。

    外的要因に振り回される可能性が高いため、投資があまり得意ではありません。例えば自社開発だと、自社サービスが成長するかどうかで会社の方向性が変わってしまうし、受託開発だと失敗したときに大きな損失を生む可能性がありますよね。

    その点、SESだと基本的に準委任契約や派遣契約が主になるため、1か月の単価はほぼ確実に請求できます。リターンは少ないですが、経理的なリスクも少ない安定したビジネスモデルです。私は確実に成果が出る世界が好きなので、たまたま最初の会社がSESで良かったと思います。

    ーーー西田さんの座右の銘は何ですか?

    西田:私の座右の銘は「やるやつはやる、やらないやつはやらない」です。私は現在の会社で「何をすればどうなるれるか」を明確に伝えていますが、その後は本人が実行するかどうかにかかっています。

    例えば、開発未経験だけど実務経験を積みたいという場合、その道筋を伝えてあげています。通常SES企業のクライアントは実務経験のあるエンジニアを求めますが、実は未経験者でもチャンスを得る方法があるんです。

    もし仮にJava Goldの資格を取得していれば、クライアントは「Java Goldの難易度を考えれば、薄い実務経験1年の人より良さそうだ」と思い、発注してくれるかもしれません。

    実際に、私がYouTubeチャンネルで「Java Goldが有効だ」と発信したところ、23歳の若手男性2人が取得したというと連絡をくれたんです。私は基本的に未経験者をあまり採用しないのですが、ついその2人を採用してしまいました。

    結果的に、2人ともJavaの開発案件にアサインすることができました。これは、彼らがJava Goldを取得したことと、Javaの実務経験がある弊社のエンジニアがフォローする前提にしたからです。

    このように、私の視点で「こうすればこうなる」と伝えたときに実行してくれる人であれば、うまくいくと思います。伝えても実行しない人は一定数いるため、やる側になったほうが絶対に良いです。

    ーーー西田さんにとって「ITスキル」とは何でしょうか?

    西田:ITスキルとは「手段」であると考えています。あくまでITスキルの「目的」は、手作業で行っていることを自動化したいという点にあります。

    したがって、ITスキルとしては「コミュニケーション能力」と「技術」という2つの側面が非常に重要です。このうち片方でもスキルが欠けると、シナジーが生まれず特定の領域でしか活躍できない人材になってしまいます。そのため、両軸でキャッチアップしていくことが大切です。

    ーーープログラミングスクールについてはどのように考えていますか?

    西田:実は弊社の社員には、副業で侍エンジニアのインストラクターをしているPythonエンジニアがいます。その人は、複数名のPython未経験者に実務を経験させるためのフォローをしてくれた人です。

    そうした現役エンジニアが、侍エンジニアのようなプログラミングスクールでインストラクターをしているのは大きいと思います。

    スクールに通うメリットは、事前にベース知識を押さえられることです。例えば、ITエンジニアとして就職できたとしても、ベース知識がなくて作業が進められないと困ります。なので事前に知識を押さえておけば、実務のキツさが大きく変わるんです。

    あとは実務をしてみると、プログラムを書くことに興味を持てない可能性もあります。なので、まずスクールでプログラミングが自分に合うかを確かめることも大切です。そういう意味でもスクールは有効だと思います。

    実力と待遇をイコールにしたい!まずは目標を決めて誰かに相談しよう

    ーーー生成AIなど新しい技術の今後について、どのように捉えていますか?

    西田:今後の技術について、予測を立てるのはそもそも不可能だと考えています。技術革新がどれほどの速度で進むかは、私たちの頭脳では完全に推し量れない世界です。それより大切なのは、新しく台頭した技術で何ができるのかですよね。

    もし既存の方法より便利な業務の進め方が出てくれれば、それを扱える人材になる必要があります。世の中のニーズに合わせて、自分が対応できることを増やすことが重要です。

    昔はPCやガラケーが登場して現在はスマホに集約されていますが、もしかしたらさらに便利なデバイスが登場するかもしれません。その時に、使いこなせないと食いっぱぐれる可能性がありますよね。めんどくさくても毎回キャッチアップする人はずっと世の中で通用するので、悲観する必要はないと思います。

    ーーー今後のキャリアビジョンを教えてください。

    西田:自分がどうすればどうなるのかが全く見えない人が多いので、弊社が成長していくことで道筋がクリアな世界を広げたいです。また、弊社に似た仕組みの会社が増えれば、その達成に近づいていくと思います。

    実力と待遇がイコールである世界がスタンダードになることで、閉塞感を感じる労働者が生きやすい世の中になるはずです。その実現に向けて、一端を担えればと考えています。

    ーーーこれからITキャリアを志す人が、今やっておくべき行動は何でしょうか?

    西田:個人的には、資格取得をオススメします。普通の人はあまり取らないような資格が特に良いです。開発分野であればJava Gold、インフラ分野であればCCNPやLPIC-2、3などがオススメですかね。

    初級の資格は新入社員が研修段階で取得することが多いため差別化が難しく、その人のバリューが見えにくくなります。後から始める場合は不利な状況になるため、カバーするために中級以上の資格を目指すのが良いです。

    3か月くらいフルで努力する必要があると思いますが、最初の1回だけ頑張って資格を取得すれば一生使えるし、IT業界に飛び込める片道切符が手に入るなら安い投資だと思います。ぜひ頑張ってチャレンジしてほしいです。

    ーーーこれからITキャリアを歩みたい人に、伝えたいメッセージがあればお願いします。

    西田:まずは、人生の目標を考えることが大切ですね。ITエンジニアは他の業種と比較して年収が高く、リモートワークがしやすくワークライフバランスを保ちやすい特徴があります。これを魅力と感じてモチベーションに変えられれば、具体的なアクションを取れるはずです。

    ただ、それでも動けない理由の1つは、自分が行動したらどうなるかがわからないからだと思います。確かに、自分がいる地面の下に温泉があるかわからないのに、ずっと穴を掘り続けるのは怖いですよね。「労力が無駄になるかも」と不安に思うのは自然なことです。

    しかし、実際には何をすればどうなるかという因果関係は明確です。現役エンジニアから話を聞くのも良いですし、例えば侍エンジニアにお世話になるのも1つの方法だと思います。私のように会社を経営している人に相談するのも良い選択肢です。

    何にせよ情報収集していく中で、「これなら頑張れそう」と感じたときに努力すれば良いと思います。無理に前進するのではなく、まず自分が人生で何を成し遂げたいのかを考えましょう!

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