IT業界を目指したいけど、本当に可能?
IT業界の道に進むと、どんなものが得られるの?
このような悩みの答えになるような経験をされた、Masakiさんにインタビューを行いました!
MasakiさんがIT業界でフリーランスエンジニアになった経緯や、現在の業務内容など様々な内容を伺ったので、これからITキャリアを目指したい人はぜひ参考にしてください。
Masaki
1987年生まれ。小学生時代に触れた文字チャットを機に、HTMLに興味を持ち学習した。プログラマを目指すも挫折し、接客業・営業に従事。しかし20代後半で再びエンジニアを目指して転職し、スキルアップを目指してフリーランスとなり設計・開発に従事している。
現在は、CSVエディタ『CSV+』を個人開発するなど活躍中。
肩書 | フリーランスWebエンジニア |
雇用形態 | フリーランス |
現在の業務内容 | ・Webアプリケーションの開発 ・企業システムの設計/開発 |
なお、Masakiさんがフリーランスになるまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。
挫折を経て20代後半でエンジニア転職!停滞を感じてフリーランスになった
ーーープログラミング・ITに触れたきっかけは何でしたか?
Masaki:私が初めてプログラミングに触れたのは、小学生の頃です。今では当たり前ですが、当時はテキストだけのチャットが流行していました。ただ、チャットをしていると時々「荒らし」と呼ばれる人が現れて、変なスクリプトを流してチャットをめちゃくちゃにすることがあったんです。
普通は白い背景に黒い文字が表示されるのですが、荒らしが流すメッセージはカラフルな虹色の文字で、端から端へ流れるエフェクトがかかっていました。これはHTMLのマーキーで表現できるものなのですが、当時はHTMLを知らなかったので「カッコいい!」と思いました。
そのチャットには現役エンジニアがいたのでHTMLを教えてもらい、私は自分のHPを作って遊ぶようになりました。
しかし、「HTMLはプログラムではない」とマウントを取ってくる人がいて、そういう人が現れると悔しい気持ちになったんですよ。自分はITに触れたと思っていたのに「ITではない」と言われたことで、ではプログラミングとは何なのかと考えるようになり、C言語の勉強を始めました。
ーーーその後、どのように今のキャリアを選んでいったのでしょうか?
Masaki:私はそのあと中学・高校・大学でも情報系の道を進みました。当時はプログラマに強い憧れがあり、3Dゲームを作りたいと思い周囲に相談すると、C言語を学べばWindowsアプリを作れると教えられました。
しかし、実際には「WinAPI」を学ぶ必要があり、挑戦してはみたものの難しくて理解できなかったんです。私は当時、「プログラマとはコンピュータの全てを知っている存在」というイメージを持っていたので、「このレベルではプログラマーにはなれない」と挫折してしまいました。
また、ゲーム制作にはプログラムだけでなく音楽や3Dモデリング、シナリオも必要だと知って夢を諦めたという形になります。
その後は大学を中退し、20代半ばまで接客業や営業の仕事をしていましたが、20代後半になるとキャリアに悩み再びプログラマを目指そうと考えました。
インターネットで調べると「25歳を過ぎたら遅い」という意見が多くて不安でしたが、「まだ27歳ならチャンスがある」と思い挑戦を決意しました。ブランクがあったため、高校時代に取れなかった基本情報技術者の資格を取得し、その資格を武器に就職活動を行った形になります。
10社ほど面接を受けた結果、何とかIT業界に入ることができました。
ーーーその後フリーランスになった理由は何ですか?
Masaki:最初は社内SEとしてシステムの新規開発などにも携わったのですが、周りにすごいプログラマがいるわけではないので、教えてもらうことが特になかったんです。勉強することと言えば、課題として指定された本を読み、書いてある通りに組むくらいでした。
1年ほど経つうちに「この会社でこれ以上学ぶのは難しい」と思い、レベルアップを目指して転職活動を始めたんです。
ただ、元いた会社の給料が結構良かったため、収入をキープできる転職先が見つかりませんでした。フリーランスになれば手取りが増えそうだったので、「不安だけど挑戦してみよう」と考えたという感じです。
システムやアプリを設計・開発!個人でCSVエディタを開発して大バズリした
ーーー現在の詳しい業務内容を教えてください。
Masaki:私は今フリーランスとしての活動をメインにしており、基本的に準委任契約で企業のシステムやアプリを設計・開発しています。
また、一応正社員としても会社で働いていますが、従事している業務内容はさほど変わらないですね。お客様の要望次第でWebアプリの設計から開発まで行うため、小規模の会社ながらPMの入口になるような業務に関われていると思います。
ーーー現在行っている仕事のやりがいは何ですか?
Masaki:エンドユーザーから喜びのメッセージが届いた時ですね。自分が担当した部分や開発したアプリが「使いやすい」と言われると嬉しいです。契約を取ってきた営業からのフィードバックを見て、受注の決め手として「技術力の高さ」と書かれていると、本当にやって良かったと実感します。
また、個人開発のほうでも大きなやりがいを感じますね。私が『CSV+』というCSVエディタを自作して公開したとき、シンプルなので話題にならないと思っていたのですが、あっという間にSNSで拡散されてとてもバズったんです。
IT系のニュースサイトでも各社が記事にして取り上げてくれて、『CSV+』で検索したらYouTubeでも知らないうちに宣伝してもらえていました。投げ銭もあったりしたし、ある企業からは「社内の全PCにCSV+を標準搭載する」と言ってもらえて嬉しかったです。
自分が意図しない形で、収益や仕事をくれる企業につながったのは意外な喜びでしたね。
ーーー現在にいたるまでに、苦労したことはありましたか?
Masaki:私がフリーランスになって間もなく、いわゆる「ダニング=クルーガーの曲線」のように、1番技術がないのにムダに自信がある時期がありました。その頃にSNSで知り合った人から業務システムのリプレース案件をもらったのですが、これがヒドかったんです。
リプレースだから要件定義はないし、既存の表示画面は見られるけどソースコードを見せてもらえない状況でした。他社と相見積もりした結果で受注できたのですが、実は他社が2億円と見積もった大きめの案件だったんですよね。
なのに、ウチはPMと開発エンジニア2人で開発することになってしまいました。ソースコードがないため正解がわからず、バグだらけのものをとりあえず作り続ける日々でつらかったですね。
PMが次の打ち合わせでクライアントにシステムを見せないといけないので、「バグがあってもいいからとりあえず動くものを作れ」と言われ、とりあえず動くものを作りました。すると、打ち合わせから戻ってきたPMから「何でこんなにバグがあるんだ」と怒られました笑
当時は結婚したばかりだったのですが、家庭崩壊しそうなほど徹夜もしましたね。でも全く意味がなく、どうなったら完成なのかが決まってないので完成しないんです。精神的にも肉体的にもダメージを受けて心を折られ、途中で謝って案件から離脱することになり、イキっている時期は幕を閉じました。
普通の人はこんな苦労や失敗を経験する必要はありません。ただ、失敗を経験したことで身の丈を知れた気がします。自分のスキルを正しく把握したうえで、「できる・できない」を伝える能力は身につきましたね。
他人にできれば自分もできる!思ったモノを形にできるのがITスキル
ーーーフリーランスになって感じる生活面の変化はありますか?
Masaki:プログラマの仕事は、パソコンが1台あればどこでもできるという特徴があります。私は昔から在宅で仕事できるようになりたいという願望があり、実現できたのがフリーランス生活になって変化した点ですね。
また、私のキャリアはテスターから始まったのですが、長机にすし詰めで隣席の人と肩をぶつけ合いながら、メモリ2GBの動作が遅いノートパソコンで仕事をしていました。そうした作業環境面も大きく変化したと思います。
ーーーMasakiさんの座右の銘は何ですか?
Masaki:私は「他人にできて自分にできないことはない」と考えています。
もし難しいと思う仕事があっても、他人がやってのけているなら、自分も勉強すればできるようになるはずです。「やると決めたことは必ずやり遂げる」という強い意志があれば、必ずやれるという考えで生きています。
ーーーMasakiさんにとって「ITスキル」とは何でしょうか?
Masaki:私がプログラマという仕事に憧れた時から常に思っていたことですが、ITスキルとは「頭に思い浮かべたモノを形にできる最高の技術」です。Webという分野だと画面に映るものに限られますが、何にせよ思い描いたモノを実現できるのは良い技術だと思います。
IT/プログラミングに関わる仕事は、パソコン1台で始められる上に今後も需要が伸び続けるので、誰が学んでも決して損しないはずです。
仕事が増えたので法人化したい!まず資格取得を目指し1歩踏み出そう
ーーー今後のキャリアビジョンを教えてください。
Masaki:最近ありがたいことに仕事の依頼が増えて、だんだん1人では回らなくなってきたので、法人化・組織化をしたいという気持ちがあります。
また、個人開発も頑張っているのでアプリの収益化にも力を入れていきたいですね。なかなか手をつけられていませんが、引き続き頑張ります。
ーーーこれからITキャリアを志す人が、今やっておくべき行動は何でしょうか?
Masaki:勉強していて挫折することは多いと思いますが、プログラミング学習は何より挫折しないことが大事なので、何か1つ課題や目標を決めて最後までやりきるのが大事だと思います。
個人的にオススメする目標は、ITパスポートや基本情報技術者試験といった資格の取得ですね。ゴールが明確ですし、私もそうでしたが成果物は就職・転職活動で武器になります。結果的に役に立たない可能性もありますが、間違っても損になることはないので、今やるべき行動としてオススメしたいです。
ーーーこれからITキャリアを歩みたい人に、伝えたいメッセージがあればお願いします。
Masaki:他人にできて自分にできないことはありません。特定の分野でNo.1になるのは難しいかもしれませんが、「エンジニアになる・ITスキルを身につける」というのは、できると思えば必ずできるはずです。とにかく挫折しないで、まずは1歩踏み出してほしいと思います!
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