工場勤務の正社員がコロナ禍を機にWebデザイナーとして副業開始！育児と両立して得た新たな人生ビジョン

必ず出社しなければならない勤務体制が不安…
稼げるようにするためにはどうしたらいい？

このような悩みの答えになるような経験をされた、山中さんにインタビューを行いました！

山中さんが大手化学メーカーで工場勤務をしながら副業Webデザイナーになった経緯や、現在の業務内容など様々な内容を伺ったので、これからITキャリアを目指したい人はぜひ参考にしてください。

肩書	副業Webデザイナー
雇用形態	業務委託
現在の業務内容	・Webサイト制作 ・Webサイトの運用保守 ・広告運用、MEO対策 など

なお、山中さんが副業Webデザイナーになるまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。

きっかけはコロナ禍！工場勤務の傍らWebデザイナーとして副業を始めた

ーーープログラミングに触れたきっかけは何ですか？

山中さん：私は高校を卒業したあと、現在の職場である大手化学メーカーに就職し、現在15年目になります。しかし、2020年頃からコロナが流行し始めたのをきっかけに、出勤しなければ成り立たない働き方に違和感を感じたんです。

そんな中、たまたま見ていたYouTube動画で「Web制作」という仕事の存在を知り、「まずは副業として挑戦してみよう」と思ったのが学習のきっかけになります。

ーーーその後、どのようにして現在のITキャリアに至りましたか？

山中さん：Web制作の副業で収益化する方法をYouTubeで探していたところ、「スクールで学習をする」という選択肢を見つけたので、早速通うことにしました。受講してから約1年でマネタイズできるようになり、下請けとしてコーディング案件を受注するようになったんです。

現在は1年間の育児休暇を取得中なので、在宅でもできる副業のWeb制作事業にフルコミットしています。

最初は納期を過ぎる失敗も…家族会議を経て育児と仕事を両立させた

ーーーWeb制作の学習開始から現在へ至るまでに、苦労したことはありますか？

山中さん：学習初期はスクールのインストラクターから教えてもらいながら実装していたので、楽しく学習を進められました。何かを作れるごとに新たな発見があり、その過程がとても楽しかったですね。

しかし、いざ自分1人で案件を獲得して実装しようとすると、思うように進められず苦労しました。ですが、この壁を乗り越えたことが自分の成長につながったと感じています。

また、副業を始めたばかりの頃、50％しか理解できていない案件を「できます！」と言って受注した結果、納期を少し過ぎてしまったこともありましたね。そのように困った際は、私が所属しているWeb制作系の学習コミュニティにいる仲間へ質問するなどして、何とか乗り越えてきました。

ーーー副業に対して、家族の反応は何かありましたか？

山中さん：特に反対されたりということはありませんでした。

ただ、副業を始めたばかりの頃は慣れない案件に必死で、家族との時間がほとんど取れなかったです。案件を受注した以上は時間を割く必要があるのですが、私の子どもはまだ小さく育児の時間も大切にしなければならなかったため、妻とは何度も話し合いを重ねてきました。

家族とうまくすり合わせをしてきた結果、何とか今まで続けてこられたのだと感じています。

働く場所を選ばないことの大切さを実感！まずはとにかく学習を継続してみてほしい

ーーー現在の詳しい業務内容を教えてください。

山中さん：先述のとおり現在は育児休暇を取得中なので、会社の仕事はなく副業のコーディングに100%力を入れて取り組んでいる状況です。

基本的に毎日だいたい9時から17時頃まで作業や営業活動をしており、その後は家族との時間にしています。もし夜になってもやるべき作業が残っていれば、20時以降もずっと稼働しているという感じですね。

ーーーいま感じている仕事のやりがいは何ですか？

山中さん：私はいまクライアントがいる仕事をしているので、相手の喜びがやりがいになっています。

私の場合はマーケティング支援やLP制作・広告運用などもしているので、クライアントの売上が伸びて喜んでもらえると非常に嬉しいですね。

ーーー仕事をする上で大切にしている考え方はありますか？

山中さん：私は「とにかく行動し、行動してから決める」ことを大切にしています。

不安があってもまずは挑戦し、PDCAを回すことを意識しているという感じです。SNSでの情報発信も同様で、反応がありそうな投稿を試しにアップしては効果検証を繰り返しています。

また、クライアントにも「実際に試してみないと効果はわからない」と伝えた上でLPを公開して広告運用を行い、その結果を元にして施策提案することを常に意識していますね。

ーーー山中さんにとってITスキルとは何ですか？ 

山中さん：私にとってITスキルとは「場所を選ばず活用できるスキル」ですね。私が工場で勤務している頃は出社が必須でしたが、現在はITスキルを活かして在宅で副業できています。子どもの病気などにもすぐ対応できる環境を作れたのは、とても素晴らしいことです。

また、世の経営者たちは意外とIT知識を持っていないことが多いため、私の技術を提供することで役に立てる場面が多々あります。「今後もあなたに任せたい」と言ってもらえると本当に嬉しいので、Web制作を学んで良かったと実感します。

今後はより多くの企業と繋がりたい！成果が出るまで学び続けてみよう

ーーー今後のキャリアビジョンを教えてください。

山中さん：私はいま30社近くの企業に対して、Webサイトの運用保守を代行している状況です。ただ、今後はより多くの経営者に知ってもらい関わりを持ちたいと考えています。

100社くらいまでは運用保守の業務で関係性を持ち、さらにマーケティング部分で価値提供していきたいですね。育児休暇が明けしだい現在勤めているメーカーに一旦戻りはしますが、Web制作事業の展開状況により今後の身の振り方を考えます。

ーーーITキャリアを目指すか迷う人にメッセージをお願いします。

山中さん：何事でもそうですが、ゼロイチで何かを始めるタイミングでは大変なことがたくさんあります。私がWeb制作の学習を始めてから約6年経ちますが、特に学習初期は悩むことも多く、思うように実装できず挫けそうになることもありました。

しかし、「ひとまず続けてみよう」という気持ちがあったからこそ、ここまで継続できたと思います。

努力した経験は間違いなく自分の成長につながるものです。現在、コーディングやWebデザインなどITスキルを学んでいる人も、何か成果が出るまでぜひ諦めずにやり遂げてください！