エンジニアからアウトドア系Webメディア編集者に！ITスキルと趣味を生かしたキャリア選択

ITキャリアを目指したいけど、本当に可能？
IT業界の道に進むと、どんなものが得られるの？

このような悩みの答えになるような経験をされた、時松さんにインタビューを行いました！

時松さんがエンジニアになった経緯や、現在の業務内容など様々な内容を伺ったので、これからITキャリアを目指したい人はぜひ参考にしてください。

肩書	Web編集者
雇用形態	正社員
現在の業務内容	・Webメディアの運用 ・Webライティング

なお、時松さんがエンジニアからWeb編集者になるまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。

きっかけは大学時代の授業！将来性を感じて新卒でテストエンジニアになった

ーーープログラミング・ITに触れたきっかけは何でしたか？

時松：私が大学時代に、プログラミングの授業をとったのがITに触れたきっかけです。「こういう職業につきたい」という気持ちがない中で受けたその授業が面白くて、将来性を感じたので就職活動はIT業界に絞って行いました。

新卒入社した会社はWebサービスをテストする専門の会社だったので、そんなにプログラムを組むような業務はなく、私はいわゆる「テストエンジニア」という領域で仕事していましたね。

ーーーその後、どのように今のキャリアを選んでいったのでしょうか？

時松：テストエンジニアの仕事をしていく中で「開発をしてみたい」という気持ちが芽生えたんです。そもそもプログラミングを好きになったきっかけが、大学時代の授業で「自らプログラムを組むのが面白かった」という体験だったというのもありますし。

そのため、開発系の会社に転職したのですが、その会社と自分が合わない部分もありWebマーケターの仕事をするようになりました。そこで、趣味のアウトドアに結びつくものとして、アウトドアメディアなどのSEOを中心とする仕事に移っていった感じです。

家族から反対されてもやりとげた転職！転職で経験した苦労が糧になった

ーーー複数回 転職をしていますが、最初 転職することに対して周囲の反応はどうでしたか？

時松：新卒で入った会社から次の会社に移る時は、両親から反対の雰囲気はあったものの、最終的に押し切って転職した形になります。

実際に転職してみると、会社や業界が違う視点から見えるようになりましたし、「転職はネガティブなことじゃない」と納得してもらえる価値観も世間に浸透してきました。周囲から多少の反対は受けましたが、それでもやりたい気持ちが勝ったという感じですね。

ーーー現在にいたるまでに、苦労したことはありましたか？

時松：開発系の会社に転職して苦労したのは、テストエンジニアとプログラム開発者とのギャップですね。新しいことの連続でなかなか難しいことが多かったと思います。

これはその後の転職においても同様で、新しい業界に入った際は知らない知識を吸収していくのが難しかったです。

でも、開発系の会社に転職した際の苦労が、後々になって生きてきました。例えば、開発の仕事はチームで進めていくため、外部の人とどう連絡を取るかなどコミュニケーションスキルが磨かれたんですよ。コミュニケーションスキルは、その後の転職でも間違いなく有用なものになりました。

また、エンジニアはロジカルに考えないといけないので、論理的な思考力がついたと思います。Webマーケターに転職して業務報告やクライアントへの説明をする際にも、ロジカルに考えて伝える力が生きました。苦労して得たものは、何かしらの形で自分を助けれくれていますね。

成果が数字で見えるのがやりがい！ITスキルは身につければ応用が効く

ーーー現在の詳しい業務内容を教えてください。

時松：現在の業務内容は、基本的にライターが書いたWeb記事の校正・編集です。そのほか、SEOを意識したライティングをしたり、WordPressのカスタマイズしたりしています。

私はエンジニア経験もあるので、スプシでマクロを組んだり関数を使用したドキュメントを作ったり、関連業務もこなしていますね。

ーーー現在行っている仕事のやりがいは何ですか？

時松：やはりWebメディアの仕事なので、自分の公開した記事が売上として出ますし、閲覧数や順位が数字で出てくるんですよ。目に見える形で成果が出るというのは非常に大きなやりがいだと思います。

特に、私が携わっているのは業界内でも大きめのアウトドア系メディアなので、「よく見ているよ」と伝えてくれる同じ趣味の友人がいたりすると嬉しいです。他にも、アウトドアショップの店員が私の担当記事を読んでくれていたという経験もあり、やりがいは日々感じています。

ーーー座右の銘は何ですか？

時松：わたしの座右の銘は、「思い立ったが吉日」ですね。

私は転職を繰り返していたので、わりかし新しいことに挑戦しているほうだと思います。「やりたい」と感じたらとにかくチャレンジすることが大事ですね。

特に、私はなるべく熱が冷めない内にチャレンジしていくということが多いので、やはり「思い立ったが吉日」という価値観で動いていると思います。

ーーー時松さんにとって「ITスキル」とは何でしょうか？

時松：ITスキルは、汎用性の高いものだと思います。例えば、いまExcelやスプレッドシートを活用しない仕事はほとんど無いわけですが、マクロなどプロジェクト的に考えていく部分は同じです。1度身につけておけば応用が効くんですよね。

あと、ITにおいては「自分でわからないことを調べて解決する力」が一番大事です。専門的な知識より大事なスキルであり、ITの仕事ではそこが身につくと思います。

今後は新しいメディアを作りたい！迷うなら一歩踏み出そう

ーーー今後のキャリアビジョンを教えてください。

時松：今はWeb編集の仕事をしていますが、これまで学んできたエンジニアスキルもムダにしたくないと考えています。もちろんWeb編集者としてずっと活動はしていきたいのですが、副業としてサブスキル的にプログラムを組む仕事もしたいですね。

あと、現代はAI化が進んで「ChatGPT」など便利なツールが出てきているので、組み合わせて使えるツールを上手く使いこなす力をつけたいです。そして、これまで学んだスキルや新しいツールを活かして効率的に業務を遂行できる力をつけ、新しいWebメディアを作りたいという思いがあります。

ただ、それを個人でやるのはハードルが高いので、あくまで自社内で作るか転職して作るかという形でキャリアを積んでいきたいです。

ーーーこれからITキャリアを志す人が、今やっておくべき行動は何でしょうか？

時松：エンジニアになるための勉強は、今すぐ始めておいて全く無駄にならないと思います。もし、全く違う業界の仕事に就いたとしても重宝される能力が身につくので、不安にならず学習に打ち込んでください。

後々やりたいことが出てきてシフトチェンジするときにも、後悔しない選択をできるようになるので、とにかく勉強していてほしいです。

まず皆さんがやっておくべき行動としては、いま世の中にはITに関する情報がたくさんあるので、とりあえず何かプログラムを簡単に組んでみることですね。実際にコードを書いて成果物が動くという感動を味わってほしいと思います。

ーーーこれからITキャリアを歩みたい人に、伝えたいメッセージがあればお願いします。

時松：繰り返しになりますが、エンジニアに関するスキルは身につけて無駄にならないので、迷うならとりあえず一歩踏み出してみてほしいと思います！