IT社長を目指したいけど、本当に可能?
IT業界の道に進むと、どんなものが得られるの?
このような悩みの答えになるような経験をされた、ルイス前田さんにインタビューを行いました!
ルイス前田さんがIT業界で会社を設立した経緯や、現在の業務内容など様々な内容を伺ったので、これからITキャリアを目指したい人はぜひ参考にしてください。
ルイス前田(るいすまえだ)
第一次SNSブームでTwitterやFacebookに触れて、デジタルにのめり込む。海外赴任を目指して大阪ガスに入社するも、自力で勤務地を決められないもどかしさを感じ、ITスキルをつけるためオプトに入社。その後、様々なスキルを身につけて独立した。
現在は、世界を周回しながら10種類の仕事を並行中。
肩書 | 株式会社スラッシュワーカーズ 代表取締役 |
雇用形態 | 経営者 |
現在の業務内容 | ・海外ノマド体験サービスの提供 ・複業実現のサポートコミュニティ運営 ・Webサイト制作 ・Webメディア運営 ・動画編集 ・動画教材パッケージ制作 ・講師登壇 などetc. |
なお、ルイス前田さんが会社を設立するまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。
ITに触れたきっかけは第一次SNSブーム!スキルを求めて大阪ガスからオプトへ転職
ーーーITに触れたきっかけは何でしたか?
ルイス:私がITに触れた一番最初の体験についてですが、ちょうど会社員になる頃が「第1次SNSブーム」と呼ばれる時期であり、TwitterやFacebookが日本に上陸したんです。実際にSNSをやってみると楽しかったので、それ以来デジタルにのめり込んでいきました。
ーーーその後、どのように今のキャリアを選んでいったのでしょうか?
ルイス:私はとにかく「日本に帰らなきゃ」「満員電車で通勤しなきゃ」という制限をつらいと感じる性格だったので、住む場所は選びたいと考えていました。そこで、最初は海外への出張・転勤ができる「大阪ガス」に入社したのですが、そのとき僕は会社組織のことを全く理解できていなかったんですよ。
というのも、誰が海外にいけるかは会社の人事や状況で決まるものであり、頑張れば海外転勤できるかもしれないけど確実性はありません。自分の努力だけでは働く場所を自由に決められないということに、会社員になってから気づいたんです(笑)
さすがに運ゲーすぎると感じたので、「手に職をつければ自分で全て決められる」と考えて、デジタル系の広告代理店業を展開する「株式会社オプト」に転職しました。
ーーー最初にインフラ業界からデジタル業界に転職すると宣言したとき、周囲の反応はどうでしたか?
ルイス:転職先であるオプト側からも、前職である大阪ガス側からも「本当に大丈夫ですか?」という感じで不安がられました(笑)
前職は世間一般の認識でいうと「超安定・ほぼ公務員」という会社なので、一部上場でイケイケのメガベンチャーに転職することについて、両会社の人事がピンと来なかったのだと思います。内定が出てからオプトからは何度も確認されましたし、大阪ガスも「マジですか」という感じでした。
止められはしないものの、本気で転職するのか何度も確認されたという記憶があります。
組織で働く制限をなくすため独立!人の力を借りて苦労も乗り越えた
ーーーその後、独立に至った経緯を教えてください。
ルイス:私はオプトでデジタルマーケティングやプログラミングのスキルを積み、フリーランスとして独立した形になります。
順を追って話すと、私はオプトで働いたあと「TABIPPO」という旅行マーケティングの会社を友人と立ち上げました。私は当時Webメディアの仕事に携わっており、メディア開発やデザイン・プログラミングもやること多かったので。
ただ、ある程度楽しく自由にやれていたものの、やはり会社組織であることは変わらないと感じたんですよね。例えば、私は先月南極に行っていたのですが、当時の会社で「南極に3週間いってきます」「Wi-Fiつながらないかも」というのはギリギリ通らなかったと思います。
つまり、たとえ自分の会社であっても組織で働く以上は、できないことや自分で責任を背負いきれないことが発生するんです。そのため、仕事は楽しかったしメンバーにも恵まれていましたが、何かあれば全て1人で背負えるようフリーランスとして独立しました。
ーーー現在の活躍に至るまでに、苦労したことはありますか?
ルイス:そもそも私は、プログラミングに関してはWebメディアの編集などコンテンツ側から触れ始めました。記事やコンテンツを作る中で、メディアが成長するにつれてサイトが重くなったり使い勝手が悪くなったり、トラブルが起きてからエンジニアになったわけです。
トラブルを急きょ巻き返さないといけないので、毎日サーバーがダウンする中でひたすらコードを書いていたのですが、その時期は結構しんどかった記憶があります。例えるならガムテープで船に空いた穴を押さえて、海に沈みながら直しているような状態でした。
そこについては、師匠と呼べる存在を見つけてガッツリ相談しながら、自分でもプログラミングの勉強を進めて解決しました。何とか徐々にサービスを改修していく形で乗り切れたので、自分のスキルだけではなく他人の力を借りて解決したという感じですね。
ーーーノマドワークの魅力とは何ですか?
ルイス:やってみてわかったのは、「好きな場所で働く」というより「場所に縛られない」というのが良いですね。
結果的に日本に住んで満員電車に乗ることになっても最悪いいのですが、いざとればフラッと成田に行って飛行機で飛んでしまえるなど、「選択肢があることが重要」だと私は考えています。最近では家を持たない暮らしなども流行っていますが、私は必ずしも「家を借りたくない」というわけではありません。
「こうしなきゃ」という感じで何かを強制されているのはしんどいので、あまり縛られずに自分で選べる状態が大事なのだと思います。
現在は10種類の仕事を並行!ITスキルは相対的に価値が決まるのが面白い
ーーー現在の詳しい業務内容を教えてください。
ルイス:10種類の仕事を並行していますが、一番収入源として大きい仕事は2つの運営サービスですね。
1つは「ノマドニア」という海外ノマド体験サービスで、世界6都市で開催しています。お客さんが実際に海外へ渡航して、現地で10種類のデジタルノマドワークを体験するプログラムですね。
もう1つは、複業を実現したい人向けのオンラインコミュニティ「スラッシュワーカーズ」です。たくさんの仕事を少しずつしている人の場合、SNSのプロフィール文を大量の「/(スラッシュ)」で区切ることになりますが、私はこれを「スラッシュワーク」と呼んでいます。そうした「スラッシュワーク」を実現したい人向けのサービスですね。
また、ライターやWebサイト制作など「フリーランス 仕事」で検索して出てくるものは、ひと通り全部やっていると思います。講師として今日のような場に登壇して話をしたりするほか、本の執筆や動画編集、動画教材パッケージの制作などもしています。
ただ、いわゆるインフラエンジニアというものはやったことがないですね。
ーーー現在行っている仕事のやりがいは何ですか?
ルイス:自分の仕事が最も喜ばれるのは、お客さんのピンチを解消できたときですね。
プログラミング領域の場合だと、定期的に仕事を一緒にしているお客さんから急きょメッセージがとんできて、「変なサイトにリダイレクトされるので見てほしい」「スパムコードが入っているから1日以内に緊急でブロックしてほしい」ということがあります。それを解決してひと段落したときは、お客さんも喜んでくれるんです。
本来エンジニアはそもそもトラブルが起こらないようにするのが正しいのですが、とはいえどんどん状況が悪くなる中で素早く対応できたときは「やった」と感じます。お客さんと喜び合ってやりがいを感じるのは、だいたいピンチの時ですね。
ーーールイス前田さんの座右の銘は何ですか?
ルイス:やはり「やりたいことを全部やる」というのが一番いいですね。
例えば、エンジニアだと「どの言語をやるのか」「フロントエンドから触れるのかサーバーサイドから触れるのか」など悩むと思います。ただ、結局は全部やらないといけないですし、選択の良し悪しは自分だけではなく世の中の流れで決まることもあります。
一見すると非効率で頭が悪く見えるルートほど、やり遂げた満足感があったりするんですよね。なので、私は「やりたいことは全部やる」と決めて、できることからどんどん手を付けていくのが好きです。
ーーールイス前田さんにとって「ITスキル」とは何でしょうか?
ルイス:ITスキルは、「相対的に決まるもの」だと考えています。
例えば、いま小学校における児童の評価は絶対評価であり、テストで100点を取れば100点の評価になります。それに対して、ITスキルは相対評価なんですよね。
ちなみに私はメディアを運営していると話しましたが、私のスキルはしょぼいものだと思っています。ハッキリ言ってしまえば私は大したエンジニアじゃないんです。ただ面白いのは、スキルがしょぼくてもお客さんのピンチには活躍できるし、スパムコードを見つけるくらいはできます。
私の出身であるデジタル広告業界は海千山千の猛者エンジニアたちがいるので、私のスキルだと活躍は難しかったと思いますす。ところが、例えばイベント業界など業種を変えてみるとリードエンジニア扱いになることもあるんですね。
つまりITスキルが面白いのは、絶対評価でなく周囲と比べた相対評価で価値が決まるという点です。必ずしもスキルアップだけが重要ではなく、どこでスキルを発揮するかなど自分で使い勝手を変えられるのがユニークだと思います。
もちろんエンジニアとしてスキルアップするのもカッコいいと思いますが、企業は必ずしも「世界一のエンジニアを雇いたい」というわけではありません。世の中の各社は「ちょうどいい人材」を探しており、「スキルが高い人よりお酒が飲める人がほしい」という企業もあるし、必ずしも「スキルの高さ=給与の高さ」にならないのが面白いですね。
今後やりたいのは宇宙旅行!?ITに才能の差はないので焦らず長く続けよう
ーーー今後のキャリアビジョンを教えてください。
ルイス:私は今日の収録にイタリアのシチリア島から参加しているように、いま世界を点々としている暮らしなのですが、あと1年は日本に帰る予定はありません。このあとはしらばく中東・アフリカに行く予定です。
とはいえ、将来的に落ち着いてガッツリ日本に帰る頃にやりたいことはあります。例えば、私は旅と暮らしが好きなので、ITをかけ合わせてキャリアを作ってきました。私が今まで人生でできなかった旅行でいうと、やはり僕らの世代は「宇宙旅行」です。
昔ならそれこそ「世界一周したい」というのは大きな夢でしたが、現在では一般化してきました。なので、ビジネスなのか趣味なのか、旅行代理店なのかロケット打ち上げなのかはまだボンヤリしていますが、上空1万メートル以上行くことを目指していきたいです。
ちなみに、妻は会社員を辞めて一緒について来てくれています。世界を旅する中で「バルセロナはいいね」などと言ってはいましたが、一方で「犬を飼いたい」とも言っていました。あまり動物を連れて回るのはかわいそうなので、将来的にはある程度の海外拠点を持ちつつ、行きたい時にだけ行く生活になる予定です。
ーーーこれからITキャリアを志す人が、今やっておくべき行動は何でしょうか?
ルイス:私は「甲子園常連の野球部理論」というのが重要だと考えています。要するに、「自分の力で頑張らないほうがいい」ということです。なるべく環境の力を借りて、「周りがこうだからやろう」と流されるほうが人生ラクだと思います。
例えば、甲子園常連の野球部に入ると、たとえレギュラーになれなくても周りに引っ張られて野球が相当うまくなるとはずです。無名校に入ってリーダーになるよりも、甲子園に行くという経験を積める確率も限りなく高いと思います。
なので、エンジニアなどのITキャリアに進みたい人は、できる範囲でいいので現役エンジニアと一緒にいる時間をなるべく長くしてみてください。
最初にできるのは、Xとインスタグラムのフォローしている人を変えることですね。当たり前のようにエンジニアに囲まれれば、自分もそうなっていくのが普通だし、意識的に情報収集を頑張らなくても自然と情報が入ってくるようになります。
周りの環境を高めて、自分の力で頑張らない。自然と進んでしまうような道筋を作ってから努力を始めたほうが、成長も早いですし、より遠くまで進めます。
触れ合うのはSAMURAI ENGINEERのようなスクールでもいいし、リアルな声を聞けるスクール卒業生でもいいですね。イケているエンジニアやデザイナーをフォローしてIT人材まみれになるのが、お金も時間もかからない「コスパのいい行動」だと思います。
ーーーこれからITキャリアを歩みたい人に、伝えたいメッセージがあればお願いします。
ルイス:エンジニアやIT人材のすごい人と、いま「自信がない」と思う人との違いは、実は1個しかないと私は考えています。何かというと、「どちらが先に始めたか」ということだけなんですよ。
仮に10年生まれが違ったりすると、いま悩んでいる側の人がいま講師として話していたかもしれません。なので、IT系のインフルエンサーなどが情報発信をしていると、さも凄いことをやっているかのように見えるかもしれませんが、そんなことはないわけです。
自分が小学生だったとき大学生はすごく大人のように見えましたが、実際に自分が大学生になってみたらそうでもなかったですよね。それと同じように、才能や努力による差というのはそれほど大きくなくて、経験を積んだ年数が現れているだけなんです。
色んな学習方法はありますが、そこはSAMURAI ENGINEERのようなスクールなどでもサポートしてくれるので、とにかくまず「積み上げた」という経験をしてください。一度そうした体験をすれば、今後エンジニアに限らず他のスキルを学ぶ際も同じやり方で進めていけると思います。
少なくとも私はすごい人間ではないですし、他のスーパー講師のような人も単純に長くやったというだけです。決して焦らず、「才能」というあやふやなものを信じず、長く続けていくのが良いと思います!
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