IT業界を目指したいけど、本当に可能?
IT業界の道に進むと、どんなものが得られるの?
このような悩みの答えになるような経験をされた、Sennaさんにインタビューを行いました!
Sennaさんがエンジニア・デザイナー業界で海外就職サポートを始めた経緯や、現在の業務内容など様々な内容を伺ったので、これからITキャリアを目指したい人はぜひ参考にしてください。
Senna(せな)
1986年生まれ。もともと印刷業界で営業として働いていたが、新しい業界にいかないと時代遅れになるという危機感から、当時のWebブームを鑑みてWeb業界を志す。Web制作会社で2年経験を積み、カナダ移住。自身のブログをきっかけにコミュニティも創始した。
現在は、北米を中心にエンジニア就職サポートを行う。
肩書 | Frog 代表 |
雇用形態 | 経営者 |
現在の業務内容 | ・エンジニア/デザイナーの海外就職サポート |
なお、Sennaさんが海外就職サポート始めるまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。
きっかけは18歳の頃のWebブーム!カナダで働き海外就職サポートを始めた
ーーープログラミング・ITに触れたきっかけは何でしたか?
Senna:私はもともと18歳の頃からエンジニアになりたいと考えていました。というのも、その前は印刷業界で営業として働いており、これからデジタル化が進む業界だったんですよ。
新しいことに敏感な環境にいないと時代遅れになると思い、当時Webブームだったことから「Web業界に入りたい」と考えたのが18歳の頃でした。
最初はHTML/CSSなど基礎的なことを学び、最初にハマったのがFlashなのでFlashディベロッパーから入って、その後オブジェクト言語に触れてエンジニアをスタートさせた感じです。あと、「デジタルハリウッド大学」という学校に通って学んだりもしましたね。
ーーーその後、どのように今のキャリアを選んでいったのでしょうか?
Senna:まず日本のWeb制作会社に入社しました。当時はSaasがほぼなかったので、エンジニアもデザイナーもエージェンシーに入ることが多かったんですよ。なので、僕もエージェンシーに入ろうとしました。
ここまでエンジニアとしての勉強をしてきましたが、Web制作の全体を見たかったので「ディレクター」を希望して働きました。なので、国内でエンジニアの仕事はほぼしておらず、Webディレクターとして2年働いたあとカナダに渡った形になりますね。
ちなみに、最初はワーキングホリデー制度を利用して渡航したので、本気でカナダに住み続けて働くつもりはなかったんですよ。ただ、食い扶持のために現地のWebサイトを作ったり、フリーランスとして案件を受注したりするうちに状況が変化してきました。
当時のカナダでは永住権など長期で住む権利を簡単に獲得できたので、私は日本に帰りつつカナダ在住を3〜4年続ほどけたと思います。そのあと「バンクーバーのうぇぶ屋」という個人ブログを運営していたのですが、ありがたいことに閲覧者が増えて、「バンクーバーに行くにはどうすればいいか?」など質問を毎週うけるようになりました。
そうしたエンジニア/デザイナーとして海外就職したい人へのサポートをするため、会社化して当時のビジネスパートナーを巻き込んで10年目という状況です。
私が運営するサポートコミュニティ「Frog」は大きくなり続けて、現在は500人規模になっています。北米の日本人テックコミュニティとしてはおそらく最大規模ですね。
ーーー最初にエンジニアとして海外に渡ることに対して、周囲からの反応は何かありましたか?
Senna:みんな「行ってらっしゃい!」という感じでした(笑)
母は僕が「カナダに行く」と伝えても何も言わなかったですし、兄弟たちも「へ〜」みたいな感じで、特に反対を受けたり何か言われたりした記憶はないですね。
最初は友達作りが大変だった!現在は日本人の海外転職をトータルサポート
ーーー現在の活躍に至るまでに、苦労したことはありましたか?
Senna:私はカナダにきた時、a〜zのアルファベットの綴りすらわからなかったので、英語が大変でしたね。でも、結局10年も住めばビジネスで問題ない程度に英語を話せるようになるので、時間が解決したという感じです。
あと、当時はエンジニアコミュニティがなかったので、友達を作るのが大変だった記憶があります。16年前だとバンクーバーオリンピックより前なので、バンクーバーにはあまり産業がなかったんですよ。産業といえば「不動産、貿易…以上」という感じでした。
今でこそ一大テックシティのような感じになりましたが、当時はテック業界の相談相手が周りにいないのがつらかったですね。
ーーー現在の詳しい業務内容を教えてください。
Senna:一番多く時間を割いている仕事は、エンジニア/デザイナーの海外就職サポートです。
日本で経験を積んでいるエンジニアが海外でキャリアを積みたいという場合、どんな事例があるのか、どんな経験があればどんなキャリアが描けるかを最初に伝えます。昔は僕自身もそうでしたが、基本的に皆さん何となくのイメージしか持っていないことが多いです。
そのため、働きたい場所が海外なのか日本なのか、どこの国でどんな仕事があるかなどカウンセリングに最も時間を使っています。
そのうえで、例えばカナダで働きたいなら私には10年で培った繋がりがあるので、企業を紹介したりビザ取得のサポートをしたりします。銀行の口座作成やカナダで働くのに必要な社会保険番号の取得など、トータルサポートするのが私にとって今のメイン業務です。
「続けていれば何とかなる」!今たまたま世間に求められるのがITスキル
ーーーSennaさんの座右の銘は何ですか?
Senna:「続けていれば何とかなる」ですね。
よく他人からは「海外で会社作るのは大変ですよね」と言われるのですが、やっていれば何とかなるものだと思っています。サポートの仕事を始めるきっかけになったブログも、たくさんの人に見てもらえるようになりましたが、ただ書き続けただけなんですよね。
なので、何事も続けていれば何かが起こるものなんだと思います。
ーーーSennaさんにとって「ITスキル」とは何でしょうか?
Senna:単純に、「いま求められているもの」という感じですかね。
私は「世間から求められているのを、提供しやすい時に持っていたらいいよね」というタイプなんです。なので、エンジニアリング自体の好き嫌いというより、いま世間でわかりやすくエンジニアリングが求められているのでエンジニア業界に身を置いている感じですね。
もちろんコードを書いていることも楽しいのですが、それよりも「世の中に求められているものだ」と感じられるのがITスキル、というのが正直なところになります。
北米で通用する日本人を送り出したい!明確なイメージを持ち挑戦しよう
ーーー今後のキャリアビジョンを教えてください。
Senna:実は、いま日本からグローバルなテック系企業は出てきていないんですよね。アメリカのGAFAMを筆頭に中国からはバイトダンス、カナダからはSlack・Shopifyなどが出てきましたが、日本からポンポン出てくる環境がありません。
よくその理由として「最初から世界を狙ってグローバル人材を入れていないからだ」という声も聞きますが、私は絶対にウソだと考えています。例えば、この前アメリカのとあるビジネス雑誌を見ていたら、「ユニコーン企業ランキング」でトップをとったのがバイトダンスだったんです。
少し前に「Frog」の利用者がバイトダンスの最終面接に進んだものの選考を辞退した人がいたのですが、理由を聞いたら働いている人が全員中国人だったということでした。つまり、中国人だけが働いている企業が、アメリカにおいて評価額1位とされているわけです。
最初は自分たちの人種で固まっているのが普通なのですが、中国にあって日本になかったのは、「海亀(ハイグイ)」という人種です。国内外で働いて最先端の技術を得て、自国に帰って活用する人々が「海亀(ハイグイ)」と呼ばれています。
日本と中国と比較した場合、数は雲泥の差です。バンクーバーの大学にいる学生数を見ても、人口が日本の半分である韓国でさえ日本人の倍なので、人口比率的におかしいと感じます。
例えば、少し前に『メルカリ』が日本で流行しましたが、「メルカリはすごい!」と言うのは日本人だけです。でも『TikTok』は海外の現地に住むチャイニーズが「これはすごい!」と騒ぎます。騒ぐボリューム感が日本と中国とで違いすぎるために、海外での評価が違うというわけです。
もし北米でグローバルカンパニーを作るなら、まずは国外経験のある日本人を増やすのがいいと思うので、今後は「北米で通用したよ」という日本人を年間1万人以上 送り出せるようにしていきたいと思います。
ーーーこれからITキャリアを志す人が、今やっておくべき行動は何でしょうか?
Senna:基本的にエンジニアのスキルや実績は、まず日本で培うのが大前提だと思います。ただ、そこからカナダに来たエンジニアに「何をやったら良いか」と聞くと、口を揃えて言うのが英語なんです。なので、英語についてはTOEICなどのテストで、それなりの点数を取れる程度の勉強をしておくべきだと思います。
たとえ自分に業界での実務経験がなくても、プランの組み方しだいでは通用します。ただ、英語が全く無理だとどうしようもないです。英語は現地スクールでなくとも国内で勉強できますし、とにかく頑張ってください。
ーーーこれからITキャリアを歩みたい人に、伝えたいメッセージがあればお願いします。
Senna:今のご時世「エンジニアが足りない」と言われていますが、一方で『ChatGPT』など簡単な業務を代行してくれる技術が出てきたのも事実です。なので、今後エンジニア業界を狙うなら、エンジニアリングを通してどう成果を出すか、ドメイン知識などにフォーカスを置いて携わるイメージを持つべきだと思います。
あと、ペルソナを意識してみてください。どういうエンジニアになりたいのか、どういうチームで働きたいのかなど明確なイメージがあると良いですね。
バンクーバーでも、未経験でエンジニアとして就職するのは明確なイメージを持っている人です。いくらの収入でどんな技術でどんなサービスを作るのか、実際の先輩事例があるのかなど、知れば知るほど選択できるオプションは広がります。
まずは、エンジニアのネットワークに入ったり先輩に聞いたりするということを、怖がらずに頑張ってほしいです!
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