ITキャリアを目指したいけど、本当に可能?
IT業界の道に進むと、どんなものが得られるの?
このような悩みの答えになるような経験をされた、成原さんにインタビューを行いました!
成原さんがエンジニア転職した経緯や、現在の業務内容など様々な内容を伺ったので、これからITキャリアを目指したい人はぜひ参考にしてください。
成原聡一朗(なりはらそういちろう)
1988年生まれ。大学中退後にフリーターとして働きながら、バンド活動に精を出す。バンドのフライヤーを作るためにHTML/CSSを独学して、職業訓練学校を経てWebデザイナーに転身。その後29歳からフロントエンドエンジニアになりキャリアの幅を広げる。
現在は、株式会社スペースマーケットでVPoEとして活躍中。
肩書 | ITエンジニア |
雇用形態 | 正社員 |
現在の業務内容 | ・VPoEとしてマネジメント全般 ・人員計画や後進の育成 ・登壇など外部ブランディング |
なお、成原さんがエンジニア転職するまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。
きっかけはバンドのHP制作!Webデザイナーを経てエンジニアになった
ーーープログラミング・ITに触れたきっかけは何でしたか?
成原:私はもともと大学を中退して、21歳くらいから24歳くらいまでフリーターのような感じで働いていました。並行してずっと音楽・バンドの活動をしていたのですが、ある日バンドメンバーに「ナリ、今後人生やべーよ」と言われたんです。
改めて周りの友人を見ていると、鳶職人など尖りながらも自分の腕に誇りを持つ友人ばかりだったので、自分も真面目にしようと思ったのですが、大学中退で変わった髪型の人間ができる仕事はほぼないんですよね。
ただ、私はバンドのフライヤーやHPを作っていたことでHTMLが少し理解できたので、HTML/CSSを死ぬ気で独学しました。そのあと職業訓練校で基礎を勉強して、24歳でWebデザイナーとしてキャリアをスタートさせたという形になります。
しかし、私は色弱であるためデザイナーとしての伸びしろが厳しく、当時はエンジニアがはやっていたためフロントエンドエンジニアに興味を持ちました。
また、同じタイミングで10年続けたバンドを辞めることになったんです。バンドに使っていた時間をフル活用するとどうなるかと思い、29歳から本格的にプログラミングの勉強を始めました。
ーーーその後、どのように今のキャリアを選んでいったのでしょうか?
成原:フロントエンドエンジニアとして最初に入った会社は社員数が少なく、1人でフロントエンド以外の仕事もこなす必要がありました。そのため、バックエンドを含めDB設計やbotの作成にも携わり、知見を深めた感じです。
そのあと、前職であるカカクコムに入社してからは、同じくフロントエンドエンジニアとしてキャリアを積んできました。
しかし、私は落ちているボールを一生懸命拾うことがキャリアにおいて大切だと考えています。例えば、フロントエンドエンジニアの世界でいうとUI/UXも重宝されますが、TypeScriptやAlt JSを別の言語にトランスパイルできる「Webpack」などといったツール面も非常に重要です。
そういった部分も専門家になるレベルで詳しくなり、キャリアを積んできました。
株式会社スペースマーケットに入ったのは4年半ほど前です。ジョインしてまずトランスパイル領域でバリューを上げたあと、検索画面のリニューアルやフルリプレイスというプロジェクトを任されて、実績をあげてきました。
そして、私はマネジメント業務に対してさほど興味がありませんでしたが、やってみたところ意外と性に合っており、2023年からVPoEというポジションで働いています。
両親や友人も応援してくれた!わからないことは学習量でカバー
ーーーキャリアチェンジについて、周囲の反応はどうでしたか?
成原:そもそも私の友人で「Web系の業界に行く」という人間がいないので、「何かよくわからない面白いことをやっているな」と思われていたはずです。ただ、友人同士のイベントで使うフライヤーを作ったりしていたので、友人は「向いているんじゃない?」と言って応援してくれました。
両親については、長らくフリーターをしていた息子が正社員になろうとしているので、職業訓練校への通学も含めて非常に喜んでくれましたね。私の母父からするとWebエンジニアやデザイナーは耳馴染みのない職業だと思いますすが、ものすごく応援してくれた記憶があります。
ーーー現在の活躍に至るまでに苦労したことはありますか?
成原:全くプログラミング言語がわからず、そもそも苦手意識があったので、引数(ひきすう)や戻り値などといった概念から腹落ちさせるのが大変でした。
ただ、そこはもう量で解決するしかなかったですね。私は29歳で本格的にエンジニアとしてコミットすると決めてから、平日は2時間、土日はトータル10時間くらい学習をしていました。
学習においては、見よう見まねでやるうちにある日ハッと気づくなど、今までわからなかったことがわかる成功体験を積むことが大切です。1〜2回経験するだけでも「次も同様にすればいつか理解できる」という自信につながるので、それを繰り返して今のポジションに就いています。
ーーーITキャリアを選んで良かったことはありますか?
成原:ITキャリアを選んで良かったと思うことは、そもそも私のような人間が働けるということです。自分で言うのもアレですが、学歴も大した事なく見た目も良くない人間が普通に働けるチャンスは中々ないと思います。
エンジニアリングやITスキルが、働き方やスタイルの窓口を広げてくれたわけですね。本当に感謝しているし、私の後進もどんどん続いていってほしいと思います。
自分の成長がやりがいに!人生の可能性を広げる武器がITスキル
ーーー現在の詳しい業務内容を教えてください。
成原:私はエンジニア全体のマネジメント責任者として働いており、主にいわゆるピープル面のマネジメントに責任を持っています。この組織をどう広げていくかを考え、どういう性質の人をどう増やしていくかを形づくるわけです。主に採用計画や必要人数を考えて、スカウト送信やカジュアル面談を行います。
そして、もう1つ重要なのが「カルチャー」を作る業務です。どういう人がこの組織にとって良いのかを言語化して、周囲に伝える作業もしています。
また、目標設定と評価も大切な業務です。適切な目標をチームや個人に設定して達成状況を評価し、昇給の「NoGo or Go」の話をしています。
そのほかVPoEの業務とは関係なく、特定のチームに入ってスクラムというフレームワークでチームを動かしています。あくまでディベロッパーが主役なので自律的に動いてもらいますが、彼らが気づかない部分や落とし穴に私が気づいてあげたり、コミュニケーションコストを削減するためのハブになったりしています。
最後に「ブランディング」ですね。「スペースマーケット」というエンジニア組織がどれだけ良い会社なのかを外部にアピールするため、日々のイベント登壇など認知獲得に向けた業務にも対応しています。
ーーー仕事のやりがいを感じる瞬間はありますか?
成原:「過去の自分を明確に超えられた時」ですね。私は業務内容の振り返りをメモしているのですが、半年前・1年前と見比べても圧倒的に思考の質や量が向上しています。こうした成長を実感できるのが仕事の楽しさですね。
また、私だけでなくメンバーや組織全体が成長して、良い結果や学び・喜びを得られていると自分のモチベーションにもつながります。この2つが私にとって大きなやりがいですね。
ーーー座右の銘は何ですか?
成原:私は座右の銘が定まらずコロコロ変化するのですが、最近大事にしていることが2つあります。
まず1つ目は、シンプルに「昨日の自分を超える」ということです。コンマ1ミリでもいいので行動を積み重ねることが、1〜2年後の大きな成長につながります。
2つ目は、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬あり」という言葉です。特に現在のポジションになってから、私がもともと好きだったコーディング業務から離れています。不安を感じることもありましたが、新しいことに挑戦して全力を尽くすことで新しい世界が広がるというのを実感している所です。
ーーー成原さんにとって「ITスキル」とは何でしょうか?
成原:私にとってITスキルとは、「人生の可能性を広げてくれる武器」ですね。私と昔から仲が良い友人は、みんな大学に行っていません。高校も出ている人間のほうが少ない環境で生きていると、自分の可能性やキャパシティを少なく見積もる人が多いと思います。
でも、ITスキルという武器を使うことで、どんな人間でも様々な世界を知りチャレンジできるというのが魅力的です。なので、学校生活がうまくいかずドロップアウトをしたような人こそ、プログラミング・エンジニアリングのスキルをを身につけ、人生を切り開いてほしいと思います。
今後は培ったものをフル活用!まずは小さな成功体験を積み重ねよう
ーーー今後のキャリアビジョンを教えてください。
成原:私は今どんどん幅広く仕事のボールを渡されており、より深く事業にコミットできるチャンスを得ています。まず事業開拓や事業計画の作成などを実行していきたいです。
また、採用活動にも深い楽しみを感じているので、エンジニアに限らず色んな領域の採用に挑戦したいと思います。ひいては、所属する社員たちに毎日楽しく仕事をしてほしいんですよね。
そうした活動の中では、エンジニアリングの思考力やフレームワークが活きてくることも多いので、これまで培ってきたものをフルに活用していきたいと思います。
ーーーこれからITキャリアを志す人が、今やっておくべき行動は何でしょうか?
成原:抽象的なマインドセットですが、「エンジニアリングを好きになる努力」をしておくべきですね。「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、ゲームやマンガなどの趣味に消費している時間を、全てエンジニアに向ければどんどん成長できます。私も実際にそうして成長しました。
なので、もちろん読書や多言語学習といったキャッチアップも大切ですが、「楽しい」が付随すればさらに貪欲に学習できるようになります。なので、「私はエンジニアが一番好きでこんなに楽しい趣味はない」と、まず自分の脳をハックすることが大切です。
ーーーこれからITキャリアを歩みたい人に、伝えたいメッセージがあればお願いします。
成原:簡単で小さいもので良いので、成功体験をどんどん積むことが大切です。初心者あるあるですが、「変数の定義」などプログラミングの教科書1ページ目にある内容すら、最初は理解できないと思います。
関数を作る、引数(ひきすう)・戻り値を理解するなど小さな成功体験が次に繋がるし、自分でプロダクトを作ることも成功体験です。ただ、いきなり多くの人と関わる大きなプロダクトではなく、自分1人が使うだけでも良いと思います。
とにかくプログラミングは学び続けないといけないので、成功体験を積み重ねて自分の中で型化していくことが大切です!
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